神戸空港からクルーズ観光も 北岸に埠頭整備へ <神戸新聞 2008/09/04>を添削
神戸市は2008/09/03までに、神戸空港島に建設しながら使用を見合わせていた船舶用の岸壁を、2008年度中に着岸できるように整備する方針を固めた。
岸壁は水深7.5mで、既に利用されている水深4mの岸壁に比べ、より大型の船が着岸できる。神戸市は貨物船やクルーズ客船の誘致を図り、空港の利用促進に弾みをつけたい考えだ。
今回整備するのは空港島の北岸で、ポートライナーが通る橋脚の東側。空港島の建設時に埠頭用地として計画され、2002年に埋め立てが完成した。ただ空港の開港後も利用する船舶がなく、整備を見合わせていた。
2008/03、港湾運送最大手の上組(神戸市中央区)が埠頭用地の南側に進出を決め、2008/06に神戸市と契約。これを受け、貨物を荷下ろしする岸壁の整備を図ることになった。今秋にも舗装工事などに取り掛かり、本年度末には終わる。
広さ約1.2haで、埋立てを含め工事費は約20億円。神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速船ベイ・シャトルが使用する岸壁よりも深く、数千tクラスの中型船舶が着岸できる。
神戸市みなと総局は、航空機と客船を組み合わせた旅行「フライ&クルーズ」のPRに力を入れており、担当者は「貨物だけでなく観光客の増加につながれば」と期待を寄せる。
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