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テロ監視網スルリ、高3が羽田駐機場侵入…空港警備見直しへ <読売新聞 2008/09/17>を添削

 羽田空港で2008/08/27、立入りが厳しく制限された駐機場に高校生が侵入し、警視庁に建造物侵入容疑で現行犯逮捕されていたことがわかった。運送車両の陰に隠れて貨物取扱所のゲートから入ったとみられ、ゲートの空港職員や防犯カメラで監視する警備員も侵入に気づかなかった。テロ対策で空港警備を強化してきた国土交通省は事態を重視し、全国の空港の警備体制の見直しを始めた。

 東京空港警察署によると、逮捕されたのは福岡市内の高校3年の男子生徒(17)。2008/08/27 11:30ごろ、第2旅客ターミナルビル側の貨物取扱所付近にいるのを空港職員が見つけた。高校生が逃走したため、職員が追いかけ、約300m離れた駐機場で警察官らとともに取り押さえた。
 駐機場は乗客の乗降りや燃料補給などをするためのスペースで、第2ターミナルは最大15機がとめられる。滑走路などを含めた周辺一帯は、通行証を持った関係者しか立入りが許されていない制限区域になっている。
 高校生は旅客機に近づこうとしたとみられ、「飛行機を見たかったから」と供述した。精神的に不安定だったため、東京空港警察署は2008/08/28、高校生を釈放した。

 国交省東京空港事務所によると、貨物取扱所の上に設置された防犯カメラが、高校生が駐機場に向けて駆けていく姿を記録していた。東京空港事務所は、高校生が貨物取扱所のゲートから空港内に入る貨物車両の陰に隠れて侵入したとみているが、当時、ゲートの出入りをチェックしていた空港職員、貨物地区を巡回中の警備員数人、防犯カメラの映像を監視する警備担当の誰一人として高校生の姿には気付かなかった。高校生は空路で福岡から到着後、ターミナルを出て徒歩で貨物取扱所に向かったとみられる。

 羽田空港では2006/04、男子高校生(当時15)がフェンスを乗り越えて制限区域内に侵入。2005/04にも自転車に乗った男性(当時84)が整備車両用の別のゲートから制限区域内に入り込むトラブルがあり、同空港ではその度にフェンスを高くしたり、警備員の巡回を増やしたりしてきた。
 再び不法侵入を許したことについて、国交省は「極めて深刻な事態」と受け止め、2008/09/04、警視庁と対策を協議。さらに、他の空港でも警備体制の手薄な場所はないか確認を進めている。
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 何回目ですか? いつまでたってもこんな感じ。
 大型の組織特有の「事なかれ主義」、「集団的無責任主義」、「手抜きのための性善説盲信」の典型例では?
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