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JR西日本:北新地駅への可動式ホーム柵の整備について <JR西日本 定例社長会見 2010/05/28>を添削

 最近、ホームにおける事故は大きく減少しています。転落件数は、2008年度が10件に対し、2009年度は1件です。また、ホーム上での車両との接触事故は、2008年度が18件、2009年度が6件です。いずれも大幅に減少していますが、まだ対応が十分でないと考え、タスクフォースでの検討と合わせ、ハード的な対策を北新地駅において行います。

 なぜ北新地駅かと言うと、次のような条件を満たしている結果です。

 1つは、列車の停車位置の問題について、列車がドアの箇所で正確に停止する必要がありますが、これまで実験を進めてきた結果、北新地駅はほぼ一定の枠内で列車を停止させることが可能であり、また地下駅であることから雨でも車両がスリップすることもありません。また、車両のドアの位置を揃えねばなりませんが、線区全ての車両を4ドアに統一することも可能です。

 もう1つは、ホーム柵を設置しても、まだホームスペースに余裕があるということです。車椅子のお客様でも十分に移動していただけるスペースが確保できます。また、上下2本というホーム数にもかかわらず、1ホームあたりの転落事故が多いということもあり、これらを総合的に判断して北新地駅を選びました。

 今後の展開につきましては、先程ご説明しました種々の課題から、直ちに他駅や他線区へ展開することは難しい状況ではありますが、今回、北新地駅に整備することで、ホーム柵の設置によるがお客様の乗降への影響や、列車ダイヤへの影響等を検証しつつ、今後の展開について引き続き検討してまいりたいと思います。
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