姫路・中2死亡事故:フェンス越え線路侵入か <神戸新聞 2010/09/01>を添削
JR山陽本線 姫路〜英賀保(姫路市岡田)で2010/08/31夜、電車にはねられ死亡した加西市立中学2年の男子生徒(13)は、線路南側のフェンス(高さ約2m)を登って軌道敷地内に入ったとみられることが2010/09/01、姫路警察署への取材で分かった。遺書などは見つかっていない。姫路警察署は事故と自殺の両面で、死亡した経緯などを詳しく調べている。
姫路警察署によると、フェンスには人がよじ登った跡が残っていた。また、普通電車の運転士は「軌道敷地(幅約10m)の中を
行き来する(生徒の)姿を見てブレーキをかけた」などと証言している。
男子生徒は2009年春、姫路市から加西市に転居。2010/08/31は21時すぎまで事故現場近くの知人宅にいた。2010/09/01は通っている中学校の始業式だったが、学校関係者などによると、ほとんど登校していなかった。
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JR山陽本線 姫路〜英賀保
2010/08/31 21:30頃、JR山陽本線 姫路〜英賀保(姫路市岡田)で、線路上にいた男性が普通電車(4両編成、上郡発姫路行き)にはねられ死亡した。
姫路警察署によると、亡くなったのは、加西市立中学2年の男子生徒(13)。普通電車の運転士が約100m手前で、下り線路側から上り線路内に入ってきた人影に気づき、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。現場は陸橋の下で、線路の両側には高さ2mほどのフェンスがあった。男子生徒は携帯電話と学生証を持っていた。
JR西日本によると、この事故でJR山陽本線は約70分運転を見合せ。4本が運休、16本が最大85分遅れ、約7500人に影響した。
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JR神戸線 東加古川駅、甲子園口駅
2010/08/31 15:22頃、JR神戸線 東加古川駅(加古川市平岡町新在家)で、加古川市内の男子大学生(23)が、東加古川駅を通過中の新快速電車(8両編成、姫路発長浜行き)にはねられ即死した。
また、2010/08/31 15:49頃、JR神戸線 甲子園口駅(西宮市)で、京都府嘱託職員の男性(62、京都市)が、甲子園口駅に停車しようとした普通電車(7両編成、須磨発松井山手行き)にはねられ、即死した。
JR西日本によると、いずれの男性も電車が駅に入ってくる直前、ホームから線路に飛び降りた。
これらの事故で、JR神戸線は大阪〜姫路で運転を見合わせ、45本が運休、48本が最大88分遅れ、約3万8千人に影響した。
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