ジェノバライン旅客船が漂流 乗客、船内に3〜4時間足止め <神戸新聞 2010/09/08>を添削
2010/09/08 11:35頃、岩屋港(淡路市)から明石港に向かう淡路ジェノバラインの定期旅客船「まりーんふらわあ2」(岡野正彦船長、104トン、旅客定員235名)から、「船が故障して流されている」と海上保安庁に通報があった。神戸海上保安部の巡視艇などが岩屋港の北東約1.5kmの沖合で漂流する船を発見、岩屋港まで曳航した。乗員乗客25人に怪我はなく、油漏れなどもなかったが、乗客が長時間にわたって船内に取り残される事態となった。
神戸海上保安部によると、船は11:20に岩屋港を出港。約5分後、長さ約10m、太さ約10cmのロープが2基のスクリューに巻き付き、エンジンが停止した。船は約20分間漂流。神戸海上保安部の巡視艇が岩屋港に曳航したが、岩屋港の入口が狭く入港できなかったため、約3時間後、乗客19人が別の巡視艇で明石港に送られた。岩屋港に戻ることを望んだ残り3人は、さらに約1時間後、作業船に曳航されて岩屋港に着いた。
男性(71)は「船尾から黒い煙が出たと思ったらエンジンが止まった。長年乗っているがこんなことは初めて。船内は少し暑かった」(中略)
この事故で、明石港発岩屋港行きの1便が欠航。2010/09/09以降は予備船で通常通りの運航(朝だけ特別ダイヤ)をする。
〜〜〜〜
株式会社淡路ジェノバライン
淡路市富島。2002/02設立。親会社は株式会社ジェノバ(大阪市、下着・宝飾業)。
2001/11に会社解散した西淡路ラインが持つ富島〜明石航路を承継。
2007/01に明淡高速船(播淡聯絡汽船と淡路連絡汽船が2001/04に合併)が廃止された際、岩屋航路を承継。
2008/05、富島航路を運航休止。
現在は、まりーんふらわー2(104トン、播淡聯絡汽船から継承)、レットスター2(19トン、旅客定員63名)、ジェノバ1(?トン、富島航路用)の3隻を所有。
PR