阪神甲子園駅:2011年秋ごろから大規模改修 <神戸新聞 2011/06/08 15:24>を添削
阪神電鉄は2011/06/08、西宮市の甲子園駅の大規模改修に、プロ野球シーズン終了後の2011年秋ごろ着工する、と発表した。一足早くリニューアルされた阪神甲子園球場の玄関口にふさわしく、ホーム中央部には白球をイメージした大屋根を設置。各ホームにエレベーターを新設するほか、プロ野球開催日などの混雑を緩和するため、ホームを拡幅する。2017年春の完成予定。
阪神電鉄によると、甲子園駅の大規模リニューアルは1965年の西改札口開設以降初めて。甲子園駅は1日約5万人、プロ野球開催時は約10万人が利用し、梅田、三宮に続く主要駅。しかしホームが狭く、バリアフリーも進んでいないという。総事業費は54億円。阪神電鉄が約32億円を投じ、残りは国、兵庫県、西宮市が負担する。
改修工事では、ホーム中央部に白球や高校球児のユニホームの白をイメージした屋根を設置。45m四方のドーム型で、自然光を通す膜素材を使う。屋根の南北には壁を設けず、甲子園特有の浜風が吹き抜けるデザインを取り入れる。
また、4本あるホームを3本に減らし、上下線と下り線降車専用ホームを拡幅。現在、最大幅5.6mの上下線ホームは9mほどに広がり、プロ野球開催時の混雑も緩和される見通し。これまでなかったエレベーターを5基新設する。駅舎も改築し、ホームに通じる通路は3本から4本に増やす。
阪神電鉄は「甲子園球場との一体感を大切にした。バリアフリー化も図り、プロ野球終了後の混雑時間も今よりスムーズに乗車してもらえる」としている。
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西宮市など:阪神甲子園駅 ホーム2倍に エレベーター5基を新設 <読売新聞 2010/09/08>を添削
西宮市は2010/09/07、阪神甲子園駅の大規模改修の計画を明らかにした。ホームを現状の2倍近くに広げる工事や、エレベーター5基の新設が目玉で、周辺の道路整備などと合わせ、阪神電鉄と西宮市などが2011年度に取りかかる。完成予定は2016年度。
阪神の甲子園駅は、建設から半世紀近く経過し、駅の規模や造りが時代にそぐわなくなっていた。特にホームの幅は5.6mで、利用者からは「混雑時などにホームを歩くのが怖い」との声が上がっていた。エレベーターもないため、車椅子の利用者が2階ホームに上がる際は不便を強いられていた。
改修では4か所あるホームを3か所に減らし、ホーム幅を阪神の西宮駅と同程度の約9mに。車椅子の人も利用しやすいエレベーターも設け、西側駅舎からホームに通じる地下通路も1本から2本にする。白球をイメージした丸屋根の駅舎など、球場の玄関口にふさわしいデザインも検討する。周辺整備では、駅下を通る県道の桁下を現在の4.1mから4.5mにする。
国交省が2010/08下旬に発表した2011年度予算の概算要求に改修事業費3億円が計上されたことから、実施の目処が立った。(後略)
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国交省概算要求:阪神甲子園駅を大規模改修へ <神戸新聞 2010/08/27>を添削
国土交通省は2010/08/27、2011年度予算の概算要求を発表した。阪神電鉄甲子園駅(西宮市)の大規模改修など、全国4駅の改修事業に計14億3000万円を計上した。
阪神甲子園駅の改修はホームや構内通路の拡張などで、西宮市などによる駅前整備に合わせ、鉄道事業者に補助金を出す。2016年度の完成を目指す。阪神甲子園駅は甲子園球場の最寄り駅で、周囲には住宅地や商業施設がある。阪神タイガースの試合や高校野球の開催時は多くの乗降客で混雑するが、ホームなどが狭く、改修は「長年の懸案」(阪神電鉄)だった。国土交通省によると、2011年度からの改修でホームや構内通路の幅を広げ、改札口も拡張。乗降客の移動をスムーズにし、バリアフリー化も進める。西宮市なども駅前広場、歩道の整備、バスターミナルの改良を検討している。
概算要求にはこの他、国土交通省が国際コンテナ戦略港湾に今月指定した阪神港(神戸・大阪港)と京浜港(横浜・東京・川崎港)の整備に計543億円が盛り込まれた。両港の2010年度予算額は253億円で、2010年度の2倍を超える重点配分を求めた。両港で進めている港湾工事のスピードを上げ、荷役能力の高いガントリークレーンを導入する際に国が補助金を出す。
航空分野では、2012年度に大阪(伊丹)空港を株式会社化するため、新会社の資産査定や業務システム整備に12億円を要求した。
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