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最速「みずほ」は朝夕4往復 新大阪から3時間45分 <共同通信 2010/10/20>を添削

 JR九州社長の唐池恒二は2010/10/20、2011/03/12の九州新幹線鹿児島ルート全線開業後、山陽新幹線に直通して新大阪~鹿児島中央を結ぶ最速列車の名称を「みずほ」と決定したと発表した。運行は朝夕に限定し、1日4往復になるとした。福岡市で開いた定例記者会見で述べた。

 「みずほ」の停車駅は、新大阪、新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本、鹿児島中央となる。
 新大阪~鹿児島中央で現在より77分短縮で3時間45分。新大阪~熊本は1時間近く短縮され、2時間59分で結ぶ。

 唐池はまた、全線開業後のダイヤのイメージとして、新大阪~鹿児島中央の直通列車は最速の「みずほ」とそれに次ぐ「さくら」の両列車を合わせて1時間に1本程度の運行になると説明。このほか、博多~鹿児島中央は「さくら」と各駅停車「つばめ」の両列車を合わせて1時間に1本、博多~熊本間は1時間2本程度を予定しているとした。
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 ↓JR西日本社長会見 2010/10/20
 区間        「みずほ」 現行   短縮時分
 新大阪~熊本    2時間59分 3時間57分 58分
 新大阪~鹿児島中央 3時間45分 5時間02分 1時間17分
 岡山~熊本     2時間14分 3時間06分 52分
 岡山~鹿児島中央  3時間00分 4時間11分 1時間11分
 広島~熊本     1時間37分 2時間29分 52分
 広島~鹿児島中央  2時間24分 3時間34分 1時間10分
 

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九州新幹線:博多~熊本「1時間4本運行」を想定 <毎日新聞 2010/09/12>を添削

 JR九州の会長の石原進は2010/09/11、2011/03に全線開業する九州新幹線で、博多~鹿児島中央の列車を1時間2本、博多~熊本はこれに2本追加して計4本とする運行パターンを想定していることを明らかにした。2010/09/11に熊本市で開かれた日本不動産学会主催のシンポジウムで述べた。

 JR九州はダイヤや料金設定を年末に正式決定する方針。石原会長によると、博多~熊本は朝夕のラッシュ時、さらに1本を追加する可能性もある。また、山陽・九州新幹線直通列車は1時間に1本とする方向で調整している。

 このうち、石原会長は「みずほ」で検討している新大阪〜鹿児島中央の最速列車については「本数は少ないが、おそらく出来ると思う」と述べた。既に運行が決まっている「さくら」とは別名とする理由については「本来『スーパーさくら』のような名がいいと思うが、字数が多いとコンピューターシステムの改修に多額の費用がかかる」と説明した。

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九州新幹線:2011/03/12全通検討 新列車「みずほ」投入 鹿児島~大阪を3時間47分で <西日本新聞 2010/08/24>を添削

 JR西日本とJR九州が、九州新幹線鹿児島ルートについて、2011/03/12全線開通を軸に検討し、全通とともに直通運転が始まる九州山陽新幹線で、新大阪~鹿児島中央を3時間47分で結ぶ「みずほ」の運行を検討していることが2010/08/24、分かった。新大阪~鹿児島中央を所要4時間で結ぶ「さくら」と同じN700系の車両を使い、停車駅を絞ることで時短を実現する。4時間を切る最速新幹線で航空機の利用客を取り込む。

 運行ダイヤは2010/12に発表する予定。JR幹部によると、「みずほ」は東海道・山陽新幹線の「のぞみ」に相当する。山陽区間は現在停車駅が最も少ない「のぞみ」が停車する新神戸、岡山、広島、小倉、博多に停車し、九州区間は熊本、鹿児島中央にのみ停車する見通し。出張客が多い朝晩などに本数を絞って運行する。

 「みずほ」の名称は、かつて東京~熊本・長崎を走った寝台特急名として関西以西の利用客にも親しまれていた。

 九州新幹線のダイヤは、博多~熊本が1時間に4本、うち2本が鹿児島中央行きとする方向で検討している。この2本のうち、新大阪から鹿児島中央まで乗り入れる「さくら」は1時間1本程度で、「みずほ」より停車駅を数駅多くする。
 「みずほ」の運行を、この4本と別にするのか、時間帯によって「さくら」に代えるのか、などは未定。山陽新幹線と直通しない博多~鹿児島中央の急行タイプも「さくら」の名前で運行する可能性もある。博多~熊本、博多~鹿児島中央の「つばめ」は各駅停車のみとする方向。

 国土交通省によると、鹿児島県と近畿圏を結ぶ交通機関のシェアは航空機9:JR1。所要時間は、航空機は空港までの移動時間を含め約2時間40分。JRは現在は約5時間かかるが、「みずほ」を3時間台で走らせ、航空機のシェアを奪いたいとしている。

 運賃は、大阪伊丹~鹿児島の航空機の普通運賃片道2万6800円に対し、JRは現在、山陽新幹線とJR九州の在来線、九州新幹線を乗り継ぎ2万1500円となっている。全線開通後の運賃は未定だが、JRは割引切符などで割安感を打ち出したい考えだ。

■みずほ
 旧国鉄時代の1961~1994年、東京~熊本・長崎を走った寝台特急(ブルートレイン)の名称。1961年のダイヤ改正で、「はやぶさ」が走っていた東京~熊本に増設され、1975年には東京~長崎にも導入された。新幹線や航空機需要増加を受け、1994年に廃止された。
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