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関西一のJR撮影地点サントリーカーブにフェンス設置 <asahi.com 2008/10/11>を添削

 鉄道ファンの間で絶好の撮影スポットとして人気があった大阪府島本町の通称サントリーカーブにこの夏、フェンスが設置され、これまでのようにローアングルの迫力ある写真が撮れなくなった。ファンは惜しむが、JR西日本は「安全にはかえられない」と理解を求めている。

 カーブはJR京都線の山崎〜島本(大阪府島本町)にある。サントリーの山崎蒸溜所の南側にあることから、サントリーカーブと呼ばれるようになった。緩いカーブが続いているため、接近してくる列車全体を1カットに収められ、低い位置からの撮影に邪魔なフェンスがない点が魅力だった。JR西日本がホームページに掲載する複数の列車の写真も、ここが撮影ポイントになっている。JR西日本や私鉄の広報写真などを手がける写真家 高松大典(51)は「関西ではナンバーワンの撮影地」と語る。

 JR西日本は2007/11、人身事故防止のためにフェンス整備を強化する方針を打ち出し、京都〜大阪の86kmの営業区間のうち高架などを除く74kmすべてにフェンスを設置することにした。これまではガードレールしかなかったサントリーカーブにも2008/07上旬、約130mにわたって高さ約2mのフェンスが設けられた。
 JR西日本の広報担当者は「運転士は線路ぎりぎりに人がいるだけでも、いつ立ち入られるかと恐怖心を抱く。鉄道ファンには申し訳ないが、理解してほしい」と話している。
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