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MRJの製造を開始 <2010/09/16 中日新聞>を添削

 国産初の小型ジェット旅客機 三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発を進める三菱航空機(名古屋市)は2010/09/15、飛行機の設計作業が終了し、製造段階に移行したと発表した。2012年に試作機による初飛行を目指し、三菱重工業(株)名古屋航空宇宙システム製作所(名航)などで生産作業が本格化する。

 今後、取引先メーカーが順次、部品などを生産。名航では大江工場と飛島工場で胴体や主翼と尾翼の製造、小牧南工場などで機体の組立て作業が行われる。

 2012/04〜06に初飛行。その後、量産に必要な型式証明を得るための飛行試験などを実施。2014/01〜03に初号機を、全日本空輸(ANA)に納入する予定となっている。

 MRJは、座席数78席と92席の2種類の機体を計画。航続距離は1590〜3440kmで、地域間輸送などに適している。燃費を競合機より20%削減できる経済性が特長だ。国産旅客機は、日本航空機製造のプロペラ機YS11以来40年ぶり。2007年に機体概要が発表され、これまでにANAから25機、トランス・ステーツ・ホールディングス(TSH、アメリカ)から100機受注している。

 TSHは、アメリカ ミズーリ州セントルイスに本社を置き、傘下にTrans States Airlines、GoJet Airlinesを保有している会社。100機受注だが、確定50機、オプション50機。
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