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阪神三宮駅改良工事:旧トンネル解体始まる <神戸新聞 2010/10/13>を添削
大規模な改良工事が続く阪神三宮駅(地下駅、神戸市中央区)で、77年前にできた地下トンネルを解体し、地上に運び出す作業が始まった。改札口を新設する駅東側で、旧トンネルを覆う形で造っていた新しいトンネルがほぼ完成したのを受け、工事が本格化。2013年春のリニューアルに向け急ピッチで進んでいる。
阪神三宮駅の地上を東西に走る幹線道路に、2010/09中旬から巨大なコンクリートの塊が姿を現した。地下から搬出した旧トンネルの天井の一部で幅9.3m、奥行き約2m。重さは最大で38tになる。
作業が行われるのは終電後の深夜から未明の約3時間。ダイヤモンドの切削具が付いた特殊なワイヤを使い、天井部分を1.5~2mの幅で切断。旧トンネルを覆う新トンネルの隙間から、クレーンで地上に吊り上げる。1日に搬出できるブロックは最大4個。天井撤去後、側壁や柱を取り除く。
阪神三宮駅は1933(昭和8)年に完成。改良工事では西側に1カ所しかない改札口を東にも設けるとともに、3つある線路の配置も変更し、南端にある折返し線を上下線の間に移す。東改札口は2012年春ごろに利用できる見通し。
工事に合わせ、神戸市などが東改札口前に地下通路を整備。JR、ポートライナー、ミント神戸などと接続させる。地上には歩行者デッキも建設し、地下、地上、デッキの3層で三宮の各公共交通機関が結ばれる。
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