JR学研都市線で回送電車が分岐器で速度超過 <神戸新聞 2010/11/16>を添削
JR西日本は2010/11/16、学研都市線四条畷駅(大阪府大東市)で、回送電車(四条畷駅発放出行き、7両編成)が2010/11/14 00:40頃、制限速度35km/hの分岐器上を、21km/hオーバーの約56km/hで走行した、と発表した。怪我人などはいなかった。
JR西日本によると、回送電車は宝塚方面から四条畷駅到着後に折り返し、分岐器を通るダイヤだったが、運転士(23)は分岐器を通らないと勘違いしたという。分岐器手前の速度制限標識も見逃し、同乗の指導係長(34)が約10m手前で気付いたが、間に合わなかったという。分岐器に自動列車停止装置(ATS)はなく、2011/02に設置する予定だった。
JR西日本は「今回は、脱線の可能性はなかった」としている。
この運転士は尼崎電車区所属で、乗務経験7カ月。運転士と係長は、4駅西の徳庵駅で実施される訓練のことに気を取られていたという。JR西日本は「速度制限に対する意識の教育を再度徹底したい」としている。
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# 読売新聞曰く、
JR西日本によると、制限区間は、上り線と下り線を結ぶ渡り線(長さ63m)。回送電車は、進行方向と反対の上り線ホームから発車し、渡り線を経て直進できる下り線に進んだが、運転士は、下り線ホームから出発したと思い込み、そのまま直進するつもりで減速せずに渡り線に進入していた。
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