国交省、関空2期島年内完成断念 泉佐野市の通行税復活も <神戸新聞 2010/11/23>を添削
関西空港と対岸を結ぶ連絡橋の通行税導入を泉佐野市が見送る代わりに、国土交通省が約束していた空港2期島の2010年内の完成を事実上断念する意向を、国交省が泉佐野市に伝えていたことが2010/11/23、泉佐野市関係者への取材で分かった。
2010年内完成を前提に見込んでいた2011年度の固定資産税約5億7000万円が得られなくなる泉佐野市は「他の方法で補填できないか」と国交省に求める一方、完成とみなして徴収するみなし課税や、連絡橋通行税復活などの検討を始めた。
関空2期島は545haのうち528haが既に陸地化。うち2007年に第2滑走路などとして291haの供用が始まり、残る部分は護岸の嵩上げ工事が進められている。
関西国際空港会社が所有していた連絡橋は2009年に国有化。泉佐野市は固定資産税の大幅減収を理由に2008/08、通行車両への課税条例を制定した。これに対し国交省は2009/02、2期島工事の2010年内の竣工に努めると航空局長名で文書を出し、2期島の固定資産税が8年間で約46億円得られる見通しとなったため、泉佐野市は条例を撤回した経緯がある。
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