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青函航路に貨物殺到 トラック数百台がフェリー乗船待ち <北海道新聞 2011/03/17 10:39>を添削

 太平洋航路のフェリー欠航で、北海道内から東北地方への輸送経路として函館~青森のフェリー航路にトラックが殺到している。函館港ではトラックのキャンセル待ちが数百台と、乗船まで丸1日はかかる状態だ。

 青函航路は津軽海峡フェリー(函館)と青函フェリー(函館)が、1日8往復ずつ運航している。2011/03/16夕、キャンセル待ちのトラックは津軽海峡フェリーで300台、青函フェリーで100台を超え、さらに増えつつある。

 震災後、札幌まで荷物を運び、岩手県一関市に戻るという運送会社社員は「キャンセル待ちが300台と聞いて驚いた。戻ったら救援物資を運びます」。

 乗船まで18時間待った青森県八戸市のトラック運転手は「八戸では家畜の豚用の餌が底をつき、函館に来た。早く運ばないと」と焦る。東北の餌の供給拠点は八戸市などにあり、壊滅状態だという。

 JR貨物は2011/03/15、青函トンネルの貨物列車運行を再開したが、1日20往復のうち運行するのは日本海回りの関西方面への4往復だけで、物資運搬手段として青函航路の重要性が続きそうだ。
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