新神戸ロープウェーの料金と名称の変更等について <神戸市記者資料提供 2010/12/01>を添削
神戸市建設局公園砂防部管理課
神戸リゾートサービス株式会社(新神戸ロープウェー改修・運営PFI事業者、神戸布引ハーブ園の指定管理者)は、ロープウェーがリニューアルオープンする2011/04/01から、新神戸ロープウェーの料金と名称を変更します。また、神戸市では、ロープウェー北野1丁目駅に向かう歩行者通路のアクセス改善工事を実施しています。
※ロープウェー改修工事実施に伴い、2010/11/29から2011/03/31まで、新神戸ロープウェーは運行を休止し、神戸布引ハーブ園は休園しています。
1.ロープウェーの料金変更
(1)運賃の改定
大人片道セット券750円→900円
大人往復セット券1200円→1400円
うち、ハーブ園入園料200円
小人片道セット券380円→450円
小人往復セット券600円→700円
うち、ハーブ園入園料100円
<神戸リゾートサービスが示す運賃改定の理由>
現行の運賃では安定した事業収益基盤を確保できないため、必要な改定を行う。
○運賃・入園料の一体徴収について
リニューアルオープンに合わせ、ロープウェーとハーブ園の一体的な管理運営をさらに推進するため、神戸市は布引ハーブ園駅周辺(山頂)と風の丘を有料区域へ追加し、神戸リゾートサービスはロープウェー運賃とハーブ園入園料を一体徴収する予定です。
これに伴い、北野1丁目駅(山麓)では乗車・入園セット券のみを販売しますが、ハーブ園周辺のハイキングでロープウェーを利用される方のために、風の丘駅(中間)で乗降でき、入園券がセットになっていないロープウェー片道券を新設する予定です。
(2)利用者の負担軽減策
1.年間パスポートの発行
・年会費4000円でロープウェー乗車、ハーブ園入園ができるパスポートを発行します。
2.神戸市民割引デーの新設
・毎月1回、第3水曜日を「(神戸)市民割引デー」とします。
(例)大人ロープウェー往復+ハーブ園セット料金 通常1400円→神戸市民は1000円
3.こどものロープウェー料金軽減策( )は現行→変更後
・幼児の無料化(大人1人につき幼児1人無料→すべて無料)
・中学生の小人料金化 (大人料金適用1000円→小人料金適用600円)
・神戸市内中学生以下学校行事の平日無料化(中学生1000円、小学生500円→無料)
・障害者小人料金の無料化(50%割引→無料)
2.ロープウェーの名称の変更
新神戸ロープウェー→神戸布引ロープウェイ
ハーブ園とロープウェイの総称:(なし)→神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
ロープウェーの駅名:布引ハーブ園駅→ハーブ園山頂駅、風の丘駅→風の丘中間駅、北野1丁目駅→ハーブ園山麓駅
ロープウェーの愛称:神戸夢風船→(愛称廃止)、ロープウェー→ロープウェイ(表記変更)
3.北野1丁目駅のアクセス改善工事の実施
神戸市では、山麓のロープウェー北野1丁目駅に向かう歩行者通路のアクセスを改善するため、ANAクラウンプラザホテル神戸西側の通路部分にエレベーター1基を設置し、平坦なデッキで駅までつなげる工事を実施しています。
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新神戸ロープウエー事業、民間会社に2010/04譲渡 <神戸新聞 2010/03/12>を添削
新神戸ロープウエー(神戸夢風船)を管理運営する財団法人神戸市都市整備公社は2010/03/11、ロープウエーの営業権を、日本ケーブル(東京)など同業4社の出資で設立した神戸リゾートサービス株式会社(神戸市中央区)に譲渡する、と発表した。2010/04/01付。利用者の減少により15年連続の赤字で、神戸市は民間への譲渡を表明していた。
新神戸ロープウエーは「北野一丁目」と「布引ハーブ園」を結ぶ約1.5kmで、1991年秋に開業した。1992年度の196.5万人をピークに利用者は減少。2008年度は49.8万人まで落ち込み、1億5200万円の赤字を計上していた。
譲渡は無償だが、2010/11~2011/03末に行う改修工事の費用12億9150万円のうち、8億1900万円を神戸リゾートサービスが負担。ロープウエー設備を所有する神戸市が残りを拠出する。
現在の乗車券は2010/10末まで利用できる。改修後の営業時間や料金は未定。
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下で財団に流れた5億とあわせて、大雑把に10億の市税が使われました。
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新神戸ロープウエー、神戸市都市整備公社が運営断念 <神戸新聞 2008/11/21>を添削
神戸市は2008/11/20までに、神戸市の外郭団体である財団法人神戸市都市整備公社が所有・運営する新神戸ロープウエー(神戸夢風船、神戸市中央区)の全設備を買い取る方針を固めた。2010年度をめどに民間事業者に運営を委ねる。ロープウエーは1993年度から赤字が続いており、事実上、神戸市都市整備公社が運営を断念した。
神戸市によると、買い取るのは3カ所ある駅舎とロープウエーの支柱や約70基あるゴンドラなど。2008年度補正予算案に5億7千万円を計上し、議会の承認を得て、2008年度中に買い取る。
新神戸ロープウエーは1991年秋に完成。「北野一丁目」と「布引ハーブ園」を結ぶ約1.5kmで、1992年度は最高の196万5千人が利用した。しかし年々利用客は減り、2007年度は51万4千人まで落ち込んだ。2007年度で1億5千万円の赤字を計上するなど15年連続の赤字で、神戸市都市整備公社の経営を圧迫。神戸市は「補修経費もかかり、神戸市都市整備公社が運営を続けるのは困難。民間の力で存続させたい」としている。
一方、神戸市都市整備公社が所有・運営する「六甲有馬ロープウエー」と「まやビューライン」については、2009年度以降も従来通り神戸市都市整備公社が運行を続ける。
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