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JR西日本がミリング式レール削正車を公開 <MSN産経 2011/08/10 21:59><神戸新聞 2011/08/11 08:33>を基に

 JR西日本は国内の鉄道事業者で初めて、レールの表面を削って整えるミリング式レール削正車を導入し、2011/08/10、報道陣に公開した。2011/09以降、京阪神の在来線のレールの保守作業で使用する。

 車両(全長21.5m、重さ68t)はオーストリアのリンジンガー製。ディーゼルエンジンで動き、合金製超硬カッター刃を装備した車輪状のミリングホイールが、レールの表面を0.3~1.0mm削り取る仕組み。1時間に最大約1kmの作業が可能。従来の砥石式の車両では作業区間を何度も往復しないと削れなかったが、新型車は1回の走行で削ることができ、作業時間を1/6に短縮。削りかすは吸引装置で回収し、粉塵を出さない。価格は約12億円。

 この日は、御着基地(姫路市四郷町山脇)でデモ運転と安全祈願式が催され、オーストリア大使館職員やリンジンガー社社長らが出席。オーストリア式の式典もあり、モーツァルトの曲を流し、シャンパンで祝った。
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