2008/12/15 白金高輪駅発煙事故に関する調査結果について <東京メトロ・東京都交通局 2008/12/22>
2008/12/15の都営三田線・東京地下鉄南北線白金高輪駅構内ポイント付近からの発煙事故により、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした。原因と思われる当該箇所を含めた指定場所以外での乗務員の喫煙について、調査を行った結果、以下の事実が判明いたしましたので、対策と併せて下記のとおりお知らせいたします。
記
1 調査結果
| 調査対象人数 | うち指定場所以外※での喫煙経験者数 | うち白金高輪駅での喫煙経験者数
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東京都交通局 | 861 | 108 | 5
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東京地下鉄 | 2751 | 54 | 7
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※新たに指定場所以外での喫煙が判明した場所
(1)東京都交通局(現場点検によるもの)
(トンネル内)都庁前、汐留、光が丘
(2)東京地下鉄(聞き取り調査によるもの)
(トンネル内)代々木公園、(有楽町線)池袋、小竹向原、(南北線)市ケ谷、
(地上部)和光市、新木場
2 対策
(1)東京都交通局
* 乗務中の煙草の携行を禁止し執務心得に明記する。
* 点呼時に煙草を携行していないことを確認する。
* 全線の折返し線等において、管理監督者等による点検を定期的に実施し、異常があった場合には個人を特定し、厳正に対処する。
* 乗務員に対し、規定遵守および火災に対する安全意識向上のための研修を実施する。
(2)東京地下鉄
* 折返し地点に喫煙場所があるため、乗務管区内規に煙草の携行禁止が規定されていなかった東西線乗務管区、有楽町・副都心線乗務管区は、新たに規定する。
* 乗務管区内に煙草の保管場所を指定し、チェック体制を強化する。
* 乗車点呼時に煙草を携行していないことを確認する。
* 全路線を対象に、指定場所以外に喫煙する可能性のある場所を定期的に点検する。
* 当該箇所の側溝の蓋を網目式として、内部を容易に確認できるようにする。
* 当該箇所にサーモカメラを設置し、喫煙があった場合には状況等を特定できるようにする。
* 乗務員に対し、規定遵守および火災に対する安全意識向上のための研修を実施する。
以上
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東京地下鉄:南北線の発煙、運転士のたばこ不始末 吸殻数百本も <asahi.com 2008/12/16>を添削
2008/12/15夜、東京メトロ南北線・都営三田線の白金高輪駅(東京都港区)内にある側溝付近から煙が出る事故があり、東京メトロと東京都交通局は2008/12/16、運転士による煙草の火の不始末が原因の可能性が高いと発表した。
地下での喫煙や煙草の携帯は社内規定で禁止されている。側溝には数百本以上の煙草の吸殻があり、東京メトロと東京都交通局は運転士が日常的に煙草を吸っていたとみて調べている。
東京メトロの説明では、2008/12/15 18:10ごろ、白金高輪駅のホームから約150m離れた、折返線脇の側溝から煙が出ているのを回送電車の運転士が見つけた。現場は電車の待機場で東京メトロと東京都交通局の関係者以外は立ち入らない。発煙の影響で、東京メトロ南北線と都営三田線は最大で1時間半、運転を見合わせ、約4万1千人に影響が出た。
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東京地下鉄:白煙で運休、影響4.1万人、吸殻10本以上 <MSN産経 2008/12/15>を添削
2008/12/15 18:10ごろ、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線の白金高輪駅構内のポイント付近で、白煙が上がっているのを都営三田線の運転士が見つけ、両線とも一時運転を見合わせた。1時間半後までに全線で運転を再開したが、計約4万1000人に影響した。
警視庁高輪警察署によると、ポイント付近で10本以上の煙草の吸殻が見つかった。東京メトロなどによると、煙草の燃えかすが発見された当時、まだ熱を持っている状態で、側溝近くにあった。ポイントはホームから約150m離れ、その付近は車両の折返し地点で乗務員が行き来する場合があるほか、トイレも近くにある。
東京メトロは「禁煙の地下鉄では、事務室などで煙草が吸える場合もあるが、現場近くにそのような部屋はない」としている。
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