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神戸垂水コンテナ船衝突:2等航海士を書類送検→略式起訴→罰金命令→即日納付 <神戸新聞 2011/08/23 22:58>を編集

 オランダ船籍のコンテナ船 フレボディジェック(9983t)が、明石海峡大橋下の岸壁に衝突した事故で、神戸海上保安部は2011/08/23、業務上過失往来危険の疑いで、ウクライナ人の2等航海士(26)を書類送検した。この2等航海士は業務上過失往来危険罪で略式起訴され、神戸簡裁で罰金40万円の略式命令を受け、即日納付した。

 送検容疑は、2011/08/19、大阪港に向け航行中のコンテナ船に乗務していた際、眠気を覚えながら、交代を呼ぶなどの措置をしないまま自動操舵で船を航行させ、04:40頃、神戸市垂水区東舞子町の岸壁に衝突させた疑い。
 神戸海上保安部によると、この2等航海士は午前0時からロシア人船長と当直乗務に当たっていたが、午前1時頃に船長が操舵室を離れた後は1人で操船と見張りをしていた。事故の1時間ほど前、現場から約33km南西にある航路を示すブイを通り過ぎた後、居眠りを始めたという。
 衝突によってコンテナ船は船首底部が損傷し浸水。岸壁は、幅約2mにわたって壊れた。

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神戸垂水コンテナ船衝突:当直航海士が居眠り、当直が1人 <神戸新聞 2011/08/19 13:09>を編集

 2011/08/19 04:40頃、兵庫県立舞子公園(神戸市垂水区東舞子町)に隣接する岸壁に、オランダ船籍のコンテナ船 フレボディジェック(9983t、全長約140m)が衝突、船首底部が約5~6m岸壁にめり込み、岸壁も幅約2mにわたって壊れた。ロシア人船長以下15人の乗組員や、現場周辺にいた市民に怪我はなかった。船首上部が一部浸水したが沈没の危険はなく、燃料油の流出もなかった。

 神戸海上保安部は船を神戸港に曳航するとともに、業務上過失往来危険容疑も視野に捜査を始めた。

 神戸海上保安部によると、コンテナ船は中国江蘇省の連雲港から大阪港に向かう途中で、明石海峡を東進。海峡は右側通行だが、西行きの航路部分を突っ切り、衝突した。事故当時、ウクライナ人2等航海士(26)が一人で、操舵室で当直をしていたという。船は自動操舵で時速約30kmで航行していたとみられる。

 2等航海士は神戸海上保安部の調べに対し「事故の約10分前に、現場から約8.5km南西にあるブイを通り過ぎたのは覚えているが、その後居眠りをしてしまった」などと話しており、大阪湾海上交通センター(淡路市)からの国際無線での警告にも気づかなかったという。2等航海士は午前0時から勤務していた。

 明石海峡航路では2008/03、船舶3隻が衝突し計4人が死亡・行方不明になる事故が発生するなど、過去にも多くの事故が起きている。

 第五管区海上保安部は2010年、新たに航路への進入経路を設定。スムーズな航行を図るとともに、航行する船舶に対し、国際無線の常時受信や手動操舵への切り替えを呼び掛けていた。

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コンテナ船が岸壁に衝突 神戸垂水 <神戸新聞 2011/08/19 09:09>を編集


 2011/08/19 04:40頃、、兵庫県立舞子公園(神戸市垂水区東舞子町)付近の岸壁に、オランダ船籍のコンテナ船 フレボディック(9983t、長さ140m)が衝突、船首が岸壁に突き刺さった状態になり、岸壁が幅約2mにわたって壊れた。フィリピン人の乗組員ら15人が乗っていたが、怪我はなかった。浸水しているが沈没などの危険はなく、燃料油の流出もないという。

 神戸海上保安部などによると、コンテナ船は中国江蘇省の蓮雲港から大阪港に向かう途中。当時波の高さは1mと比較的穏やかだったという。

 神戸海上保安部は船を神戸港に曳航するとともに、業務上過失往来危険容疑も視野に、ロシア人船長らから事情を聴く方針。
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