西明石駅構内トラック・特急衝突事故:印刷会社社員の男を書類送検 <神戸新聞 2012/08/07 15:00>を編集
JR神戸線 西明石駅構内にある社員専用踏切で2012/02、特急列車とトラックが衝突し乗客6人が負傷した事故で、兵庫県警捜査1課と明石警察署は2012/08/07、過失往来危険と自動車運転過失傷害の疑いで、トラックを運転していた男(25、印刷会社社員、大阪府摂津市)を書類送検した。
男の送検容疑は2012/02/17 16:50頃、この踏切で、列車の接近を知らせる警報機が鳴り、踏切前でトラックを一時停止させたのに、安全確認を怠ったまま踏切内に進入。走行中の倉吉発京都行き特急「スーパーはくと10号」(乗客146人)の先頭車両とトラックを衝突させ、割れた車両の窓ガラスなどで乗客6人に軽傷を負わせた疑い。
兵庫県警捜査1課によると、男は「一時停止後、考え事をしながら踏切に入ってしまった」と供述。兵庫県警は検察庁に起訴を求める厳重処分の意見を付けた。
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過失往来危険容疑で兵庫県警が捜査 明石・特急衝突事故1カ月 <神戸新聞 2012/03/17 08:20>を編集
2012/02、JR神戸線西明石駅構内にある社員専用踏切で特急列車とトラックが衝突し、乗客ら計9人が負傷した事故は、2012/03/17で発生から1カ月となる。
事故を受け、JR西日本は現場の踏切に遮断機の設置を決め、管内で同様の駅構内踏切の実態調査に乗り出す。兵庫県警はトラックを運転していた男性(25)について、過失往来危険と自動車運転過失傷害容疑で捜査を進めている。
2012/03/17 16:50頃、特急「スーパーはくと10号」(乗客146人)と、踏切に進入したトラックが衝突。トラックは横転し、運転の印刷会社の男性社員が顔などを軽傷、特急の窓ガラスが割れて先頭車両内に飛び散り、20~60代の乗客8人も軽傷を負った。
踏切はJR西日本社員や出入りする業者らの専用で、警報機はあったが、遮断機や障害物検知装置はなかった。2003年と2006年にも電車と車などが接触する事故があった。
JR西日本は事故を受け、管内の駅構内踏切で危険性がないかを調査する方針を固めた。社長の佐々木隆之は2012/03/14の定例会見で「大変残念」と述べ、事故現場の踏切に2012/05末までに遮断機の設置を決め、現在、日中は2人の警備要員が安全確認に当たっている。
一方、トラックを運転していた男性は、兵庫県警の調べに「警報音は聞こえていたが、電車が接近していると思わず、踏切に入った」などと供述。兵庫県警捜査1課と明石警察署などは男性がトラックの運転で注意義務を怠り特急と衝突させたとみて、過失往来危険と自動車運転過失傷害の疑いで事情を聴いている。JR西日本の踏切の管理状況なども調べ、男性の過失の程度を見極める方針。
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JR西明石駅踏切事故:現場踏切に遮断機設置へ <神戸新聞 2012/03/15 07:50>を編集
2012/02、JR神戸線西明石駅構内にある社員専用踏切で特急列車とトラックが衝突し、乗客ら計9人が負傷した事故で、JR西日本は2012/03/14、2012/05末までに現場に遮断機を設置する方針を明らかにした。
事故前に社員から危険性を指摘する意見が挙がり、2012年度中に遮断機を取り付ける予定だったことも分かった。
事故現場の踏切では、2003年と2006年にも電車と車などが衝突。警報機はあるが、遮断機や障害物検知装置はなかった。JR西日本によると、2011/06、現場の社員が危険性を近畿統括本部に報告。JR西日本は2011/09、2012年度中の遮断機の設置を決めたという。
JR西日本は、社員を置くなどして再発を防止するとともに、2012/05末までの遮断機の設置を決定。
取り付け前に事故が発生したことについて、社長の佐々木隆之は定例会見で「大変残念」とし、「当面は人の力で(遮断機の)完成を待ちたい」と述べた。
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JR西明石駅踏切事故:踏切の門扉施錠せず 誤進入の危険性 <神戸新聞 2012/02/20 15:05>を編集
JR神戸線西明石駅構内踏切事故で、踏切近くにある構内進入用の門扉が数年前から施錠されておらず、誰でも出入りできる状態だったことが2012/02/20、JR関係者への取材で分かった。門扉には電子式の鍵が付けられていたが、無施錠のままだった。
今回事故を起こしたトラックの運転手もこの門扉から入り、商品を納品した帰りに特急と衝突した。JR西日本は「電子式の鍵は壊れており、改良修理中だった」としている。
JR西日本によると、現場の踏切は西明石駅構内の車両基地などに出入りする社員や業者専用で、線路と並行する国道2号線から入ることができる。
門扉は国道と踏切との間にあるスライド式の鋼鉄製で、2003/03に一般の軽乗用車が誤って踏切内に入り、電車と衝突する事故が起きたのを機に設けられた。
関係者らによると、門扉には電子鍵があり、インターホンで社員に所属と用件を伝えると遠隔操作で解錠される仕組みだった。しかし、数年前から鍵は使われなくなった。
踏切周辺には、関係者以外の立入禁止や左右の確認などを知らせる看板があったが、誤って進入する場合に備えた遮断機や障害物検知装置はなかった。
踏切をよく使っていたというJR西日本の元社員は「遮断機のない(社員専用の)踏切は他にもあったが、ここは本線を通るため危険だった。構内に入る時、なぜ遮断機がないのだろうと思っていた」と話している。
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JR西明石駅踏切事故:運輸安全委、踏切の状況など調査 <神戸新聞 2012/02/19 08:00>を編集
JR神戸線西明石駅構内踏切事故で、国土交通省運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が2012/02/18、事故現場や、特急車両が移されたJR西日本宮原総合運転所(大阪市淀川区)などで、踏切や車両の状況などを調べた。
調査官は、現場をビデオカメラなどで撮影しながら約1時間、踏切や警報機の状況などを確認。JR西日本社員に見取り図を示されてやり取りしたり、線路に立って見通しを調べたりした。
その後、西明石駅の会議室で特急の運転士らから事故当時の状況を聞き取った後、宮原総合運転所に移動して、事故車両の状況を調べた他、トラックを運転していた印刷会社社員の男性(25)からも新大阪駅で聞き取りした。
取材に応じた鉄道事故調査官の金沢学。
・「事故現場の配置、状況、駅構内の自動車が通れるルートを確認した」。
・特急車両について「車体やガラスが、全車両にわたって所々損傷していた」。
・「データや資料を整理して調査し、半年から1年をめどに報告書を出したい」。
・同じ踏切で過去に起きた事故2件について「形態やJR西日本の再発防止策などを確認し、同様の事故なら調査の参考にする」。
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JR西明石駅構内踏切事故:警報音認識し踏切進入 <神戸新聞 2012/02/18 16:10>を編集
JR神戸線西明石駅構内の社員専用踏切で2012/02/17、特急列車とトラックが衝突し、特急の乗客ら計9人が負傷した事故で、トラックを運転していた印刷会社社員の男性(25)が「警報機の音は聞こえていたが、電車が接近しているとは思わず踏切に入った」と話していることが2012/02/18、捜査関係者への取材で分かった。
JR西日本によると、現場の踏切はJR社員や西明石駅近くの車両基地に出入りする業者ら専用で、警報機はあるが、遮断機や障害物検知装置はない。事故当時、警報機は正常に作動していたことが確認できているという。
捜査関係者によると、男性は「踏切に進入するまで特急の接近に気付いていなかった」などと話し、「危ないと思ってアクセルを踏み込んだが、衝突してしまった」と過失を認めているという。明石警察署は業務上過失致傷の疑いで、男性から引き続き事情を聴く。
また、明石警察署は2012/02/18午前、特急の車両が移されたJR西日本の宮原総合運転所(大阪市淀川区)に署員ら約20人を派遣し、車両の検証を始めた。
一方、運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が2012/02/18午前、現場を訪れ、踏切の位置関係など事故の詳しい状況を調べた。調査官の金沢学は「特急の運転士や車掌、トラックを運転していた男性から事情を聴き、特急とトラックの損傷状況も詳しく見たい」と話した。
現場の踏切では2003年と2006年にも、電車と車などが衝突する事故が起きており、運用方法に問題がなかったどうかについても調べるとみられる。
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JR西明石駅構内踏切事故:響く悲鳴「もう怖くて乗れない」 <神戸新聞 2012/02/18 07:00>を編集
突き上げるような衝撃の後、粉々に割れた窓ガラスの破片が乗客に降り注いだ。2012/02/17夕、JR神戸線西明石駅構内で発生した特急列車とトラックの衝突事故。「何が起きたか分からなかった」と乗客らは青ざめた。神戸~姫路の運転は3時間以上ストップ。週末のラッシュ時を直撃した事故は夜になっても混乱が続いた。
時速100kmで走行する特急列車「スーパーはくと10号」(5両編成)とトラックが衝突。列車内は激しい衝撃に見舞われ、2、3両目左側の窓ガラスが粉々に割れた。
2両目の窓側にいた50代男性は「『ドーン』という衝撃音と同時に窓ガラスが割れ、後ろの車両では、手から血を流している男性もいた。JR西日本からは何の説明もなく、長時間待たされた」と憤った。
「車内はパニックだった」。飛び散った破片でまぶたを切った30代女性は、茫然とした表情で救急車に乗り込んだ。
自宅がある和歌山市へ母親と向かう途中だった40代女性は「激しい音と衝撃で何が起きたか分からなかった。もう電車には怖くて乗れない」と声を震わせた。
# あの、それ、「電車」じゃありませんよ。そんなレベルの方の発言。
乗客約140人は、JR西日本の係員の誘導で車外へ脱出。寒さに震えながら、線路に沿って西明石駅に向かった。
一方、神戸~姫路は快速電車が最大約4時間遅れるなど上下線とも夜遅くまでダイヤが乱れ、約8.3万人に影響した。
# 情弱の方々の混乱ぶりは省略。
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特急とトラックが衝突、JR西明石駅構内踏切 9人怪我 <神戸新聞 2012/02/18 00:30>を編集
2012/02/17 16:50頃、JR神戸線 西明石駅構内(明石市和坂)の社員専用踏切で、特急列車「スーパーはくと10号」(倉吉発京都行き、乗客146人)とトラックが衝突した。
トラックは横転し、運転していた印刷会社社員の男性(25)が顔などを打ち軽傷。特急は窓ガラスが割れて車両内に飛び散るなどし、乗客8人が軽傷を負った。
事故を受け、国土交通省運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を2012/02/18に現地に派遣する。
JR西日本によると、踏切は西明石駅ホームから東へ約800mにあり、幅5.1m、長さ18.5m。JR西日本の社員や西明石駅近くの車両基地に出入りする業者ら専用で、警報機はあるが遮断機や障害物検知装置はない。この踏切では2003年と2006年にも、電車と車などが衝突する事故が起きている。
明石警察署などによると、男性は勤務先のトラックで、JR西日本の子会社から発注された路線図を車両基地に納品した帰りで、踏切を南から北に渡っていた。この踏切を通るのはこの日が初めてだった。
トラックの側面に特急が衝突。さらに弾みでトラックが特急の側面に接触し、先頭車両から3両目までの窓ガラス計8枚が割れ、1枚にひびが入った。明石警察署は業務上過失致傷の疑いもあるとみて、男性から事情を聴いている。
特急は鳥取県内の大雪の影響で、予定より約7分遅れで現場付近を時速約100kmで走行。運転士は「踏切内に入ってくるトラックに気づいて非常ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話している。
事故後、特急の乗客は線路上などを歩いて西明石駅まで移動。JR神戸線は神戸~姫路で上下線とも約3時間20分にわたって運転を見合わせ、計136本が運休、計17本が最大約4時間遅れ、約8.3万人に影響した。
また、神戸市内など不通区間となった複数の踏切で遮断棒が下りたままとなり、一時通行できなくなった。
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