JR西日本社員横領事件:暴力団組長ら4人を起訴 <神戸新聞 2012/09/10 21:45>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、神戸地検明石支部は2012/09/10、有価証券虚偽記入の罪で4人を起訴した。
・指定暴力団山口組系組長 細田利和(44、明石市魚住町)
・元妻 徳岡裕子(43、明石市魚住町)
・当時の明石駅駅員 宇留島剛(50、明石市魚住町、詐欺罪などで公判中)
・当時の明石駅駅員 東郷護靖(25、加西市王子町、詐欺罪などで公判中)
起訴状などによると、4人は共謀し、2011/12/05、購入の実態がないのに、姫路~京都の6カ月定期券2枚(約63万円)に細田らの名前を不正に記入し定期券を発行した、とされる。
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JR西日本社員横領事件:山口組系組長ら2人逮捕 暴力団資金源の可能性 兵庫県警 <MSN産経 2012/08/21 12:53>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、兵庫県警暴力団対策課などは2012/08/21、共謀して定期券を不正発行したとして有価証券虚偽記入容疑で、指定暴力団山口組系組長 細田利和(44、明石市魚住町)と、同居の元妻 徳岡裕子(43)を逮捕した。いずれも「こんな事実はない」などと容疑を否認しているという。
兵庫県警によると、細田は2006年ごろ、一連の事件で2012/05に逮捕された明石駅員の宇留島剛(50、詐欺罪などで公判中)と明石市内の飲食店で知り合ったといい、宇留島は「換金した現金の一部は細田にも渡した」と供述。兵庫県警は暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて調べる。
逮捕容疑は、宇留島らと共謀して2011/12、JR朝霧駅で、姫路~京都間の6カ月定期券2枚(計約63万円相当)を細田らが購入していないのに不正に発行したとしている。
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JR西日本社員横領事件:当時の駅員2人を追起訴、1人を起訴 <神戸新聞 2012/06/27 21:01>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、神戸地検明石支部は2012/06/27、有価証券虚偽記入・同行使、業務上横領罪で宇留島剛(50、明石市魚住町長坂寺)と、東郷護靖(25、加西市王子町)の当時の駅員2人を追起訴した。2人は詐欺罪などで起訴済み。
他に同罪で当時の駅員 横井孝祐(24、姫路市)を起訴した。
起訴状などによると、3人は共謀の上、2012/01/24~01/27、明石駅で定期券発行や売上金管理に従事する立場を利用し、架空定期券の情報をIC乗車券ICOCAに印字。3度にわたり職場で払い戻して計40万円を横領した、とされる。
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不正定期、知人が換金か <神戸新聞 2012/05/15 09:54>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、定期券は詐欺容疑などで逮捕された西田和史(42、明石市魚住町西岡、清掃会社社員)の名義で、西田がJR土山駅の窓口を訪れて払戻しを受けていたとみられることが2012/05/14、明石警察署への取材で分かった。
(中略)
また、捜査関係者によると、宇留島はJR西日本に対し、着服した金の一部を指定暴力団山口組系組員に渡したという趣旨の説明をしていたといい、明石警察署が裏付けを進める。
(後略)
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定期券不正発行の疑い JR明石駅員ら4人逮捕 <神戸新聞 2012/05/14 12:38>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、明石警察署は2012/05/14、詐欺などの疑いで計4人を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。明石警察署は2012/05/14、4人の自宅を家宅捜索した。
逮捕
・不正を主導していた当時の駅員 宇留島剛(50、明石市魚住町長坂寺、懲戒解雇)
・当時の駅員 東郷護靖(25、加西市王子町、懲戒解雇)
・当時の駅員 宇垣貴裕(24、明石市西明石南町)
・宇留島の知人の会社員 西田和史(42、明石市魚住町西岡)
4人の逮捕容疑は、2012/01、宇留島らが勤務していたJR明石駅などで、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行し、データをIC乗車券ICOCAに移した上で、土山駅の窓口で払い戻すなどして約15万円を詐取した疑い。
JR西日本によると、宇留島は2006/06~2012/02、同様の不正行為を計659回繰り返していた。2009/02以降は若手駅員ら7人に再発行や払戻しを指示し、うち6人に各40万~90万円の謝礼を渡すなどしていたという。社内調査に対し、宇留島は着服した約8600万円の使途について、旅行やギャンブルなど遊興費の他、「知人に渡していた」と説明。具体的な相手については「答えられない」と明言を避けたという。
JR西日本は2012/05/14午前、本社で会見し、近畿統括本部神戸支社長の金平英彦が(中略)した。
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定期乗車券の不正再発行に関する管理者などの処分について <JR西日本 2012/03/26>を編集
定期乗車券の不正再発行および払い戻しによる現金着服に関して、この度職場管理者をはじめとする関係者の処分を行いました。
詳細
1.管理者などの処分
近畿統括本部 神戸支社 明石駅
管理駅長、駅長 減給1名 戒告3名
係長 訓告6名
一般社員(不正と知らず取扱いをした社員)厳重注意8名、注意指導6名
近畿統括本部 神戸支社
担当課長 厳重注意1名
近畿統括本部 大阪支社 天満駅
管理駅長 訓告1名
近畿統括本部 大阪支社 新三田駅
管理駅長、駅長 厳重注意2名
近畿統括本部 大阪支社
課長、担当課長 厳重注意3名
広島支社 五日市駅
管理駅長、駅長 訓告3名
広島支社
課長、担当課長 厳重注意2名
本社
課長、担当課長 厳重注意3名
2.役員の報酬返上
○「月額報酬の1割×2カ月」1名
執行役員 近畿統括本部神戸支社長 金平英彦
○「月額報酬の1割×1カ月」5名
取締役 兼 専務執行役員 近畿統括本部長 山本章義
取締役 兼 常務執行役員 営業本部長 柴田信
常務執行役員 近畿統括本部大阪支社長 川上優
執行役員 財務部長 松浦克宣
執行役員 広島支社長 杉木孝行
その他、駅業務部長 戒告
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明石駅員着服:関与の7人懲戒解雇 <神戸新聞 2012/03/22 19:53>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、JR西日本は2012/03/22、既に退職した元契約社員(27)を除く駅員7人を懲戒解雇とした、と発表した。処分は2012/03/21付。処分を受けたのは、不正行為を主導した男性(50)と、協力して現金を受け取るなどした22~27歳の6人。
この問題をめぐっては、明石駅や本社のチェック体制の杜撰さも明らかになっており、JR西日本は明石駅の管理職の他、関係する支社・本社の社員についても近く処分する方針。
JR西日本によると、8人は2006年以降、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行して払戻すなどの不正行為を659回にわたって繰り返していたという。現金は主犯が集め、他の7人の旅行代や飲食代を負担。うち6人は主犯から40~90万円を受け取っていたという。JR西日本は主犯を詐欺などの疑いで明石警察署に告訴した。全員を懲戒解雇とした理由について、JR西日本は「不正と知りながら上司に申告せず、着服に関与した」と説明。(後略)
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定期乗車券の不正再発行などに関する処分について <JR西日本プレスリリース 2012/03/22>を編集
懲戒解雇:大阪支社天満駅1名(2012/02/22付)、広島支社五日市駅1名(2012/02/23付)、神戸支社明石駅7名(2012/03/21付、既に退職した者1名を除く)、大阪支社新三田駅1名(2012/03/21付)
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明石駅員着服:JR西日本が記録照合怠る「職場管理に問題」 <神戸新聞 2012/03/20 07:15>を編集
JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、JR西日本取締役営業本部長の柴田信らが2012/03/19、JR西日本本社(大阪市北区)で会見し「お客さまの信頼を裏切り、深くお詫びします」と謝罪した。5年8カ月にわたって不正が繰り返されていたにもかかわらずチェック機能が働かなかった上、同僚らから告発する声も出なかった。柴田は「職場管理体制に大きな問題があった」と反省の弁を述べた。
柴田は長年、不正を許した原因について、駅で記録の照合作業をしていなかった、駅の管理職の点検が不十分、本社でもチェックが漏れていたと説明した。「重大な問題」として、不正を管理職が見抜けず、社員からも通報がなかった点を強調。明石駅には助役と係長3人の管理職がいたが、柴田は「
社員から全く信用されず、情報が入ってこなかった」と述べ、社員管理の不備を認めた。
一方、不正を主導した男性駅員(50)は旧国鉄に入社後、ほぼ一貫して駅の営業係を担当。明石駅には2004年に配属され、業務に精通していた。若手社員は「相談に乗ってもらうなど頼りにしていた。不正行為と分かっていたが、嫌われてはいけないと思った」などと話しているという。
明石駅は管理職を除けば40~50代が4人、10~20代が33人。JR民営化前後の採用凍結の影響で中堅の30代がいない典型的な二層構造で、JR西日本関係者は「不正が起きた背景の一つ」と指摘する。
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# ○○していないだけ。
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JR明石駅員が8600万円着服 定期不正再発行で <神戸新聞 2012/03/19 21:49>を編集
JR西日本は2012/03/19、JR明石駅の駅員8人が、不正に再発行した定期券を払い戻す手口で、約5年8カ月の間に計約8600万円を着服していたと発表した。ベテランの男性駅員(50)が中心となり、指示を受けた20代の駅員7人が協力。明石駅と朝霧駅(明石市)で不正行為を繰り返していた。JR西日本は2012/03/16日付で50歳の駅員を詐欺容疑などで明石警察署に告訴した。JR西日本は「当事者や管理職、支社・本社社員を含め、厳正に処分する」としている。
JR西日本によると、50歳の駅員らは2006/06~2012/02、所属する明石駅と勤務で訪れる朝霧駅のみどりの窓口で、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行し、データをIC乗車券ICOCAに移した上で払い戻すなどの不正行為を659回にわたって繰り返していた。
2006~2009年は50歳の駅員が単独で朝霧駅で不正を働き、2009年以降は窓口業務に就くことが少なくなったため、若手駅員7人に再発行や払戻しを指示。7人は不正と認識しながら協力していた。
着服した現金は50歳の駅員が手に入れ、不正に関与した残る駅員7人の旅行代や飲食代を負担。さらに、6人は1回の払戻しに付き1万円程度、合計で各40万~90万円を受け取っていた。残る現金の使い道について、50歳の駅員は「旅行やギャンブルなど遊興費に使った」と話しているという。
定期券の発行については、両駅とも毎日と月3回、記録を照合するなどして不正がないか確認後、本社の審査・清算センターがチェックする仕組みだったが、
実際はノーチェックだった。 また、新三田駅でも2008/04、2008/08の2回、似たような手口で男性駅員(28)が計16万円を着服していたことも判明した。
JR西日本では2012/02、天満駅(大阪市)の男性駅員(31)が同様の手口で計約2400万円を着服。五日市駅(広島市)でも男性契約社員(24)が計約870万円を着服しており、JR西日本が社内調査を進めていた。
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