JR神戸線で人身事故 通勤・通学7.5万人直撃 <神戸新聞 2012/09/03 12:18>を編集
2012/09/03 05:30ごろ、JR神戸線 立花~甲子園口の武庫川東踏切(尼崎市稲葉荘4)近くの路上で、通行人から「人の手のようなものが落ちている」と110番通報があった。尼崎北警察署の調べによると、踏切付近で成人男性とみられる遺体(の一部)が見つかった。2012/09/02 23:10頃に踏切を通過した普通電車(松井山手発西明石行き)が接触し、即死したとみられる。
尼崎北警察署から連絡を受け、JR西日本は05:50頃から、京都~姫路の上りで約40分、下りで約1時間半運転を見合わせ、88本が運休、17本に最大84分の遅れが生じた。通勤時間帯に当たり、約7.5万人に影響した。
運転見合わせに伴い、阪神、阪急などで振替輸送を実施。しかし、山陽電鉄は「朝のラッシュ時で混乱が生じかねない」として受け付けず、通勤客から苦情があったという。
# 阪神電車の輸送力が不足しているため、08:00に阪神電車・六甲ライナーの振替輸送は終了しました。
# 順次運転を行っているため、振替輸送は12:30に終了します。
JR西日本によると、男性に接触したとされる普通電車には約200人が乗車。2012/09/02 23:15頃、さくら夙川駅で降りた乗客から「立花~甲子園口で列車の揺れを感じた」との通報があった。JR西日本は運転終了後、2012/09/03 03:00頃から車両を点検。午前6時前、先頭車両などの床下に血痕がある電車が見つかり、同じ頃、尼崎北警察署から連絡が入ったという。
JR西日本は「車庫に入っていたため車両を特定するのに時間がかかった。すぐに現場に行かなかったのは、後続から報告がなかったため」としている。また、運転士は「衝撃をまったく感じなかった」と話しているという。
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