伊勢志摩ぐっと近く 阪神三宮駅で直通特急の出発式 <神戸新聞 2014/3/22 11:45>を編集
阪神なんば線(尼崎~大阪難波)の開業5周年を記念し、阪神電鉄と近鉄は2014/03/22、神戸・三宮と伊勢志摩を結ぶ団体向け臨時特急列車の運行を始めた。2014/03/22午前、阪神三宮駅で出発式が開かれ、多くの鉄道ファンも駆けつけて門出を見送った。
(中略)
運行初日は伊勢神宮や鳥羽水族館などをめぐる日帰りツアー。満員の乗客約300人を乗せた近鉄の特急型車両「エース」は08:30すぎ、カメラの眩いフラッシュを浴びながら出発した。
阪神電鉄と近鉄によると、土日を中心に年間50往復程度を運行する予定。近鉄の新型観光特急「しまかぜ」の投入は未定という。
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神戸から伊勢志摩へ 臨時直通特急3月運行 <神戸新聞 2014/01/23 21:15>を編集
阪神電鉄と近鉄は2014/01/23、神戸・三宮と伊勢志摩を結ぶ団体向けの臨時特急を2014/03/22から運行する、と発表した。2009/03の阪神なんば線(尼崎~大阪難波)の開通で直通列車への期待が高まり、阪神なんば線の開業5年に合わせて初めて実現した。
現在、三宮から近鉄奈良へは快速急行の直通運転をしているが、特急の乗り入れはなく、伊勢志摩へも乗り継ぎが必要だった。
観光需要の掘り起こしを狙う近鉄は、特急の運行を積極的に働き掛け。阪神は、利用の見通しが読めない、特急料金(近鉄は有料、阪神は無料)の折り合いが付かない、などの理由から慎重な姿勢だったが、臨時列車の運行でまとまった。
乗り入れに際し、近鉄の特急型車両に阪神の自動列車停止装置(ATS)などを搭載。パック旅行や修学旅行など団体客専用とし、土休日を中心に、年間50往復程度運行する予定。阪神沿線と近鉄の伊勢志摩、奈良方面を結び、停車駅などは企画に応じて柔軟に対応するという。
2014/02/23の共同会見で、近鉄は「将来の定期便の運行につながれば。(新型特急の)『しまかぜ』も走らせたい」と意欲を見せた。阪神は「旅行客の需要を掘り起こせる」と期待する一方で、定期運行については「パターン化されているダイヤに組み込むのは難しい」と慎重だった。
2014/03/22、03/23は、三宮発着の日帰りツアーを企画。停車駅は、宇治山田、鳥羽、志摩磯部、賢島(終点)で、伊勢神宮などを目的地とする4コースを設け、2014/02/01から申し込みを受け付ける。料金は伊勢神宮コースが大人1万0500円など。
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