神鉄粟生線 赤字額は約11億円 2013年度見込み <神戸新聞 2014/03/27 22:54>を編集
神戸電鉄は2014/03/27、三木市役所で開かれた神鉄粟生線活性化協議会の会合で、2013年度の粟生線の赤字額が10億9700万円になる見込みであると明らかにした。輸送人員は2014/02月末現在、年間662万人と想定され、目標の700万人に届かない見込み。神戸電鉄は、活性化協議会が2013年度に定めたばかりの「地域公共交通総合連携計画」見直しにも言及した。
2012年度に始まった兵庫県、三木市、小野市、神戸市による支援計画では、運輸収入の減少幅を毎年0.7%と想定。その実現には、粟生線で年間700万人台の輸送人員維持が不可欠だった。しかし、2013年度も減少に歯止めがかからず、電気料金の上昇や消費税増税対応などで、赤字は2012年度より悪化する見込み。特に、活性化協議会が2013年度に取り組んだ通勤定期の補助制度は、300人の目標に対し、35人の申し込みにとどまった。
神戸電鉄は、鉄道を拠点とした公共交通体系の再構築を連携計画に明記する、3市の都市計画で駅中心のまちづくりの推進を定める、など5つの見直しを提案。担当者は「自助努力だけでは存続は不可能。住民の協力と自治体のサポートが不可欠だ」と強調した。
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# 660万人も乗っていて廃線なんて……
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