朝の混雑、これで解消? ポートライナー増便 <2014/08/13 10:51 神戸新聞>を編集
朝のラッシュ時間帯の混雑が問題になっているポートライナーで、運行する神戸新交通は2014/08/12、2016年春に2編成12両を導入し、ピーク時の運転本数を5本増やす、と発表した。来春、ポートアイランドにある神戸学院大学の学生数が約2000人増える試算もあり、予定を1年前倒し。1時間で2250人分の輸送力を新たに確保し、混雑を緩和する。
三宮とポートアイランドを結ぶポートライナーは1981年に開業。2000年代半ば以降、神戸空港開港や医療産業都市の発展などで乗客は増加傾向にあり、2013年度は1日当たり約6.3万人が利用した。
特に混み合うのが、平日午前8時台の三宮発で、1時間当たりの平均乗車率は約140%で推移。2015年には、神戸学院大学の法学部や経営学部が移転するなどのキャンパス再編で、学生の利用がさらに増えるという。
神戸新交通は2014/01、約12億円かけて2編成12両を発注し、2017年春に運用を開始する方針を決定。当初は新型を開発する予定だったが、メーカーとの協議で、現行の車両を増設すれば、導入時期を前倒しできることになった。
これにより、平日午前8時台の三宮発は23本から28本に増え、2016年春の平均乗車率見通しは、160%から132%に緩和できるという。
神戸市長の久元喜造は「増便までには時間があり、それまでの対応もしっかりやりたい」と説明。JR神戸駅南口からポーアイ方面のバスの増便などを検討している。
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