JR明石駅 ホーム柵2019年度中に設置 <2017/06/15 22:30 神戸新聞NEXT>を編集
JR西日本が明石駅に整備を予定しているホームの安全策について、明石市は2017/06/15、昇降式のホーム柵が2019年度中にも設置されると、発表した。障害者団体による署名活動や、明石市の事業費一部負担の迅速な予算化などで優先的に整備されることになる。乗降者数の多い神戸駅や姫路駅よりも先に設置される。
明石市によると、ホーム柵を整備するのは新快速、特急が停車し、貨物が通過する3・4番線。車両のタイプによってドアの位置や車両数が異なるため、六甲道駅と同様の昇降式になる。ホーム柵の長さは現在、JR神戸線で運行されている最も長い連結の新快速に合わせ、12両分を予定。2017年度中に設計し、2018~19年度に工事、2019年度末にも利用を始めたいという。
設計費は約3500万円、工事費は約11億円と想定。国とJR西日本が1/3ずつを負担し、残りを兵庫県と明石市が1/6ずつ負担する。
普通、快速電車が停車する1・2番線の整備時期は未定。明石市は西明石駅などの整備とともに引き続き、設置要望を続ける。
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JR三ノ宮駅ホーム柵 2018年度に稼働 <2017/02/18 07:00 神戸新聞NEXT>を編集
JR西日本が三ノ宮駅に設置する昇降式ホーム柵を2018年度中に稼働させる方向で調整していることが、兵庫県と神戸市への取材で分かった。JR西日本は2017年度に設計とホームの補強を行い、2018年度に設置工事を進める。
JR西日本が兵庫県内の在来線駅にホーム柵を設けるのは、六甲道駅上りホームに次いで2駅目。三ノ宮駅では普通と快速が停車する2番線・3番線の12両分に設置するという。新快速や特急が停車する1番線・4番線も2019年度に着手し、2020年度中には完成する見通し。
ホーム柵は電車が到着するとホーム際に張られたワイヤロープが上がる「昇降式」で、設置費は約9億円に上る見込み。兵庫県と神戸市が合計1/3、国が1/3を助成する。兵庫県と神戸市はそれぞれ、2017年度当初予算案に盛り込んだ。
JR西日本は、兵庫県内では1日の乗降客が10万人以上の神戸駅、姫路駅、明石駅に加え、転落や接触の事故が多い西明石駅の計4駅に優先してホーム柵を整備する方針を示しており、現在、地元市と整備スケジュールを調整しているという。
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JR京都線 高槻駅に追加でホーム柵を設置 <JR西日本 定例社長記者会見 2016/12/21>を編集
2 JR京都線高槻駅(2番・5番のりば)へ可動式ホーム柵(平成30年春ごろ使用開始予定)
高槻駅では、既に1番乗場と6番乗場に「昇降式ホーム柵」を導入しておりますが、今回、国や関係自治体のご協力をいただき、新たに2番乗場と5番乗場に、横にスライドする「可動式ホーム柵」を設置する予定です。
今回設置するのは、京都や大阪方面に向かう快速列車などが発着する乗場であり、車両の扉枚数が統一されているため、可動式ホーム柵を設置することにしました。平成30年春ごろの使用開始を予定しております。
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JR西日本、三ノ宮駅にホーム柵 姫路など兵庫県内4駅も <2016/11/16 22:25 神戸新聞NEXT>を編集
JR西日本は2016/11/16、JR神戸線の三ノ宮駅とJR京都線の京都駅でホーム柵の設置を具体化させると発表した。記者会見で社長の来島達夫は「時期は未定だが、なるべく早く整備したい」と話した。三ノ宮駅のほか、兵庫県内では1日の乗降客が10万人以上の姫路駅などの3駅に加え、転落・接触事故が多い西明石駅に優先してホーム柵を整備するとした。
JR西日本は乗降客10万人を超える5府県の計14駅を中心にホーム柵を整備する。
# 乗降10万人以上の14駅
京都駅、高槻駅、新大阪駅、大阪駅、三ノ宮駅、神戸駅、明石駅、姫路駅、京橋駅、鶴橋駅、天王寺駅、新今宮駅、岡山駅、広島駅
三ノ宮駅、京都駅には新快速や普通など扉の位置が違う車両が止まるため、既に導入済みの六甲道駅と同様、ワイヤロープが上下に動く「昇降式」を採用するとし、具体的な準備に取りかかるとした。
兵庫県内で三ノ宮駅以外に優先的に整備を進めるのは、神戸駅、明石駅、姫路駅、西明石駅の4駅。西明石駅は乗降客が約6万人だが、普通電車の終点駅で酔客も多く導入を決めた。管内で最も多い約86万人が移動する大阪駅には来春、JR神戸線・JR京都線の発着ホームに設置する。
また、三ノ宮駅と西明石駅には乗客の動きなどを検知する「遠隔セキュリティーカメラ」も導入する。カメラで蛇行やホームの混雑などを確認し、危険性があれば駅員がホームで対応する。三ノ宮駅には2016/12/02、西明石駅には2017年春、設置される。
視覚障害者にホームの内側を知らせる「内方線付き点状ブロック」の整備も加速させる。乗降1万人以上の駅が対象で、計画を3年前倒しし、2017年度末までに対象192駅で完成を目指す。
転落防止対策として関西の他の鉄道では、神戸市交通局が2017年度、市営地下鉄三宮駅にホームドアを設置し、2023年度をめどに西神・山手線全16駅への設置を目指す。阪神電鉄は2022年度までに梅田駅に設け、阪急電鉄は十三駅への設置を検討している。
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駅ホーム柵新たに15駅整備、新ブランドホテルの開発、駅への宅配ロッカー設置など <2016年11月16日 JR西日本 定例社長会見>より
【ホーム柵の整備方針】
まずは、ハード対策として「ホーム柵の整備」をご説明します。当社では「可動式」と「昇降式」の2種類の柵の整備を進めているところであります。これまでに在来線と新幹線合わせて11駅に設置してまいりました。来年春には、大阪駅、京橋駅で可動式ホーム柵が使用開始となる予定です。
当社の整備方針は、国の方針を踏まえつつ「『乗降10万人以上の駅』と、『ホームからの転落事象や列車との接触事象の多い駅』から順次整備していく」というものです。当社管内には、大阪駅をはじめとして乗降10万人以上の駅が14駅ございます。この14駅について、優先して整備すべき「のりば」を選定し、精力的に整備を進めてまいりたいと考えてございます。特に、京都駅と三ノ宮駅につきましては、車両扉枚数が不統一で扉位置が異なる環境にありますが、「昇降式ホーム柵」を整備することで具体的に進めているところでございます。
また、乗降10万人未満の駅についても、ホームからの転落事象や列車との接触事象の多い駅として、まずは西明石駅への整備を検討しているところであります。ホームからの転落などの事故を防止する手段として、ホーム柵の整備は極めて有効な手段と考えておりまして、今後とも国や関係する自治体の皆様のご協力をいただきながら、精力的に計画を進めてまいりたいと考えております。
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