三ノ宮駅ビル今秋解体着手 JR西、開業は23年度以降 <神戸新聞 2018.08.23>を編集
JR西日本が建て替え計画を進める三ノ宮駅直結の三宮ターミナルビル(神戸市中央区)の撤去作業が、2018秋にも始まることが2018/08/22、JR西日本などへの取材で分かった。2020年度中に解体工事を完了させる。新ビルの開業は2023年度以降になる予定。神戸の玄関口の活性化に向けた駅ビルの再開発が本格始動する。
三宮ターミナルビルは神戸ポートアイランド博覧会があった1981年に開業。地上11階、地下2階建て、延床面積は約2万平方メートルで、ホテルや商業施設「三宮OPA」、レストランなどが入っていた。
1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けたものの、復旧・補強工事をして営業を継続。しかし開業から35年以上がたち、耐震性能の不足が判明した。耐震改修も検討されたが、テナントへの影響などを考慮して建て替えを決定。2018/03末で閉館した。
JR西日本は2018/04に発表した5カ年の中期経営計画で、三ノ宮駅、大阪駅、広島駅の再開発を3大プロジェクトと位置づけ、三ノ宮の新駅ビルの開業時期を2023年度以降とした。概要は未定だが、ホテルや商業施設が入る計画。敷地内では温泉も掘り当てている。
三ノ宮駅周辺では他にも、神戸市がバスターミナルなどの入る高層ツインタワーを計画。阪急電鉄も神戸三宮駅の駅ビルの建替え工事を進めており、2021年の完成を目指している。
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