ポートライナー混雑、路線バスで解消 神戸市が社会実験 <2019/7/16 19:10神戸新聞NEXT>を編集
神戸・ポートライナーの平日朝の混雑解消に向け、神戸市などは2019/07/16、路線バスへの利用転換を促す社会実験を始めた。ポートライナーの通勤定期を持つ利用者に、神姫バスの指定便に無料で乗れる共通乗車証を約130枚発行。2020/03まで動向を調べる。
神戸新交通によると、2019/05、朝のラッシュ時に行った調査で乗車率は124.7%、1時間当たりの乗車人数は約1万0500人だった。
同様の社会実験は、2017/10から神戸学院大学付属中・高校(神戸市中央区港島中町4)の生徒対象にも行っている。約150人に共通乗車証を発行し、おおむね6割がバスを利用しているという。
今回、通勤利用者に発行した共通乗車証で乗れる路線バスは、三宮発 中央市民病院行き、神戸駅南口発 中央市民病院行き、地下鉄三宮駅前発 神戸空港海上アクセスターミナル行きの3路線で午前8時前後に出発する計6便。バス運賃は利用実績に応じて神戸新交通が負担する。
神戸市公共交通課は「バス利用者の数を調べ、対象便の拡大も考えながら実験を続けたい」としている。
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