列車ドア開け間違いゼロ! JR西日本が開発 <読売新聞 2009/02/05>を添削
■JR関西線で運用 超音波、ホーム検知
列車ドアの開け間違いによる乗客の転落事故などを防ごうと、JR西日本は超音波によるドア誤扱い防止システムを開発、今月からJR関西線の一部で運用を始めた。ドアの開閉を運転士が担当するワンマン運転区間から順次拡大していく。今後5年間で、JR和歌山線やJR播但線など計14両に設置する方針で、開発費を含めた投資額は計5500万円。
システムは、駅到着時に車両下部の前後左右の計4か所に取り付けたセンサーから発信される超音波でホームを検知する仕組み。乗務員が誤ってホームと反対側のドアを開ける操作をしても開かず、列車の一部がホームから行き過ぎて停車した場合も、同様に検知する。
JR関西線の加茂〜亀山やJR和歌山線など、JR西日本のワンマン運転区間では1999/04から2008/11末までに、運転士が誤ってドアを開けた事案は計60件に上る。乗客が転落するなどの事故は起きていない。
JR京都線やJR神戸線など、車掌がドアの開閉を行う車両でも、1999/04以降、同様の事案が58件発生している。JR京都線 高槻駅では2008/07、普通電車(7両編成)の車掌が約20秒、ホームのない線路側のドアを誤って開けてしまう事案があった。
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