フリーゲージトレイン、最高時速270kmを達成 走行試験で <日経新聞 2009/12/24>
(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構が九州新幹線長崎ルートなどへの導入を目指して開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の新幹線走行試験が2009/12/24未明、報道陣に公開され、02:00ごろ、開発目標の最高時速270kmを記録した。
フリーゲージトレインの試験車両は2009/12/24 01:00すぎ、九州新幹線の川内駅から新水俣駅に向け出発。新水俣駅で折り返して川内駅に戻る途中にある第3紫尾山トンネル内で最高時速270kmに達した。
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フリーゲージ車が走行試験 時速270kmで安定性測定 <共同通信 2009/12/24>
(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構などは2009/12/24未明、線路幅が違う新幹線と在来線に相互乗り入れ可能なフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の高速走行試験を九州新幹線川内〜新水俣で実施し、目標最高速度の時速270kmで安全性を測定した。試験は年内にもう1回実施し、来夏には国土交通省の評価を受ける予定。
フリーゲージトレインは九州新幹線長崎ルートへの導入を目指している。同機構によると、在来線での試験ではカーブ走行時に線路への負荷がかかりすぎると指摘されており、改良を進めている。
高速走行試験は、2009/08から同区間で最高速度を徐々に上げながら約30回実施。同機構の梅田雅司担当課長(52)は「時速270kmでの走行を確認し、新幹線としての目標は達成できた。実用化に向けて引き続き技術開発を進めたい」と語った。
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