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新名神高速道路:神戸〜高槻 2009/12/12着工へ <神戸新聞/NEXCO西日本など 2009/12/01>

 西日本高速道路(NEXCO西日本)は2009/11/30、新名神高速道路の高槻第一JCT(大阪府高槻市原)〜神戸JCT(神戸市北区八多町)の建設工事を着工すると発表した。起工式は2009/12/12に行われる。
 この区間は延長40.5km。設計速度は100km-h、暫定4車線で建設される。当初計画で2018年度としていた開通時期を2016年度中と2年前倒しできる見通しになったことも明らかにした。開通時期の前倒しは、用地の取得率が現時点で21%と比較的順調なことから、可能になった。
 事業総額は7746億円。主に山地部を通過し、橋梁33橋、トンネル11本と構造物比率が65%を占める。川西、箕面、茨木北の3カ所にIC、宝塚にSAを設ける予定。
 この開通により、並行する既存の中国自動車道と名神高速道路の渋滞緩和を図る。
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スカイマーク:神戸~福岡便を2010/02から就航 <神戸新聞など 2009/11/25>

 スカイマーク(SKY)は2009/11/25、神戸〜福岡線(1日2往復)の定期便を2010/02/01から就航すると発表した。2010/05/31でJALが神戸空港からの撤退(合計1日8往復)を表明したことを受け、神戸〜福岡線の就航計画を前倒しした。神戸〜福岡線の使用機は、SKY標準型のボーイング737-800型(177席)。神戸発は07:05と15:00、福岡発は08:45と16:40で、所要時間は神戸→福岡が1時間05分、福岡→神戸が1時間。2010/02の運賃は片道9800円とする。

 SKYは現在、神戸〜羽田線を1日5往復運航している。2014年度までの中期経営計画の中で、神戸空港を「関西の拠点」と位置付け、発着路線を増やすことを打ち出した。2009/12/25から神戸〜那覇線(1日2往復)の定期便を新設し、さらに2010/01からは神戸〜羽田線を1往復増やし計6往復にする予定。一方、2010/03に就航予定だった神戸〜新千歳線(1日1往復)は2010/04にずれ込む見通し。神戸発着のSKYの路線は2010/04には4都市に計11往復となる見込み。
さんふらわあ、大阪〜松山〜大分航路廃止へ <神戸新聞 2009/11/19>を添削

 ダイヤモンドフェリー(大分市)と関西汽船(大阪市)が経営統合を目指して設立した「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は2009/11/19、2010/02/01で大阪〜松山〜大分航路を廃止すると発表した。
 70年近い歴史を持つ主要航路だが、高速道路料金の値下げ以降、乗客は大きく減少。同社は「民主党政権が打ち出す高速道路無料化など、フェリーを取り巻く環境は極めて厳しい」として航路の廃止に踏み切った。

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2010/02/01(月)出航便より、「神戸〜大分航路」、「大阪〜別府航路」のダイヤを大幅に改編いたします。<フェリーさんふらわあ>を添削

1.サービス改編の概要
・神戸〜大分航路、大阪〜松山〜大分航路、大阪〜別府航路に就航するフェリーサービスを、現行の6隻6便から4隻4便体制へ変更します。
・神戸〜大分航路の日曜日〜木曜日出航のダイヤを前倒しします。
・大阪〜松山〜大分航路のフェリーサービスを休止し、大阪〜別府航路の別府発大阪行きの上り便が新たに松山に寄港します。

2.新しいダイヤ
○神戸〜大分航路
 運航船舶:「さんふらわあ ぱーる」「さんふらわあ ごーるど」
 運航船社:ダイヤモンドフェリー
 【下り便】日〜木出航:神戸18:30発→大分05:50着、金・土出航:神戸19:50発→大分07:20着
 【上り便】日〜木出航:大分19:00発→神戸06:20着、金・土出航:大分19:30発→神戸07:55着

○大阪〜松山〜別府航路
 運航船舶:「さんふらわあ あいぼり」「さんふらわあ こばると」
 運航船社:関西汽船
 大阪=大阪南港コスモフェリーターミナル

 【下り便】大阪19:10発→別府06:50着
 【上り便】別府18:40発→松山22:25着/23:10発→大阪07:35着
地下鉄で異臭、1人負傷=乗客誤って塩酸こぼす−不調訴えも、東京・日本橋駅 <時事通信など 2009/11/18>

 2009/11/18 16:20ごろ、東京メトロ銀座線日本橋駅(東京都中央区日本橋)の駅員から「異臭がする」と通報があった。警視庁中央警察署員が駆け付けると、気分が悪いと訴える乗客がいた。2人が病院に運ばれ、うち1人が足に軽い火傷を負った。
 警察は乗客の男性(20、東京都足立区)が持っていたポリ容器から工業用塩酸が誤ってこぼれたとみて、重過失傷害容疑で事情を聴いている。男性はスポーツバッグで塩酸3Lが入ったポリ容器を持ち歩いていた。蓋が緩み、こぼれた塩酸がバッグの一部を溶かしたとみられ、車内で移動した際、バッグから容器が落ちた。容器は高さ20cm、横20cm、厚さ13cm。落ちた際に底が割れて塩酸が飛び散り、近くにいた男性(38)と女性(26)の足に塩酸が掛かり、女性が火傷を負った。他に女性2人も気分が悪いなどと訴えた。
 塩酸を持っていた男性は石材関連会社に勤務しており、仕事で使っている。

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東京メトロ日本橋駅で異臭騒ぎ <2009/11/18>

石材業男性が誤って塩酸入り容器割る 地下鉄異臭、4人手当

 2009/11/18 16:20ごろ、東京メトロ銀座線 日本橋駅(東京都中央区日本橋)から異臭がすると110番通報があった。警視庁中央警察署によると、日本橋駅に到着した浅草行きの電車で、石材業者の男性(20)が、持っていたポリ容器を誤って落とし、中の塩酸とみられる液体が飛び散って異臭が発生。近くにいた女性(26)の足に液体がかかり、軽い火傷を負った。他にも女性2人が目の痛みや気分の不調を訴えた。

 中央警察署の調べによると、男性は同僚2人と乗車。汚れを落とすための工業用の塩酸が入ったポリ容器をスポーツバッグに入れて運んでいたが、スポーツバックが破れて、容器が落ちて破損した。中央警察署は重過失傷害の疑いで、男性3人から事情を聴いている。
 男性は新橋駅から乗車していたが「蓋が緩んでいた」などと説明しており、中央警察署では日本橋駅到着以前から液漏れが始まっていたとみている。東京消防庁によると、虎ノ門駅でも異臭を知らせる119番通報があり、男性(28)が気分の不調を訴え病院に搬送された。

 日本橋駅では銀座線のホームを一時封鎖。防護衣姿の消防隊員が破損した容器を回収した。改札付近は帰宅する会社員らでごったかえし、駅員らが「塩酸がこぼれました」と説明するなど対応に追われた。
35年ぶり 姫路モノレール公開に1万2千人 <神戸新聞 2009/11/16>を添削

 昭和40年代、姫路駅と手柄山間約1.8kmを結んだ姫路モノレールの車両が2009/11/15、旧手柄山駅舎前(姫路市西延末)で、35年ぶりに公開された。スタンプラリーや関係資料の展示もあり、当時を懐かしむ市民や鉄道ファンら約1万2千人で賑わった。

 姫路モノレールは1966(昭和41)年、姫路大博覧会の開催に合わせて、姫路市が建設。高さ約6mの軌道上を走る青と白の車体が、市民に親しまれた。しかし、バスや鉄道に比べて運賃が高く、距離も短かったため、乗客数が伸びず、1974(昭和49)年に運行休止。以降、車両は旧手柄山駅舎の格納庫に保管されていた。

 老朽化に伴う旧駅舎の改修工事に伴い、車両1台を搬出し、1日限定で公開した。旧駅舎3階のコンコース跡では、運行当時の写真の他、車両の図面や切符などの資料約120点を展示した。また、モノレールをデザインした昔のゴム印を復刻し、スタンプラリーも開催。親子連れなどが楽しんだ。

 旧駅舎は、姫路市立水族館の一部を移し、2011年春にリニューアルオープン予定。モノレール2両も展示される。

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姫路モノレール35年ぶり車両屋外に 来月公開 <神戸新聞 2009/10/27>を添削

 1966〜1974年に運行された旧姫路市営モノレールの車両1両が、35年ぶりに同市西延末、手柄山中央公園内にある旧駅舎から外に出された。2009/11/15に1日限りで一般公開される。丸みを帯びたデザインは当時先進的だったといい、懐かしむ市民や鉄道ファンの注目を集めそうだ。

 モノレールは、姫路大博覧会の会場となった手柄山と姫路駅の約1.8kmを結んだ。博覧会終了後、乗客が減少したため休止され、車両は旧駅舎内に保管されていた。姫路市は旧駅舎を耐震化工事した上、車両を2011年度から無料公開する方針。

 日本ロッキード社製とあって航空機を思わせる流線型。姫路市の担当者は「現在でも通用するデザイン。ぜひ見に来てほしい」と話している。

 公開は2009/11/15 10:00〜16:00。予約不要。

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姫路の“昭和”モノレール 年内に1日公開へ <神戸新聞 2009/09/17>を添削

 昭和40年代、姫路市内を8年間運行した姫路市営モノレールの車両が2009/10末〜2009/11上旬をめどに1日限りで公開される。2011年度の常設展示開始に向け、旧手柄山駅格納庫からプラットホームに移動するためで、車両を駅舎の外に出すのは35年ぶり。

 モノレールは、姫路大博覧会が開かれた1966/05、旧国鉄姫路駅〜手柄山約1.8kmで開通。東京・羽田に次ぐ全国2番目のモノレールで、姫路博覧会への交通手段になった。3両編成で、1日最大4万人を運んだ。

 姫路市は旧駅舎の耐震化工事をした上で、2011年度から無料で一般公開する。駅舎に隣接し、老朽化で休館している姫路市立水族館の一部も移して淡水魚を展示。昭和レトロをテーマに、昭和の姫路を多角的に紹介する。

 常設展示に向け、姫路市は旧駅舎の1階格納庫にある車両4両のうち2両を駅舎2階のプラットホームに移す。仮設軌道を設けて、吹き抜け庭に引き出した後、ホームに納める。工事が休みの日に、1両を仮設軌道に止めた状態で公開する。展示しない2両は車体の市章や、ドア、ライトなど展示用の部品を取った後、処分する。

 姫路市は「見学会の日程が決まればホームページなどでお知らせしたい」としている。

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姫路モノレール一般公開へ 巨大なお荷物一転 鉄道マニアの聖地に <MSN産経 2008/02/22>を添削

■昭和の遺物が鉄道マニアの聖地になる?
 姫路市は、1966年に全国2番目のモノレールとして開業し、わずか8年で廃止した姫路モノレールの旧手柄山駅舎の改修に新年度から着手、2011年の完成後に一般公開することを検討する。プラットホームとモノレール車両は当時のまま保管されており、半世紀早かったといわれた姫路モノレールの公開が実現すれば、鉄道マニアらの人気を集めそうだ。

 姫路モノレールは、国鉄姫路駅近くから手柄山公園のある手柄山駅までの約1.6kmを5分で結んだ。当時としては斬新なアルミ合金製の車両と、当時最先端技術だった自動列車停車装置(ATS)を備え、次世代の交通としての呼び声も高かった。しかし、高額な運賃や短すぎる営業区間などから利用客が伸び悩み、わずか8年で廃止に追い込まれた。

 改修が決まった旧手柄山駅舎は鉄筋コンクリート3階建てで、1964年に完成。廃止後は駅舎2〜3階部分を園芸技術の研修等施設「緑の相談所」として再利用しているが、1階には駅プラットホームや車両整備スペース、4両のモノレール車両などが当時のまま保管されている。廃止とともに撤去される予定だったが、莫大な費用がかかるため取り壊されず、巨大なお荷物として残された。

 しかし、廃止後も鉄道マニアや写真家らの間で根強い人気があり、モノレール車両の見学を望む声は今も多いが、姫路市は現在、施設の老朽化など安全上の理由から公開していない。

露本伊佐男さんのブログ 研究と教育と追憶と展望 「姫路モノレール」の追憶
http://tsuyu.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_40fd.html

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28年眠り姫 姫路モノレール <神戸新聞 2007/03/21>を添削

 姫路市手柄山。旧駅舎の車庫で、4両の車両は廃止から28年の歳月を重ねていた。ほこりまみれだが、外観も車内も往時のままだ。
 市営モノレールだった。1966/05、当時開催中の姫路博へのアクセスとして、旧国鉄姫路駅〜手柄山中央公園間約1.8kmに開通。車両は日本ロッキードモノレール社製で、時速100km/hは出るといわれた。
 自動車公害を解消する新交通として期待されたが、距離が短すぎた上、その後の都市政策とも結びつかず、延伸構想も消えた。1974年に休止、1979年に廃止。
 姫路博は戦後最大規模で、大阪万博(1970年)に道を付けた。会場への新交通は、神戸ポートアイランド博(1981年)を思い起こさせる。
 高度成長時代の夢の跡だろう。今、この歴史遺産を、市民が目にする機会がないのは、さびしい限りである。
神戸電鉄1000系
・8両在籍(2両休車、19両廃車)

 デ1000形
 ・1965〜1968年に製造。5編成10両。廃車済。

 デ1050形
 ・1968〜1974年に製造。
 ・2扉片運転台車
 ・1062+1072:休車
 ・1064+1073+1117F:1100系と組んで5両編成
 ・2両在籍(9両廃車)

 デ1070形
 ・1974〜1976年に製造。
 ・3扉両運転台車
 ・デ1071〜デ1073は非冷房車。1100系に組込。
 ・1071+1119F:5両編成
 ・1064+1073+1117F:5両編成
 ・1062+1072:休車
 ・デ1074〜デ1076は冷房改造済。1100系に組込。
 ・1111F+1074、1113F+1075、1153F+1076:4両編成
 ・6両在籍

神戸電鉄1100系
・1000系と合わせて、3両編成×8本、4両編成×5本、5両編成×2本、休車2両

 デ1100・サ1200形
 ・1969〜1972年に製造。
 ・2扉車
 ・1101F〜1109F:3両編成×5本
 ・1111F+1074、1113F+1075:4両編成×2本
 ・1115F、1121F:4両編成×2本
 ・1064+1073+1117F:5両編成
 ・1071+1119F:5両編成
 ・31両在籍(5両廃車)

 デ1150・サ1250形
 ・1977・1987年に製造。
 ・デ1100・サ1200形の3扉車版
 ・1151F:3両編成。公園都市線に配備。
 ・1153F+1076:4両編成
 ・3両編成×2本=6両在籍

 1500・1600形
 ・1991年製造。
 ・3両編成×2本=6両在籍

神戸電鉄1300系
・1300系同士で固定編成を組む。
・4両編成×5本=20両在籍

 デ1300形
 ・1971〜1973年に製造。
 ・2扉車
 ・2両編成×1本=2両在籍(8両廃車)

 デ1350形
 ・1979〜1987年に製造。
 ・3扉車
 ・2両編成×6本=12両在籍

 デ1370形
 ・1975〜1979年に製造。3扉中間電動車(デ1320形)
 ・1996〜1997年、デ1320形をデ1300・デ1050形の部品を使って先頭車化改造。デ1370形となる。
 ・2両編成×3本=6両在籍

神戸電鉄3000系
・1973〜1981・1989〜1991年に製造。
・アルミ製
・4両編成×9本=36両在籍。

神戸電鉄2000系
・1991年(公園都市線開業時)製造。
・アルミ製
・3両編成×3本、4両編成×2本=17両在籍。

神戸電鉄5000系
・1994年製造。
・VVVFインバータ制御
・4両編成×10本=40両在籍。

神戸電鉄6000系
・2008年製造
・ステンレス車体
・赤・黒・ゴールドのライン
・VVVFインバータ制御
・シングルアームパンタグラフ
・4両編成×1本=4両在籍。
神戸市交1000形
・西神山手線、北神急行線
・上半分が淡いグリーン、下半分が濃いグリーン。
・1977年(西神・山手線開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・電機子チョッパ制御。
・6両編成×18本=108両。
・1989年増備終了。
・1997年から順次改造、VVVF化。

神戸市交2000形
・西神山手線、北神急行線
・上半分が淡いグリーン、下半分が濃いグリーン。
・1988年(北神急行電鉄開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・電機子チョッパ制御。
・6両編成×4本=24両。

神戸市交3000形
・西神山手線、北神急行線
・淡いグリーン地に、濃いグリーンの帯。
・1993年(西神南駅開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・VVVFインバータ制御。
・6両編成×6本=36両。
・1994年増備終了。

北神急行電鉄7000系
・北神急行線、西神山手線
・アイボリー地に窓周りが淡茶色。
・1988年(北神急行電鉄開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・VVVFインバータ制御。
・6両編成×5本=30両。

神戸市交5000形
・海岸線
・白地にグリーンとブルーの帯。
・2001年(海岸線開業時)登場。
・アルミ製15m車3扉。
・ATOワンマン運転に対応。
・VVVFインバータ制御、鉄輪式リニアモーター。
・4両編成×10本=40両。
神戸新交通:ポートライナー初代車両引退へ <読売新聞など 2009/10/16>

 1981年、神戸ポートピア博の開催に合わせて、世界で初の無人営業運転を始めた新交通システム・ポートライナーの初代車両8000型が2009/11/08に引退する。
 神戸新交通(株)によると、2006年からステンレス製の新型車両2000型への更新を進めており、8000型は1編成(6両)だけ残っていた。
 2009/11/08 10:30から三宮駅ホームで引退セレモニーを開催、最終列車が神戸空港駅に向けて発車する。13〜16時には、ポートアイランド内の車両基地で記念撮影会が開かれる。

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神戸新交通:新型ポートライナー 2000型改良型車両 車両基地に搬入 <神戸新聞など 2008/02/28>を添削

 神戸新交通「ポートライナー」を開業当初から支えてきた8000型車両が更新時期を迎え、新しく導入される2000型改良型車両が2008/02/28早朝、川崎重工兵庫工場(神戸市兵庫区)からポートアイランドにあるポートライナー車両基地に搬入された。しんと冷え込んだ夜更けの神戸市内を、真新しい新型車両がトラックに揺られながらゆっくりと進んだ。
 2000型改良型は、神戸空港開港に伴い、ポートライナーの路線が延長された際に導入された2000型をベースに開発。2人掛シートの向かい合わせをやめ、一方向に向かう形に配置し、座りにくさを解消して車内の空間を有効利用できるようにした。定員も増える。
 現在12編成が運行し、クリーム色の車体で市民に親しまれている初代の8000型は、2009年度までに約2年かけて2000型改良型13編成に入れ替えられる。この日は1編成6両が6台のトラックに乗せられ、04:10ごろに工場を出発し、約1時間かけて搬入された。今後、車両基地での検査や試運転などを経て、2008/03下旬をめどに営業運転を始める。
ダイヤモンドフェリーと関西汽船 経営統合へ新会社 <神戸新聞 2009/10/10>を添削

 神戸と大分などを結ぶフェリー「さんふらわあ」を共同運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と関西汽船(大阪市)は2009/10/09、将来的な経営統合を視野に新会社を設立すると発表した。
 高速道路料金の大幅値下げ以降、フェリー業界では航路廃止や運営会社の倒産が相次いでいる。2社も収支状況が悪化しており、航路の統廃合や人員削減を視野に、新会社設立で生き残りを懸ける。

 2009/03に高速道路料金の大幅割引が始まってから、「さんふらわあ」の旅客数は約5〜18%減少した。2009/06からは大阪〜大分便で神戸と今治への寄港を取りやめたが、乗客減に歯止めがかからず、両社の親会社の商船三井が経営統合の方針を示していた。
 新会社名は「フェリーさんふらわあ」。本社を大阪市北区に置き、2社の営業部門を統括し、2009/11/01から営業を開始する。2社は発行済株式を新会社に取得させる「共同株式移転」で完全子会社となり、段階的に経営統合を進めていく。
 航路や人員削減について、両社は「高速道路無料化が実現すれば、さらに厳しい経営状態となる。将来的に避けて通れない課題」としている。

 全日本海員組合神戸地方支部などによると、高速道路値下げの影響を受け、瀬戸内海航路では少なくとも4社が廃業、7社で航路廃止や減便が決定した。
JR廃線跡に遊歩道 完成前にお披露目 <神戸新聞 2009/10/04>を添削

 かつて貨物列車が通っていたJR「神戸臨港線」の廃線跡に整備されている遊歩道が今月末に完成するのに先立ち、2009/10/03、お披露目式が開かれた。参加者は真新しい遊歩道を体験し、新たに設置された線路にはミニSLが走った。記念式典には神戸市会議員や企業関係者ら約150人が出席した。遊歩道は2009/10/26から一般に開放される。

 遊歩道はJR灘駅南から、阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmで、神戸市が整備を進めていた。両脇には、近くにある住友ゴム工業が寄贈した桜の木約100本が植樹されており、春には桜並木が楽しめる。西側には当時の線路がそのまま保存されている。また、東側には、神戸市立科学技術高校の鉄道車両研究会が全長約200mのミニSL用線路を設置。SL車両が登場し、早速親子連れが列を作っていた。

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線路跡地にミニSL開通へ 神戸科技高生製作 <神戸新聞 2008/06/18>

 かつて貨物列車が行き交っていた線路跡に手作りのミニSLを走らせようと、神戸市立科学技術高校の生徒たちが車両やレール製作などに取り組んでいる。来春にも、神戸市が遊歩道として整備する跡地に開通する予定で、一般にも開放を計画している。生徒たちは「昔を思い出しながら、鉄道の面白さを地域の人々に知ってもらえる場になればうれしい」と意気込んでいる。

 2003年12月に廃止されたJR貨物の通称「神戸臨港線」の一部、JR灘駅南から阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmを、神戸市が遊歩道として整備を進めている。ミニSL用のレールは高校の南側約300mに敷く。
 取り組むのは「鉄道車両研究会」の部員ら。部長で3年の城雅尊さん(18)と3年の大西圭さん(17)を中心に、2007/04から進めている。レールや車両などは溶接や加工などすべて生徒が手掛けた。夏休み中もほぼ毎日作業を重ね、2007/04から2008/03までに約200m分のレールを製作した。部員以外にも、3年生の「課題研究」として数人が作業に携わっている。
 線路と枕木がしっかり接着しているかどうかを確認するには、細かく高度な技術が問われ、作業は困難を極める。経験豊富な城さんと大西さんが課題研究の3年生や研究会の1、2年生を指導。大西さんは「自分たちで作り上げることの楽しさを他の生徒にも伝えたい」と胸を張る。

 ミニSLは、卒業生が約5年かけて1997年に完成させた蒸気機関車「旧国鉄9600型」。実車の1/8モデルで長さ1.23m、高さ45cm、重さ150kg。約2tまで引っ張ることができる。
 遊歩道は来春にも完成し、レールは常設される。城さんは「周りの人に『いいものを作ったね』と言われるように頑張りたい」と張り切っている。

「神戸臨港線」
正式名称はJR貨物(旧国鉄)東海道本線貨物支線。1907年、灘(後の東灘)〜小野浜約3.2kmが開業。1928年には湊川貨物駅まで延伸された。だがトラック輸送の増加などで、1985年、湊川貨物駅が廃止された。その後、阪神・淡路大震災後の入港船の減少などもあり、2003年に全線が廃止された。
JAL、神戸空港撤退は2010年度 <神戸新聞 2009/09/17>を添削

 経営再建中の日本航空(JAL)が、2009〜2011年度に廃止を検討している国際線と国内線の計50路線の全容が2009/09/16、明らかになった。既に判明していた神戸、静岡、粟国と合わせ、丘珠、奥尻、松本、広島西の計7空港から撤退。アムステルダムなど海外9空港での運航も取りやめる。空港からの撤退は、すべての路線運航やカウンター業務をやめることになる。いずれも赤字路線で、JALは国土交通省の有識者会議に撤退計画を提示した。松本と広島西は他社も含め定期便がなくなる。地方空港の運営に打撃を与えるのは必至で、地元自治体などとの調整は難航しそうだ。
 計画によると、廃止する国内29路線のうち、2009年度は10路線(公表済を含む)を廃止。2010年度は14路線を廃止し、神戸、丘珠、奥尻、広島西からの撤退となる。2011年度は松本、静岡から撤退し、5路線を廃止する。

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 同時掲載の図(原文では写真で掲載されている)を元に加筆すると、

国内線の路線廃止計画
 2009年度廃止公表済:関西〜女満別03/31、那覇〜粟国(RAC)05/31、関西〜釧路08/31、関西〜帯広08/31、伊丹〜種子島(JTA)08/31、関西〜旭川09/30、関西〜青森09/30
 2009年度廃止:羽田〜神戸、中部〜熊本(JEX)、中部〜花巻
 2010年度廃止:中部〜釧路、神戸〜新千歳、神戸〜石垣(JTA)、神戸〜那覇(JTA)、北九州〜那覇(JTA)、丘珠〜釧路(HAC)、丘珠〜函館(HAC)、新千歳〜函館(HAC)、函館〜旭川(HAC)、函館〜釧路(HAC)、函館〜奥尻(HAC)、広島西〜鹿児島(JAC)、広島西〜宮崎(JAC)、岡山〜鹿児島(JAC)
 2011年度廃止:松本〜伊丹(JAC)、松本〜新千歳(JAC)、松本〜福岡(JAC)、静岡〜新千歳、静岡〜福岡
  HAC:北海道エアシステム、JAC:日本エアコミューター、JTA:日本トランスオーシャン航空、RAC:琉球エアーコミューター

国際線の路線廃止計画
 2009年度廃止:成田〜青島、杭州、アモイ、メキシコ。中部〜仁川、パリ。関西〜大連、杭州、仁川、釜山、ロンドン、ハノイ、クアラルンプール。
 2010年度廃止:成田〜ローマ、ブリスベーン、アムステルダム。
 2011年度廃止:成田〜高尾、サンパウロ。関西〜バンコク、デンパサール。中部〜バンコク。

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JALが神戸撤退検討 関西の航空網に打撃の恐れ <2009/09/16>

 経営再建中の日本航空(JAL)が神戸を含む国内7空港から撤退する可能性が出てきた。関西空港でも、中国路線の一部で運休が検討されている。JALのリストラ策で、関西の航空網は大きく打撃を受けることになりそうだ。
(中略)
 神戸市によると、神戸空港の2009年度の収入見通しは18億3500万円で、着陸料は全体の4割にあたる6億8700万円になる。JALグループは神戸空港から羽田、新千歳、那覇、石垣に1日計8便を運航しており、全面撤退すれば神戸発着の3分の1の便がなくなる計算。着陸料収入は激減し、空港経営は一層厳しさを増すことになる。
 JALが神戸撤退を検討する背景には、神戸地区の需要減退がある。神戸空港の利用者数は、2007年度の297万人が、2008年度は13%減の257万人。便数も2006/02の開港時は1日27便あったが、現在は22便になった。

 JALは、大連や杭州など関空発着の中国路線も運休・減便する方針だ。国内の23都市と結ばれている大阪(伊丹)空港発着でも、東北や山陰では、搭乗率が採算ラインと言われる7割を下回る50%以下の路線もある。今後、運休・減便の動き広がる可能性がある。JALは景気の後退が顕著になった昨秋から、首都圏に路線を集中させており、関西地区の比重を下げてきた。2009/10にも、路線の統廃合を含めた経営健全化計画をとりまとめる予定。

 今後、地元自治体はJALに便数を維持するよう求めていくとみられるが、JALの経営危機は深刻で、検討している他社との提携が成立したとしても大幅な路線整理は不可避な情勢だ。

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 いらないよJAL。機材と乗員をスカイマークに無償譲渡して立ち去れ。
高架下の貸地返還要請 JR西日本 <神戸新聞 2009/09/07>を添削

 JR西日本が、JR神戸線の灘〜新長田の高架下にある店舗などと借地契約をしている土地約700件に対して返還を求めており、これまでに10件の返還があったことが2009/09/06、分かった。
 将来の高架改修に備えているといい、借地権の譲渡禁止も厳格化し、返還を促している。店が集中する三ノ宮〜神戸の浜側は契約の経緯から対象外としているが、空き店舗の増加を危ぶむ商業関係者からは不安の声が上がっている。元町の高架下などは個性的な店が多い商店街として人気がある一方、老朽化が進み、漏電による火災も起きている。

 高架は1931(昭和6)年に完成。三ノ宮〜神戸の高架下は当時、路上の屋台を移転させるために、神戸市が旧国鉄から浜側を一括して借り受けた。終戦直後の不法占有状態を経て契約関係は複雑化。1987年の国鉄民営化に際し、各権利者は20年間か30年間の契約をJR西日本と結んだ。
 20年契約が満期となった2年前からJR西日本は返還を求め始めた。高架も老朽化しており、点検や補修に備えるのが目的という。JR西日本は契約の更新に応じてはいるが、これまで交渉次第で認めていた借地権の譲渡や転貸を原則として禁じ、契約条項の順守を求めている。
 だが、もともと増えていた空き店舗の解消を図る地元にとって、譲渡や転貸の禁止は逆効果。また、JR西日本は「返還後は自社物件として建て直す」としているが、返還された10件のうち9件は空き店舗や更地のままだ。

 一方、三ノ宮〜神戸の浜側の土地約280件については、神戸市が契約に介在した経緯があり、JR西日本は神戸市主導での返還を期待する。しかし、神戸市は「今は地代のやりとりに神戸市は介在しておらず、JR西日本と権利者の直接契約にしてほしいのが本音」と話す。

 JR西日本は「高架は現段階では安全だが、いずれ大規模な補修が必要。できるだけ返還を進めた上で、現実的な補修方法を検討したい」としている。

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 2009/08/05夜に発生した高架下の火災がこの記事のきっかけでしょうねぇ。
阪急電鉄株式会社甲陽線甲陽園駅構内列車脱線事故

航空・鉄道事故調査委員会 鉄道事故調査報告書 2009/08/28
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/report/RA09-7-1.pdf
を抜粋添削

1.1 鉄道事故の概要

 阪急電鉄甲陽線夙川駅発甲陽園駅行き3両編成の下り普通第11059列車は、2008/09/20(土)、ワンマン運転で苦楽園口駅を定刻(11:50)に出発した。列車の運転士は、甲陽園13分岐器を速度約17㎞/hで進入した後、分岐線側である甲陽園駅1号線ホームに速度15㎞/h以下で進入したところ、車両に強い揺れを感じたため、常用ブレーキを使用して所定の列車停止位置より約30m手前に列車を停止させた。
 列車は、3両目の前台車全2軸が右へ脱線していた。
 列車には、乗客約20名及び運転士1名が乗車していたが、死傷者はなかった。

4 原 因
 本事故は、本件分岐器始端付近において、本件列車の脱線係数が増加するとともに、限界脱線係数が低下したため、本件列車「2両目の後台車第1軸」「3両目の前台車第1軸」の外軌側車輪である右車輪が右トングレールに乗り上がり、内軌側車輪である左車輪が左トングレールと左基本レールの間に脱線したものと考えられる。このうち、「2両目の後台車第1軸」は、脱線した後、トングレール終端付近で復線したものと考えられる。

 本件分岐器始端付近において、脱線係数が増加するとともに、限界脱線係数が低下したことについては、以下のことによる可能性があると考えられる。
 (1)脱線係数が増加したことについては、
  ①急曲線のため大きな横圧が発生する箇所において、曲線半径をより小さくする側の通り変位や継ぎ目折れ等が存在したため、横圧が増加したこと、
  ②カント超過に加えて、カントの逓減区間の位置がずれていたことにより分岐器内で平面性変位が生じ、輪重が減少したこと。
 (2)限界脱線係数が低下したことについては、
  ①通り変位や継ぎ目折れなどによりアタック角が増加したこと、
  ②交換して間もない車輪で、フランジ部が粗かったことなどから、フランジとレール間の摩擦係数が増加していた可能性があること。
 なお、(1)については、急曲線における阪急電鉄の軌道管理の方法が関与したものと考えられる。

 また、本件列車の2両目と3両目が脱線したことについては、本件分岐器への進入速度が1両目と比較して2両目、3両目の方が遅く、より大きなカント超過の状態となったことが関与した可能性があると考えられる。

5 参考事項

 阪急電鉄が本事故後に講じた主な対策は以下のとおりである。
 (1)本件分岐器付近の軌道整備を行い、軌間変位、水準変位、通り変位等の整正を行った。
 (2)本件分岐器のポイント部を基準線側に鎖錠し、分岐線側を使用停止とした。
 (3)阪急電鉄の類似箇所における同種事故の対策
  ①内方分岐器手前でカントを逓減している箇所について、カントが一定となるよう改良した。
  ②車輪・レール間の摩擦力を低減するため、内方分岐器手前に摩擦調整材塗布器を設置した。
  ③内方分岐器のポイント部とリード部に脱線防止ガードを設置した。
電気工事で感電死? JR新大阪駅 <MSN産経 2009/08/12>

 2009/08/12 13:30ごろ、JR新大阪駅(大阪市東淀川区西淡路)の配電室で男性が倒れているのを同僚が発見。病院に運ばれたが間もなく死亡した。
 東淀川警察署によると、倒れていたのは、会社員 山端正義さん(63、川西市栄根)。山端さんは2009/08/12 13:00から、同僚5人と配電盤の工事をしていた。配電盤のブレーカーが降りておらず、死因は感電死とみられる。東淀川署で作業方法に問題がなかったかを調べている。
JR西日本社員逮捕 踏切非常ボタン押し電車運行を妨害 <2009/08/11>

 京都府警城陽警察署は2009/08/10、JR西日本社員の松本雅宏(23、京都府城陽市久世北垣内)を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕した。松本はJR京都線 西大路駅(京都市南区)の駅員。城陽警察署によると「遅刻しそうになったので押した」と容疑を認めている。
 逮捕容疑は2009/08/10 07:30ごろ、JR奈良線 久世宮踏切(京都府城陽市久世芝ケ原)の非常ボタンを押し、電車の運行を妨害した容疑。電車が一時停車するなどの影響が出た。城陽警察署によると、2009/07中旬から同じ踏切で、何者かが非常ボタンを押す事案が6回起きており、松本の関与を追及している。
JR神戸駅高架下火災:実況見分始まる <神戸新聞 2009/08/06>を添削

 JR神戸線の高架下(神戸市中央区相生町5)で2009/08/05夜、飲食店などが燃えた火災で、生田警察署と神戸市消防局は2009/08/06午前から現場で実況見分を始めた。

 JR西日本によると、火災のため、約300人を乗せた新快速電車が現場近くの線路上で1時間半停止し、6本が運休、33本が最大2時間遅れ、約1万7000人に影響した。

 神戸市消防局などによると、2009/08/05 22:50ごろ出火し、飲食店などが入った3軒続きの木造2階建て長屋延べ約200平方メートルが全焼。飲食店1店と住居1室、物置などが燃え、怪我人はなかった。隣接する飲食店などにも一部延焼し、約2時間後に消えた。

 実況見分は、生田警察署員や神戸市消防局の職員など約40人で行われた。燃え方が激しい1室は、最近使われていない。警察と消防で関係者から話を聞き、出火原因などを調べている。

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<JRおでかけネット 2009/08/05>

 2009/08/05 22:55頃、JR神戸線:神戸駅近くの高架下で火災が発生しました。JR神戸線 大阪〜姫路で運転を見合わせていましたが、消火活動が終了し、24:53に順次運転を再開しました。

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JR神戸線高架下で火災 2時間不通、1万人を直撃 <asahi.com 2009/08/06>を添削

 2009/08/05 22:50ごろ、JR神戸線高架下の飲食店「まねき」(神戸市中央区相生町5)付近から出火、同店や近くの居酒屋など計7戸が全焼するなどした。怪我人はなかった。
 JR西日本はJR神戸線 尼崎〜姫路の上下線の運行を翌08/06 01:00前まで見合わせ、約20本が運休や遅れ、1万人以上が影響を受けた。

 生田警察署などによると、出火元とみられる飲食店は休みだった。現場は神戸駅の南約200mにあり、高架下には店舗のほかに倉庫なども入る。延焼した居酒屋にいた男性会社員(34)は「ガラスが割れる音がしたので店を出ると、隣の店から火が上がり、電線もバチバチと焼けていた」と話していた。
JR京葉線停電:変電所へ電気逆流か 設備破壊、停電起こす <神戸新聞 2009/07/31>を添削

 JR京葉線の停電トラブルで、立ち往生した電車2両目の床下に据え付けてある分電装置の端子が焼け切れていたことが2009/07/31、JR東日本の調査で分かった。何らかの原因でショートしたとみられる。ショート時に発生した過剰な電流がレールの電気回路を通じて近くの変電所に逆流、変電所のブレーカーを壊し、架線の停電を引き起こしたらしい。

 電車の故障が変電所施設の破壊につながった珍しい事例で、関東運輸局は07/31、JR東日本に原因究明と再発防止策を取るよう警告した。JR東日本は端子がショートした原因を引き続き詳しく調べ、同じ系統の電車約1400両を一斉点検する。

 JR東日本によると、電車は10両編成で、うち車輪を動かすモーターが付いている6両の車両下部に、架線から受け取った電気を隣の車両に分配する装置が付いている。ショートして切れたのは前から2両目の装置の銅製端子(直径約3cm、長さ約10cm)で、装置内はすすで真っ黒になっていた。分電装置は3カ月に1度、通電異常がないか点検しており、直近の07/08は正常だった。

 2005/03に京浜東北線で同種の停電トラブルがあり、車両から異常電流が流れ出ないよう対策を進めていた。
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 珍しい? 2005年に起こっているのに?

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JR京葉線停電:原因は車両の回路異常? <読売新聞 2009/07/31>を添削

 JR京葉線が2009/07/30、停電で約7時間にわたり不通になったトラブルで、新木場〜葛西臨海公園で停止した電車の電気回路に焼け焦げた跡があることが2009/07/31、JR東日本の調べでわかった。JR東日本は車両側の電気回路に何らかの異常が起きたことが原因とほぼ断定した。

 JR東日本によると、2009/07/30 13:50頃、越中島変電所(東京都江東区塩浜)で火災が発生したため、当初は、変電所の電気系統のトラブルが原因とみて、電気供給をストップした。
 ところが、復旧作業終了後の2009/07/30 18:30頃、停止していた電車を動かす準備を始めたところ、今度は別の変電所でブレーカーが遮断した。JR東日本はこの時点で、トラブルの原因が電車側にあることに気づいた。結局、この電車を移動させて京葉線が全線で運行を再開したのは、さらに2時間半が過ぎた20:55頃だった。

 JR東日本が2009/07/31未明にこの電車を調べたところ、パンタグラフとつながる2両目の電気回路に焼け焦げた跡があるのが見つかった。この電車の乗客も読売新聞の取材に「停電して車内の照明が消えた瞬間、車両内に焦げたにおいがした」と話していた。

 国土交通省関東運輸局は2009/07/31午前、JR東日本に対し、再発防止対策を求める警告書を出した。警告書では「利用者に多大な影響を与えたことは誠に遺憾」とし、運転再開に長時間かかった原因究明が必要と指摘した。

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JR京葉線停電:7時間不通 <読売新聞 2009/07/30>を添削

 2009/07/30 13:50頃、JR東日本 越中島変電所(東京都江東区塩浜)から出火し、変電所から送電を受けているJR京葉線が全線で運行できなくなった。
 全線での運転再開は約7時間後の20:55頃で、166本が運休したほか4本が遅れ、約13万8000人に影響が出た。
 JR京葉線は都心と千葉方面の東京ディズニーランドなどを結んでおり、夏休みの行楽客や帰宅する会社員らの足を直撃した。

 JR東日本によると、新木場〜葛西臨海公園の架線で停電が起き、同区間の線路上で下り普通電車(10両編成)が停車。ほぼ同時刻に、越中島変電所で火災警報が鳴ったため確認したところ、過電流を防ぐためのブレーカーの一部が焦げているのが見つかった。このため、JR東日本はこの電車の電気回路に異常があってショートした結果、変電所のブレーカーに過大な電流が流れて火災につながった可能性が高いと見ている。
(#↑実際は次の記事に掲載)

 停車した電車の車内には、約500人の乗客が閉じこめられ、約1時間後、全員が線路に降りて約300m離れた新木場駅まで歩いた。乗客に体調不良を訴えた人はいなかった。
 この日は東京都心で最高気温33.2度を記録する真夏日となったが、停車した電車は停電し、冷房が利かないまま。

 一方、ディズニーランドの最寄りの舞浜駅では、夏休みの家族連れらが帰りの足を失い、夕方以降、バスやタクシーの乗り場には長蛇の列ができた。ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは社有バスで東京メトロ東西線の浦安駅までピストン輸送を行った。
阪急神戸線:特急電車内で異臭騒ぎ <2009/07/25>

 2009/07/25 16:15ごろ、阪急神戸線の王子公園駅付近を走行していた特急電車(梅田発新開地行き、8両編成)内で、乗客が「異臭がした」と車掌に届け出た。生田警察署などによると、乗客約400人のうち、最後尾の車両の5〜6人が「ガスのようなにおいがした」と訴えた。そのうち男女2人は到着した三宮駅から病院に運ばれたが、症状は軽い。
 阪急電鉄によると、三宮駅で車内を調べたが、異常は見当たらず、2分遅れで発車した。この電車は新開地駅で折り返し、梅田行き特急として運行。念のため西宮北口駅で別の電車を用意し、乗客約800人が乗り換え、2分の遅れが出た。
JEX機が滑走路誤進入 大阪空港 JAC機着陸やり直し <MSN産経 2009/07/23>を添削

 2009/07/23 09:10ごろ、大阪伊丹空港で、着陸したJALエクスプレス(JEX)2200便(仙台発大阪行き、MD81、乗員乗客74人)がA滑走路に誤って進入した。このため、この滑走路に着陸しようとした日本エアコミューター(JAC)2400便(鹿児島発大阪行き、ボンバルディアDGC8-402、乗員乗客52人)が、管制官の指示で着陸をやり直した。
 国土交通省によると、JEX機はB滑走路に着陸した後、空港管制官から待機の指示を受けていたにもかかわらず、A滑走路に入った。このため、管制官は滑走路の約4km南東で着陸準備をしていたJAC機に、着陸のやり直しを指示した。当初は、JEX機が進入した1分後にJAC機がA滑走路に着陸する予定だった。
 国土交通省運輸安全委員会は重大インシデントとして、航空事故調査官3人を派遣した。
金具が踊りだす? 六甲ライナーで怪現象 <神戸新聞 2009/07/08>を添削
http://www.youtube.com/watch?v=STnNmX2gT78&feature=player_embedded


 電車内の床に落ちた金具が突然、動き出す。そんな怪現象が、神戸新交通六甲ライナーやポートライナーで見られることが分かった。実は、車両のモーターを動かす電流から磁気が漏れているのが原因。人体への影響はないというが、クレジットカードや携帯電話などを落とすと不具合が起きる恐れもあり、神戸新交通は磁気対策を施した新車両への入れ替えを進めている。

 六甲ライナーの車両中央部。座席の足元に落としたクリップが、電車の速度が上がると直立し、頭を振りながらダンスを始めた。速度が落ちると倒れたが、ブレーキがかかると、再び起き上がった。
 (独)交通安全環境研究所(東京)によると、この現象は車両下部にあるモーターに強い電流が流れた際に、磁気が発生し、電線から床面に漏れるのが原因。他の会社の車両でも起こり得るが、神戸新交通のように小型で全車両にモーターが付いている場合、特に起こりやすい。交通安全環境研究所は「人体への影響が懸念される電磁波ではなく、磁石と同じ」と説明。「精密機器を落としても、すぐ拾えば故障するわけではないが、注意は必要」と指摘する。
 近年の新造車両は、ペースメーカーなどが床に接する事態も想定し、床下に磁気の遮断板を設けるなど、国際的なガイドラインに基づき、磁気の漏出を一定基準内に抑えている。

 神戸新交通は、2006年から順次、新型車両を導入。ポートライナー19編成のうち17編成を入れ替えた。これまで車両内の磁気を測定したことはなかったが、新型車では、磁気の測定値は基準以下だった。
 担当者は「残る車両の入れ替えも急ぎたい。精密機器に支障が出る可能性はあるが、床に接しない限り問題ない。過剰な反応はしないで」と話している。
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 ポートライナーでは入れ替えが終了しましたが、六甲ライナーの車両入れ替えはこれからです〜〜!
 六甲ライナーには1000型電車が11編成投入されています。01〜09編成は1989年、10編成は1993年、11編成は1998年建造。
近鉄京都線:発車直後ドア16カ所全て開く車掌ミス <2009/06/16>

 近鉄京都線 大和西大寺駅(奈良市西大寺国見町)で、2009/06/16 21:10ごろ、普通電車(大和西大寺発新田辺行、4両編成)が発車直後、ホーム側ドア16カ所全てが開くトラブルがあった。電車は約10m走って停車。乗客約150人にけがはなく、ダイヤに影響はなかった。

 近鉄によると、男性車掌(20)がドアの開閉スイッチに挿した鍵を抜き忘れたまま発車し、直後にバランスを崩し、誤ってスイッチに触れたのが原因。ドアが開いたことに気付いた運転士が急ブレーキをかけた。時速10km以下の場合、走行中でもスイッチを操作すればドアは開閉する。
 (独)航海訓練所の練習船3隻が練習航海から帰国し、2009/06/08午前、神戸港・新港第1突堤に相次いで入港した。帆船「日本丸」(2570トン)、帆船「海王丸」(2556トン)、汽船「銀河丸」(6185トン)の3隻。3隻同時入港は2007年以来で、今回は2009/07/03に出港する。日没後には3隻とも22:00までライトアップされる。
 写真は読売新聞より。
「警官見たい」線路上に自転車置いた容疑で高校生逮捕 愛知 <2009/05/19>

 愛知県警西枇杷島警察署は、名古屋鉄道犬山線の線路上に自転車を置いたとして、2009/05/19までに往来危険の疑いで高校生(17、愛知県江南市)を逮捕、送検した。「警察官が好きで、姿が見られると思った」と認めている。

 警察によると、北名古屋市や江南市などの名鉄沿線では、2009/01から線路上に自転車などが置かれる事件が8件、非常ボタンが押される事件が10件起きており、生徒は「自分がやった」と話している。逮捕容疑は2009/03/15 19:30ごろ、名鉄犬山線 徳重・名古屋芸大駅(北名古屋市)から約30m離れた線路上に放置自転車を置いて危険を生じさせた疑い。
神戸〜釜山フェリー:無期限休止 <2009/04/16>

 8年ぶりに復活した神戸〜釜山(韓国)の定期フェリーが無期限休止になることが2009/04/15、分かった。世界同時不況や大幅な円高ウォン安で、収益の9割を占めていた韓国からの旅客や積荷が激減した。関係者は韓国からの観光客増に期待を寄せていたが、神戸港へ寄港したのはたった4回に終わった。

 韓国のフェリー会社 パンスターラインが2009/01/10から運航。ラウンジや免税店などがある豪華船が土曜日に神戸港を発着していた。しかし、2009/02には、運航船2隻のうち1隻が故障、寄港を一時休止した。船の修理が完了し、パンスターラインは2009/04/04から神戸寄港を再開すると発表していたが、わずか2日後の2009/04/06、同航路の廃止を決定した。
 パンスターラインの総代理店サンスターラインによると、リーマンショックなどの影響が出始める2008/10まで旅客数が右肩上がりだったが、ウォン安で物量ともに激減。定員約680人の旅客は、採算ラインの7割に届かず、最近は半分程度しか埋まっていなかった。
 今後は神戸寄港を取りやめた上で、運航船を1隻に集約し、週5日運航していた大阪〜釜山便も2009/04/13から週3日に減便。予約客はすべて大阪便に振り分ける。

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神戸〜釜山フェリー:2009/04/04に再開 <2009/04/02>

 2009/02から船体修理のため一時休止していた神戸〜釜山(韓国)を週1回結ぶ定期フェリーが、2009/04/04、運航を再開する。
 2009/04からは毎週土曜日に神戸港を発着。週3便だった大阪からの発着便も週5便となる。

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神戸〜釜山フェリー:一時休止 <2009/02/02>

 8年ぶりに神戸〜釜山(韓国)航路を復活させた定期フェリー パンスター号が、2009/02/07から神戸への寄港を一時休止する。
 総代理店サンスターラインによると、神戸に就航する2隻のうち1隻のエンジンが故障。使っていた代替船を他の航路に充てることになり、神戸への寄港ができなくなった。週5便就航していた大阪は2009/02/03から2便減の週3便になる。修理が終わる2009/03下旬に再開する見込み。

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神戸〜釜山フェリー:2009/01に就航変更 <神戸新聞 2008/12/17>

 神戸市は2008/12/17、2008/12/20に予定されていた神戸と釜山(韓国)を結ぶ国際定期フェリーの就航が、2009/01/10に変更されたと発表した。
 神戸市みなと総局によると、2008/12/20に寄港予定だった「パンスター・ドリーム」(2万1535トン)にエンジントラブルが発生した。運行会社のパンスターラインは別のフェリーを使用し、2009/01/10 09:30に神戸ポートターミナルに入港する。

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神戸〜韓国定期フェリー就航へ 7年ぶり誘致 <神戸新聞など 2008/12/09>

 神戸と釜山(韓国)を結ぶ定期フェリーが2008/12/20、就航する。韓国のフェリー会社 パンスターラインが運航し、神戸〜韓国航路は7年ぶりの復活となる。神戸市などによる誘致活動が実を結んだ格好で、観光客増加への大きな弾みとなりそうだ。神戸〜韓国航路はマレーシアの会社が定期クルーズ船を運航していたが、乗客の減少などを理由に2001年から休止していた。

 パンスターラインは、神戸の観光地としての魅力や在日韓国人が多い点などを重視。現在、釜山〜大阪を週6日運航しているが、毎週土曜日の便を神戸発着に変更する。航行するのは「パンスター・ドリーム」(2万1535トン)と「パンスター・サニー」(2万6847トン)で、ラウンジやサウナ、免税店などがある豪華船。2008/12/20 10:00に神戸ポートターミナル(神戸市中央区)に入港、15:30に出発する。約19時間をかけて、翌朝、釜山に着く。客室料金は1万6000円から。
阪神電鉄:魚崎〜芦屋の上り線 2009/04/18から仮線路 <2009/04/07>

 阪神電鉄の魚崎〜芦屋(約3.2km)の高架化工事が進行中。2009/04/18の始発から上り線の運行が仮線路に切り替えられる。この高架化は、神戸市と阪神電鉄が共同で進めている連続立体交差事業の一環。全体区間は阪神住吉〜芦屋市境間の約4km。うち阪神住吉〜魚崎は2002/11に完成済。

 神戸市によると、
 1)上り線の仮線路切替えの約1年後に下り線を仮線路に切替える。
 2)現在の下り線を撤去して高架橋を建設し、まず下り線を高架化する。
 3)上り線を高架化し、工事完了後、北側に幅10mの側道を整備する。
 全体の完了はおおむね10年後(2018年度)を予定している。
 区間内の11カ所の踏切を撤去。朝夕に渋滞がひどい神戸市道の魚崎幹線や青木幹線などの拡幅工事もする。総事業費は653億円で、神戸市と阪神電鉄が分担する。高架化に伴い、深江駅と青木駅がエスカレーターやエレベーター付きの高架駅になる。
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