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阪急:神戸〜京都に直通列車 57年ぶり <2009/04/02>

 阪急は、この春、嵐山へ便利な臨時直通列車を大増発する。昨秋運行し好評だった西宮北口〜嵐山の臨時直通列車に加え、高速神戸や宝塚線からの直通列車のほか、嵐山〜河原町の直通列車も運行する。また、嵐山情報をご紹介するガイド「嵐山にゆきたくなる本」を阪急電鉄の各駅ほかで無料配布する。
 神戸〜京都を乗換えなしで営業運転するのは、1949〜1952年に運行していた直通特急以来57年ぶり。宝塚線から京都線に乗り入れる電車も、1968年で廃止された「直通特急歌劇号」以来41年ぶり。
 昨年秋に西宮北口〜嵐山で運行した臨時電車が平日の5日間で3800人が利用するなど好評だったことから、今春も運行を決めた。

1.嵐山行き臨時直通列車の運行

(1)川西能勢口〜嵐山
1)運行期間:
 04/13(月)〜04/15日(水)1日1往復(6両編成)
2)停車駅・時刻:
 川西能勢口10:08発⇒桂から各駅に停車、嵐山11:33着
 嵐山15:51発、桂まで各駅に停車⇒川西能勢口17:25着

(2)豊中〜嵐山
1)運行期間:
 04/16(木)〜04/17(金)1日1往復(6両編成)
2)停車駅・時刻
 豊中10:19発⇒桂から各駅に停車、嵐山11:33着
 嵐山15:51発、桂まで各駅に停車⇒豊中17:14着
 
(3)高速神戸〜嵐山
1)運行期間:
 04/20(月)〜04/21(火)1日1往復(6両編成)
2)停車駅・時刻:
 高速神戸10:01、三宮10:05発⇒桂から各駅に停車、嵐山11:33着
 嵐山15:51発、桂まで各駅に停車⇒三宮17:32、高速神戸17:36着

(4)西宮北口〜嵐山
1)運行期間:
 04/22(水)〜04/24(金)1日1往復(6両編成)
2)停車駅・時刻:
 西宮北口10:21発⇒桂から各駅に停車、嵐山11:33着
 嵐山15:51発、桂まで各駅に停車⇒西宮北口17:10着

(5)河原町〜嵐山
1)運行期間:
 05/02(土)〜05/06(水・祝)嵐山行き10本、河原町行き12本(6両編成)
2)停車駅:
 河原町・烏丸・桂〜嵐山
3)運行:所要22〜24分
 嵐 山行:10:42、11:02、11:22、11:42、15:42、16:02、16:22、16:42、17:02、17:22発
 河原町行:10:09、10:29、10:49、11:09、11:29、15:10、15:29、15:49、16:09、16:29、16:49、17:09発

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阪急:西宮〜嵐山に直通列車 38年ぶり <神戸新聞>を添削

 阪急電鉄が大阪万博以来38年ぶりに、神戸線・京都線を直通運転する臨時列車を走らせる。
 臨時列車は2008/11/17から5日間、6両編成で、西宮北口〜嵐山を1日1往復運行する。西宮北口〜十三と、桂〜嵐山の各駅に停車する。
 行きは西宮北口10:20発⇒嵐山11:33着、帰りは嵐山15:51発⇒西宮北口17:17着。
 神戸線 西宮北口駅を出た列車は、京都線と交わる十三では嵐山に向かわず、いったんターミナルの梅田まで進んだ後に折り返して京都線に入る。梅田ではドアを開けず、その後の十三も通過する。
 両線とも特急を利用し十三で乗り換えた場合より、所要時間は15〜30分程度長くかかるが、阪急は需要はあると見込む。

 阪急は1949年から1952年ごろまで、神戸(三宮)〜京都(大宮)に「神戸京都直通特急」を運行。1968年ごろまで京都線方面から宝塚行き「歌劇号」、大阪万博が開催された1970年には、神戸線方面から京都線経由で千里線の臨時駅に向かう万博直通列車もあった。いずれも十三駅で折り返す経路だったが、現在は十三駅構内の工事で待避線が使えないため、今回のルートとなった。来年以降の臨時直通列車については今年の利用状況を見て検討する。
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阪神電鉄バスは、阪神電気鉄道(株)より分社し、阪神バス(株)となった。
それによりいろいろとダイヤ改正されたが、今回注目するのは以下の路線。

阪神尼崎〜神戸税関前の定時性向上を図ります。
 長大路線であった尼崎神戸線(阪神尼崎〜神戸税関前)を2路線(阪神尼崎〜阪神芦屋(駅北側4番乗場)=尼崎芦屋線、阪神西宮(駅北側6番乗場)〜神戸税関前=西宮神戸線)に分け、さらに所要時間を見直し、定時性の向上を図ります。

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 このバス路線、元を辿れば、路面電車(阪神国道線)の名残だな。

 ↓調べていたらこんなのが出てきた。
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阪神バス、4月に路線再編 尼崎神戸線を2分割 <神戸新聞 2008/03/11>を添削

 阪神電気鉄道(大阪市)と子会社の阪神バス(西宮市)は2008/04/01、阪神尼崎駅から国道2号線を通って神戸税関前までを結ぶバス路線「尼崎神戸線」について、2つに分ける路線再編を実施する。慢性化していた運行の遅れを改善するのが目的。停留所の名称も一部変更する。

 阪神尼崎〜阪神芦屋の「尼崎芦屋線」(約12km)と、阪神西宮〜神戸税関前の「西宮神戸線」(約16km)に分割。阪神西宮〜阪神芦屋間で重複する区間は両路線が運行する。国道2号線から南にそれる芦屋市内のバス停は、阪急バスの停留所を使うことになる。

 尼崎神戸線は日中は1時間に5本運行しているが、再編後は2路線とも1時間に4本に減らし、15分おきのダイヤにする。運賃は210円で、西宮神戸線の「甲南本通」(現・甲南学園前)以西の区間は200円になるが、2路線を乗り継ぐ場合はそれぞれ運賃が必要。

 尼崎神戸線は全長24kmと都市部の路線としては長く、交通量の多い国道2号線を通るため遅れが常態化。バスが連なるダンゴ運行も多く、阪神電鉄は「運行本数は減るが、定時性が高まり便利になる」とする。

 バス停の名称変更は、兵庫県内では16カ所。「灘区役所前」(現・八幡桜口)、「阪神国道駅前」(現・北今津)、「昭和通八丁目」(現・竹谷)などに変わる。
近鉄大阪線脱線事故:再発防止策を発表(近鉄発表) <2009/03/31>

 2009/02/27に発生した近鉄大阪線 東青山駅構内列車脱線事故において、ソフト・ハード両面からの対策をとり
まとめた。

○再発防止策について

1.再教育等ソフト面の対策
(1)関係全職場の所属員再教育
 電気、土木、駅、列車区など関係全職場の所属員ならびに電気、土木関係の請負会社所属員に対して、各種マニュアル類の再教育等を実施した。(2009/03/10までに実施済)
(2)チェックシートの再整備
 今回の事故の原因と推定される線路取付部品(移線横取装置)の取り付け、取り外しが明確になるよう再整備し、上記教育に合わせ周知した。(2009/03/10までに実施済)
(3)初列車の徐行
 ハード対策が完了するまで、移線横取装置使用後の当該箇所を通過する初列車は時速25キロ以下の速度で、安全に走行することとした。(2009/02/27に即日実施済)
※なお、事故以降、移線横取装置を使用禁止としていたが、上記の措置終了後、使用を再開した。

2.ハード面の対策
(1)装置設置数の見直し
 移線横取装置の設置箇所を必要最小限とし、必要箇所以外の移線横取装置は使用不能とする。
 【従前】全数42箇所 ⇒ 【見直し後】全数33箇所(本線28箇所、車庫線等5箇所)(2009/03/30までに実施済)
(2)移線横取装置の撤去忘れがあった場合の列車停止措置(本線28箇所について実施)
 1.関係信号機との連動
 移線横取装置の撤去忘れがあった場合には、関係信号機に停止信号を現示させ、当該箇所を走行する列車を停止させる。(2009/06末整備完了予定)
 2.移線横取装置防護用ATSの新設
 1.の措置が適切でない箇所(停止信号現示により近接踏切が鳴動してしまう箇所)においては、別途、移線横取装置防護用ATSを新設する。加えて、乗務員に当該ATSの状態を知らせるための表示灯を新設し、当該区間を走行する列車を停止させる。(2009/06末整備完了予定)

3.業務体制の総点検など
 1.鉄道事業本部内において総点検チームを設置し、現業の全職場を対象に、各種の設備、マニュアル、指導・教育体制などの総点検を行う。(2009年度上半期実施)
 2.監査団による監査を実施し、鉄道事業本部外からの視点で、業務の運営体制や管理体制を総合的にチェックする。 (2009/04〜2009/12実施)

4.その他
 運輸安全委員会の調査結果を待ち、必要な対策を行う。

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近鉄大阪線脱線事故:作業員と駅助役のチェックミスが原因(近鉄発表) <2009/02/27>

 近鉄大阪線東青山駅付近での脱線事故で、近鉄は「作業員と駅助役のチェックがいずれも不十分だったことが原因」と発表した。
 近鉄によると、現場付近では当日未明、同社の作業員4人が電線の部品を交換する作業をしていた。作業後、作業用車を本線から側線に移して車庫に入れるため、本線に移線横取装置を3カ所設置。作業用車が通過後に外し、線路脇に鍵をかけて固定するところ、1カ所を外し忘れた。始発前に現場付近を巡回した東青山駅の男性助役(59)も「異状なし」と運転指令室に報告した。
 また当初、乗客に怪我はないとされたが、女子高校生(17、三重県名張市)が右足首捻挫などの軽傷を負っていた。

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近鉄大阪線 東青山駅近くで脱線事故 復旧めど立たず <2009/02/27>

 2009/02/27 05:35ごろ、近鉄大阪線 東青山駅付近(津市白山町上ノ村)で、名張発伊勢中川行きの始発普通列車(2両編成)が脱線して線路脇の鉄柱に衝突した。
 近鉄や三重県警によると、本来は隙間がある、小型の保守作業用車が走る側線と本線との間が、接続された状態になっており、列車が側線に入り込み、車両が2両とも側線右側に約1mずれて完全に脱線した。先頭の車両は側線脇の鉄柱に衝突、右側に大きく傾いた状態で止まった。運転席のガラスが割れたが、乗客9人と乗員2人に怪我はなく、約300m離れた東青山駅まで歩いた。

 近鉄によると、当日未明に現場付近では架線の保守作業をしていた。作業後も、側線と本線との隙間を埋める移線横取装置を設置したままにしていた。現場付近には側線への進入を示す信号などはなかった。

 国土交通省は鉄道事故調査官2人を現地に派遣した。

 この事故で、大阪や京都から名古屋方面へ向かう電車に大きな影響が出た。不通区間は青山町〜伊勢中川で、バス代行輸送を行っている。所要時分は1時間〜1時間30分程度。
 近鉄大阪線:
  名阪ノンストップ特急:全列車運休
  大阪〜伊勢・名古屋の特急:大阪〜名張で折返し運転
  京都〜伊勢の特急:京都〜橿原神宮前で折返し運転
  急行など:大阪〜青山町で折返し運転
 近鉄名古屋線:
  大阪〜名古屋の特急:名古屋〜津で折返し運転
  急行など:名古屋〜伊勢中川で折返し運転

 近鉄大阪線を中心とするダイヤの乱れは終日続き、計約3万2千人に影響。2009/02/28始発からの運転再開を目指している。
フラワ1985型引退、紀州鉄道へ <北条鉄道 2009/03/31>

 北条鉄道が開業した昭和60年から活躍していた車両です。長年北条鉄道で活躍してきましたが、三木鉄道より購入したフラワ2000-3号との置換えにより、惜しまれつつも2009/03/31に北条鉄道より除籍。同日に和歌山県を走ります紀州鉄道へ譲渡されました。
 紀州鉄道へは当社の元フラワ1985-2型が先に譲渡されており、今後は紀州鉄道でフラワ1985型が活躍をします。
伊丹空港:離陸で管制ミス 点検車両まで300m <2009/03/22>

 国土交通省は、大阪伊丹空港で2009/03/22 15:42ごろ、滑走路点検用の車両がA滑走路(1828m)を走行していたにもかかわらず、管制官が福岡行き日本エアコミューター(JAC)2055便(DHC8-402型、乗客乗員78人)に離陸許可を出すミスがあったと発表した。
 JAC2055便はA滑走路に進入し、点検用車両に約300mまで接近したが、双方がミスに気づいて停止。連絡を受けた別の管制官が車両にA滑走路を離れるよう指示し、JAC2055便は約3分後に離陸した。

 国交省によると、伊丹空港では通常、07:00ごろと15:30ごろ、滑走路に異常がないか車両で点検する。この日は、国交省大阪空港事務所の車両が15:39ごろ、A滑走路北西端から点検を開始。一方、JAC2055便は滑走路に並行した誘導路を南東向きに走行後、許可を受け方向転換して滑走路に南東端から進入し、車両と正面から向き合う形になった。
 車両が定時点検をしていることについては、滑走路上の航空機を管理する地上管制官は把握していた。だが、管制塔の同じフロアにいた、離着陸の許可を出す飛行場管制官にその情報が伝わっていなかった。飛行場管制官が許可を出す際に必ず確認する気象状況の画面に、点検中であることを示すカードが置かれていたが、気付かなかった。
東急大井町線:開かないはずの2両のドア開く <毎日新聞 2009/03/18>

 2009/03/18 16:40ごろ、東急大井町線 戸越公園駅(東京都品川区戸越5)で、普通電車(大井町発二子玉川行き、5両編成)が停車した際、通常は開かない後ろ2両のドアが開くトラブルがあった。幸い転落した乗客はなく、安全確認後に運行を再開したが、念のため自由が丘駅で運転を取りやめた。
 東急電鉄によると、戸越公園駅はホームが短く、後ろ2両がはみ出すため、線路に設置された発信器からの電波によって、はみ出した車両のドアは開かない仕組みになっている。同様に東急大井町線 九品仏駅でも4両のみ開く。
 東急電鉄はシステムが故障した可能性があるとみて、原因を調べている。この電車は1985年に運転を開始した8090系車両で、2009/03/15の月例検査では異常はみられなかった。

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東急大井町線:事故調の調査結果 <2008/02/28>
 http://araic.assistmicro.co.jp/jtsb/railway/serious/detail2.asp?ID=1706
 原因:各車両下に設置されている電気配線を車両間でつなぐ栓受内に水が侵入し、短絡回路が形成され、走行中に1ノッチでは戸閉だが、2ノッチに入れると扉開になってしまっていた。

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東急大井町線:走り出すとドアが開く <2006/03/11>
 2006/03/11 10:50ごろ、東急大井町線 大井町駅(東京都品川区)を発車した二子玉川行きの普通電車(5両)で、走行時に全車両の右側ドアが開いたことに運転士が気づき、約170m走ったところで非常停止した。約200人の乗客にけがはなかった。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は事故につながりかねないトラブル(重大インシデント)として、2006/03/13に調査官2人を派遣する。
 東急電鉄によると、この電車は大井町駅出発直前にも閉まっているはずの全部の右側ドアが一時的に20〜30cm開いた。点検して出発したが再び約60cm開いた。当時、時速約50kmだったが、立っている乗客は少なかった。
JR姫新線:初の新型車両キハ127系導入 <2009/03/14>

 2009/03/14のJRダイヤ改正で、JR姫新線に新型ディーゼル車両が導入された。
 キハ122(1両編成)×7本とキハ127(2両編成)×6本の合計19両。JR姫新線では開業以来初の新型車両導入。車体には稲穂をイメージした黄色と、赤とんぼをイメージしたオレンジ色の2本のラインが入っている。
 車両はJR姫新線 姫路〜上月(50.9km)で運行。線路や路盤の整備などが終了する来春には最高時速100kmで走行でき、姫路〜上月が今より約10分短縮される。
淡路ジェノバラインが最終便を延長
2009/04/01よりダイヤ改正 <淡路ジェノバライン 2009/03/13>より

 夜間、明石・神戸方面にお勤めの方、所要で淡路に帰る方の交通の利便性の向上に期するため、このたび夜間便を増便することになりました。より一層のご利用をお待ちしております。
 新設便:岩屋発→明石行き 22:20、23:20。明石発→岩屋行き 22:40、23:40

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かろうじて黒字 住民運行バス2カ月 淡路・岩屋 <神戸新聞 2009/02/04>を添削

 明石淡路フェリー(たこフェリー)の深夜便廃止に伴い、淡路市の岩屋地区町内会連合会が岩屋ポート〜JR明石駅でマイクロバス運行を始めて2カ月が過ぎた。この間、燃料費や明石海峡大橋通行料を負担し合う形で住民ら約1500人が利用。運行経費はなんとか黒字を維持した。しかし人件費は連合会費から支出しており、住民からは「いつまで続けられるのか」などと、存続を不安視する声もある。

 京阪神地域で働く住民たちが淡路島へ帰る交通手段を確保するための緊急措置として、岩屋地区町内会連合会が2008/11末から運行。住民ら6人が運転し、1日2往復の運行を続けている。2カ月間の利用者数は2008/12が823人、2009/01は674人で計1497人。当初見込みよりは約200人少ない。道路運送法に基づく利用料金は設定できないため、住民らがガソリン代などを負担し合う形で、わずかながら黒字は確保した。ただ、運転手らの人件費が約十数万円必要で、連合会費でいつまで賄い続けられるかが懸案。第3セクターとのマイクロバス無償レンタル契約が2009/03末で終了するため、車を新たに手配する必要もある。
 岩屋地区町内会連合会では、安定的な運行を続けていくため、特定非営利活動法人(NPO法人)の設立を検討中。マイクロバスを所有する運送業者からNPO法人に運行を委託してもらう形態を考えている。

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帰宅の足を住民が守る 岩屋~明石に深夜バス運行 <神戸新聞 2008/11/19>を添削

 淡路市の岩屋地区町内会連合会は2008/11/30から、岩屋ポート〜JR明石駅前で、深夜に限定して地域住民を対象としたマイクロバスを1日2往復運行する。2008/12から深夜便を休止する明石淡路フェリー(たこフェリー)に代わり、京阪神地域で働く住民らが淡路島へ帰る交通手段を確保するため。連合会は「地域の足は地域で守りたい」と話している。

 たこフェリーが廃止予定の22時〜翌05時の便は、岩屋地区の住民が1日100人以上利用しており、連合会が緊急措置として深夜の帰宅の足確保に乗り出した。車両は淡路市などが出資し淡路市内で温浴施設「美湯松帆の郷」を運営する第3セクターから、団体利用客送迎用のマイクロバス1台(28人乗り)を無料で借りる了承を得ている。運転は、元バス運転手ら岩屋地区の住民5人が担当。土休日も含めて全日運行する。上り(岩屋ポート発)は23:25発と00:55発。下り(JR明石駅前発)は00:10発と01:40発。所要時間は、いずれも片道40分程度。
 道路運送法による国交省への運行登録や許可などが必要ないように、乗車料金は設定しない。ガソリン代や明石海峡大橋通行料など年間1千万円の運行経費は、同連合会と住民が負担する。
 連合会の田中孝始会長(48)は「岩屋は島内の他の地域より神戸、明石などへ働きに出ている人が多い。来春は海峡シャトルバスの運行も休止されるため、住民が島外へ転出しないように環境を整えていきたい」としている。

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たこフェリーが24時間運航断念 深夜便を廃止 <神戸新聞 2008/10/02>を添削

 明石~岩屋で24時間運航している明石淡路フェリー(たこフェリー)は2008/12/01から22時~05時の便の廃止を決めた。燃料費の高騰に加え、明石海峡大橋の通行料値下げも打撃になった。

 明石淡路フェリーによると、燃料の高騰のため、3年前には年間1億3千万円だった経費が、現在は約4億円に膨らんだ。さらに、本四高速が2008/09から自動料金収受システム(ETC)を搭載するトラックや乗用車を対象に大幅割引をしたことも影響。24時間運航の維持を断念せざるを得なくなった。既に2008/06/04から4便減らして運航していた。2008/12からは、1日84便が64便に。上り、下りともに10便ずつ減らし32便ずつとする。始発は岩屋、明石ともに05:00。最終は岩屋発21:55、明石発22:00。
西鉄電車運転士が信号見落とし発車 久留米 <西日本新聞 2009/03/02>を添削

 2009/03/01 06:40ごろ、西鉄天神大牟田線 津福駅(福岡県久留米市)で、普通電車(甘木発大牟田行き)の運転士が、停止信号を見落とし、津福駅で待ち合せ予定の急行電車の通過を待たずに発車した。
 付近は単線で、急行電車は停止信号が出たため手前の安武駅で止まり、衝突を免れた。西鉄は「(信号システムが働き)衝突の危険はなかった」としている。
 西鉄によると、普通電車は津福駅で2本の上り電車の通過を待たなければならなかったが、1本が通過後に発車。この異常運行で運行を制御する信号システムが作動し、急行電車が緊急に停車した。運転指令の指示で津福駅に引き返した普通電車は、急行が通過後、約3分遅れで出発した。
 普通電車の運転士は「信号を確認せず、漫然と出発した」と話している。
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 人間の質はだんだんと落ちている。
 今回は出発しても相手が止まるフェイルセーフのシステムが働いたために事なきを得たが、本来、停止信号なら出発できないシステムが必要では?
JR北海道、特急走行中に部品脱落 国交省に報告せず <共同通信 2009/02/25>

 JR北海道の特急から走行中にブレーキの部品が脱落していたことが2009/02/25、分かった。JR北海道は「運行に支障が出るという認識はなかった」として国土交通省に報告していなかった。
 JR北海道によると、2009/02/16の釧路発札幌行き特急「スーパーおおぞら12号」が当日定刻通りに到着したが、車両の下から煙が上がったため調べたところ、3両目のブレーキ16個のうち1個から制輪子(車輪を押さえ付ける部品)がなくなっていた。
神戸高速鉄道:神戸市が6万株売却予定 阪急阪神が筆頭株主になる予定 <2009/02/20>

 神戸市は2009/04/01付で、第3セクター「神戸高速鉄道(株)」の株式6万株を阪急阪神グループに売却する。譲渡額は1億1640万円となる予定。神戸高速鉄道の2008/03期簿価純資産額をもとに算出。神戸市は2009年度当初予算案に譲渡額を歳入として計上した。

 神戸高速鉄道は発行株式40万株で、今回の譲渡はその15%にあたる。この結果、神戸高速は阪急阪神グループ(※)が25万株(55%)、神戸市が10万株(25%)をもつことになる。(※)阪急阪神グループ:阪急電鉄、阪神電鉄、山陽電鉄、神戸電鉄

 神戸高速鉄道は国からの補助金を受ける公共事業も手がけており、神戸市が25%持ち続けるのはこれを維持するため。神戸市電の代替として神戸高速鉄道が発足した経緯もあると思われる。少なくとも公共事業が終わる2012年まではこの保有率を保つ予定。
 阪急阪神グループによると、神戸高速鉄道は子会社として存続させる方針で、全従業員(約200人、神戸高速興業なども含む)の雇用は継続される予定。

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神戸高速鉄道:経営譲渡の際に値下げを検討 <神戸新聞 2008/06/04>

 阪急阪神ホールディングスの角和夫社長は2008/06/04、神戸市から経営権を譲り受ける神戸高速鉄道について、運賃の引き下げを検討する方針を明らかにした。また、社員の雇用については完全確保する方向で神戸市と協議している。

 神戸高速鉄道は社員数約190人。阪急、阪神、山陽電鉄の路線を接続する東西線と、神戸電鉄の路線を接続する南北線の総延長16.5kmの路線と6駅などを保有・管理する。また、北神急行の路線も保有する。
 しかし、旅客用の車両は持たず、社員は駅員がほとんど。運転手や車掌など、乗務仕事はない。譲り受けることで、神戸高速鉄道の若い社員にとっては運転手や車掌となる道も開ける模様。
 また、阪急阪神グループは現在、神戸高速鉄道の株式を19.9%保有するが、来春までに51%へ引き上げる。筆頭株主の神戸市は現在40%を保有しているが、全ては引き取らない。また、譲受後、重複する業務はグループ内で統合するが、神戸高速鉄道は子会社として存続させる方針。
堺・ヘリ墜落:無資格の乗客が軽飛行機も操縦 <毎日新聞東京 2009/02/09>を添削

 堺市で2007/10、南海高野線上に「大阪航空」(大阪府八尾市)の小型ヘリコプターが墜落して2人が死亡した事故で、大阪航空が事故当日、ヘリとは別に軽飛行機でも無資格の乗客に操縦させていたことが大阪府警堺警察署捜査本部の調べで分かった。こうした体験飛行は20年以上前から常態化していた。

 捜査本部は2010/02/09、大阪航空社長の糸井俊之(70)ら大阪航空幹部4人を航空法違反と業務上過失致死容疑で大阪地検堺支部に書類送検。法人としての大阪航空も航空法違反容疑で書類送検した。
 他の幹部は、当時の運航部長(59、現安全推進部長)、営業部長(46)、死亡した機長(当時40)。
 ヘリなどの事故で運航会社の幹部が送検されるのは異例。

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堺ヘリ事故、大阪航空が謝罪 <2009/01/30>

 堺市で2007/10、2人が死亡したヘリコプター墜落事故で、運輸安全委員会による調査結果の公表を受け、大阪航空(大阪府八尾市)は2009/01/30、取材に応じ、社長の糸井俊之が「事故報告書の内容を真摯に受け止め、絶対に事故を起こさないよう努める」と述べた。報告書で、男性乗客(当時44)が誤って操縦した可能性を指摘したことについては、「初めて乗る人は(自分の意思で)操縦することはできない」との認識を示した。

 大阪航空では、体験飛行として乗客に右側の機長席に座らせるサービスを10年以上前から実施。事故機の操縦桿は、左右どちらの席に座っても操縦可能で、糸井は「隣にいても(機長は)操縦桿を握ることができる。安全性に問題はないと認識していた」と釈明した。大阪航空では事故直後から体験飛行は取りやめている。

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日頃から無資格乗客に操縦桿握らせる 大阪ヘリ事故で最終報告書 <2009/01/30>

 2007/10、大阪府堺市の南海電鉄の線路に大阪航空(大阪府八尾市)所属の小型ヘリコプターが墜落、男性操縦士(当時40)と乗客(当時44)の計2人が死亡した事故で、国土交通省運輸安全委員会は2009/01/30、操縦資格のない乗客が強風の中で急激な操縦を行ったことが原因の可能性がある、との最終報告書をまとめた。

 報告書によると、大阪航空では資格取得希望者の体験搭乗の際、日ごろから無資格の乗客を本来操縦資格者が座る主操縦席(右席)に座らせたり、実際に上空で操縦桿を操作させるなどしていた。また、体験飛行は航空運送事業にあたるのに、同航空は許可を取得していなかったなどの航空法違反があったとも指摘した。

 その上で、墜落事故は当時、強風波浪注意報が出される中、事故機が後方から強い突風を受けた際、右席の乗客が操縦桿を急激に引いたとみられ、傾斜した主回転翼の一部が尾翼部分にぶつかり、回転数が低下して墜落したと結論づけた。

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堺のヘリ2人墜落死、乗客が機長席で体験操縦…安全委報告へ <読売新聞 2009/01/13>を添削

 堺市で2007/10、大阪航空(大阪府八尾市)所属のヘリコプターが南海電鉄の線路上に墜落し、操縦士と乗客の2人が死亡した事故を調査してきた運輸安全委員会は、無資格で飛行経験のない乗客が、機長席で体験操縦していたことが事故につながったとする事故報告書をまとめる方針を固めた。

 乗客が操縦桿を急激に操作した結果、主回転翼が下方に撓んで機体尾部を切断してしまい、制御不能となって墜落したと推定している。事故機に乗っていた操縦士は、操縦指導のための資格を持っていなかった。会社側も、乗客が操縦練習をする際に必要な手続きを行っておらず、航空法上は遊覧飛行だった。運輸安全委員会では、無資格の乗客に安易にヘリを操縦させていた会社側の安全意識の低さも指摘する方針。

 事故が起きたのは2007/10/27 15:05頃。八尾空港(八尾市)を離陸したヘリが南海電鉄高野線の線路上に墜落し、乗っていた男性操縦士(40)と男性乗客(44)が死亡した。機体は大破しており、原因を特定する有力な物証が少なく、運輸安全委員会の調査は難航していた。

 これまでの調査で運輸安全委員会は、大阪航空関係者から「乗客は八尾空港で事故機右側の機長席に乗り込んだ」との目撃証言を得た。大阪航空はこの事故以前にも、体験飛行の乗客を機長席に乗せて操縦させていた。墜落したロビンソン式R22Beta2型ヘリ(2人乗り)の操縦桿は、右側の機長席と左側席のどちらからでも操縦できるよう、T字形になっている。乗客が誤って操縦桿を触ることがないよう、左側席の操縦桿は取り外すことができるが、事故機は取り外されていなかった。
 一方、事故当時、現場周辺は強風注意報が出ており、上空では時折突風が吹いていたとみられる。航空管制レーダーの航跡記録によると、八尾空港を離陸してから墜落するまでの約15分間の飛行経路は、不自然なジグザグの線を描いていた。
 これらの事実から運輸安全委員会は、
(1)操縦経験のない乗客が機長席で操縦桿を握っていた
(2)強い追い風で機首が下がり、乗客がヘリの姿勢を回復させようと急激に操縦桿を手前に引くなどした
(3)この操作で、主回転翼が大きく撓んで機体尾部を切断し、操縦不能に陥って墜落した
と事故原因を推定した。

 この機種は、機体価格や運航コストが安いため、個人所有者や事業者の間で広く使われている。その一方で急激な操縦桿操作による事故も起きており、国土交通省が、突風時の急激な操縦操作を避けるよう求める耐空性改善通報を出していた。
 この事故で死亡した操縦士は、視力障害などが生じるサルコイドーシスという難病にかかっていたが、運輸安全委員会は病気と事故との因果関係は不明としている。
神戸空港リムジンバス:廃止相次ぐ中、徳島線が好調 <神戸新聞 2009/02/07>を添削

 神戸空港に発着するバスの利用が軒並み低迷する中、明石海峡大橋を経由して徳島市を結ぶ路線だけが好調を維持している。徳島空港にも東京便はあるが、神戸発に比べて運賃が高く、便数も少ないことから、バス代を使ってもメリットがある。貴重なお得意さまに、神戸市空港事業室は「今後も積極的なPR活動を繰り広げ、さらに需要を掘り起こしたい」としている。

■東京行き 便数多くて運賃安い

 近畿運輸局などによると、2006/02の開港時、神戸空港には12のバス会社が1日約90往復乗り入れていたが、利用低迷で路線廃止が相次ぎ、現在は6社約40往復に半減。淡路島、西脇など兵庫県内5方面のほかは徳島市内だけとなっている。

 神戸空港発着のバスの乗客数は、
 2006年度=約8.6万人、2007年度=約4.9万人、2008年度(見込み)=約4万人
と減少の一途。だが徳島路線は、
 2006年度=約2.4万人、2007年度=約2.5万人、2008年度(見込み)=約2.2万人
と堅調で、全体の半数近くを占める。

 徳島路線は本四海峡バス(神戸市)など3社が共同運行し、到着便が13、出発便が11ある。神戸空港〜徳島は約2時間半〜3時間を要するが、ある社の担当者は「神戸〜東京便の運賃の安さが決め手。バス代3400円を払ってもお釣りがくる」と話す。神戸〜東京便は新幹線と競合し、価格競争を繰り広げている。運賃が抑えられた神戸〜東京便に比べ、徳島〜東京便は普通運賃(片道)で1万5千円以上高いといい、便数も神戸が4便多い。また、徳島には就航していない札幌、沖縄などへの便を神戸から利用する観光客も多い。
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 これをスカイマーク効果と呼びます。
 しかし、徳島空港は必要ないってことだなこりゃ。
市債1982億円どう返済? 神戸空港島の土地売れず <神戸新聞など 2009/02/07>

 神戸空港島(約272ha)を造成するために発行した1982億円に上る市債の償還開始が2009年度に迫っている。
 神戸市は当初、売れた土地代を返済資金に充てる計画だったが、売却は進んでおらず、民間企業向けの分譲用地が約45億円、空港施設用地の土地代金を含めても計約545億円にとどまっている。不足分は一時的に企業会計で立て替えることにしているが、現段階の保有預金でも償還分の全額に足りておらず、神戸市は「企業誘致に努力するしかない」と頭を悩ませている。

 市債の償還期間は2009年度から2014年度までの6年間。年度ごとの償還額は、
 2009年度=265億円
 2010年度=650億円
 2011年度=374億円
 2012年度=280億円
 2013年度=205億円
 2014年度=208億円
となっている。

 神戸市の企業会計「新都市整備事業会計」には、空港島の土地売却額を含め1717億円(2007年度決算時)の預金があるが、すべて使っても空港島関連の市債総額に及ばない。さらに2011年度からポートアイランド2期造成の借金(693億円)の償還も始まるが、その返済にもこの預金を使うため、現時点で単純試算しても、2事業の償還だけで900億円以上の不足が生じる。

 頼みの綱は企業誘致だが、これまで空港島の分譲用地(82.8ha)に進出したのは、レンタカー会社や結婚式場など7社。売却及び賃貸面積は約4.9haと全体の約6%にすぎない。売却が進まない大きな足かせとなっているのが土地利用計画。埋め立ての際、「小型固定翼機能用地」「総合物流施設用地」など細かい利用計画を国に提出して許可を得たため、利用計画に即した誘致を進めなければならない制限がある。工事の経費削減で浮いた財源を基に、2007年度から3年限定で、定期借地や最大半額となる優遇策も導入するなど誘致努力は重ねてきたが、結果には結び付いていない。

 神戸市みなと総局は「不況で新規投資に足踏みする企業も多いが、医療産業都市の集積やスーパーコンピューター誘致など将来性や条件は決して悪くない。今後も積極的に誘致に取り組みたい」としている。
JR北海道:函館線江部乙駅〜滝川駅間における重大インシデントについて <2009/02/06>

 JR北海道は、プレスリリースで、JR函館線 江部乙〜滝川において発生した重大インシデント(信号違反)について報告した。

1.発生日時:2009/01/15 14:36頃
2.発生場所:JR函館線 江部乙〜滝川 上り線(滝川駅から約1.4km、江部乙駅から約7.1km)滝川市一の坂町西2丁目
3.概況:
 2010/01/15 14:36頃、旭川13:41発岩見沢行き普通列車の運転士が江部乙〜滝川 上り線の上り第1閉塞信号機の注意信号(黄信号)を確認し、当該信号機の内側に進入したところ、前方に貨物列車が停止しているのを認めたため、直ちに停止するという重大インシデント(信号違反)が発生しました。
 調査の結果、当該信号機が停止信号(赤信号)となるべきところ、注意信号(黄信号)となることが判明したため、当該信号機本体の交換作業を実施し、2009/01/16 07:29に復旧作業を終了しております。
4.原因:
 信号機の誤配線……2008/01/22に当該信号機の取替工事を実施した際、施工後の機能確認が不十分だったためと推定しました。
5.付記:
 (1) 全道の信号機について、事象発生日から翌日にかけての緊急点検で停止信号(赤信号)が表示されることを確認しておりますが、引き続き実施した追加点検において、停止信号以外の表示についても、確認を2009/01/30までに終了し、異常はありませんでした。
 (2) 2008/01/22以降、事象発生までの期間において、今回のように滝川駅構内の手前で列車が停止し、後続列車が接近するような状況は無かったことを運行記録により確認しております。
 (3) 当該信号機の取替工事以降、事象発生までに定期点検及び信号電球取替を2回実施しておりますが、腐食等を調査する外観検査および信号灯端子電圧の測定等を実施するものであり、列車の条件による表示確認は検査項目に含まれておりませんでした。(2007/06/29、2008/08/20実施)
 (4) 国土交通省運輸安全委員会による現地立ち入り調査及び関係者からの聞き取り調査が、2009/01/16〜2009/01/18で実施されています。

6.対策
◎ 信号機取替等の工事後に実施する表示確認においてチェック体制の強化を図ってまいります。
 (1) 従来は1人で実施していましたが、今後は複数で行います。
 (2) 従来は箇所毎に作成されていたチェックリストの内容を見直し、標準化を図ります。
 (3) 全ての信号表示を写真撮影により記録として残します。
 (4) 工事終了後の初列車通過時に信号機の表示が停止信号(赤信号)となることを現地で確認します。
◎ 今後は定期的に行う信号電球の交換作業に併せて、信号機の表示確認を実施いたします。

7.事象発生後の対応(時系列):
2009/01/15
 14:36頃 運転士から指令センターへ無線による第1報
 15:00頃 指令センター内において信号担当者が調査開始
 16:00頃 指令センターの信号担当者が調査結果の報告を行った後、現地調査のため出動を指示
 17:13頃 現地社員が当該信号機の信号現示が停止信号(赤信号)にならないことを確認
 17:40頃 現地より指令センター信号担当者へ、当該信号機が停止信号(赤信号)となるべきところ、注意信号(黄信号)となる旨を連絡
 18:10頃 指令センター内において、信号担当者から運行管理担当者へ状況の報告
 18:20頃 JR函館線 江部乙〜滝川 上り線を1個列車に占有させて運転
 18:25頃 工務部長から鉄道事業本部長へ報告
 18:45頃 鉄道事業本部長が指令センターへ電話で連絡し、事象の概況について説明を受ける
 20:15頃 当該信号機を故障の取扱(閉塞指示運転)とする
2009/01/16
 03:30頃 当該信号機の信号ケーブルと信号機本体の接続誤りを発見
 07:29頃 当該信号機本体を交換後、正常動作を確認し復旧作業が終了(運転方式を閉塞指示運転から所定運転へ戻す)

8.対応における課題:
 (1) 指令センターは、運転士からの第1報を受けた段階で、インシデントが発生しているという認識を持ちませんでした。
 (2) 指令センター内で異常に関する情報が、共有化されておりませんでした。
 (3) 現地係員が信号機の異常を確認した後、原因究明を優先して現地調査を行ったため、指令センターの運行管理担当者へ情報が伝達されるまでに時間を要しました。
 (4) 鉄道事業本部長等経営幹部への報告が事象発生から相当時間が経過した後となりました。

9.課題に対する対策:
 (1) インシデントに関する資料を解り易く見直しを行い、教育を継続して実施していきます。
 (2) 乗務員からの無線に対する復唱の徹底を指導することで、確実な内容の確認を図ります。
 (3) 指令センターで無線等から受けた情報を、一斉放送等で周知することを再徹底し、情報の共有化を図ります。
 (4) 列車の運転保安上、重大な異常またはその恐れがある事象を発見した場合には、速やかな措置ができるように列車防護訓練等により社員の再教育を行います。
 (5) 「インシデント」に関する情報連絡体制を明確にし、鉄道事業本部長等経営幹部への迅速な報告により、危機管理体制の整備を図ります。

10.その他:
 交換した信号機については、将来にわたり今回の重大な事象を風化させないために社員研修センターの安全研修室に展示する予定です。

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原因は信号機の誤配線 JR函館線のニアミス <MSN産経 2009/01/16>

 JR函館線(北海道滝川市)で2009/01/15に信号機が正常に作動せず、普通列車が貨物列車の約250m手前まで接近したトラブルで、JR北海道は2009/01/16、札幌市内で記者会見し、信号機の誤配線が原因だったと発表した。

 JR北海道によると、信号機に電気を送る配線3本が、端子板の誤った位置に接続されており、赤信号が点灯すべき際に黄信号が点灯。2007/01の交換時に誤ったとみられるが、通常ダイヤではこの信号機で列車を停止させることはなく、点検でも異常を見つけられなかった。JR北海道が詳しい原因を調べている。

 JR北海道は2009/01/16午前までに約2900基ある信号機すべてを緊急点検し、正常に作動することを確認した。工務部長の幅口堅二は(中略)と陳謝した。

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あわや接触事故、普通列車前方に貨物列車 JR函館線 <asahi.com 2009/01/16>を添削

 JR北海道は2009/01/15、JR函館線で、普通列車が前方で停車中の貨物列車に衝突しそうになる事故(事故寸前の事象)があったと発表した。普通列車は貨物列車の約250m手前で停車、怪我人はなかった。JR北海道は国土交通省に報告、国交省運輸安全委員会は調査官2人の派遣を決めた。

 国交省などによると、2009/01/15午後、普通列車(旭川発岩見沢行き、3両編成、乗客44人)が注意信号(黄色)を見て江部乙〜滝川に進行したが、前方に貨物列車(12両編成)が停車しており、急停止した。普通列車は時速10km程度で走行。貨物列車は、滝川駅で除雪作業が行われていたため待機していた。

 JR北海道によると、前方に車両がある場合は本来、停止信号(赤色)が表示される。運転士から連絡を受けたJR北海道が、信号の作動を確認した際にも、注意信号(黄色)が表示された。詳しい原因を調べている。
列車ドア開け間違いゼロ! JR西日本が開発 <読売新聞 2009/02/05>を添削

■JR関西線で運用 超音波、ホーム検知
 列車ドアの開け間違いによる乗客の転落事故などを防ごうと、JR西日本は超音波によるドア誤扱い防止システムを開発、今月からJR関西線の一部で運用を始めた。ドアの開閉を運転士が担当するワンマン運転区間から順次拡大していく。今後5年間で、JR和歌山線やJR播但線など計14両に設置する方針で、開発費を含めた投資額は計5500万円。
 システムは、駅到着時に車両下部の前後左右の計4か所に取り付けたセンサーから発信される超音波でホームを検知する仕組み。乗務員が誤ってホームと反対側のドアを開ける操作をしても開かず、列車の一部がホームから行き過ぎて停車した場合も、同様に検知する。

 JR関西線の加茂〜亀山やJR和歌山線など、JR西日本のワンマン運転区間では1999/04から2008/11末までに、運転士が誤ってドアを開けた事案は計60件に上る。乗客が転落するなどの事故は起きていない。
 JR京都線やJR神戸線など、車掌がドアの開閉を行う車両でも、1999/04以降、同様の事案が58件発生している。JR京都線 高槻駅では2008/07、普通電車(7両編成)の車掌が約20秒、ホームのない線路側のドアを誤って開けてしまう事案があった。
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海峡シャトル休止で代替バス 岩屋〜淡路IC運行 <2009/01/28>

 神戸・高速舞子〜淡路市・岩屋ポートの海峡シャトルバス休止に伴い、淡路市は2009/04/01から半年間、代替アクセスとして岩屋〜淡路ICにマイクロバスを試験運行する。また長沢地区で運行するコミュニティバス「長沢ミニバス」のスクールバス併用も決めた。昨日、淡路市生穂新島の淡路市役所で開かれた「第1回淡路市地域公共交通活性化協議会」でそれぞれ報告した。
 海峡シャトルバスは、4社が1日24往復運行しているが、利用客減に伴い2009/03末で休止する。代替案としては、高速バスなどが2008/12から岩屋地区に近い鵜崎バス停と淡路ICの停車を増便。マイクロバスは丘陵地の淡路ICまでのアクセスとして運行する。
 運行するのは岩屋保健福祉センター〜淡路ICの「淡路ICシャトルバス」(23人乗り)。平日のみで、運行は業者に委託する。岩屋保健福祉センター〜岩屋ポート〜淡路ICの約4kmを1日10往復する。淡路IC行きはセンター06:45始発で、最終は20:15発。センター行きは淡路IC 07:05始発で、22:35発が最終。料金は1回100円(中学生以下は無料)。

 長沢ミニバスのスクールバス併用は、淡路市長沢の生穂第二小学校が今春、生穂第一小学校に統合されるのに伴い、長距離通学となる児童たちの足を確保するため。もともと地域住民の自主運行で運賃は無料。淡路市長沢の東山寺から生穂第一小学校前などを経由し、志筑新島まで14kmを3往復している。2009/04から日曜日など学校が休みの日以外に、14〜16時ごろに2往復増やす。

 淡路市は「淡路ICシャトルバスは利用状況を見て、半年後の継続運行を考えたい」としている。
鉄道自殺「青色」で防げ JR西日本の踏切で照明設置進む <神戸新聞 2009/02/03>

 JR西日本が、踏切に青色発光ダイオード(LED)を使った照明灯を導入したところ、設置エリアでは4年で10件程度あった自殺が、設置後の約2年で1件と減少する効果が出ていることが分かった。JR西日本での飛込み自殺はここ数年、増加傾向に転じており「人の精神を落ち着かせる沈静効果がある」とも指摘される青い照明灯の効果に期待を寄せている。
 JR西日本によると、管内で死亡した自殺の件数は、1987年の発足後、2002年度の124件をピークに年々減少し、2006年度には77件になった。しかし、2007年度は85件と増加に転じ、2008年度も12月末までに70件に達した。
 JR西日本大阪支社は2006/12から、LEDの照明灯をJR関西線とJR阪和線の計38踏切に順次、設置した。これらの踏切では過去4年、夜間の飛び込みなどが11件あったが、設置後は昨年末の1件にとどまっている。
(中略)
 JR西日本は、科学的な相関関係の実証が不十分なため「一定の成果を確認できれば、本格的な導入を検討したい」としている。

 自殺予防策としては、京阪神を中心に非常停止ボタンの設置対象駅を1日乗降客が5千人以上の約300駅に拡大。JR京都線・JR神戸線の野洲〜網干 約77kmで、線路内への立ち入りが多い場所のフェンスを約30cm高くするなどの対策を進めている。
DMV:天浜線で実証 試乗客も楽しそう ローカル線復活に期待--体験乗車 <毎日新聞静岡 2009/02/08>を添削

◇記者がDMV体験乗車

 鉄道と道路の両方を走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の実証実験が2009/01/31から3日間、第3セクターの天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)天浜線の一部区間であった。試乗モニターには定員の約3倍の384人が応募するほどの人気ぶり。私も市民に交じってDMVに体験乗車してみた。

 DMVは、道路を走るためのゴムタイヤと、鉄道軌道を走るための車輪を持っている。利用者が少ない地域で、合理的に輸送するために考え出された車両だ。

 車両は外見からは普通の黄色いマイクロバスのよう。定員は25人。私は三ケ日駅で乗り込み、後ろから2列目の座席に着いた。すぐに鉄道車両への変身のための施設「モードインターチェンジ」に進み、ゆっくりと停止。「ガタン」と一瞬衝撃があり、鉄製の車輪が下りて、車体の前方が持ち上がった。後ろのゴムタイヤはレールの上に乗ったままで、DMVを駆動する仕組みだ。1分程度でバスから鉄道車両へのモードチェンジが完了し、集まった多くの見学者から歓声が上がった。

 線路を走り始めると、足元から「ゴトンゴトン」と振動が伝わってくる。「レールの継ぎ目で振動がくる」「電車の乗り心地とは違うね」。同乗者の感想も乗り心地に関するものが多かった。

 5駅先の西気賀駅手前で、運転士が交代し、2回目のモードチェンジ。今度は公道を走行し、車窓から夕日に赤く染まる奥浜名湖を見ながら三ケ日駅に戻った。

 沿道や途中の駅で、カメラを構える人や手を振る親子連れが多かったのが印象的だった。試乗した浜松市中区の男性(59)は「乗ること自体が動機になる。観光の呼び水になるのでは」。京都市から試乗のために来た男性(47)は「乗換えの手間が省け、便利だと思う」と、DMVの可能性に期待していた。

 DMVを開発したJR北海道の副社長 柿沼博彦は「ローカル鉄道もバスもそれだけでは生き残れない。それらが進化したのがDMV」と話している。天浜線にDMVが導入されるかは未定だが、車両を見つめる楽しそうな人々の顔に、利用者減に苦しむ天浜線を復活させる一つの可能性を見た思いがした。
スカイマーク:神戸発着路線を大幅拡充へ <神戸新聞 2009/01/30>を添削

 スカイマークは2009/01/30、中期経営計画(2009〜2014年度)を発表し、神戸空港発着の路線を大幅に増やすことを明らかにした。神戸空港を関西の拠点と位置付け、低運賃を武器に路線を拡充する。

 SKYは現在、羽田空港を拠点に神戸や福岡など5路線で運航。神戸〜羽田便は1日5往復しており、2009/04から6往復に増やす。
 中期経営計画によると、神戸関連は、2009/12に那覇便(1日2往復)の定期運航を開始。2010年には新千歳便(2往復)、福岡便(4〜6往復)を運航し、2011〜2012年には熊本便(3往復程度)を就航させる方針。2014年までに航空機を小型のボーイング737-800型(177席)に統一して現在の10機から20機に増やし、2013〜2014年に仙台、松山便を新設することも検討する。
 計画通りなら、SKYの神戸発着路線は6路線増えて7路線となる。他の航空会社の便数を含めると、2010年にも神戸空港の発着回数が上限(1日30往復)を超える可能性が出てきたため、今後、国などに増枠を要望していく。

 SKYは神戸〜羽田便の大人普通運賃を1万1500〜1万2000円にするなど低価格戦略を進めており、平均70%以上の高い搭乗率を維持。航空機の機種を統一したり、乗務員らの制服を廃止してウインドブレーカー着用に変えたりしてさらに運航コストを引き下げ、「搭乗率65%で利益の出る体質にしたい」としている。
線路の男性を間一髪救助 中高生の兄弟らに感謝状 <MSN産経 2009/01/20>

 東京消防庁滝野川消防署は2009/01/20、JR尾久駅(東京都北区)でホームから転落した男性会社員(32)を素早く救助したとして、天野貴博(18、東京都荒川区、高校3年)と天野智博(15、中学3年)、天野理香(46、両名の母親)に感謝状を贈った。

 滝野川消防署によると、2009/01/18 21:30ごろ、ホームを歩いていた男性が看板にぶつかり転落。理香が駅員を呼びに行き、貴博が別の2人と飛び降り、ホーム上の智博と大学生2人が助け上げた。転落の男性は頭に軽い怪我。JR東日本によると、約3分後には上野発高崎行き普通電車が進入する予定だった。この間、別の女性が非常停止ボタンを押して電車を止めた。救助に当たったのは計8人で、同署は他の5人にも感謝状を贈る方針。貴博は「目の前で落ちた人を助けたいと思った」と話している。

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 電車が3分後に走ってくる線路にわざわざホームから飛び降りる人間に感謝状を出すバカ消防。何より前に非常ボタン。飛び降りる前に非常ボタン。非常ボタンを押した人間にこそ真っ先に感謝状。ただ飛び降りた自殺志願者には厳重懲戒処分。
阪急電車:扉開いたまま走行、甲陽線で運転士が勘違い <asahi.com 2009/01/17>を添削

 阪急電鉄は、2009/01/17 11:40ごろ阪急甲陽線の普通電車(夙川発甲陽園行き3両編成)が、苦楽園口駅(西宮市)を出発した直後と甲陽園駅(西宮市)到着直前のそれぞれ数秒間、扉が開いたまま走行したと、2009/01/20に発表した。
 阪急電鉄によると、男性運転士(41)は苦楽園口駅を出発する際、扉が開いていたにもかかわらず閉めたと勘違いした。時速5kmを超えると自動的に扉が閉まるため、時速5km以下だった駅出発直後と到着直前に扉が開いた。開いていた時間はいずれも2〜3秒間だった。
JR東日本:ダイヤ変更刻限知らずに新幹線不通 <asahi.com 2009/01/05>を添削

 JR東日本の全新幹線を管理するシステム「COSMOS(コスモス)」のトラブルで2008/12/29に東北・山形・秋田、上越・長野の5新幹線が3時間不通となった問題で、JR東日本は2009/01/05、06:00の始発直前まで続いたダイヤの変更作業の遅れが原因だったと発表した。05:00以降は当日のデータ変更が出来ないシステムだったが、JR東日本は事実上知らず、更新に手間取った。

 JR東日本によると、雪や強風による前日のダイヤの乱れや年末の増発のため、2008/12/29は運行するほぼ全ての新幹線(389本)の車両のやり繰りを変える、過去に例のない作業だった。終電後、2008/12/29分のデータの入力を終えたのは、始発直前の05:45ごろ。しかし、05:00を過ぎていたので更新が出来なかった。JR東日本運輸車両部長の川野辺修は「システムの運用の仕方に齟齬があった」と謝罪した。

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 ふーん、根本的なシステムのルールを知らずに無理に運用ですか。安全に対しても同じような考えでしょうね、きっと。

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新幹線のシステム障害、運行データ変更で処理能力超えか <読売新聞 2008/12/30>を添削

(前略)
 COSMOSの障害による大量運休は、1997/11にも起きており、当時の東北、上越、長野新幹線の全3線で計169本が運休した。JR東海とJR西日本は、同様のシステムを東京と大阪の2か所に備えているが、JR東日本のCOSMOSは東京にしかなく、障害が起きてもバックアップができない。

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JR東日本:東北新幹線など5新幹線がシステムトラブルで3時間不通 <2008/12/29>

 JR東日本が運行する5新幹線(東北・山形・秋田、上越・長野)の全線は2008/12/29、システムトラブルのため始発から運転ができず、08:55からやっと運転を始めた。この影響で112本が運休、146本が最大4時間22分遅れ、年末の帰省客ら計13万7700人に影響した。

 JR東日本によると、障害があったのは、新幹線運行本部(東京都千代田区)にある新幹線の全ての業務を一元的に管理する運行管理システム「COSMOS」(コスモス)。始発から終電までの全新幹線の運行計画が管理され、始発までに各駅の端末に計画を送るシステム。

 各新聞による報道をまとめると、顛末は以下のとおり。
 1) 前日(2008/12/28)の悪天候により、山形、秋田両新幹線を始め、ダイヤが乱れた。
 2) 終電後、2008/12/29に運行する約390本の車両の運用方法をほぼ全て変更し、入力作業を実施した。
 3) しかし、始発までに新しいデータに切り替わらなかった。
 4) 初期状態に戻し再入力して復旧した。
 当初は07:00から運転を再開する見込みだったが、復旧作業に手間取り、結局始発から約3時間不通となった。

 コスモスは1995/11から使い始めたJR東日本独自のシステム。別々だったダイヤや車両の管理、防災情報など、新幹線に関する7つの業務を統合して、一元的に管理している。それだけにコスモスが故障すれば、今回のように新幹線の全運行に影響が出る。
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 バックアップシステムのないシステムを構築するのは、東京人が考えそうなことだ。
<戦略を語る>阪急阪神ホールディングス社長 角和夫氏 <神戸新聞 2008/12/29>を添削

 阪急阪神グループは、西日本最大の商業施設「阪急西宮ガーデンズ」を西宮市の阪急西宮球場跡で11月に開業させるなど、積極的な投資が目立つ。阪急阪神ホールディングス社長で阪急電鉄社長でもある角和夫氏(59)は「不況期であっても、まちづくりへの投資は粛々と進める」と話す。

〜11月に開業したガーデンズの手応えは。
 順調だ。初年度の年間来場者数は2000万人、売上高は600億円との計画だったが、大きく上回るペースだ。直結する西宮北口駅の乗降客数も、前年同期の1.5〜1.7倍に増えた。
 ポイントカード会員も順調に獲得できた。初年度で10万人、最終的に20万人を計画していたが、既に15万人に。居住地別でみると西宮がもっとも多く、約60%を占める。西宮の全約20万世帯中、40%超に当たる8万6000世帯が会員になっており、商圏にマッチした店づくりができた結果とみている。基本商圏は半径10kmだが、姫路に200人、明石に400人、茨木や高槻にも400人ずつ会員はいる。

〜阪急西宮北口駅と、隣の武庫之荘駅の間に新駅を求める声が根強い。
 (指摘される場所は)もともと新駅をつくれるように設計してある。西宮北口の周辺には(ガーデンズなどの)商業施設、フィットネス、学校、病院がある。駅を中心に都市の機能がコンパクトに集まっている。車から鉄道へのモーダルシフトを進めるためにも、当社が新駅建設で一定の負担をするのは、やぶさかではない。

〜神戸市営地下鉄への乗り入れや、神戸・三宮の阪急会館の整備は。
 三宮の交通結節点をどう考えていくか中長期的な検討が必要だ。地下鉄への乗入れの話は進んでいない。阪急会館の建替えも、今やってしまうとペンシルビルになってしまい、長期的な街づくりという観点からするとよくない。

〜六甲山事業は。
 定期的なイベントが何かできるようになればいいと思っている。(阪急・阪神の統合で閉鎖した)六甲オリエンタルホテルの跡地は、会員制ホテルにするのが一番いいが、不特定多数の人が入れるホテルということで国立公園内への設置を許可された経緯があり、実現は難しい。いい使い道が見つかるまで待てばいいと思っている。

〜神戸高速鉄道は値下げが期待されているが。
 2009/03に神戸市から株式を譲ってもらうことを目標に協議しており、運営形態などの協議はこれから。効率運営で浮いた資金を、安全投資と運賃低減に振り向けていこうと考えており、具体策を協議中だ。

<阪急阪神ホールディングス>
 阪急電鉄、阪神電気鉄道、阪急阪神交通社ホールディングス、阪急阪神ホテルズの4社を中核会社とする持ち株会社。2008/03期の連結売上高は7523億円。阪神電鉄では、2009/03に近鉄との乗入れが控える。

<角和夫(すみ・かずお)氏>
 早稲田大学政治経済学部卒業後、1973年に阪急電鉄に入社。鉄道畑が長く、2000年取締役鉄道事業本部長、2003年社長、2006年阪急阪神ホールディングス社長。趣味は囲碁で、アマ6段の腕前。宝塚市出身。
電車落書き:落書き目的で来日、2被告に有罪判決−−大阪地裁 <毎日新聞など 2008/12/27>

 電車にスプレーで落書きをしたとして、器物損壊と建造物侵入罪に問われたスロバキア国籍の自称美術家ダリボラ・スピシアク(26)とハンガリー国籍の大学生、タカチ・ビクター(26)に対し、大阪地裁の橋本健裁判官は2008/12/26、懲役2年6月執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)をそれぞれ言い渡した。
 判決によると、2人は2008/09/04に大阪市営地下鉄 御堂筋線 新大阪駅の車両置場で落書きをした他、2008/09/14には千葉県市川市で地下鉄に落書きをした。橋本裁判官は2人が落書き目的で来日したと指摘した。

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地下鉄落書き容疑、ハンガリー国籍の男逮捕 大阪府警 <asahi.com 2008/10/11>を添削

 大阪市営地下鉄新大阪駅に忍び込んで電車に落書きしたとして、大阪府警は2008/10/11、ハンガリー国籍のタカチ・ビクター(25)を器物損壊と建造物侵入などの容疑で逮捕したと発表した。大阪府警は仲間とみられるスロバキア国籍のダリボラ・スピシアーク(26)も2008/10/10に建造物侵入容疑などで逮捕しており、大阪府内で9月以降続発した落書き事件がビクターらグループによる犯行とみて調べる。

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スロバキア人、侵入容疑で逮捕 大阪の地下鉄落書き事件 <asahi.com 2008/10/11>を添削

 大阪市営地下鉄御堂筋線の新大阪駅(大阪市淀川区)に忍び込んだとして、大阪府警は2008/10/10、スロバキア国籍のダリボラ・スピシアーク(26)を建造物侵入と鉄道営業法違反容疑で逮捕した。大阪府警は、大阪府内で9月以降続発した電車への落書きがスピシアークら外国人数人のグループによる犯行とみており、器物損壊容疑でも調べる。

 大阪府警捜査1課によると、スピシアークは2008/09/04、新大阪駅構内の線路上に理由なく立ち入った疑いが持たれている。同日未明、車掌が折返線に停車中の新大阪発なかもず行きの電車に幅約16m、高さ約1mにわたってスプレー塗料で「SERC」(ハンガリー語で肉が焼ける音の意味)などと落書きされているのを見つけ、淀川警察署に被害届を出していた。
 スビシアークが2008/09/02に入国して以降、2008/10/08までに大阪市営地下鉄の中津駅、八尾車庫、JR天王寺駅などで車両が落書きされる事件が6件発生。落書きの内容や書き方が似ていることから、大阪府警は同一グループの犯行とみていた。スビシアークらのグループは2008/10/13に出国する予定だった。

 大阪府警などによると、世界各地で電車などに落書きを繰り返すグループが複数ある。2008/06にはオーストラリア人男性らが、東京入国管理局で上陸を禁じられたことがあった。

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大阪市営地下鉄 電車にスプレーで落書き <毎日新聞など 2008/10/04>

 2008/10/04 03:45ごろ、大阪市営地下鉄 森之宮検車場(大阪市城東区森之宮)で、停車中の電車(6両編成)の4両目と5両目がスプレーで落書きされているのを職員が見つけ、城東警察署に届け出た。器物損壊容疑で調べている。
 城東警察署によると、車体の片側側面に縦約1.5m、横約15mにわたってアルファベット文字のような模様が描かれていた。当該電車が入庫した2008/10/03 19時以降に、何者かが侵入して落書きしたらしい。同検車場での落書きは2008/01にもあった。

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神戸市営地下鉄に落書き 名谷車両基地で <読売新聞など 2008/09/23>

 2008/09/23朝、神戸市営地下鉄の名谷車両基地で、スプレーのようなもので車両に落書きされているのが見つかり、警察は器物損壊事件として調べている。
 落書きが見つかったのは、神戸市営地下鉄の名谷車両基地に停めてあった西神・山手線の車両。2008/09/23 05:30ごろ、車両基地の横を走行した地下鉄の車掌が発見した。落書きは6両編成のうち5両にも及んでいて、車体の側面にスプレーのようなもので英語の文字や“2008・KOBE”などと書かれていた。この車両は2008/09/22正午から車庫に入ったままで、職員が仮眠をとった午前1時から午前5時ごろまでの間に何者かが侵入したとみられる。

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地下鉄車両、また落書き 八尾車庫と新大阪駅、同一犯か <毎日新聞など 2008/09/06>

 2008/09/05 05時ごろ、大阪市営地下鉄谷町線の八尾車庫(八尾市若林町1)で、電車2両の側面にスプレーで落書きされているのを点検の職員が見つけた。2008/09/04早朝には、大阪市営地下鉄御堂筋線新大阪駅(大阪市淀川区西中島5)の車両置場で、電車1両の側面にスプレーの落書きが確認されている。ローマ字のようなデザインや色彩が似ており、同一犯の可能性がある。
 大阪市交通局によると、6両編成の先頭2両の側面に幅約7mと約11mにわたって書かれ、端には「OSAKA 08」「JAPAN」の文字などがあった。2008/09/04 22時の巡回で被害はなく、道路に面した金網2カ所が破られていたことから、複数の者が深夜に侵入したとみられる。

 一方、大阪市交通局が警察に被害届を出す前に落書きを消していたことが分かった。通報を受けた八尾警察署は「現場検証ができず、理解できない」と困惑。交通局は「責任者が忙しく、電車を使うので、消してしまったようだ」と釈明している。
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