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JR播但線:高架化直後に信号故障で4時間半ストップ <2008/12/24>

 2008/12/23、JR播但線は姫路〜京口の信号トラブルにより、9時から約4時間半にわたって姫路〜砥堀で運転を見合せた。事故の原因は、前日に開通したばかりの高架上の信号機の故障だった。JR西日本は「高架化との関連性も原因も分かっていない」とはぐらかしたまま運転を再開した。

 2008/12/23 09:00すぎ、高架になったJR播但線姫路駅ホーム東側の信号機と京口駅の姫路行き信号機が突然、赤のまま切り替わらなくなった。係員が姫路〜京口の高架線路を歩いて点検。電気系統も調べたが、異常は見つからなかった。
 13:30ごろ、試験的に不通区間に車両を走らせるなどして、ようやく信号機が正常に作動。運転を再開したが、かにシーズンの但馬と大阪を結ぶ特急「はまかぜ」が3本運休した。JR神戸線 御着駅では、大阪発浜坂行き特急「はまかぜ1号」が10:30ごろから約3時間足止めになった。
 JR姫路駅は高架化で駅の構造が変わったこともあり、戸惑う乗客も多く、JR西日本社員が拡声器を手に、連絡通路や改札口で乗客を誘導した。

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JR姫路駅「0番ホーム」が廃止 <2008/12/21>

 姫路駅周辺のJR播但線・JR姫新線が2008/12/22、高架に切り替わるのに伴い、姫新線の「0番ホーム」が2008/12/21で廃止となり、名残を惜しむ鉄道ファンが次々訪れた。

 0番ホームは国鉄時代は「西1番線」だったが、1番線と区別するため1998年に改めた。文化財調査を経て、2010年度末までに撤去される。
 播但線は2008/12/20深夜の最終電車通過後、約30時間かける高架切替えに着手。長さ70mの新橋梁を台車に乗せ、16m平行移動させてはめ込むなど、2008/12/21午前に外観がほぼ完成。信号関係などの工事を急いだ。
 播但線の姫路〜京口は2008/12/21は終日運休し、バスで代替輸送。17時までに延べ約3600人が利用した。播但線・姫新線の新ホームには2008/12/22 05:40ごろ、乗客が初めて降りる。

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渋滞緩和に期待 JR姫新線 姫路駅西側の3踏切廃止 <神戸新聞 2008/12/13>を添削

 JR姫路駅付近の線路が高架に切り替わる2008/12/22、JR姫新線の踏切3カ所が廃止される。
 廃止されるのは、駅に近い順に
 落窪壱踏切(通称・豆腐町の踏切)、堂の元踏切(歩行者専用)、姫路駅西側の県道姫路港線(通称・産業道路)の大将軍踏切。

 大将軍踏切は、JR山陽本線が高架化した2006/03に設置。1日約2万7千台が通る南北交通の要で、車の渋滞に悩まされており、廃止により渋滞緩和が期待される。高さ3.6mの規制も本年度中に解除予定。大型高速バスも通行可能になる。
 落窪壱踏切は、南向き一方通行で、かつては開かずの踏切として知られた。自転車や歩行者が多いが、自動車も1日4900台が通過。今後は通行量の増加が予想される。
 両踏切とも、2008/12/22朝までに停止線を消し、交通規制標識を撤去した後は一時停止義務がなくなる。これまでの習慣で停止する車が相次ぐ恐れがあるため、追突注意の看板を設置する。

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JR姫路駅周辺整備事業:新工法で2年短縮、取り壊し同時進行、姫路市が提案へ <毎日新聞など 2008/12/09>

 JR姫路駅の高架化に伴う駅周辺整備計画で、姫路市は2008/12/08、駅北側の新駅ビル建設と現在の駅ビルの取壊しを同時に進めた場合、これまで姫路市が想定していた工期が約2年間短縮され、早ければ2013年度ごろに北駅前広場の整備が完了できるとの算定を明らかにした。姫路市は近く、駅ビル工事の事業主体者であるJR西日本側に新工法を提案する。

 この日開かれた姫路市議会の姫路駅周辺整備特別委員会で、姫路市が新たな工期算定を公表した。
 従来の想定工期は、
 (1) 2009年度に軌道の撤去と文化財調査
 (2) 2010年度ごろから約2年かけて駅ビルを新築
 (3) テナント移行後に現駅ビル解体
 (4) 2014年度ごろまでに広場などを整備
 との流れだった。
 ところが、姫路市が工期を算定し直したところ、このままでは工期が想定より1年程度伸びると判明。駅ビルのテナントなどでつくる「姫路駅フェスタ協同組合」も客離れを懸念し、工期短縮を姫路市に要望していた。

 姫路市によると、テナントをいったん周辺商業施設などに移して新築と解体を同時に進めれば、ビル撤去後に新駅ビルと広場の整備を同時進行できるため、工期を短縮できる。姫路市はJR西日本と工事方法を協議する一方、現在の駅ビルテナントの移転交渉を進める方針。
 これに対し、JR西日本は「駅周辺整備の早期実現は利用客にとってもメリットがある。できる限りの協力をしていきたい」としている。

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JR姫路駅高架化 12/22完了 <神戸新聞など 2008/12/09>

 JR姫路駅周辺の播但線・姫新線の軌道高架化事業が2008/12/22に完了し、開通記念式典などが開催される。また、同日の始発前から中央コンコースの南北通路も開通し、不便だった歩行者の往来が一気に改善される。
 改札口は、北側にある現在の中央・地下・東・フェスタの4カ所を廃止。中央コンコースに面した南中央改札を拡充して新中央改札とし、東側通路に新東改札を設ける。
 2008/12/04に先行開業した高架下の商業施設「プリエ姫路」も全面開業となる。

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JR姫路駅 2008/12/22に姫新線・播但線も高架化 <2008/08/11>

 JR姫路駅周辺の高架化事業について、事業主体の兵庫県などは2008/08/11、姫新線・播但線を2008/12/22から高架に切り替えると発表した。2006年のJR神戸線・JR山陽本線に続き、3線の高架化が完了する。これに伴い、駅の南北を平面で結ぶコンコースが開通、駅西にある姫新線の踏切3カ所も廃止され、利便性が高まる。

 高架化事業は、鉄道で遮られてきた南北交通をスムーズにし、駅周辺を整備する事業で、兵庫県・姫路市・JR西日本が進めている。山陽本線4.3kmに続いて、姫新線1.3km、播但線1.0kmが高架になる。1989年の事業着手から19年を経ての完成。現在の線路やホームは2010年度末までに撤去予定。総事業費609億円。

 高架の完成に合わせ、駅構内に中央コンコースができる他、高架下にJR西日本系列の企業が商業施設を開業する。播但線は切り替え工事に約30時間かかり、12/21は終日運休する。姫新線は運休なしで切り替える。

 高架事業に関連し、姫路市は姫路駅周辺の45.5haで再開発を進めている。JR西日本も新駅ビルの2010年着工を目指している。
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<JR西日本プレスリリース、神戸新聞など 2008/12/20>

 JR西日本は2008/12/19、定例社長会見で、2009/03/14(土)に春のダイヤ改正を実施すると発表した。主な改正内容は以下のとおり。

【2009/03/14改正】
1.山陽新幹線:N700系車両の増加
 東京〜広島で毎時3本運転している「のぞみ」のうち、2本をN700系車両で運転。
 東海道新幹線と山陽新幹線を直通する「のぞみ」を1日103本と増発。N700系は7割の71本を占め、前年の4割から一気に増やす。新神戸駅には全71本が停車する。

2.在来線:寝台特急「はやぶさ(東京〜熊本)・富士(東京〜大分)」を廃止

3.在来線:JR京都線・JR神戸線の「新快速」の運転時間帯を深夜帯に拡大
 新快速は、現在、大阪を24時前後に発車している快速電車と置き換える。
 新快速姫路行き:大阪24:00発、三ノ宮24:23発、姫路25:06着。
 新快速西明石行き:大阪24:25発、三ノ宮24:47発、西明石25:09着。
 それぞれ従来の快速より所要時間が22分、12分短縮される。

【2009/06/01改正】
1.特急「サンダーバード」(大阪〜富山・魚津)に新型車両を投入
 安全性の向上(オフセット衝突を考慮)、全席禁煙(喫煙ルームを設置)、女性専用トイレの設置、車いす対応トイレの大型化、腰掛の改善、グリーン車の全席にモバイル用コンセントの設置。
 「サンダーバード」は2011年春までに、約200億円の投資をして108両を新製する予定。

2.特急「はくたか」(金沢〜越後湯沢)を1往復増発
JR西日本車掌:女子高生を包丁で脅しトイレに「乱暴しようと」 <2008/12/18>

 2008/12/18 07:45ごろ、若い男がJR琵琶湖線 野洲駅前の公衆トイレ(滋賀県野洲市北野1)に若い女性を連れ込んだようだ、と野洲駅の駅員が滋賀県警守山警察署に通報した。駆け付けた署員が逃げようとした男を取り押さえたところ、包丁を所持していたため、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。男はJR西日本米原列車区の車掌 楓正嗣(26、京都市下京区富小路通五条下ル)で、「乱暴目的だった」と供述している。

 調べでは、トイレの中から女性の泣き声がしたため、通行人が駅員に連絡した。通報で急行した署員がトイレの扉を激しく叩くと、楓が鍵を開けて「何事もない」と言いながら出てきた。持っていたリュックサックの中に刃渡り約18cmの包丁があった。トイレには高校3年の女子生徒(18)がいた。約60m離れた自転車置場で自転車を止めようとしている際に楓が包丁を突き付け、連れてきたらしい。女子高生は通学途中で、左手を数針縫う怪我をした以外は、目立った外傷はなかった。

 調べに楓は、「借金数百万円の返済のため路上強盗で襲う相手を探していて、たまたま女子高生を見つけ、乱暴しようと思い立った。金を持っていれば奪うつもりだった」と供述している。人通りの少ない場所を探して自宅のある京都市内からJRで訪れた。また、「下着を奪えばブルセラショップに売れると思った」とも供述している。

 JR西日本によると、楓は2006年に入社。2007/12まで現場の野洲駅に駅員として勤務し、車掌になった。事件当日は非番で私服だった。警察に通報し、署員と現場に駆け付けた駅員2人は元同僚だった。JR西日本京都支社次長の今井敏之は「あってはならないことで、誠に遺憾。今後、詳しい状況を確認のうえ、厳正に対処いたします」とコメントしている。

 現場は身体障害者用設備も備えた広い個室になっている多目的トイレ。隣の男子トイレでは2006/06、82歳男性が強盗殺人の被害にあっている。
2008/12/15 白金高輪駅発煙事故に関する調査結果について <東京メトロ・東京都交通局 2008/12/22>

 2008/12/15の都営三田線・東京地下鉄南北線白金高輪駅構内ポイント付近からの発煙事故により、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした。原因と思われる当該箇所を含めた指定場所以外での乗務員の喫煙について、調査を行った結果、以下の事実が判明いたしましたので、対策と併せて下記のとおりお知らせいたします。



1 調査結果


 調査対象人数うち指定場所以外※での喫煙経験者数うち白金高輪駅での喫煙経験者数
東京都交通局8611085
東京地下鉄2751547


※新たに指定場所以外での喫煙が判明した場所
 (1)東京都交通局(現場点検によるもの)
   (トンネル内)都庁前、汐留、光が丘

 (2)東京地下鉄(聞き取り調査によるもの)
   (トンネル内)代々木公園、(有楽町線)池袋、小竹向原、(南北線)市ケ谷、
   (地上部)和光市、新木場

2 対策

(1)東京都交通局
* 乗務中の煙草の携行を禁止し執務心得に明記する。
* 点呼時に煙草を携行していないことを確認する。
* 全線の折返し線等において、管理監督者等による点検を定期的に実施し、異常があった場合には個人を特定し、厳正に対処する。
* 乗務員に対し、規定遵守および火災に対する安全意識向上のための研修を実施する。

(2)東京地下鉄
* 折返し地点に喫煙場所があるため、乗務管区内規に煙草の携行禁止が規定されていなかった東西線乗務管区、有楽町・副都心線乗務管区は、新たに規定する。
* 乗務管区内に煙草の保管場所を指定し、チェック体制を強化する。
* 乗車点呼時に煙草を携行していないことを確認する。
* 全路線を対象に、指定場所以外に喫煙する可能性のある場所を定期的に点検する。
* 当該箇所の側溝の蓋を網目式として、内部を容易に確認できるようにする。
* 当該箇所にサーモカメラを設置し、喫煙があった場合には状況等を特定できるようにする。
* 乗務員に対し、規定遵守および火災に対する安全意識向上のための研修を実施する。

以上

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東京地下鉄:南北線の発煙、運転士のたばこ不始末 吸殻数百本も <asahi.com 2008/12/16>を添削

 2008/12/15夜、東京メトロ南北線・都営三田線の白金高輪駅(東京都港区)内にある側溝付近から煙が出る事故があり、東京メトロと東京都交通局は2008/12/16、運転士による煙草の火の不始末が原因の可能性が高いと発表した。

 地下での喫煙や煙草の携帯は社内規定で禁止されている。側溝には数百本以上の煙草の吸殻があり、東京メトロと東京都交通局は運転士が日常的に煙草を吸っていたとみて調べている。
 東京メトロの説明では、2008/12/15 18:10ごろ、白金高輪駅のホームから約150m離れた、折返線脇の側溝から煙が出ているのを回送電車の運転士が見つけた。現場は電車の待機場で東京メトロと東京都交通局の関係者以外は立ち入らない。発煙の影響で、東京メトロ南北線と都営三田線は最大で1時間半、運転を見合わせ、約4万1千人に影響が出た。

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東京地下鉄:白煙で運休、影響4.1万人、吸殻10本以上 <MSN産経 2008/12/15>を添削

 2008/12/15 18:10ごろ、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線の白金高輪駅構内のポイント付近で、白煙が上がっているのを都営三田線の運転士が見つけ、両線とも一時運転を見合わせた。1時間半後までに全線で運転を再開したが、計約4万1000人に影響した。
 警視庁高輪警察署によると、ポイント付近で10本以上の煙草の吸殻が見つかった。東京メトロなどによると、煙草の燃えかすが発見された当時、まだ熱を持っている状態で、側溝近くにあった。ポイントはホームから約150m離れ、その付近は車両の折返し地点で乗務員が行き来する場合があるほか、トイレも近くにある。
 東京メトロは「禁煙の地下鉄では、事務室などで煙草が吸える場合もあるが、現場近くにそのような部屋はない」としている。
姫路市営バス:2010/03に廃止 神姫バスに移譲 協定書に調印 <毎日新聞など 2008/12/11>

 姫路市営バス事業の移譲問題で、姫路市長の石見利勝と神姫バス(姫路市)社長の上杉雅彦は2008/12/10、姫路市役所で移譲協定書に調印した。これで、姫路市は2010/03をもってバス事業から完全撤退することが正式に決まった。

 姫路市営バスは全16路線34系統のうち28系統が赤字。累積赤字は2007年度末で約10億0800万円、一般会計からの補助は1973年度以来計約152億7800万円にのぼる。姫路市は路線の民間移譲を決め、2008/09に募集要項を発表し、神姫バス1社だけが応募していた。

 2009/04にJR姫路駅南側発の9路線を、2010/04にJR姫路駅北側発の7路線を神姫バスに移譲する予定。姫路市は車体を神姫バスへ売却し、運転士約80人は他の部署へ配転する方針。
救命ペットボトル広がる 浮輪代わり、製作費200円 <神戸新聞 2008/12/08>を添削

 救命浮輪の代わりに、ペットボトルをリサイクル。高松海上保安部(香川県高松市)が、釣り客が多く訪れる香川県内3カ所の防波堤に使用済ボトルでつくった救命代用具「救命ペットボトル」を設置した。市販の救命浮輪は大きさにより5千〜2万円するが、約200円の製作費用で済む。

 きっかけは2008/08に香川県さぬき市であった救助劇だ。海岸で遊んでいた地元の中学生が沖でおぼれた人を発見。近くにいた子供会の世話役がたまたまペットボトル16本で作ったいかだを持っており、中学生がつかまらせて岸まで引き寄せ、見事に救助した。以前から水辺への救命ペットボトル設置を検討していた高松海上保安部は、あらためて効果を認識。高松市郷東町などの防波堤にある灯台に設置した。

 作り方はこうだ。2L入りペットボトル3本をひもでまとめ、目立つオレンジ色に塗装。遠くまで投げられるように中に少量の砂を入れる。長さ20mのロープを結び付け、もう一方の端を別のボトルの口に入れて底に固定し、投げるときに絡まらないように巻き入れる。大人1人がつかまっても十分な浮力がある。

 この救命ペットボトルは3年前、若松海上保安部(北九州市)の職員が考案。「浮くっちゃボトル」と命名し、管内の防波堤に設置したのが始まりだ。その後、唐津海上保安部や大分海上保安部など各地で導入が進んでいる。
作り方は若松海上保安部がホームページで紹介。http://www6.kaiho.mlit.go.jp/wakamatsu/service/oshirase/050804ukucchya/ukucchya_bottle1.htm

 神戸海上保安部は救命ペットボトルの製作、設置はしていないが、救命代用具になることをPRしている。
ダイヤモンドクロス、西宮に眠る <asahi.comなど 2008/11/25>

 西宮球場跡地で2008/11/26開業する大型商業施設「阪急西宮ガーデンズ」北側の公園に、かつて阪急西宮北口駅で阪急神戸線と阪急今津線が平面交差していた特殊なレールが展示されている。通称ダイヤモンドクロス。全国の鉄道ファンに愛される隠れた名物だ。

 公園は阪急電鉄がガーデンズと一体で造成し、2008/11/20に完成した。ダイヤモンドクロスは、神戸線や今津線の歴史などを紹介した記念碑脇の地面に、枕木とともに埋め込まれている。過去の事業の記念にとガーデンズ開業を契機に実物を展示することになった。

 阪急は1920年に神戸線の梅田〜神戸を開業。1926年に現在の今津線となる宝塚〜今津が全通し、2つの路線が西宮北口駅で直角に交わることになった。路面電車を除くと全国でも珍しい鉄道の平面交差だった。戦後、神戸線の混雑が激しくなって列車本数が増えると、平面交差で定時運行に支障を来すことが多くなった。神戸線の10両編成化とホーム延長などに伴い1984年、今津線は西宮北口で南北に分断。宝塚と今津を直接結ぶ電車はなくなった。

 ガーデンズ5階の「阪急西宮ギャラリー」には、1982〜1984年ごろの西宮北口駅周辺を再現した150分の1の模型が置かれ、西宮球場の横を阪急電車が平面交差する光景が見られる。
JR大阪駅通り魔:女に実刑判決 <神戸新聞など 2008/11/25>を添削

 JR大阪駅で通行人を切りつけたとして、傷害罪などに問われた大山和歌(38、神戸市西区)に、大阪地裁は2008/11/25、懲役3年6月(求刑懲役4年)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で千賀卓郎 裁判官は「息子と同居できないなどのストレスから、鬱憤を晴らそうとした身勝手な犯行で酌量の余地はない。人が密集する駅での通り魔事件で、刑事責任は軽くない」と述べ、「もう少し人のことを考えて行動してほしい」と説諭した。
 判決によると、大山はJR大阪駅へ向かう途中の電車内で扉に左腕を挟まれたことの腹いせに、2008/06/22午後、JR大阪駅のホームやエスカレーターで女性2人の左腕を剃刀で相次いで切りつけて軽傷を負わせるなどした。
京阪電車内に虫ばらまく 「驚くの楽しい」 西宮の会社員逮捕 <神戸新聞など 2008/11/25>

 京阪電鉄の電車内で昆虫の幼虫をばらまき乗客に迷惑をかけたとして、大阪府警枚方警察署は2008/11/24、会社員 水田学(35、西宮市上大市2)を威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕した。「足をばたつかせて驚く女性の姿を見たかった」と供述している。京阪電車では同様の被害が今回も含めて計19件起きており、関連の有無も調べている。

 水田は、2008/11/24 10:05ごろ、大阪府寝屋川市内の京阪本線を通過中の中之島発出町柳行き臨時特急電車内で、小鳥の餌などに使われる長さ約2cmほどの幼虫「ミールワーム」約200匹をばらまいた。座席下の隙間から、後ろの席にいた女性客の足元に向かってまいた。同列車は清掃作業などのため約3分遅れた。巡回中の京阪電鉄社員が、幼虫がいた座席付近から立ち去ろうとした水田を不審に思い呼び止め、車内を警戒中の大阪府警鉄道警察隊員に引き渡したところ、容疑を認めた。
 京阪電車では11月に入り、幼虫が車内で見つかるケースが多発。鉄道警察隊などが警戒していた。逮捕時、水田は鞄の中にフィルムケースに小分けするなどして約3600匹の幼虫を所持していた。
 2008/11/19 18:45ごろ、山陽新幹線 徳山駅で、博多発東京行き「のぞみ50号」が発車した直後、男性客がドアをこじ開けてホームに降りた。新幹線は急停止し、安全点検のため約15分間停車。後続の1本も11分遅れ、計600人の足に影響した。
 JR西日本によると、男性は福岡県内にある大学の学生。発車直後に運転士が、ドアが閉まったときに点灯するランプが消えたのに気づいて急停車させた。ホームの駅員が駆けつけると、学生が後ろから2両目の2号車のドアを無理やり開けて降りようとして、ドアに挟まっていた。その後、自力で降りた。
 徳山駅で駅員が事情を聴くと、学生は「徳山駅で降りる予定だったが、寝過ごした。あわてて降りようとした」と説明。山口県光市在住で、博多〜徳山の特急券などを持っていた。 山口県警周南警察署は、鉄道営業法違反の疑いで事情を聴いている。
東武鉄道:運転士が8回非常ブレーキ「風邪で力入らず」 <2008/11/14>

 東武鉄道は2008/11/13の夜に東武伊勢崎線の準急列車の男性運転士(50)が曳舟〜春日部(32.9km)を走行中に、8回非常ブレーキをかけたと、2008/11/14発表した。
 非常ブレーキは運転士がハンドルを放した場合にかかる。運転士は出発30分前に市販の風邪薬を服用しており「寒気があり、手に力が入らなかった」と話している。社内規定に風邪薬の服用についての規定はない。乗客は約1500人いたが、けがはなかった。
 東武鉄道によると、トラブルがあったのは押上発南栗橋行き準急列車。2008/11/13 21:44に押上駅を発車したが、21:50ごろ曳舟駅で停車する際に非常ブレーキがかかり、停止線の2m手前に停車した。その後も春日部駅までに非常ブレーキが7回かかった。途中、不審に思った車掌が確認したところ、運転士は「大丈夫」と答えた。その後、乗客から苦情があったことなどから、北春日部駅で運転管理者が同乗し、次の姫宮駅で運転士を交代させた。

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 なぜ車掌は運転指令に即座に連絡しないのか。身内をかばう意識がありありですね。なんかJR福知山線脱線事故を思い出しますねー。当事者意識はないんでしょうねぇ。まあ労組が強い東武鉄道だからなぁ。なあなあなんでしょうなぁ。
神姫バス、全但バスに経営参画 株10%取得へ <神戸新聞 2008/11/11>を添削

 神姫バス(姫路市)は2008/11/11、全但バス(養父市)の再建を加速するため、経営に参画することを発表した。発行済み株式の10%(議決権ベース)を今月中に取得する。会見で神姫バス社長の上杉雅彦は「新事業に参入し市民の足を守りたい。当社の事業との相乗効果も期待できる」と述べた。神姫バスは神戸市北部〜播磨、全但バスは但馬を事業区域としており、両社の連携で兵庫県の面積の85%をカバーする一大バス連合が生まれる。

 全但バスは但馬地域の人口減やマイカー普及に押され経営が悪化。2006年末、「区域が近く、協力し合える」(全但バス社長 田中貴俊)として神姫バスに支援を要請していた。神姫バスは2007/08から役員ら3人を全但バスに派遣し再建計画を策定。路線バスの3割削減や、関連事業と不動産の売却などを進め、再建の目処が立ったため経営参画に踏み切った。
 神姫バスは今後、再建状況を見極めながら全但バス株を最大14%まで買い増しし、その段階で筆頭株主となる予定。役員人事は両社で調整するが、全但バス社長の田中貴俊は役員にとどまる見通し。現状の路線網は維持する方針。全但バスは、神姫バスがノウハウを持つ指定管理者事業の新規参入などを通じて再建を目指す。
 全但バスによると、路線バス事業は兵庫県などの補助金を含めても年間約3億円の赤字。2008/09末時点で約10億円の債務超過だったが、不動産売却などで解消の目処が立った。

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全但バス、阪急電鉄から株買戻し 神姫バスと協力強化へ <神戸新聞 2008/10/29>を添削

 阪急電鉄(大阪市)が、保有していた全但バス(養父市)の発行済み株式の19.7%全てを、2008/10/28までに売却していたことが分かった。経営再建中の全但バスは今後、昨夏から人的支援を受けている神姫バス(姫路市)との関係を強化し、再生を加速させるとみられる。

 全但バスは現在、神姫バスから役員3人を受け入れ、不採算事業の売却や路線バスの縮小、再建を図っている。このため、筆頭株主の阪急電鉄に関係解消を要請。全但バス側が買い戻した。一方、全但バスは経営再建の一環で、神戸市中央区下山手通4の土地約1500平方メートルを野村不動産(東京)に売却した。兵庫県庁の南側に位置し、子会社の全但観光バスや神戸全但タクシーの拠点だった。売却額は約13億円とみられる。跡地は分譲マンションになる予定。
 全但バスはこれまでに、傘下の神戸全但タクシー(神戸市中央区)を事業譲渡した他、ハチ高原スキー場の運営から撤退するなど、不採算事業の整理を進めてきた。

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 全丹タクシー本社跡地は、野村不動産に売却され、プラウドタワー神戸 県庁前(鉄筋コンクリート地上28階、敷地面積1,498.33m2)になりました。(2012/04竣工予定)
関西一のJR撮影地点サントリーカーブにフェンス設置 <asahi.com 2008/10/11>を添削

 鉄道ファンの間で絶好の撮影スポットとして人気があった大阪府島本町の通称サントリーカーブにこの夏、フェンスが設置され、これまでのようにローアングルの迫力ある写真が撮れなくなった。ファンは惜しむが、JR西日本は「安全にはかえられない」と理解を求めている。

 カーブはJR京都線の山崎〜島本(大阪府島本町)にある。サントリーの山崎蒸溜所の南側にあることから、サントリーカーブと呼ばれるようになった。緩いカーブが続いているため、接近してくる列車全体を1カットに収められ、低い位置からの撮影に邪魔なフェンスがない点が魅力だった。JR西日本がホームページに掲載する複数の列車の写真も、ここが撮影ポイントになっている。JR西日本や私鉄の広報写真などを手がける写真家 高松大典(51)は「関西ではナンバーワンの撮影地」と語る。

 JR西日本は2007/11、人身事故防止のためにフェンス整備を強化する方針を打ち出し、京都〜大阪の86kmの営業区間のうち高架などを除く74kmすべてにフェンスを設置することにした。これまではガードレールしかなかったサントリーカーブにも2008/07上旬、約130mにわたって高さ約2mのフェンスが設けられた。
 JR西日本の広報担当者は「運転士は線路ぎりぎりに人がいるだけでも、いつ立ち入られるかと恐怖心を抱く。鉄道ファンには申し訳ないが、理解してほしい」と話している。
明石海峡2隻衝突:双方の船長を書類送検 <神戸新聞 2008/10/10>を添削

 明石海峡で2008/06、関西汽船(大阪市港区)のフェリー「さんふらわあにしき」(9711トン)と、林崎漁協(明石市)所属の漁船「住吉丸」(4.9トン)が衝突した事故で、第五管区海上保安本部は2008/10/10、安全な速度の確保や周囲への十分な警戒を怠り、漁船の乗組員に怪我をさせたとして、業務上過失往来危険と業務上過失傷害の疑いで、双方の船長を書類送検した。

 調べでは、事故は2008/06/20 04:30ごろ、淡路市の西約2km沖で発生。フェリーの船長(49、大阪市)は、海上が濃霧で視界が悪いのに、適切な見張りをせず速度を落とさずに航行し、漁船と衝突して転覆させ、漁船の乗組員3人に怪我を負わせた疑い。また、漁船の船長(52、明石市)は同じく視界が制限された中、航行停止や霧中信号を出すなどの措置を取らずに衝突し、乗組員2人に怪我を負わせた疑い。この事故で、住吉丸の乗組員3人が一時、船内に閉じ込められるなどした。

 五管本部は、明石海峡では2008/03にも船舶3隻が衝突。死者3人、行方不明者1人が出たことを重視し、「今回の事故も一歩間違えれば大惨事」として捜査していた。

 神戸新聞社の取材に対し、乗船していた住吉丸の船主(49、明石市)は「濃霧では事故の危険性が高まるため、操船者だけでなく船首にも人が立って見張ったほか、速度を1〜2ノットに落とし、灯火もつけて十分に警戒した」と話している。
 一方、関西汽船は「事故を起こしたことを真摯に受け止め、社員への研修の実施や安全管理規定の見直しなど、再発防止に向けて全社体制で取り組みたい」としている。
国交省運輸安全委員会が発足 <2008/10/01>

 国土交通省が2008/10/01付けで組織改変を実施。航空・鉄道事故調査委員会と海難審判庁を再編し、事故調査機関「運輸安全委員会」と船員への行政処分機関「海難審判所」が誕生した。

 運輸安全委員会は、後藤昇弘・航空鉄道事故調査委員会委員長が初代委員長に就任した。国交省の外局として、海上保安庁などと同様の予算措置や組織内の人事を独自に行うことができるようになった。

 海難審判所は、上中拓治・高等海難審判庁首席審判官が初代所長に就任した。東京の海難審判所と全国8ヶ所の地方海難審判所において,総勢90名の職員により業務にあたる。

 海難事件での原因究明と懲戒処分を別組織としたのは、国際海事機関(IMO)において条約化がすすんでいる国際海難調査コードの趣旨に沿ったもの。
2008/10から無料、西神戸有料道路 <2008/09/30>

 西神戸有料道路は、2008/10/01 0:00から無料開放される。
 西神戸有料道路は、夢野(神戸市兵庫区)〜車(神戸市須磨区)の8.7km。1969年に開通した。建設時の借金償還が終わったため、無料開放される。夢野〜車の現行料金は普通車で200円。
 神戸市道路公社は、夢野〜車にある鵯料金所(神戸市北区)を廃止し、鵯料金所に13基ある料金ブースの撤去や区画線の引き直しなどの工事を12月末まで実施する。舗装工事は23時〜06時に行なわれる。道路幅が狭くなったり、大型車両が通れなかったりする場合もある。また、神戸市道長田箕谷線から合流する二輪車専用道路は廃止する。三宮方面行き車線につながる「ひよどり台トンネル」は1車線に変更し、歩行者や軽車両も通行できるようになる。
余部鉄橋の橋脚3本保存へ 兵庫県の基本計画案 <2008/09/30>

 新橋への架替え工事が進むJR山陰線の余部鉄橋で、兵庫県は、鉄橋の一部を現地保存するなどの基本計画案をまとめた。11本の橋脚のうち3本を残して、展望台や歴史的価値を伝える資料館、道の駅などを建設する内容。2008/09/30から計画案への意見や提案を募集する。
 計画案では、展望台は高さ最大41m。新橋の北側に並ぶ形でJR余部駅と直結する。余部鉄橋の歴史や技術を模型や記録を展示して伝える資料館や、地元農産物の販売などをする道の駅、散策路、芝生広場などの建設も盛り込んだ。
テロ監視網スルリ、高3が羽田駐機場侵入…空港警備見直しへ <読売新聞 2008/09/17>を添削

 羽田空港で2008/08/27、立入りが厳しく制限された駐機場に高校生が侵入し、警視庁に建造物侵入容疑で現行犯逮捕されていたことがわかった。運送車両の陰に隠れて貨物取扱所のゲートから入ったとみられ、ゲートの空港職員や防犯カメラで監視する警備員も侵入に気づかなかった。テロ対策で空港警備を強化してきた国土交通省は事態を重視し、全国の空港の警備体制の見直しを始めた。

 東京空港警察署によると、逮捕されたのは福岡市内の高校3年の男子生徒(17)。2008/08/27 11:30ごろ、第2旅客ターミナルビル側の貨物取扱所付近にいるのを空港職員が見つけた。高校生が逃走したため、職員が追いかけ、約300m離れた駐機場で警察官らとともに取り押さえた。
 駐機場は乗客の乗降りや燃料補給などをするためのスペースで、第2ターミナルは最大15機がとめられる。滑走路などを含めた周辺一帯は、通行証を持った関係者しか立入りが許されていない制限区域になっている。
 高校生は旅客機に近づこうとしたとみられ、「飛行機を見たかったから」と供述した。精神的に不安定だったため、東京空港警察署は2008/08/28、高校生を釈放した。

 国交省東京空港事務所によると、貨物取扱所の上に設置された防犯カメラが、高校生が駐機場に向けて駆けていく姿を記録していた。東京空港事務所は、高校生が貨物取扱所のゲートから空港内に入る貨物車両の陰に隠れて侵入したとみているが、当時、ゲートの出入りをチェックしていた空港職員、貨物地区を巡回中の警備員数人、防犯カメラの映像を監視する警備担当の誰一人として高校生の姿には気付かなかった。高校生は空路で福岡から到着後、ターミナルを出て徒歩で貨物取扱所に向かったとみられる。

 羽田空港では2006/04、男子高校生(当時15)がフェンスを乗り越えて制限区域内に侵入。2005/04にも自転車に乗った男性(当時84)が整備車両用の別のゲートから制限区域内に入り込むトラブルがあり、同空港ではその度にフェンスを高くしたり、警備員の巡回を増やしたりしてきた。
 再び不法侵入を許したことについて、国交省は「極めて深刻な事態」と受け止め、2008/09/04、警視庁と対策を協議。さらに、他の空港でも警備体制の手薄な場所はないか確認を進めている。
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 何回目ですか? いつまでたってもこんな感じ。
 大型の組織特有の「事なかれ主義」、「集団的無責任主義」、「手抜きのための性善説盲信」の典型例では?
「伊丹空港は邪魔」廃止に再言及 大阪・橋下知事 <神戸新聞 2008/09/05>を添削

 大阪府知事の橋下徹は2008/09/04、伊丹市、豊中市、池田市の3市にまたがる大阪空港について、「関西3空港(関西、大阪、神戸)が関西の住民のためにあるなら供給過剰。関西国際空港を基幹空港にするなら、伊丹(大阪空港)は邪魔。地元が存続してくれというのはエゴが強すぎる」と述べ、大阪空港は廃止すべきだとの考えをあらためて示した。関空活性化などの要望で訪れた国土交通省内で記者団に語った。

 橋下知事は7月に政府に対する要望活動を行った際、大阪空港廃止に言及し、波紋を広げていた。「地元が存続を求めるなら、午後9時までにしている利用時間を延ばすとか、(周辺住民に防音工事費用を助成する)騒音対策費もなしにするとか、地元の人の負担も必要になる」と語った。
 また、橋下知事は、国交相の谷垣禎一らと会談した後、3空港の在り方について国交省側から「関空の立て直しに全力を挙げて取り組む」との発言があったと明らかにした。「関空が国の空港というのであれば、北米便は成田、羽田に、アジア便は関空に、と利用者を分けてもらわないといけない」と指摘、あらためて国の空港戦略立案の必要性を訴えた。
 橋下知事は既に、大阪空港廃止も含めた検討を大阪府庁内に指示。会談では、同席した国交省航空局長の前田隆平が「何が何でも大阪を存続、というつもりはない」と従来の見解を述べた。

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 伊丹空港は廃港(あるいは第2八尾空港化)が適当。その枠を全て神戸空港に移動すべし。
 しかし、国の役人に何を期待しているのだ?
 昔も今も自分の保身(あるいはプライド)しか考えていない役人に。
神戸空港からクルーズ観光も 北岸に埠頭整備へ <神戸新聞 2008/09/04>を添削

 神戸市は2008/09/03までに、神戸空港島に建設しながら使用を見合わせていた船舶用の岸壁を、2008年度中に着岸できるように整備する方針を固めた。
 岸壁は水深7.5mで、既に利用されている水深4mの岸壁に比べ、より大型の船が着岸できる。神戸市は貨物船やクルーズ客船の誘致を図り、空港の利用促進に弾みをつけたい考えだ。

 今回整備するのは空港島の北岸で、ポートライナーが通る橋脚の東側。空港島の建設時に埠頭用地として計画され、2002年に埋め立てが完成した。ただ空港の開港後も利用する船舶がなく、整備を見合わせていた。
 2008/03、港湾運送最大手の上組(神戸市中央区)が埠頭用地の南側に進出を決め、2008/06に神戸市と契約。これを受け、貨物を荷下ろしする岸壁の整備を図ることになった。今秋にも舗装工事などに取り掛かり、本年度末には終わる。
 広さ約1.2haで、埋立てを含め工事費は約20億円。神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速船ベイ・シャトルが使用する岸壁よりも深く、数千tクラスの中型船舶が着岸できる。

 神戸市みなと総局は、航空機と客船を組み合わせた旅行「フライ&クルーズ」のPRに力を入れており、担当者は「貨物だけでなく観光客の増加につながれば」と期待を寄せる。
神戸市バス:2008/09/01からPiTaPaを導入 <2008/08/21>

 神戸市交通局は、2008/08/21、市バス全線でICカードシステムを導入すると発表した。神戸交通振興バス山手線でも同時に導入される。
 今回の導入は、2008/10/01に神戸市が政策見直しで敬老パスを有料化・ICカード化するのに合わせた形。
 導入は2008/09/01。全てのバスで一斉に取り扱いを開始する。既にICカードリーダなどがバスに設置されており、料金収受機も更新されている。前方の料金表示機も液晶ディスプレイ化されている。PiTaPa、ICOCAに対応する。また、月単位の利用額割引を採用する。従来からある地下鉄と市バスや、市バスと市バスの乗継ぎ割引には対応しない。
JAL:神戸〜鹿児島便を2009/02に休止 <2008/08/07>

 JALは、神戸〜鹿児島(現在1日2便)を2009/02から運休すると発表した。その他、関西空港発着の便は減便・休止が相次ぐ。
 ANAは、神戸空港に関連する発表はなかった。関西空港発着の便は減便・休止がある。

JALグループ、2008年度下期路線便数計画の一部変更を決定 2008/08/07
http://press.jal.co.jp/ja/release/200808/000986.html

2008年度下期 ANAグループ航空輸送事業計画を修正 2008/08/06
http://www.ana.co.jp/pr/08-0709/08-100.html
ベイ・シャトル:閑散期は減便へ <神戸新聞 2008/07/26>を添削

 神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速船ベイ・シャトルを運営する第3セクター 海上アクセス(神戸市)が、2008/10から、数便の減便を含む季節ダイヤの導入を検討していることが2008/07/25、分かった。原油高による燃料高騰が経営を圧迫していることに加え、伸び悩む利用状況に見合ったダイヤにすることで経費削減を図る。
 海上アクセスによると、現在は1日20往復を運航しているが、10月から3月までの閑散期に数便の減便を計画している。また、運航間隔が45分ごとや1時間ごととばらつきがあり、利用者の間に出発時刻が覚えにくいとの声もあることから、季節ダイヤ導入に合わせ、「9時ちょうど」「10時ちょうど」など覚えやすい時刻に改める。4〜9月の繁忙期の便数は利用状況に応じて判断する。

 ベイ・シャトルは2002年に運休したK-JETに代わり、2006/07に運航を開始した。2006年度の乗客数は約14万5千人と目標の4割だった。2007年度は、利用者の駐車料金を無料化するなどしたが、約31万3千人(1日平均864人、1便平均22人)と年間目標(41万人)の8割程度にとどまっている。2007年度の赤字額は約2億6600万円、累積赤字は約166億円に膨らんでおり、神戸市は2008年度当初予算に補助金や受託料で計約2億1千万円を計上した。
近鉄、山電に直通計画 <神戸新聞など 2008/07/09>

 近鉄は2008/07/08、2010年春を目標に山陽電気鉄道に乗り入れる構想を明らかにした。
 2009年春に阪神電気鉄道との相互乗り入れが始まり、阪神と直通運転している山電とも線路がつながることから、両社と調整に入った。姫路と奈良・伊勢志摩を、特急や修学旅行専用電車を中心に運行する計画。
JR山陰線:新快速を普通電車に改造、JR山陰線などへ導入 <神戸新聞 2008/07/08>を添削

 JR西日本福知山支社は、新快速に使用されている223系車両をワンマン車両に改造し、2008/11から普通電車としてJR山陰線やJR福知山線などに順次導入する。福知山支社管内での新車両の導入は1987年のJR発足後初めて。
 新車両が走る区間は、JR山陰線:園部〜城崎温泉、JR福知山線:篠山口〜福知山など。従来の車両に比べて走行時の使用電力が減るほか、側面からの衝撃に強い。ワンマン車両にするため、運賃箱、整理券発行機、運賃表示機、自動放送装置を設置する。
 福知山支社のワンマン車両は30年以上前から使われている113系、115系の46両。うち14両を残し、32両を更新する。これまでの車両は一部を岡山県内のローカル線などで活用する以外、廃車となる。
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