神姫バス 空席で野菜運ぶ 郊外農家 姫路駅バスターミナルで直売
バス使い野菜持参して 姫路駅前で直売会開催へ <神戸新聞 2012/06/06 09:15>を編集
神姫バス(姫路市)が、バスの空席を活用した新たな地産地消事業を2012/06/07から始める。姫路市郊外から農家に野菜持参でバスに乗ってもらい、駅前のターミナルで直売する仕組み。野菜は神姫バスが買い取るため売れ残る心配はなく、運賃も実質的に初乗り分しかかからない。出品には事前登録が必要で、参加する農家を募集している。
直売所に出荷する交通手段のない農家や、新規就農者の販路開拓を支援しようと、姫路市が神姫バスに提案。神姫バスも姫路市内でトマト栽培を手掛けるなど農業分野に参入しており、活性化に一役買おうと事業化を決めた。
直売会は毎週木曜の12:30~17:30。最寄りの停留所から野菜とともに姫路駅行きのバスに乗り、ターミナルの特設コーナーに並べる。販売は神姫バスのスタッフに任せることもできる。運賃は初乗り分を除いて還元。出荷量、品目、価格は事前に協議する。ターミナルでの販売分以外にも、神姫バス出資の卸会社を通じて流通させることもできる。
事前PRのための直売会が2012/05下旬にあり、新鮮なトマト、イチゴ、水菜などが並んだ。キュウリを出品した男性(34)は「味に自信があっても、消費者に分かってもらえなければ売れないと実感した。独立を目指して経験を積みたい」と張り切っていた。
神姫バスの担当者は「生産者と消費者が交流する場にもしたい」とし、参加農家が増えれば開催日を拡充することも検討する。神姫バス「地産直送便」係
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神姫バス 空席で野菜運ぶ 郊外農家 姫路駅バスターミナルで直売 <神戸新聞 2012/03/22 23:27>を編集
バスの空席を有効活用するため、姫路市郊外から農家に野菜持参で乗ってもらい、姫路駅バスターミナルで直売する取組みを神姫バス(姫路市)が計画している。運賃は必要だが、出荷手数料として神姫バスが農家に還元。神姫バスによる野菜の買い上げもある。2012/03/23には姫路駅バスターミナルで販売イベントを開き、2012/06からの本格実施を目指す。
姫路市香寺町でトマト栽培などにも取り組む神姫バスが、農業振興に一役買おうと企画した。姫路駅発着の全路線で実施する予定で、姫路市もPRや運営面で支援する。
農家は最寄りのバス停から農作物とともに乗車し、姫路駅バスターミナルの販売スペースで直売する。希望に応じて神姫バスが野菜などを買い取り、グループ会社の保育所で利用したり、姫路駅周辺の飲食店に販売したりもする。
PRイベントは2012/03/23正午から、近郊で生産された野菜や果物を販売。希望する農家の意向を踏まえ、今後の開催頻度や時間帯などを決める。
神姫バスは「農家と消費者が交流する機会にもなる。新たな地産地消のモデルとして成功させたい」としている。
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