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洲本~関空航路の継続断念 淡路島3市にきょう通知へ <2018/07/05 06:00 神戸新聞NEXT>を編集

 淡路関空ライン(洲本市)は2018/07/04までに、洲本港~関西空港航路の運航継続を断念する方針を固めた。
 2018/07/13を最後に運航を休止すると発表してから3週間。初期経費を助成した淡路島内3市の反発を受け、事業継続を模索する異例の事態となっていたが、利用者増や経営改善への道筋が見通せないことから休止を最終決定した。2018/07/05、3市に申し入れる。

 淡路関空ラインは初年度の赤字が想定の2.5倍の1億5000万円に膨らんだことと、乗客増の見通しが立たないことを理由に、2018/06/13、国土交通省神戸運輸監理部に運航休止届を提出したが、計6000万円を助成した淡路島内3市が事業継続を強く要望。神戸運輸監理部に相談するなどして、運航経費が抑えられる小型船での事業継続を模索していた。
 しかし、小型船に変えることで着岸時に桟橋との間に生じる段差解消に2~3000万円の出費が必要なことや、荒天の影響による欠航が増えて利便性が低下し、さらなる乗客減を招く恐れもあるため、事業継続の妥当性は低いと判断した。
 いったん解雇通告した従業員の雇用継続協議も、うまく進まなかったとみられる。

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洲本~関空航路2018/07休止へ 就航1年、訪日客呼べず <2018/6/13 14:00神戸新聞NEXT>を編集

 洲本港~関西空港間で高速船を運航している「淡路関空ライン」は2018/06/13までに、運航を休止する方針を固めた。2018/06/13午後にも国土交通省神戸運輸監理部に届け出る。休止は2018/07/13付の見通し。関空に降り立つ訪日外国人客を淡路島に呼び込もうと、2017/07に10年ぶりに復活させた航路だったが、利用客数が低迷。わずか1年で姿を消すこととなる。

 淡路関空ラインは2017/02設立。訪日外国人客を関空から淡路島内観光地に招き寄せたい地元経済界などの意向を受け、2017/07/09に就航した。1日5往復を運航し、年間9万人の利用を目指したが、2018/05末までの利用客は約1万5千人にとどまっていた。

 初期投資への補助として洲本市と、淡路島内3市でつくる淡路広域行政事務組合から計6000万円の助成を取り付けたが、それを上回る赤字が発生。初年度となる2018/06月期決算は、最終損益の赤字額が当初予想の2.5倍となる1億5千万円に上る見通し。支援先も見つからず、経営改善の見通しが立たないため運航休止を決めた。

 淡路関空ラインは2018/06/13までに、淡路島内3市に運航休止を説明した。会社は清算せずに残す方針で、淡路関空ライン会長の吉村静穂は神戸新聞社の取材に「航路廃止とは考えていない。燃料費の高騰も足かせとなったので、現行より小型の船での運航など、3市と協議して再開の道を模索する」と話した。

 淡路島~関空間の航路を巡っては、かつて津名港からも定期便が出ていたが、不採算により2001/03に廃止。洲本港では、洲本市などが出資する第3セクターが2001/04に運航を始めた「洲本パールライン」が、高速バスとの競合などから2007/03に運航を取りやめた経緯がある。

【淡路関空ライン】2017/02設立。資本金3250万円。従業員数17人。下着・宝飾販売の「ジェノバ」(大阪市)の子会社で、岩屋港~明石港間で高速船を運航している「淡路ジェノバライン」の兄弟会社。

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10年ぶりに洲本~関空航路の運航を開始 <2017/07/09 21:39 神戸新聞NEXT>を編集

 淡路島の洲本港(洲本市)と関西空港を結ぶ定期船が2017/07/09、10年ぶりに復活した。5往復10便を運航。初日は全便が定刻に発着し、延べ40人が利用した。

 日の出前の4:45。空が朝焼けに染まり始めたころ、関空行きの始発便が洲本港を出発。運航会社の淡路関空ライン(洲本市)の幹部らが船出を見送った。

 洲本港側の始発便の利用者はゼロだったが、第2便には6人が乗船した。
#帰省を終え淡路市から勤務地の中国・上海に戻る建築設計士、出張で沖縄に向かう洲本市の団体職員、関空見学に向かう洲本市の夫婦、徳島市の夫婦

 関空へは従来、明石海峡大橋を渡り、大阪湾を回り込む必要があったが、直線距離で結ぶ船では所要時間がほぼ半分の65分になる。この日は洲本港発に計26人、関空発に14人が乗船した。

 片道大人2800円、小児1400円。ホームページ、電話で予約できる。

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関空~洲本航路、2017春にも復活へ 訪日客誘致狙う <2016/09/28 06:45 神戸新聞NEXT>を編集

 関西空港と淡路島を結ぶ定期航路の復活を目指している旅客船運航会社「淡路ジェノバライン」(淡路市岩屋)が、2017/04にも関空~洲本港間で運航を開始する方針を固めたことが、2016/09/27までに分かった。増加する訪日外国人観光客を淡路島内観光地などに誘導するのが主な狙い。関空と淡路島が海路でつながれば、2007年以来となる。

 淡路ジェノバラインは現在、明石港と岩屋港(淡路市)を結ぶ旅客船を運航。淡路ジェノバラインによると、関空~洲本では淡路ジェノバラインが保有する旅客船を使用する予定で、車は運べない。1日の便数は6往復程度を想定している。陸路では高速バスで最短でも約2時間かかるところ、約1時間に短縮されるという。
 淡路ジェノバラインは現在、関空側の船着場の調整などを行っているといい、淡路島内3市などと連携しながら、2017/01末までには国土交通省神戸運輸監理部に事業開始を申請したい考え。

 2016/09/27に洲本市内であった淡路島内3市長らとの会合で、兵庫県知事の井戸敏三は「(運航が始まれば洲本が)インバウンドにとって四国の玄関口ともなり、淡路島と四国の入り込みが増えるのではと期待している」と話した。
# ↑そんなこたない。

 関空~洲本には、かつて、洲本市などが出資する第三セクターが運航する定期航路「洲本パールライン」があったが、高速バスとの競合で利用者数が低迷し、2007/03に運航を取りやめた。一度廃止された航路が復活するのは全国的にも珍しい。

 航路復活を巡っては、2015/10に淡路ジェノバライン幹部や淡路島内観光業関係者らが一般社団法人「瀬戸内海 島めぐり協会」を設立し、可能性を検討してきた。岬町(大阪府)も洲本港~深日港の航路復活を目指しているが、関空航路が先に運航を開始すれば計画に影響しそうだ。
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たこフェリー可動橋撤去 明石側でスタート <MSN産経 2012/08/28 02:16>を編集

 経営難から解散することが決まった明石淡路フェリー(明石市)の明石市側の港湾施設(明石市中崎)の解体工事が2012/08/27、始まった。
 明石淡路フェリーは2010/11から運航を休止しており、2012/05の臨時株主総会で解散を決定。約6億円と見積もられていた桟橋や可動橋などの撤去費用が問題となっていたが、兵庫県、明石市、淡路市との協議を行った結果、桟橋は緊急時の救助船などの着岸用に残し、可動橋のみを撤去することで費用は約2000万円まで圧縮されたという。
 撤去工事は約2カ月で完了し、跡地は明石市に寄付する。

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明石淡路フェリー http://www.taco-ferry.com/index2.html を編集

平成24年5月29日解散となりました。
長年のご愛顧、ご利用いただきありがとうございました。

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たこフェリー再開断念 運営の3セク解散へ <神戸新聞 2012/05/21 19:04>を編集

 明石海峡大橋を含む高速道路値下げ政策のあおりを受け、2010/11から運航を休止している明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)について、運営会社の第3セクターは2012/05/21、明石市内で臨時取締役会を開き、運航再開を断念し、会社を解散する方針を決めた。株主は明石市、淡路市、洲本市、南あわじ市、淡路ジェノバライン社(淡路市岩屋)で、2012/05/29の株主総会で正式決定する。
 運航休止後、3セクは早期再開を模索したが、新たなフェリー船の購入費用や明石海峡大橋との競合による採算の厳しさなどから難航。2011/10、筆頭株主のジェノバラインと淡路市が二輪車と旅客のみを運ぶ小型フェリー船を購入して運航を再開させる計画を進めたが、明石市などの反対で立ち消えになった。
 その後、2011/12に明石市、淡路市、洲本市、南あわじ市、兵庫県が事務レベル協議で「再開断念と3セク解散」の方針で一致し、淡路ジェノバラインとの調整を進めていた。淡路ジェノバライン社長の吉村静穂はこの日、「2年後には明石海峡大橋の通行料が一般高速道路並みに引き下げられる。太刀打ちできないと判断した」と説明した。今後は株主総会を経て、残余資金や財産の清算作業を進める。
 明石海峡大橋を通行できず、明石海峡を渡れない状況が続く125cc以下の単車について、明石市は「淡路市と白紙の状態から議論し直したい」としている。
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# 出資(資本金1億円):淡路ジェノバライン(56%)、明石市(17%)、淡路市(11%)、南あわじ市(4%)、洲本市(2%)
神戸垂水コンテナ船衝突:2等航海士を書類送検→略式起訴→罰金命令→即日納付 <神戸新聞 2011/08/23 22:58>を編集

 オランダ船籍のコンテナ船 フレボディジェック(9983t)が、明石海峡大橋下の岸壁に衝突した事故で、神戸海上保安部は2011/08/23、業務上過失往来危険の疑いで、ウクライナ人の2等航海士(26)を書類送検した。この2等航海士は業務上過失往来危険罪で略式起訴され、神戸簡裁で罰金40万円の略式命令を受け、即日納付した。

 送検容疑は、2011/08/19、大阪港に向け航行中のコンテナ船に乗務していた際、眠気を覚えながら、交代を呼ぶなどの措置をしないまま自動操舵で船を航行させ、04:40頃、神戸市垂水区東舞子町の岸壁に衝突させた疑い。
 神戸海上保安部によると、この2等航海士は午前0時からロシア人船長と当直乗務に当たっていたが、午前1時頃に船長が操舵室を離れた後は1人で操船と見張りをしていた。事故の1時間ほど前、現場から約33km南西にある航路を示すブイを通り過ぎた後、居眠りを始めたという。
 衝突によってコンテナ船は船首底部が損傷し浸水。岸壁は、幅約2mにわたって壊れた。

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神戸垂水コンテナ船衝突:当直航海士が居眠り、当直が1人 <神戸新聞 2011/08/19 13:09>を編集

 2011/08/19 04:40頃、兵庫県立舞子公園(神戸市垂水区東舞子町)に隣接する岸壁に、オランダ船籍のコンテナ船 フレボディジェック(9983t、全長約140m)が衝突、船首底部が約5~6m岸壁にめり込み、岸壁も幅約2mにわたって壊れた。ロシア人船長以下15人の乗組員や、現場周辺にいた市民に怪我はなかった。船首上部が一部浸水したが沈没の危険はなく、燃料油の流出もなかった。

 神戸海上保安部は船を神戸港に曳航するとともに、業務上過失往来危険容疑も視野に捜査を始めた。

 神戸海上保安部によると、コンテナ船は中国江蘇省の連雲港から大阪港に向かう途中で、明石海峡を東進。海峡は右側通行だが、西行きの航路部分を突っ切り、衝突した。事故当時、ウクライナ人2等航海士(26)が一人で、操舵室で当直をしていたという。船は自動操舵で時速約30kmで航行していたとみられる。

 2等航海士は神戸海上保安部の調べに対し「事故の約10分前に、現場から約8.5km南西にあるブイを通り過ぎたのは覚えているが、その後居眠りをしてしまった」などと話しており、大阪湾海上交通センター(淡路市)からの国際無線での警告にも気づかなかったという。2等航海士は午前0時から勤務していた。

 明石海峡航路では2008/03、船舶3隻が衝突し計4人が死亡・行方不明になる事故が発生するなど、過去にも多くの事故が起きている。

 第五管区海上保安部は2010年、新たに航路への進入経路を設定。スムーズな航行を図るとともに、航行する船舶に対し、国際無線の常時受信や手動操舵への切り替えを呼び掛けていた。

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コンテナ船が岸壁に衝突 神戸垂水 <神戸新聞 2011/08/19 09:09>を編集


 2011/08/19 04:40頃、、兵庫県立舞子公園(神戸市垂水区東舞子町)付近の岸壁に、オランダ船籍のコンテナ船 フレボディック(9983t、長さ140m)が衝突、船首が岸壁に突き刺さった状態になり、岸壁が幅約2mにわたって壊れた。フィリピン人の乗組員ら15人が乗っていたが、怪我はなかった。浸水しているが沈没などの危険はなく、燃料油の流出もないという。

 神戸海上保安部などによると、コンテナ船は中国江蘇省の蓮雲港から大阪港に向かう途中。当時波の高さは1mと比較的穏やかだったという。

 神戸海上保安部は船を神戸港に曳航するとともに、業務上過失往来危険容疑も視野に、ロシア人船長らから事情を聴く方針。
青函航路に貨物殺到 トラック数百台がフェリー乗船待ち <北海道新聞 2011/03/17 10:39>を添削

 太平洋航路のフェリー欠航で、北海道内から東北地方への輸送経路として函館~青森のフェリー航路にトラックが殺到している。函館港ではトラックのキャンセル待ちが数百台と、乗船まで丸1日はかかる状態だ。

 青函航路は津軽海峡フェリー(函館)と青函フェリー(函館)が、1日8往復ずつ運航している。2011/03/16夕、キャンセル待ちのトラックは津軽海峡フェリーで300台、青函フェリーで100台を超え、さらに増えつつある。

 震災後、札幌まで荷物を運び、岩手県一関市に戻るという運送会社社員は「キャンセル待ちが300台と聞いて驚いた。戻ったら救援物資を運びます」。

 乗船まで18時間待った青森県八戸市のトラック運転手は「八戸では家畜の豚用の餌が底をつき、函館に来た。早く運ばないと」と焦る。東北の餌の供給拠点は八戸市などにあり、壊滅状態だという。

 JR貨物は2011/03/15、青函トンネルの貨物列車運行を再開したが、1日20往復のうち運行するのは日本海回りの関西方面への4往復だけで、物資運搬手段として青函航路の重要性が続きそうだ。
明石海峡通航隻数が最低に たこフェリー休止原因 <神戸新聞 2010/12/11>を添削

 明石海峡を通航する旅客船の2010年の1日平均通航隻数は66隻で、過去20年間で最低だったことが2010/12/10、神戸海上保安部の調査で分かった。明石港と淡路島を1日約30往復していた明石淡路フェリー(たこフェリー)が休止したのが原因。神戸海上保安部は「3桁を切ったのは初めてではないか」としている。

 神戸海上保安部は、毎年11月に明石海峡を通航する船舶数を2日間調査。2009年は、高速道路料金の「上限1000円」を受けて、大阪~九州を結ぶ定期フェリーなどが相次いで減便したこともあり、旅客船数は過去最低の131隻。2010年はたこフェリーの休止でさらに半減した。

 神戸海上保安部によると、旅客船数は、神戸港が過去最高のコンテナ貨物取扱量を記録した1994年の327隻をピークに減少傾向。1995年の阪神・淡路大震災や明石海峡大橋の開通で最近は150隻程度に落ち込んでいた。

 神戸港への旅客船誘致を続ける(社)神戸港振興協会は「高速道路の料金割引が拡大されれば、さらに減る可能性がある。船が行き交う港町の景色は消えつつある」としている。
【航路の行方】たこフェリー休止へ (上)苦渋の会見再開 展望示せず <神戸新聞 2010/10/16>を添削

 ぎりぎりの調整も功を奏さず、2010/10/15の明石淡路フェリー臨時株主総会で得られた結論は休止だった。揺れ続ける明石~淡路航路。今後、再開か、あるいは廃止かを含め、重大な局面を迎える。

ジェノバライン旅客船が漂流 乗客、船内に3〜4時間足止め <神戸新聞 2010/09/08>を添削

 2010/09/08 11:35頃、岩屋港(淡路市)から明石港に向かう淡路ジェノバラインの定期旅客船「まりーんふらわあ2」(岡野正彦船長、104トン、旅客定員235名)から、「船が故障して流されている」と海上保安庁に通報があった。神戸海上保安部の巡視艇などが岩屋港の北東約1.5kmの沖合で漂流する船を発見、岩屋港まで曳航した。乗員乗客25人に怪我はなく、油漏れなどもなかったが、乗客が長時間にわたって船内に取り残される事態となった。

 神戸海上保安部によると、船は11:20に岩屋港を出港。約5分後、長さ約10m、太さ約10cmのロープが2基のスクリューに巻き付き、エンジンが停止した。船は約20分間漂流。神戸海上保安部の巡視艇が岩屋港に曳航したが、岩屋港の入口が狭く入港できなかったため、約3時間後、乗客19人が別の巡視艇で明石港に送られた。岩屋港に戻ることを望んだ残り3人は、さらに約1時間後、作業船に曳航されて岩屋港に着いた。
 男性(71)は「船尾から黒い煙が出たと思ったらエンジンが止まった。長年乗っているがこんなことは初めて。船内は少し暑かった」(中略)

 この事故で、明石港発岩屋港行きの1便が欠航。2010/09/09以降は予備船で通常通りの運航(朝だけ特別ダイヤ)をする。

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株式会社淡路ジェノバライン
 淡路市富島。2002/02設立。親会社は株式会社ジェノバ(大阪市、下着・宝飾業)。
 2001/11に会社解散した西淡路ラインが持つ富島〜明石航路を承継。
 2007/01に明淡高速船(播淡聯絡汽船と淡路連絡汽船が2001/04に合併)が廃止された際、岩屋航路を承継。
 2008/05、富島航路を運航休止。
 現在は、まりーんふらわー2(104トン、播淡聯絡汽船から継承)、レットスター2(19トン、旅客定員63名)、ジェノバ1(?トン、富島航路用)の3隻を所有。
たこフェリーに存在感 超大型車両が大橋渡れず <神戸新聞 2010/07/15>を添削

 洲本市内の架橋工事に使われる長さ約26mの橋桁を積載したトレーラーが、深夜の明石淡路フェリー(たこフェリー)で海を渡っている。超大型の特殊車両は明石海峡大橋の通行が認められないためで、政府の高速道路割引政策に苦戦するたこフェリーは「これだけ大きい車両を運べるのはフェリーだけ」と存在感をアピールしている。

 橋桁は鉄筋コンクリート製で、トレーラーを含む全長は約29m。神戸淡路鳴門自動車道などは一定の長さや車幅、車高、重量を超す特殊車両の通行はできず、午前0時〜5時に限って一般公道を走ることを国土交通省に許可された。トレーラー4台を使って07/07、07/08、07/14、07/16、計16本を運ぶ。未明に滋賀県内の工場を出発し、早朝に明石市内のフェリー乗場に到着。深夜を待ってフェリーに乗り込み、午前0時以降、淡路島内を移動する。

 たこフェリーはこうした大型車両を年間250台程度輸送。今回のトレーラーは、過去に運んだ車両の中で最長。

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 鉄道があれば運べましょうに。
たこフェリー:「あさなぎ丸」最終航海 震災時に活躍 <MSN産経 2010/03/27>を添削

 明石淡路フェリー(明石市、愛称たこフェリー)の「あさなぎ丸」が2010/03/28、18年間の営業航海を終了する。阪神淡路大震災時は救援物資の緊急輸送船として活躍したが、高速道路の割引制度による経営悪化で、売却されることになった。高速道路の割引開始から約1年。タイでの第二の航海を前に、最終航海日は処女航海時から船長を務める大手正高(47)が万感の思いを胸に舵を取る。

 あさなぎ丸は全長約65m、1381トンで467人乗り。1991年、約15億円以上をかけて新来島どっく太平工場(現在の新来島広島どっく)で建造された。明石淡路フェリーが所有する3隻のフェリーのうち最も新しい船として、明石港と淡路島の岩屋港を年間約4500往復するなど利用者に親しまれてきた。

 それでも、2009/03/20から始まった高速道路料金の土日祝日の上限1000円の影響で、明石淡路フェリーの2009年の売上げは前年比でほぼ半減。資金繰りが悪化した明石淡路フェリーは2010/01、あさなぎ丸をタイのフェリー会社に約1億5000万円で売却し、運行は残りの2隻で続けることになった。

 「入社した年もほとんど一緒で、造船所のあさなぎ丸が鉄板1枚だったときからの付き合い。やっぱり、愛着がありますね」と、建造時の工務監督を務め、18年間にわたってあさなぎ丸の船長を務めてきた大手は話す。

 阪神淡路大震災では、地震発生1週間後から、あさなぎ丸に船長として乗り組み、明石港から地震で被害を受けた淡路島北部に仮設トイレや食料など救援物資を緊急輸送した。船員が足りず、機器の点検も不十分だったが「船乗りとして『こういう時こそがんばらなければ』と船を出した」と大手。
 熊本県天草市出身。父親を含め、親族は皆、船員という家庭で育ち、1990/10、明石淡路フェリーの前身となる明岩海峡フェリーに入社した。
 あさなぎ丸の船長は6人の社員が持ち回りで担当している。「最後の航海の日に、たまたま船長として乗り組むことができて幸運だと思う」。大手は言葉に力を込めた。

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たこフェリー:1隻売却 2010/03末 維持費年間3000万円カット <2010/01/08 読売新聞>を添削

 高速1000円の影響などで経営難に陥っている明石淡路フェリー(たこフェリー)は2010/01/07、所有する3隻のフェリーのうち「あさなぎ丸」(1381トン、467人乗り)を2010/03末で、タイのフェリー会社に売却すると発表した。年間の維持費約3000万円がカットできる。2隻体制で運航ダイヤは維持できるが、昨夏に好評を博した「ビアガーデンクルーズ」などのイベントや繁忙期の増便が難しくなる。

 あさなぎ丸は、明石淡路フェリーの前身である明岩海峡フェリーが1991年に建造。船体にイルカの絵が描かれ、明石~岩屋を年間約4500往復するなど利用者に親しまれていた。
 2009/03末以降、本格的に始まった土日祝の高速道路料金の引下げの影響で、売上高が前年同期比でほぼ半減。経営改善のため、売却に踏み切った。売却額は1億円以上。明石淡路フェリーは「残りの2隻がドック入りした時は予備の船がなくなって減便ダイヤになるなど、乗客に迷惑がかかるが、航路維持のために理解してほしい」としている。
淡路ジェノバラインが最終便を延長
2009/04/01よりダイヤ改正 <淡路ジェノバライン 2009/03/13>より

 夜間、明石・神戸方面にお勤めの方、所要で淡路に帰る方の交通の利便性の向上に期するため、このたび夜間便を増便することになりました。より一層のご利用をお待ちしております。
 新設便:岩屋発→明石行き 22:20、23:20。明石発→岩屋行き 22:40、23:40

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かろうじて黒字 住民運行バス2カ月 淡路・岩屋 <神戸新聞 2009/02/04>を添削

 明石淡路フェリー(たこフェリー)の深夜便廃止に伴い、淡路市の岩屋地区町内会連合会が岩屋ポート〜JR明石駅でマイクロバス運行を始めて2カ月が過ぎた。この間、燃料費や明石海峡大橋通行料を負担し合う形で住民ら約1500人が利用。運行経費はなんとか黒字を維持した。しかし人件費は連合会費から支出しており、住民からは「いつまで続けられるのか」などと、存続を不安視する声もある。

 京阪神地域で働く住民たちが淡路島へ帰る交通手段を確保するための緊急措置として、岩屋地区町内会連合会が2008/11末から運行。住民ら6人が運転し、1日2往復の運行を続けている。2カ月間の利用者数は2008/12が823人、2009/01は674人で計1497人。当初見込みよりは約200人少ない。道路運送法に基づく利用料金は設定できないため、住民らがガソリン代などを負担し合う形で、わずかながら黒字は確保した。ただ、運転手らの人件費が約十数万円必要で、連合会費でいつまで賄い続けられるかが懸案。第3セクターとのマイクロバス無償レンタル契約が2009/03末で終了するため、車を新たに手配する必要もある。
 岩屋地区町内会連合会では、安定的な運行を続けていくため、特定非営利活動法人(NPO法人)の設立を検討中。マイクロバスを所有する運送業者からNPO法人に運行を委託してもらう形態を考えている。

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帰宅の足を住民が守る 岩屋~明石に深夜バス運行 <神戸新聞 2008/11/19>を添削

 淡路市の岩屋地区町内会連合会は2008/11/30から、岩屋ポート〜JR明石駅前で、深夜に限定して地域住民を対象としたマイクロバスを1日2往復運行する。2008/12から深夜便を休止する明石淡路フェリー(たこフェリー)に代わり、京阪神地域で働く住民らが淡路島へ帰る交通手段を確保するため。連合会は「地域の足は地域で守りたい」と話している。

 たこフェリーが廃止予定の22時〜翌05時の便は、岩屋地区の住民が1日100人以上利用しており、連合会が緊急措置として深夜の帰宅の足確保に乗り出した。車両は淡路市などが出資し淡路市内で温浴施設「美湯松帆の郷」を運営する第3セクターから、団体利用客送迎用のマイクロバス1台(28人乗り)を無料で借りる了承を得ている。運転は、元バス運転手ら岩屋地区の住民5人が担当。土休日も含めて全日運行する。上り(岩屋ポート発)は23:25発と00:55発。下り(JR明石駅前発)は00:10発と01:40発。所要時間は、いずれも片道40分程度。
 道路運送法による国交省への運行登録や許可などが必要ないように、乗車料金は設定しない。ガソリン代や明石海峡大橋通行料など年間1千万円の運行経費は、同連合会と住民が負担する。
 連合会の田中孝始会長(48)は「岩屋は島内の他の地域より神戸、明石などへ働きに出ている人が多い。来春は海峡シャトルバスの運行も休止されるため、住民が島外へ転出しないように環境を整えていきたい」としている。

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たこフェリーが24時間運航断念 深夜便を廃止 <神戸新聞 2008/10/02>を添削

 明石~岩屋で24時間運航している明石淡路フェリー(たこフェリー)は2008/12/01から22時~05時の便の廃止を決めた。燃料費の高騰に加え、明石海峡大橋の通行料値下げも打撃になった。

 明石淡路フェリーによると、燃料の高騰のため、3年前には年間1億3千万円だった経費が、現在は約4億円に膨らんだ。さらに、本四高速が2008/09から自動料金収受システム(ETC)を搭載するトラックや乗用車を対象に大幅割引をしたことも影響。24時間運航の維持を断念せざるを得なくなった。既に2008/06/04から4便減らして運航していた。2008/12からは、1日84便が64便に。上り、下りともに10便ずつ減らし32便ずつとする。始発は岩屋、明石ともに05:00。最終は岩屋発21:55、明石発22:00。
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海峡シャトル休止で代替バス 岩屋〜淡路IC運行 <2009/01/28>

 神戸・高速舞子〜淡路市・岩屋ポートの海峡シャトルバス休止に伴い、淡路市は2009/04/01から半年間、代替アクセスとして岩屋〜淡路ICにマイクロバスを試験運行する。また長沢地区で運行するコミュニティバス「長沢ミニバス」のスクールバス併用も決めた。昨日、淡路市生穂新島の淡路市役所で開かれた「第1回淡路市地域公共交通活性化協議会」でそれぞれ報告した。
 海峡シャトルバスは、4社が1日24往復運行しているが、利用客減に伴い2009/03末で休止する。代替案としては、高速バスなどが2008/12から岩屋地区に近い鵜崎バス停と淡路ICの停車を増便。マイクロバスは丘陵地の淡路ICまでのアクセスとして運行する。
 運行するのは岩屋保健福祉センター〜淡路ICの「淡路ICシャトルバス」(23人乗り)。平日のみで、運行は業者に委託する。岩屋保健福祉センター〜岩屋ポート〜淡路ICの約4kmを1日10往復する。淡路IC行きはセンター06:45始発で、最終は20:15発。センター行きは淡路IC 07:05始発で、22:35発が最終。料金は1回100円(中学生以下は無料)。

 長沢ミニバスのスクールバス併用は、淡路市長沢の生穂第二小学校が今春、生穂第一小学校に統合されるのに伴い、長距離通学となる児童たちの足を確保するため。もともと地域住民の自主運行で運賃は無料。淡路市長沢の東山寺から生穂第一小学校前などを経由し、志筑新島まで14kmを3往復している。2009/04から日曜日など学校が休みの日以外に、14〜16時ごろに2往復増やす。

 淡路市は「淡路ICシャトルバスは利用状況を見て、半年後の継続運行を考えたい」としている。
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