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阪高湾岸線の展望施設を断念 兵庫県と神戸市、コロナ禍で財政難 <2021/2/25 05:30神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市臨海部に建設中の大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部で計画されていた海上展望施設について、兵庫県と神戸市が、国や阪神高速道路に計画中止を申し入れ、了承されていたことが2021/02/24分かった。兵庫県と神戸市の要望を受けて計画が進められ、事業費40~50億円(試算値)は県市で負担することになっていたが、新型コロナウイルス禍で財政の見通しが立たず断念した。兵庫県によると、今後、代替施設を検討する予定はないという。

 展望施設は「神戸の港と山が一望できる新たなランドマークを」と、兵庫県と神戸市が、西伸部の工事を担う国土交通省や阪神高速に提案し、2019年に整備案が策定されていた。
 整備案では、神戸・ポートアイランド西側に架かる予定の海上約30mの道路橋の一角に、全長約400mの展望施設を建設。ポーアイの一般道からエレベーターで上がり、景色を見渡せる造りが想定されていた。
 2020年秋に設計に入る予定だったが、コロナ禍が直撃。財政への影響を懸念した神戸市が兵庫県に中止を持ち掛けた。兵庫県は当初難色を示したが、最終的に承諾。2020/12に国や阪神高速に申し出て、受け入れられたという。

 神戸市は「道路と一体構造のため、後になって計画を中止にすると、本体工事に影響が出る。コロナの影響がいつまで続くか不透明な中、早期に判断する必要があった」と説明。兵庫県は「神戸市ができないといっている以上、残念だがやむを得ない」としている。

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阪高高架5m下げに賛否 神戸・ポーアイ内の新設計画 <2020/7/3 15:00神戸新聞NEXT>を編集

 大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部の神戸・ポートアイランドでの建設計画を巡り、国土交通省、阪神高速道路、神戸市が高架道路の高さを当初よりも約5m下げる案を検討している。「(北側に)六甲山や海が見える眺望を遮らないで」という住民らの声を踏まえたが、沿線の2大学は「校舎の真横を高速が走る」と困惑。眺望と学習環境をどう両立させるか、悩ましい事態となっている。

 西伸部を巡っては、2009/03の都市計画決定でルートが決まり、2016年度に事業化された。具体的な設計に向けて、国、阪神高速、神戸市が地元住民の代表らと協議を重ねながら、環境対策も含めた最終計画の策定を目指している。
 住民らが特に求めるのが、北側の景観を極力阻害しないようにする、高架の高さの低減だ。ポーアイからは六甲山や市街地、一定の高さからは神戸港も望めることから、「神戸らしい景観の良さでポーアイに住むことを選ぶ人も多い」(地元住民)という。
 神戸市などが再検討した結果、付近にあるポートライナーの関連施設の高さを下げるなどし、当初案では約19mだった道路の高さを約14mまで下げられると判断。2019/11に新たな案が住民らに示された。

 これに対し、沿線にポートアイランドキャンパスを構える神戸学院大学と、兵庫医療大学の2大学が懸念を示す。
 両大学が現在地に移転したのは、都市計画決定後。西伸部建設を見据えて校舎を配置したが、「ここまで接近して整備されるとは思っていなかった。実験の授業もあり、騒音などの悪影響が出かねない」(大学関係者)と危惧する。
 さらに2大学が「想定外」と戸惑うのが、西伸部の整備に伴い、高速道路下の道路(現在4車線)に近くの臨港道路を付け替え、6車線に拡幅する方針を示していることだ。
 神戸学院大学の担当者は「臨港道路は大型トレーラーの通行が多い。学生だけでなく、グラウンドを使う地域の子どももおり、安全面や排ガスなどの環境面への影響が不安だ」と話す。
 大学側は神戸市などに計画案の再考を求めており、神戸市建設局は「協議内容は大学の担当者にその都度説明してきたが、認識の違いがあったようだ。丁寧に話し合い、双方に納得してもらえる計画案を考えたい」としている。

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大阪湾岸道路の西伸部 展望施設はポーアイ西を要望 <2019/10/01 05:00 神戸新聞NEXT>を編集

 2018/12に着工された大阪湾岸道路(阪神高速5号湾岸線)西伸部について、兵庫県と神戸市が道路整備に合わせて設置を求めている展望施設の要望案が固まった。神戸・ポートアイランド西側、地上30m以上の道路橋に設置する計画で、兵庫県と神戸市は「神戸港と六甲山を見渡せる新たなランドマークになる」と集客効果を強調。国も前向きな姿勢を見せており、具体化に向けて検討を始めている。

 2019/09/30に県庁であった「阪神湾岸地域高速道路網整備促進県議会議員連盟」の総会で兵庫県が示した。

 西伸部は六甲アイランド北(神戸市東灘区)と駒栄(神戸市長田区)を結ぶ14.5kmの区間で、総事業費は約5000億円。2018/12に着工され、完成に10年程度かかると見込まれている。

 兵庫県と神戸市はこの道路沿いに展望施設を設けることを構想。ポートアイランドに架ける道路橋の東西いずれかを候補地としていたが、「ポートタワーや観覧車、花火など神戸の代表的なスポットが見渡せる」との理由で西側を選んだ。

 要望案によると、施設の全長は約400m。高速道路から乗り入れするのではなく、岸壁にエレベーターを設置して、橋の高さ(地上30m以上)まで移動する。そこから、道路を囲むようにして3mほどの通路を設け、360度見渡せるようにする。岸壁のエレベーター周辺には飲食店や駐車場なども設けて集客を図る。

 費用は、明石海峡大橋の展望施設「舞子プロムナード」(神戸市垂水区)を参考に、約40億~50億円と試算。兵庫県と神戸市が全額負担する意向で、国も前向きな姿勢を示しており、現在進めている全体道路の詳細設計に盛り込む方向で調整中という。

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阪神高速5号湾岸線西伸部:大阪湾岸道路の西伸部着工 神戸・長田で安全祈願祭 <2019/03/16 11:57神戸新聞NEXT>を編集

 大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部の最初の着工区間となる神戸市長田区の駒栄工区で2019/03/16、安全祈願祭が執り行われた。

(略)
 安全祈願祭には、工事関係者や地元の自治会長ら約55人が出席。地鎮の儀に続き、阪神高速道路株式会社神戸建設部長の金治英貞が「ようやく本格的な工事のスタートとなり、地元の協力を得ながら、細心の注意で進めていきたい」とあいさつした。

 阪神高速道路株式会社発注の駒栄工区は、神戸山手線との接続部でトンネルを開削し、工期は2023/06までの予定。

 この日は、建設現場体験のイベントもあり、神戸山手線開通時に埋めたタイムカプセルが開封され、当時の小学生が未来の自分に宛てた手紙を手にして、着工を祝った。

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阪神高速5号湾岸線西伸部:神戸港最長、新大橋の姿は? 全長3km、検討大詰め <2018/08/29 14:30 神戸新聞NEXT>を編集

 国と阪神高速道路が計画を進める大阪湾岸道路西伸部で、神戸港の入口に架かる長大橋の形状を巡る検討が大詰めを迎えている。クルーズ客船が通るポートアイランド東側の橋は2本合わせて約3kmと、神戸市最大級の構造物になる予定。工費や強度などを考えれば、斜張橋か吊り橋が有力とされるみなと神戸の「ゲートブリッジ」。検討過程の最前線を取材した。

 東京のレインボーブリッジ(橋長798m)、横浜ベイブリッジ(橋長860m)。各地の港には、街の顔となる橋が架かる。湾岸線西伸部(14.5km)は、六甲アイランドからポートアイランド、ポートアイランドから神戸市兵庫区までの神戸港の計3つの航路をまたぐ自動車専用道路。兵庫県の都市計画決定時の参考図にあるのは3つの長大橋だ。

 国と阪神高速道路によると、要となるのは、六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ 新港・灘浜橋(仮称)。航路ごとに2本の橋でつなぐとしても、長い方は主塔間が500~600mと明石海峡大橋を除けば神戸最長となり、下をくぐるクルーズ船などの安全のため、橋桁下の海面からの高さは最低65.7m必要とされる。2016年に初入港したアジア最大級の「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(高さ62.9m)など世界最大クラスの客船も航行可能だ。

 最もシンプルな桁橋は、経済的な面も加味すると長さ150m程度が限界。神戸大橋のようなアーチ橋は建設部材のコストがかさみ現実的ではない。国や阪神高速道路が選択基準と考える、(1)災害に強い、(2)維持管理がしやすい、(3)街のシンボルとなるの3点に、工費や工期も検討すると、斜張橋か吊り橋の2択となりそうだ。仮に斜張橋となっても、ケーブルの張り方や主塔の形などいくつものパターンがある。

 橋は車道のみ片側3車線の計6車線になる見込み。兵庫県が橋のたもとに提案している展望施設の検討はこれから。色に制約はなく「神戸にふさわしい色を探る」としている。

 湾岸線西伸部は2018年内に着工し、総事業費約5000億円、完成まで10年程度かかるとされる。阪神高速の神戸建設部長 金治英貞は「陸から見ても海から見ても、神戸を象徴する景観となる美しい橋を造りたい」と話す。

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阪高湾岸線の西伸、年内着工へ 六アイ北~駒栄 <2018/07/03 06:40 神戸新聞NEXT>を編集

 国土交通省は2018/07/02、阪神高速湾岸線西伸部について年内に着工する方針を明らかにした。東京都内で開かれた阪神間の湾岸エリアなど高速道路の早期整備を求める国会議員連盟の総会で、国土交通政務官の高橋克法が報告した。

 阪神高速湾岸線西伸部は、阪神高速神戸線の慢性的な渋滞を緩和するため、兵庫県や神戸市などが早期整備を求め、2016年に六甲アイランド北(神戸市東灘区)~駒栄(神戸市長田区)間14.5kmの事業化が決定した。総事業費は約5000億円、完成までに10年程度かかるとされる。

 高橋は総会で、六甲アイランド内の工事の入札に関する情報を先月末に公表したことを報告し、「年内の着工に向けて手続きを進める」と述べた。阪神高速道路株式会社社長の幸和範は駒栄地区のトンネル工事着手への手続きを進めていることを明らかにした。

 総会には兵庫県関係国会議員のほか、兵庫県知事 井戸敏三、西宮市長 石井登志郎、神戸市副市長 岡口憲義ら約100人が出席。名神湾岸連絡線の詳細ルート検討、神戸西バイパスの自動車専用道路部と一般道路部の同時開通等を求める要望書が兵庫県、神戸市の議員連盟から国交省幹部らに手渡された。


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播磨臨海道路のルート「内陸・加古川」を選定 <2020/6/29 12:55神戸新聞NEXT>を編集

 「播磨臨海地域道路」のルートについて、国土交通省近畿地方整備局は2020/06/29、公表していた4案から「内陸・加古川ルート」を選定した。事業化の時期は未定だが、実質的な概略ルートの決定で大きな一歩を踏み出す。
 2020/06/29午前、大阪市内であった社会資本整備審議会道路分科会近畿地方小委員会で示された。
(中略)
 4つのルート案は一定の幅を持つ帯状で、「内陸案」とその約1.2km海側に設定した「沿岸案」。さらにそれぞれ東の接続部を加古川BPとする「加古川案」と、第二神明からとする「明石案」があった。

 小委員会では、「内陸・加古川ルート」は国道2号BPへのアクセスが良く、神戸・大阪方面への所要時間の短縮が見込まれる上、臨海部から内陸部への移動で、主要な渋滞の場所を通らなくてもよくなる点が評価された。約5900億円と4案で最も事業費が抑えられることからも、同意する意見が相次いだ。
 また、明石市市長の泉房穂は明石市内が含まれるルートに反対を表明。姫路市は内陸ルートを希望するなど、「内陸・加古川」が地元自治体の立場からも最も受け入れやすかったとみられる。
 一方、沿岸案に比べて大気汚染や騒音などの生活環境と自然環境への影響が懸念されることについて、近畿地方整備局は「今後の路線や構造の検討で影響を軽減させていきたい」と説明した。

 小委員会委員長の山下淳(関西学院大学教授)は「大きな節目を迎えたが、これから新ルートと既存の道路をどう組み合わせるのかが試される。国交省は丁寧で分かりやすい説明を続けてほしい」と話した。

 住民意見などを踏まえた「計画段階評価」の手続きはこれで終了となる。今後は、都市計画や環境影響調査などが進む。

【播磨臨海地域道路】 神戸市西区と兵庫県太子町の約50kmを結ぶ一般国道。2016年、第二神明道路~姫路市広畑区の約35kmが「当面、都市計画・環境影響評価を進める区間」に設定され、片側2車線の自動車専用道路とする整備方針が決まった。播但連絡道路とは姫路JCTで接続する。周辺の渋滞緩和のため、第二神明の明石西ICには直接つながない。

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播磨臨海地域道路:4案提示 各案に長所と短所 一部反発もあり調整難航も <2019/8/7 20:49神戸新聞NEXT>を編集

 播磨臨海地域道路(神戸市西区~兵庫県太子町、約50km)のルート案が2019/08/07、国土交通省近畿地方整備局の有識者委員会で明らかになった。内陸案と沿岸案があり、それぞれ東の接続部を加古川か明石とする計4案。いずれも播但連絡道路とは姫路JCTで接続する。要望の本格化から20年を経て、早期整備に向けた道筋として注目を集める。

 各案とも長所、短所があり、建設費用も約5900億円~約9500億円と幅がある。今後は都市計画決定に向けて地元自治体との協議が始まるが、一部のルート案については反発もあり、調整が難航する局面も予想される。

 ルート案は、第二神明道路~姫路市広畑区の約35kmで、概略的に帯状で提示。この区間は2016年に、第二神明や播但道との接続部など3カ所が整備を優先的に進める区間とされていた。

 内陸案は、住宅地と工業地の間にある緑地や水路を活用。国道2号バイパスへのアクセス性がより高く、大阪・神戸方面への所要時間が短縮すると見込まれるものの、市街地を通ることから生活環境への影響が大きいとされる。
 一方、沿岸案は内陸案の約1.2km南側に想定し、海上や工業地帯を主に高架で走らせる。建設に影響する住宅や工場の数が少ないが、主に海上を通ることから災害時の代替道路としての機能は劣るとされる。
 また2ルート案それぞれで、東の接続部を加古川バイパスからとする加古川案と、第二神明からとする明石案を示した。
 加古川案は加古川市と播磨町の境界を、明石案は明石市と播磨町の境界を臨海部から北上し、JCTを新設。渋滞緩和のため、第二神明の明石西ICには直接接続しない。
 コストが最も低いのは、内陸・加古川案の約5900億円。最も高いのは沿岸・明石案の約9500億円で、内陸ルートの方が建設費用を抑えられる。

 近畿地方整備局は、地域住民らへのアンケートを年内にも行う予定。

【播磨臨海地域道路】
 神戸市西区~太子町の約50kmを結ぶ道路。国道2号バイパスの渋滞解消や物流機能強化に加え、災害時の交通路として兵庫県や地元市町、経済界などが要望。優先的に整備する3区間が設定され、第二神明~姫路広畑の約35kmを「当面、都市計画・環境影響評価を進める区間」として、片側2車線の自動車専用道路とする整備方針が決まった。事業化に向け、国土交通省が概略ルートや構造の検討を進めている。

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播磨臨海地域道路:概略ルートなど検討始まる <2017/03/25 07:18 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市西区~兵庫県太子町の約50kmを結ぶ播磨臨海地域道路について、国土交通省 近畿地方整備局は2017/03/24、大阪市中央区で有識者委員会を開き、事業化に向けた概略ルートや構造の検討を始めた。道路整備で目指す政策目標案のほか、自治体や住民の意見を聞き取る案を示した。

 社会資本整備審議会道路分科会の近畿地方小委員会。近畿地方整備局は2016/05、姫路市の飾磨・広畑周辺の臨海部など3区間を優先的に整備する方針を決めていた。

 政策目標案は、製造業の活性化、投資促進、観光周遊の促進、交通事故の削減、災害に強いまちづくり。それに対する意見聴取を、沿線自治体、住民、業界団体などを対象に行っていく。委員からは「ルート選定につながるような意見聴取をしてほしい」などの意見が出た。

 住民らの意見聴取は、次回会合以降に複数のルート案を示した後、再び行う。概略ルートが決まれば、都市計画決定を経て事業化を目指す。

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播磨臨海地域道路:3つの優先区間選定 <2016/05/12 建設通信新聞>を編集

 国土交通省近畿地方整備局は、新設を計画する播磨臨海地域道路について、優先的に整備を進める区間(優先区間)を選定した。
 優先区間は、第二神明~明姫幹線、高砂~飾磨バイパス、飾磨バイパス~広畑の3区間。
 2016/05/09に行われた有識者による社会資本整備審議会道路分科会近畿地方小委員会(第15回会合)で優先区間案を了承。今後、概略ルート・構造の検討を進め、整備による早期の効果発現を目指す。
 播磨臨海地域道路は、兵庫県南西部の太子町、姫路市、高砂市、加古川市、播磨町、稲美町、明石市の4市3町で構成される播磨臨海地域に新設する計画。神戸と明石市境の第二神明道路付近~太子竜野バイパス付近の全長約50kmを結び、並行する現国道2号バイパスなどの混雑解消を図る。
 概略ルート・構造の検討に当たっては、3つの優先区間の東端・第二神明から西端・姫路市広畑付近までの延長約35km区間について、都市計画と環境アセスメントの手続きを進める計画だ。
 小委員会では、地域住民や道路利用者らの「国道2号バイパスへの交通集中がひどい。ほぼ毎日渋滞で使い物にならない」「渋滞に起因する事故が多すぎる」といった意見聴取結果が報告されるなど、早期整備の必要性があらためて示された。

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阪神高速道路(月見山)~第二神明道路(明石西)~加古川バイパス(高砂北)~姫路バイパス(太子東)~太子竜野バイパス(門前西)~と続く国道2号バイパス群。第二神明 明石西までは有料道路(高速道路)だが、そこから西は自動車専用道(無料区間)。したがって渋滞が激しい。

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兵庫県作成_播磨臨海道路1
兵庫県作成_播磨臨海道路2
着工から29年 神戸西バイパス未整備区間の起工式 <2020/02/16 18:23 神戸新聞NEXT>を編集

 着工から約30年がたつ今も未整備区間が残る「神戸西バイパス」(神戸市垂水区~明石市12.5km)で、2019年度に全面開通に向けた事業が本格化したのを受け、平野小学校(神戸市西区)で2020/02/16、起工式が開かれた。関係する国、兵庫県、神戸市から議員を含め約250人が参加。円滑な事業進行と早期開通を祈願した。

 神戸西バイパスは第二神明道路の迂回路として計画。垂水JCTと石ケ谷JCTを結ぶ目的で1991年に着工した。1998年の明石海峡大橋開通に合わせ、垂水JCT~永井谷JCT(神戸市西区)の5.6kmが先行して開通した。
 ただ、永井谷JCT以西は事業予算が乏しく長年足踏み状態が続き、完成までに「150年かかる」とも指摘されていた。国が2018/03、整備費用を利用者の料金から賄う有料道路事業の導入を決めたことでようやく道筋がついた。

 起工式では、事業を担う西日本高速道路会社(NEXCO西日本)社長の酒井和広が「全面開通で物流の効率化や交通混雑の緩和などが期待できる。一日も早い完成に向けて努力したい」とあいさつ。その後、工事の安全を祈念し、関係者が鍬入れの儀式に臨んだ。

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第二神明 2019/04から値上げ 北線の延伸の財源に

1.E93 第二神明道路・E94 第二神明道路北線の新たな料金への移行について
 平成31(2019)年4月1日(月曜)から、E93 第二神明道路・E94 第二神明道路北線の通行料金について、高速自動車国道の大都市近郊区間の料金水準としつつ、当面、激変緩和措置として高速自動車国道の普通区間を目安とした料金水準とし、さらに上下限料金を設定します。

普通ETC
阪高3号神戸線→大久保 480円
須磨→大久保 480円
名谷→大久保 390円
高丸→大久保 340円
大蔵谷→大久保 260円
伊川谷→大久保 190円
玉津→大久保 110円
明石西→大久保 110円

軽ETC
阪高3号神戸線→大久保 380円
須磨→大久保 380円
名谷→大久保 310円
高丸→大久保 270円
大蔵谷→大久保 210円
伊川谷→大久保 150円
玉津→大久保 90円
明石西→大久保 90円

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要約:第ニ神明を平成30年度内に値上げ。
現行13.2円/km相当(110円、210円の固定料金)を 29.52円/km(高速自動車国道大都市近郊区間) に値上げ。
ただし、しばらくは激変緩和措置で24.6円/km(高速自動車国道普通区間)。

#「神戸西バイパス」と言っても地元ではピンとこない。「第二神明北線」(有料)とその下道(一般道)といった感覚。

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完成まで「150年かかる」はずが… 着工27年の神戸西バイパス新展開 <2018/03/17 07:00 神戸新聞NEXT>を編集

 着工から27年がたつ現在も途切れた状態になっている「神戸西バイパス」(神戸市垂水区~明石市、12.5km)の整備について、国土交通省は2018/03/16、利用者の料金で整備費用を賄う「有料道路事業」を導入する方針を固めた。毎年予算が乏しく、完成までに「150年かかる」(神戸市担当者)とされる事業だが、有料道路事業の導入で、「早ければ5~6年」と大幅な工期短縮が見込まれる。

 神戸西バイパスは垂水JCTと石ケ谷JCTを結ぶ計画で、1991年に着工。1998年の明石海峡大橋開通に合わせて垂水JCT~永井谷JCTの5.6kmが第二神明北線として利用を開始した。
 だが、永井谷JCT以西(6.9km)は約400億円分の工事が残る一方、毎年3億円程度の予算しか付かず、兵庫県や神戸市などが国に対し、事業期間を短縮できる有料道路事業の導入を求めていた。

 国交省は神戸西バイパス整備の原資とするため、並行する第二神明道路の料金を2018年度中に一部値上げする方針。現行の普通車・全区間計320円(一部は無料区間)から上限480円、下限を110円とする。事業主体も国から第二神明を管理する西日本高速道路会社に移行する。

 兵庫県知事の井戸敏三は「将来的には、大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部や播磨臨海地域道路と一体となる重要な基幹道路。兵庫県としても神戸市、明石市と連携し、事業の円滑な推進に協力していく」とコメントした。

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近畿圏の新たな料金の具体例(兵庫県内)<国土交通省>

第二神明道路については、大都市近郊の水準を基本とするが、当面、普通区間を目安に料金水準および上限料金を設定。

【明石西IC→須磨IC(23.0km)】現行320円→新料金ETC480円
【長坂IC→須磨IC(7.5km)】現行210円→新料金ETC200円

注)料金はETC車(普通車)の場合
注)現行の割引は廃止
注)短距離利用の促進により並行一般道の渋滞削減等を図る観点から、利用距離が4.7km以下(1区間利用に限る)であれば下限料金(110円)で利用できる措置を行う。
注)並行する一般道の沿道環境改善などのため、大型車及び特大車について深夜割引(3割引)を導入
注)5車種区分への統一にあたっては負担増などを考慮して段階的に実施(第二神明については、中型1.07、大型車1.55とする(平成33年度まで))
※現在料金所がないICについては料金所の設置後に徴収。

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近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)<国土交通省>
平成28年12月16日公表
平成29年12月22日改定

近畿圏の高速道路の料金体系については、社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会の基本方針(平成28年12月16日)において、大都市圏共通の理念である「料金の賢い3原則」を基本として新しい料金体系を確立することが必要であり、とりわけ、高速道路を賢く使う上で必要なネットワークの充実と賢く使うための合理的な料金体系の整理との両立や、高速道路として一体的なネットワークを形成している路線における管理主体の整理について、特段の対応が必要とされたところである。

近畿圏の関係自治体においては新たな高速道路料金について議論がなされ、国土交通省に対して、料金体系の具体的な提案がなされたところである。
これらの具体的な提案を踏まえ、今後のネットワーク充実のための財源確保も念頭に、円滑な交通処理や確実な債務償還も考慮しながら、近畿圏の高速道路がより効率的に賢く使われるよう、料金に関する具体方針(案)を以下のとおりとりまとめる。

1.今後の具体方針
(1)料金体系の整理・統一とネットワーク整備
阪神高速の料金水準については、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、関係自治体の提案を踏まえ、淀川左岸線延伸部及び大阪湾岸道路西伸部の整備に必要な財源確保の観点から、有料道路事業について、事業費の概ね5割を確保するために、必要な料金を設定する。
この際、利用者の追加的な負担の軽減の観点から、様々な工夫(出資金の償還時期の見直しや料金徴収期限までの追加的な料金負担分の活用等)を行う。
また、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、当面、上限料金などを設定する。
その際、短距離利用の促進により並行一般道の渋滞削減等を図る観点から、利用距離が4.3km以下(1区間利用に限る)であれば下限料金で利用できる措置を行う。
併せて、物流を支える車の負担が大幅に増加しないよう、現行の大口・多頻度割引について、当面、継続するとともに、大阪都心部及び神戸都心部を通行しない交通については拡充する。
また、国道43号の沿道環境改善などのため、現行割引のうち、環境ロードプライシング割引や西大阪線に係る割引などについては継続する。
NEXCO西日本の路線の料金水準についても、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、現在、均一料金となっている近畿道、阪和道、西名阪、第二京阪、第二神明については、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、当面、上限料金などを設定する。
このうち、現行の割高な料金水準を引き下げることになる第二京阪について、債務の確実な償還の視点やネットワーク整備に必要な財源確保の観点等も踏まえ、大都市近郊区間の料金水準に段階的に引き下げる。
また、早くから整備され、料金水準が著しく低く抑えられている第二神明については、料金水準の統一により多数の車が大幅な負担増となることから、ネットワーク整備の進捗や料金変更の経緯などに留意しつつ、当面、現行の高速自動車国道の普通区間を目安に料金水準を設定する。
車種区分については、5車種区分へ統一を行うが、新しい車種区分及び車種間料金比率に円滑に移行するため、負担増などを考慮して段階的に実施する。

(2)管理主体の統一も含めた継ぎ目のない料金の実現
高速道路会社と一体的なネットワークを形成している路線で、地方道路公社等の管理となっている区間は、合理的・効率的な管理を行う観点から、地方の意向を踏まえ、高速道路会社での一元的管理を行う。
具体的には、新たな料金の導入を踏まえ、大阪府道路公社の南阪奈有料道路及び堺泉北有料道路並びに第二阪奈有料道路(大阪府道路公社及び奈良県道路公社の管理)を速やかにNEXCO西日本に移管し、阪和道や南阪奈道路等との一元的管理に移行する。
また、阪神高速京都線の油小路線及び斜久世橋を速やかにNEXCO西日本に移管し、第二京阪や名神高速等との一元的管理に移行する。
阪神高速京都線の新十条通は京都市に移管して無料で利用できるようにする。

これらの路線の移管に際し、料金体系については、(1)の考え方に従い、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、現在、均一料金となっている南阪奈有料道路、堺泉北有料道路及び阪神高速京都線については、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、当面、上限料金などを設定する。
現行の割高な料金水準を引き下げることになる阪神高速京都線や第二阪奈有料道路については、接続する路線との連続性や債務の確実な償還の視点等も踏まえ、第二京阪と同様に、大都市近郊区間の料金水準に段階的に引き下げる。また、現行の割引は廃止する。

また、ネットワーク整備の課題と相俟って、都心部の流入交通の経路選択等に偏りが発生し、これにより特定の箇所に過度な交通集中を招いていること等を踏まえ、大阪及び神戸都心部への流入に関して、料金面で不利にならないよう、交通分散の観点から、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定することとする。

2.新たな高速道路料金の実施時期
新たな高速道路料金については、地方議会の議決など導入にあたって必要となる手続きや広く利用者への周知期間を考慮して、平成29年度の早い時期(第二神明については平成30年度)より実施する。
管理主体の統一を伴うもの等については、移管の手続き等を関係者で協力して進め、準備が整ったものから、平成30年度以降に順次実施する。
なお、管理主体の統一までの間については、基本的に割引料金を含め現行の料金を継続するものとする。

3.その他
(1)戦略的な料金の導入など今後の取組
平成29年度以降順次、阪神高速大和川線や淀川左岸線の開通などの節目を念頭に、料金体系の確立に向けたロードマップを明らかにした上で、道路ネットワークの整備の進展に合わせて導入を行う。
また、その交通に与える影響を検証した上で、対象となる路線や時間帯などを区切り、交通状況に応じた料金施策を導入することとする。
京都縦貫自動車道など日本海側と太平洋側との連携も視野に入れるとともに、京奈和自動車道など関西全体を広域的に俯瞰して、料金体系等の検討を進める。

(2)ETC2.0の普及促進
ETC2.0の早期普及のため、本具体方針(案)に基づく施策をはじめ、ETC2.0の普及促進を進める料金施策の導入を検討するとともに、関係機関とも調整の上、車載器の購入助成の実施も検討する。
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神戸西バイパス着工から26年 整備費確保へ第二神明値上げ案 <2017/12/21 06:00 神戸新聞NEXT>を編集

 着工から26年が経った現在も途切れた状態の「神戸西バイパス」(神戸市垂水区~明石市、12.5km)の整備費を確保するため、兵庫県と神戸市、明石市が、神戸西バイパスと並行する第二神明道路の新たな料金案を国土交通省に提案したことが2017/12/20、分かった。
 国交省が2016年、神戸西バイパス整備の原資として第二神明道路の料金を見直す方針を示し、地元提案を求めていた。2018年度当初にも、西日本高速道路会社(NEXCO西日本)が料金収入でバイパスを整備する有料道路事業が導入され、整備が加速する。提案は2017/12/18付。

 神戸西バイパスの全面開通により、第二神明道路(神戸市須磨区~明石市)の渋滞緩和が期待される。一方、第二神明道路は走行距離によっては料金が上がり、現在の無料区間も有料となる。

 神戸西バイパスは垂水JCT(神戸市垂水区)と石ケ谷JCT(明石市、予定)を結ぶ計画で1991年に着工。1998年の明石海峡大橋開通に合わせ垂水JCT~永井谷JCT(神戸市西区)の5.6kmが第二神明北線として利用開始された。
 以降も国が工事を続けているが進まず、完成まで「150年かかる」(神戸市担当者)とされてきた。有料道路事業導入で「早ければ5~6年」(同)に大幅に短縮される見通し。

 整備費の原資となる第二神明道路の料金は現在、普通車が全区間で計320円(一部は無料区間)。国は2016年末、距離に応じ1キロ29.52(税抜)などとする方針を示した。これに対し兵庫県と神戸市、明石市は今回、激変緩和として1キロ24.6円(税抜)で上限を480円、下限を110円とする案を出した。

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新たな第二神明道路料金に関する提案(神戸市以西の高速道路を賢く使う料金体系)
平成29年12月 兵庫県、神戸市、明石市

 阪神都市圏の高速道路料金は、昨年12月に示された「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」に基づき、本年6月に、対距離制、5車種区分へ統一され、公平かつシンプルでシームレスな料金体系が実現したとともに、大阪湾岸道路西伸部などミッシングリンク解消の観点も踏まえたものとなりました。
 一方、「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」では、第二神明道路など神戸市以西の高速道路料金は、神戸西バイパスなど兵庫県内のネットワーク整備の観点も踏まえ、早急に見直しの成案を得ることとされており、新料金の導入は見送られたところです。
 神戸市以西の道路ネットワークは、さまざまな課題を抱えています。特に神戸から播磨地域にかけての臨海部においては、第二神明道路や国道2号などで慢性的な渋滞が発生しており、地元の産業や沿道環境にも影響を与えております。こうしたことから、高速道路の利便性が高まり、一般道も含めた自動車交通流動が最適化され、阪神圏の高速道路ネットワークと一体となってその機能が最大限発揮される「神戸市以西の高速道路を賢く使う料金体系」を実現していただきたいと考えております。
 つきましては、下記の様な視点について、特にご配慮願います。


1.第二神明道路は早くから整備され、料金水準が著しく低く抑えられていることから、料金見直しにより利用者の大幅な負担増とならないよう配慮するとともに、料金未徴収区間を解消することで、利用者の公平性を確保すること。
 料金見直しにあたっては、より公平かつシンプルな料金体系とするため、対距離制、5車種区分へ見直し、これまでの料金見直しの事例を参考に、現行の高速自動車国道普通区間を目安とする激変緩和措置を講じること。

2.長距離利用者が急激な負担増を伴う場合、物流への影響等を考慮して、上限料金等の激変緩和措置を講じること。また、高速道路の短距離利用促進および一般道路の渋滞緩和を考慮して、ターミナルチャージを設けず、下限料金を適切に設定すること。なお、短距離利用促進のために、1区間の利用であればどの区間でも下限料金となるよう、短距離区間利用割引を導入すること。

3.車種間比率については、物流への影響等を考慮して、これまでの料金見直しの事例を参考に、激変緩和措置を講じること。

4.一般道の沿道環境や物流への影響等を考慮して、大型車と特大車への深夜割引を導入すること。

5.明石方面と神戸都心部間の通行に、北神戸線や神戸山手線、新神戸トンネルを利用しても、第二神明道路と阪神高速神戸線を利用した場合と同じ料金となる「神戸都心流入割引」について、今後も引き続き適用すること。

6.第二神明道路の料金見直しにあわせて、第二神明道路の渋滞解消につながる交通容量拡大などの交通対策や、神戸西バイパスにおける有料道路事業の導入による早期整備など神戸市以西の道路ネットワーク整備を促進すること。また、神戸西バイパスの一般部についても、専用部との同時供用に向けた着実な整備促進を図ること。

7.新料金導入が一般道も含めた自動車交通に与える効果や影響について明らかにすること。

8.新料金の導入に際しては、利用者の理解が得られるよう、効果的な方法で広く周知を図り、速やかに導入すること。

新たな第二神明道路料金に関する提案
(神戸市以西の高速道路を賢く使う料金体系)
【参考資料】
平成29年12月

料金体系の整理と激変緩和措置の導入
①対距離料金制、5車種区分導入
②ターミナルチャージ0円、1kmあたり24.6円(高速自動車国道(普通区間)の水準)
③上限料金設定(480円)、下限料金現状維持(110円)
上記について、効果的な方法で広く周知を図り、速やかに導入すること。

あわせて以下の措置を導入
・中型車、大型車における車種間比率の激変緩和措置
・一般道の沿道環境対策(大型車、特大車の深夜割引)
・全ての1区間料金について下限料金の適用
・阪神高速「都心流入割引」の継続

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神戸西バイパス全面開通へ 2018年度にも着工 <2016/12/20 06:30 神戸新聞NEXT>を編集

 20年近い間途中で途切れた状態になっている神戸西バイパス(神戸市垂水区~明石市、12.5km)の未整備区間に有料道路事業が導入され、2018年度にも本格着工される見通しとなったことが2016/12/19、分かった。兵庫県、神戸市、明石市が料金設定や事業枠組みなどの協議に乗り出す。全面開通へ向け2017年度中に結論を出し、西日本高速道路会社(NEXCO西日本)による2018年度着工を目指す。

 神戸西バイパスは第二神明道路に並走し、垂水JCT(神戸市垂水区)と石ケ谷JCT(明石市)を結ぶ。1991年に着工し、1998年の明石海峡大橋開通に合わせて、垂水JCT~永井谷JCT(神戸市西区)の5.6kmが第二神明北線として利用開始された。
 永井谷JCT以西(6.9km)の未整備区間については国が工事を続けるが、総事業費が膨大で、早期整備には有料道路事業の導入が不可欠。国土交通省はこのほど「神戸市以西の高速道路料金体系について、神戸西バイパスなど兵庫県内のネットワーク整備の観点も踏まえ、早急に見直しの成案を得る」との方針を示した。
 神戸市によると、この方針は「神戸西バイパスの整備に有料道路事業を導入するために料金体系を見直す」と解釈でき、方針の公表は「事実上のゴーサイン」という。国交省は「課題を明確化したのは事実だ」とする。

 神戸市によると、神戸市、明石市、兵庫県は2017年度中にNEXCO西日本と協議を重ね、NEXCO西日本が国交省に申請する見通し。用地買収の約7割は完了し、神戸市の担当者は「本格着工すれば5~6年で完成する」とみる。
1.E93 第二神明道路・E94 第二神明道路北線の新たな料金への移行について
 平成31(2019)年4月1日(月曜)から、E93 第二神明道路・E94 第二神明道路北線の通行料金について、高速自動車国道の大都市近郊区間の料金水準としつつ、当面、激変緩和措置として高速自動車国道の普通区間を目安とした料金水準とし、さらに上下限料金を設定します。

普通ETC
阪高3号神戸線→大久保 480円
須磨→大久保 480円
名谷→大久保 390円
高丸→大久保 340円
大蔵谷→大久保 260円
伊川谷→大久保 190円
玉津→大久保 110円
明石西→大久保 110円

軽ETC
阪高3号神戸線→大久保 380円
須磨→大久保 380円
名谷→大久保 310円
高丸→大久保 270円
大蔵谷→大久保 210円
伊川谷→大久保 150円
玉津→大久保 90円
明石西→大久保 90円
ゴールデンウィーク期間における高速道路の交通状況(速報)【本四版】 2018/05/07 本四高速

2. 渋滞状況(5km以上)
今回の期間中の主な渋滞は以下のとおりとなりました。
渋滞ピークが予想される時間帯を避けたご利用にご協力いただきありがとうございました。

日付,発生場所(渋滞先頭),最大延長,発生時間帯,原因
4月29日,下り淡路IC付近,8km(10:55),10:45~13:20,交通集中
4月29日,上り舞子TN出口付近,11km(18:55),17:15~21:25,交通集中
5月3日,下り淡路IC先付近,14km(11:15),9:05~13:40,交通集中及び事故
5月4日,下り淡路IC付近,14km(12:35),9:00~14:30,交通集中及び事故
5月4日,上り舞子TN出口付近,25km(20:40),16:35~23:40,交通集中
5月5日,上り舞子TN出口付近,19km(18:50),16:30~23:15,交通集中及び事故
5月6日,上り舞子TN出口付近,25km(18:00),14:55~19:55,事故及び交通集中
注1.最大延長の( )は、最大延長時(ピーク)の時間。

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淡路島~神戸が渋滞日本一か GWに50km予測 <2018/4/25 20:30神戸新聞NEXT>を編集

 神戸淡路鳴門自動車道は、今年のゴールデンウイークで、渋滞日本一となる可能性が出ている。
 本州四国連絡高速道路株式会社の渋滞予測によると、2018/05/05に上りの西淡三原IC~垂水JCT間の渋滞が約50km。関越自動車道花園IC(埼玉県)付近でも2018/05/03に約50kmと予測され、両地点が最長とみられている。

 神戸淡路鳴門自動車道では、2017年も垂水JCTを先頭に約45km渋滞となり、兵庫県内で最長となった。2017年の全国では名神高速関ケ原IC(岐阜県)付近の約51kmが最長だったとみられる。

 今年は4連休となる後半の5/3~5に集中するとみられ、本四高速はピーク時刻を避けた出発や迂回路の利用などを呼び掛けている。上り線を利用する際には、渋滞が発生しやすい垂水JCTを避け、一つ先の布施畑JCTを経由するルートなどを勧めている。

 予測される渋滞発生日と時間帯(かっこ内はピーク時刻)、区間は次の通り。

【5/3】午前8時~午後6時(午後3時)下り=布施畑JCT-東浦IC 約20km
【5/4】午前9時~午後2時(正午)下り=布施畑JCT-淡路IC 約15km
午後3時~午後11時(午後8時)上り=洲本IC-垂水JCT 約40km
【5/5】午後2時~翌午前0時(午後7時)上り=西淡三原IC~垂水JCT 約50km
近畿圏の高速道路新料金 2017/06移行へ <2016/12/26 21:19 神戸新聞NEXT>を編集

 国土交通省が近畿圏の高速道路の新料金案を示したことを受け、阪神高速道路や西日本高速道路などは2016/12/26、新料金への移行時期を2017/06とする具体案を発表した。道路会社や路線によって異なる料金水準を36.6円/kmの対距離制に統一。阪神高速は、現行の普通車510~930円を普通車300~1300円にする。

 阪神高速道路、西日本高速道路と日本高速道路保有・債務返済機構は、2016/12/26~2017/01/10に具体案へのパブリックコメント(意見公募手続き)を実施。利用者の声を聞いた上で、兵庫県や神戸市など、関係5府県市の議会の同意を得て決定する。

 新料金案には、
▽利用距離が4.3km以下なら下限の300円に据え置く
▽車種区分を2車種から5車種に変更
▽発着地が同じならルートが異なっても同一料金
▽大口・多頻度割引の継続、拡充
なども盛り込まれている。

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近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)<2016/12/16 国土交通省 報道発表資料>道路局 高速道路課 から抜粋編集

近畿圏の高速道路の料金体系については、社会資本整備審議会 道路分科会 国土幹線道路部会の基本方針(平成28年9月13日第25回部会で案を公表)において、大都市圏共通の理念である「料金の賢い3原則」を基本として新しい料金体系を確立することが必要であり、とりわけ、高速道路を賢く使う上で必要なネットワークの充実と賢く使うための合理的な料金体系の整理との両立や、高速道路として一体的なネットワークを形成している路線における管理主体の整理について、特
段の対応が必要とされたところである。
これ以降、近畿圏の関係自治体において新たな高速道路料金について議論がなされ、先般、国土交通省に対して、料金体系の具体的な提案がなされたところである。これらの具体的な提案を踏まえ、今後のネットワーク充実のための財源確保も念頭に、円滑な交通処理や確実な債務償還も考慮しながら、近畿圏の高速道路がより効率的に賢く使われるよう、料金に関する具体方針(案)を以下のとおりとりまとめる。

1.平成29年度からの具体方針

(1)料金体系の整理・統一とネットワーク整備
阪神高速の料金水準については、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、関係自治体の提案を踏まえ、淀川左岸線延伸部及び大阪湾岸道路西伸部の整備に必要な財源確保の観点から、有料道路事業について、事業費の概ね5割を確保するために、必要な料金を設定する。この際、利用者の追加的な負担の軽減の観点から、様々な工夫(出資金の償還時期の見直しや料金徴収期限までの追加的な料金負担分の活用等)を行う。

また、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、当面、上限料金などを設定する。その際、短距離利用の促進により並行一般道の渋滞削減等を図る観点から、利用距離が4.3km以下(1区間利用に限る)であれば下限料金で利用できる措置を行う。併せて、物流を支える車の負担が大幅に増加しないよう、現行の大口・多頻度割引について、当面、継続するとともに、大阪都心部及び神戸都心部を通行しない交通については拡充する。また、国道43号の沿道環境改善などのため、現行割引のうち、環境ロードプライシング割引や西大阪線に係る割引などについては継続する。

ネクスコ西日本の路線の料金水準についても、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、現在、均一料金となっている近畿道、阪和道、西名阪、第二京阪については、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、当面、上限料金などを設定する。このうち、現行の割高な料金水準を引き下げることになる第二京阪については、債務の確実な償還の視点やネットワーク整備に必要な財源確保の観点等も踏まえ、大都市近郊区間の料金水準に段階的に引き下げる。

車種区分については、5車種区分へ統一を行うが、新しい車種区分及び車種間料金比率に円滑に移行するため、負担増などを考慮して段階的に実施する。

(2)管理主体の統一も含めた継ぎ目のない料金の実現
高速道路会社と一体的なネットワークを形成している路線で、地方道路公社等の管理となっている区間は、合理的・効率的な管理を行う観点から、地方の意向を踏まえ、高速道路会社での一元的管理を行う。

具体的には、新たな料金の導入を踏まえ、まずは大阪府道路公社の南阪奈有料道路及び堺泉北有料道路を速やかにネクスコ西日本に移管し、阪和道や南阪奈道路等との一元的管理に移行する。また、第二阪奈有料道路(大阪府道路公社及び奈良県道路公社の管理)などについても、早急に、一元的管理の具体的な成案を得ることとし、引き続き一元的管理の検討・調整を行う。

また、阪神高速京都線の油小路線及び斜久世橋を速やかにネクスコ西日本に移管し、第二京阪や名神高速等との一元的管理に移行する。阪神高速京都線の新十条通は京都市に移管して無料で利用できるようにする。

これらの路線の移管に際し、料金体系については、(1)の考え方に従い、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、現在、均一料金となっている南阪奈有料道路、堺泉北有料道路及び阪神高速京都線については、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、当面、上限料金などを設定する。このうち、現行の割高な料金水準を引き下
げることになる阪神高速京都線については、接続する第二京阪との連続性や債務の確実な償還の視点等も踏まえ、第二京阪と同様に、大都市近郊区間の料金水準に段階的に引き下げる。また、現行の割引は廃止する。

また、ネットワーク整備の課題と相俟って、都心部の流入交通の経路選択等に偏りが発生し、これにより特定の箇所に過度な交通集中を招いていること等を踏まえ、大阪及び神戸都心部への流入に関して、料金面で不利にならないよう、交通分散の観点から、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定することとする。

2.新たな高速道路料金の実施時期
新たな高速道路料金については、地方議会の議決など導入にあたって必要となる手続きや広く利用者への周知期間を考慮して、平成29年度の早い時期より実施する。
管理主体の統一を伴うもの等については、移管の手続き等を関係者で協力して進め、準備が整ったものから、平成30年度以降に順次実施する。なお、管理主体の統一までの間については、基本的に割引料金を含め現行の料金を継続するものとする。

3.その他

(1)戦略的な料金の導入など今後の取組
平成29年度以降順次、阪神高速大和川線や淀川左岸線の開通などの節目を念頭に、料金体系の確立に向けたロードマップを明らかにした上で、道路ネットワークの整備の進展に合わせて導入を行う。また、その交通に与える影響を検証した上で、対象となる路線や時間帯などを区切り、交通状況に応じた料金施策を導入することとする。

第二神明など神戸市以西の高速道路の料金体系についても、神戸西バイパスなど兵庫県内のネットワーク整備の観点も踏まえ、早急に見直しの成案を得ることとし、引き続き検討・調整を行う。

京都縦貫自動車道など日本海側と太平洋側との連携も視野に入れるとともに、京奈和自動車道など関西全体を広域的に俯瞰して、料金体系等の検討を進める。

(2)ETC2.0の普及促進
ETC2.0の早期普及のため、本具体方針(案)に基づく施策をはじめ、ETC2.0の普及促進を進める料金施策の導入を検討するとともに、関係機関とも調整の上、車載器の購入助成の実施も検討する。

別紙
近畿圏の高速道路ネットワークにおける管理主体の統一

平成30年度以降に実施予定
○ 大阪府道路公社:南阪奈有料道路、堺泉北有料道路→ネクスコ西日本に移管(H30/04)
○ 阪神高速京都線:油小路線・斜久世橋→ネクスコ西日本に移管(H31/04)
○ 阪神高速京都線:新十条通→京都市に移管して無料に(H31/04)
注)南阪奈有料道路、堺泉北有料道路、油小路線・斜久世橋 及び 南阪奈道路は全国路線網に編入する

車種区分
阪神高速が2車種(普通車、大型車)であるものを、ネクスコ西日本の5車種(軽自動車・二輪、普通車、中型車、大型車、特大車)に変更

近畿圏の新たな料金の具体事例③
【柳原→(3号神戸線)→生田川 (4.6km)】
 現行510円→新料金420円(△90円)

【月見山→(3号神戸線)→生田川 (10.0km)】
 現行510円→新料金590円(80円増)

【伊川谷JCT→(3号神戸線)→生田川 (22.5km)】
 現行720円※→新料金800円(80円増)

【南芦屋浜→(5号湾岸線・3号神戸線)→生田川 (5.9km)】
 現行510円→新料金460円(△50円)
 「住吉浜→摩耶」は一般道を乗り継ぎ

【西宮IC→(3号神戸線)→生田川 (15.1km)】
 現行610円※→新料金750円(140円増)

【からと西→(7号北神戸線・32号新神戸トンネル)→国道2号 (12.9km)】
 現行610円※→新料金680円(△40円)

【西宮山口JCT→(7号北神戸線・32号新神戸トンネル)→国道2号 (22.6km)】
 現行720円※→新料金990円(170円増)

 ※ 西線内々割引適用後の料金

近畿圏の新たな料金の具体事例⑪
 神戸都心部への流入に関して、交通分散の観点から、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定

【第二神明 玉津IC→阪神高速 3号生田川/32号国道2号】
イ:7号北神戸線・32号新神戸トンネル経由(29.5km)
 現行820円※→新料金1,120円(300円増)→特別措置※1 800円(△20円)
ロ:7号北神戸線・31号神戸山手線経由(28.1km)
 現行820円※→新料金1,080円(260円増)→特別措置※1 800円(△20円)
ハ:3号神戸線経由(25.3km)
 現行720円※→新料金800円(80円増)

 ※ 西線内々割引適用後の料金
 ※1 経路によらない同一料金の適用

【阪神高速 7号 前開→3号生田川/32号国道2号】
イ:7号北神戸線・32号新神戸トンネル経由(21.9km)
 現行720円※→新料金970円(250円増)→特別措置※2 800円(80円増)
ロ:7号北神戸線・31号神戸山手線経由(20.5km)
 現行720円※→新料金920円(200円増)→特別措置※2 800円(80円増)

 ※ 西線内々割引適用後の料金
 ※2 阪神高速7号北神戸線の伊川谷JCT~箕谷JCT間の出入口から、31号神戸山手線or32号新神戸トンネルを経由して神戸都心部に流入する場合、第二神明の玉津ICから神戸都心部に流入した場合の最低料金を上限料金とする。

注)料金はETC車(普通車)の場合
注)西線内々割引は、新たな料金の導入までの措置とする


唐櫃IC周辺で渋滞 有馬警察署が注意呼び掛け <神戸新聞 2014/8/13 05:30>を編集

 台風11号の影響による土砂崩れや倒木のため、神戸市内の14路線が通行止めになり、2014/08/12現在も9路線(一部区間を含む)で不通が続いている。

 六甲有料道路(唐櫃南~唐櫃)と兵庫県道神戸三田線(有馬街道)の通行止めの影響で、唐櫃IC周辺(神戸市北区有野町唐櫃)で道路渋滞が発生している。迂回しようとする車が住宅街に入り込んで事故を起こすケースもあり、有馬警察署が注意を呼び掛けている。

 神戸市は、迂回路として六甲北有料道路の唐櫃IC~柳谷ICを無料通行できる措置をとっている。そのため、六甲北有料道路を利用する車が唐櫃IC付近に集中している。
 また、唐櫃南ICから西に迂回する車が、有馬街道までの距離を短縮しようと神戸電鉄大池駅の南の住宅街に入り込み、2014/08/11にはこの周辺で物損事故が3件発生。大型車の立ち往生もあった。
 六甲有料道路は2014/08/13にも一部対面通行で復旧する見込みだが、有馬街道は未定。有馬警察署は「渋滞を避けるため、復旧までは阪神高速や鉄道なども利用して」としている。

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神戸電鉄が運転再開 土砂流出で不通だった有馬口~岡場 <神戸新聞 2014/08/12 08:03>を編集

 神戸電鉄は2014/08/12、台風11号に伴う土砂の流出で不通となっていた三田線 有馬口~岡場の運行を2014/08/12朝から再開する、と発表した。上りは三田発新開地行き準急(8:07発)から、下りは新開地発三田行き準急(7:53発)からの再開。

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芦有ドライブウェイ通行止め 復旧のめど立たず <神戸新聞 2014/08/11 19:25>を編集

 台風11号による大雨の影響で、芦屋市と有馬を結ぶ有料道路「芦有ドライブウェイ」(全長10.67km)が、神戸市北区内で約30mにわたって崩落した。運営会社が2014/08/11、発表した。芦有道路は2014/08/10 11時から全面通行止めになっており、復旧のめどは立っていない。
 運営会社によると、2014/08/10正午ごろ、有馬トンネル付近(神戸市北区有馬町)で、巡回中の社員が道路が崖下に崩落しているのを見つけ、有馬警察署に通報した。他に、山際から道路に土砂約5000立方メートルが流入した場所もあった。いずれもけが人はいなかった。

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台風11号 崖崩れで神戸市バス経路短縮 <神戸新聞 2014/8/10 23:34>を編集

 台風11号の影響で、神戸市交通局は、神戸市東灘区を走る市バス31系統と38系統で、2014/08/11朝から、運行経路の短縮や臨時便の運行を実施する、と発表した。両系統が通過する停留所「白鶴美術館前」~「赤塚橋」間で崖崩れや落石があり、道路の通行止めが続いているため。
 経路短縮により、31系統は「JR甲南山手」~「白鶴美術館前」間、38系統は「阪神御影」~「白鶴美術館前」間の折り返し運行となる。運行ダイヤも不定期となる。

 通行止め区間以北の「赤塚橋」~「渦森台」間については代替措置として、「阪急御影北口」~「渦森台」間で通常と異なるルートの臨時便を運行する。臨時便の停留所は、阪急御影北口、赤塚橋、渦森橋、渦森台2丁目、渦森台3丁目、渦森台4丁目、渦森台の7カ所。運行時間は06時半ごろ~22時半ごろ、ダイヤは不定期。

 神戸市建設局によると、道路復旧には少なくとも3日間ほどかかる見通し。

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神戸電鉄 11日以降も一部運休 台風で土砂流出 <神戸新聞 2014/8/10 22:38>を編集

 台風11号による大雨の影響で、神戸電鉄は2014/08/11以降も、三田線 有馬口~岡場で運行を休止すると発表した。線路下の土砂が流出したのが原因で、運行再開は2014/08/14~16になる可能性がある。復旧までの間、バスによる代替輸送を行う。

 神戸電鉄によると、2014/08/10 10:30ごろから全線で運行を休止した後、三田線 有馬口~岡場間と有馬線 有馬口~有馬温泉間の2区間で、線路下の土砂流出を発見。2014/08/10 17:15頃に運行を再開したが、この2区間では引き続き運転を見合わせ、バスやタクシーによる代替輸送を行っている。
 有馬線 有馬口~有馬温泉間は、2014/08/11の始発から運行を再開する見通し。
新東名高速:御殿場~三ケ日 2012年に先行開通 <毎日新聞 2011/08/26 19:51>を編集

 中日本高速道路会社(NEXCO中日本)は2011/08/26、2020年度に全面開通を予定する新東名高速道路のうち、静岡県内の御殿場JCT~三ケ日JCT 約162kmを2012/04~06をめどに先行開通させると発表した。
 部分開通区間は、新東名全区間(海老名南JCT~豊田東JCT)約254kmの6割強を占める。新富士、新清水、浜松浜北など計10カ所のICと7カ所のSA・PA(休憩施設)が設置される予定だ。
 新東名高速は東名高速の北側を並走し、東名の渋滞緩和と事故・災害時の迂回ルートとなる。中日本高速社長の金子剛一は会見で「新東名は東名の北側に位置し、津波の影響を受けない。東名との二重運用で日本の大動脈の信頼性を確保できる」と利点を強調した。

 中日本高速によると、2014年度には西側の愛知県ルート(豊田東JCT~浜松いなさJCT)も部分開通する予定。
阪神高速31号神戸山手線:2010/12/18開通 神戸長田トンネル 危険物搭載車を規制 <神戸新聞 2010/12/15>を添削

 2010/12/18に開通する阪神高速31号神戸山手線の神戸長田トンネル(神戸長田~湊川JCT)は、事故時の被害拡大防止のため、道路法に基づき、火薬類などの危険物を搭載した車両の通行が禁止される。

 神戸長田トンネルは約1.8kmあり、神戸市営地下鉄や神戸高速鉄道の地下部分と隣接。湊川も近くを通ることから、事故時の被害拡大防止のため、規制することになった。違反すれば、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。
 禁止の対象は、火薬類取締法上の起爆薬や指定毒劇物などを積んだ車両。この他、黒色火薬やマッチなどについては、通行時の積載量の上限が定められている。

 阪神高速道路会社は、業界団体などに規制区間の一般道通行を呼びかけている。

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阪神高速31号神戸山手線:開通控え2000人記念ウオーク <神戸新聞 2010/12/04>を添削

 阪神高速道路31号神戸山手線の神戸長田~湊川JCTが2010/12/18に開通するのを記念して、高速道路を歩く「ハイウエーウオーク」が2010/12/04、開通前の高速道路であった。

 開通区間は約1.8kmの片側2車線で、ほぼ全線が地下トンネル。工事が順調に進み、予定より3カ月早く開通可能となった。これに伴い、現在通行止めになっている3号神戸線 湊川西行入口が2010/12/18に通行できるようになる。

 ウオークには約2,000人が参加。午前の部の参加者約1,000人は10:00、湊川JCTに近い神戸市長田区駒栄町1の広場に集まった。地元和太鼓グループによる演奏や長田警察署の交通安全啓発ショーによる出発式の後、非常階段からトンネルに入り、ゴールまでの2.4kmを歩いた。
(後略)
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 不肖ながら私も参加してきました。高速道路(しかも地下区間)を歩けるのはこの時くらいしかない!

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阪神高速31号神戸山手線:神戸長田~湊川 2010/12/18開通 <神戸新聞 2010/10/13>を添削

 阪神高速道路株式会社は2010/10/13、神戸市長田区で建設中の31号神戸山手線の南伸部、神戸長田~湊川JCTが2010/12/18 15:00に開通すると発表した。予定より約3カ月早い完成で、31号神戸山手線と3号神戸線が直結する。

 開通区間は1.8km、片側2車線。3号神戸線との連絡路を除き、地下トンネルとなっている。神戸高速鉄道の高速長田~西代で鉄道トンネルの3m下を斜めに横切る難工事もあったが、新湊川と並行する区間の工事が順調に進み、前倒しの開通が決まった。

 開通に伴い、3号神戸線西行きから31号神戸山手線に入る場合と、31号神戸山手線から3号神戸線東行きに合流する場合の乗継ぎが不要になる。31号神戸山手線に並行する一般道路の渋滞が7%減る見込み。料金は阪神西線(普通車500円、大型車1000円)に含まれる。

 また、現在通行止めになっている3号神戸線湊川西行きの出入口は、出口が2010/10/31、入口が2010/12/18に通行できるようになる。
阪神高速7号北神戸線 全国初、規制速度引き上げへ <2010/11/11 神戸新聞>を添削

 神戸市内の阪神高速7号北神戸線と六甲北有料道路の一部区間計約38kmで、規制速度(制限速度)が現行の時速60kmから70~80kmに2010/11/29から順次引き上げられることが2010/11/11、決まった。警察庁が規制速度の新基準を打ち出しているが、実際の引き上げは全国初という。兵庫県警が見直し案を示し、兵庫県公安委員会が了承した。

 新たな最高速度は次の通り。各区間で2010/11/29~12/02に標識を付け替える。
 阪神高速7号北神戸線
  伊川谷JCT~布施畑西IC 70km/h(10km/h引き上げ)、布施畑西IC~箕谷IC 80km/h(20km/h引き上げ)、箕谷IC~山口南IC 70km/h(10km/h引き上げ)、山口南IC~西宮山口JCT 60km/h(現行通り)、有馬口JCT~柳谷料金所 70km/h(10km/h引き上げ)
 六甲北有料道路(神戸市道路公社が管理)
  柳谷料金所~神戸北IC 70km/h(10km/h引き上げ)

 警察庁は2010/08、規制速度の新基準を発表。勾配やカーブの曲がり具合などの安全性を細かく調べ、柔軟に規制速度を決められるようにした。兵庫県警は2010/03から対象道路を調査し、道路管理者に安全対策を要望。阪神高速7号北神戸線はカーブ7カ所に反射材による視線誘導標などを設けることにした。
(後略)
山手幹線が全線開通 計画から64年 <神戸新聞 2010/10/24>を添削

 神戸市長田区~尼崎市を結ぶ都市計画道路 山手幹線(総延長29.6km)が2010/10/24、全線開通した。計画から64年を経てようやく完成。国道2号線、国道43号線と並ぶ神戸阪神間の幹線道路として災害時の緊急輸送路などとしても期待される。最後の開通区間である芦屋川隧道で記念式典が行われた。

 山手幹線は1946(昭和21)年に都市計画決定されたが、用地買収交渉が難航。阪神・淡路大震災後に兵庫県などが復興のシンボルと位置付け、整備を進めた。

 式典には沿線の神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市の関係者ら約90人が出席。兵庫県知事の井戸敏三は「震災の際には十分使えなかったが、(万一の)災害時に役割を果たしてくれるはず」と挨拶。芦屋市長の山中健は「(全通後も)沿線住民には誠意を持って対応していきたい」と話した。テープカットに続いて関係者による走り初めがあり、15:00から一般車両が通行した。

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山手幹線が全線開通へ 記念ウォークに3500人 <神戸新聞 2010/10/10>を添削

 神戸市長田区から尼崎市を結ぶ都市計画道路「山手幹線」(総延長29.6km)の全線開通を控え、2010/10/10、記念ウォークが催され、計約3500人が沿道を歩いた。未開通区間のトンネル 芦屋川隧道(芦屋市松ノ内町)も初めて開放され、記念撮影しながら秋のウォーキングを楽しんだ。

 山手幹線は1946(昭和21)年に都市計画決定されたが、住宅密集地で用地買収が難航した。最後まで残った芦屋川横断工区が完成し、64年を経て2010/10/24、ようやく全線開通する。

 全線ウォークの参加者は尼崎市を出発し、ゴールの神戸市長田区の新湊川公園へ。芦屋川隧道をゴールとして西宮市から歩く西向き5km、神戸市東灘区からの東向き4kmコースもあった。
芦有ドライブウェイ:売買契約成立 金額未定 <神戸新聞 2010/04/27>を添削

 有料道路「芦有ドライブウェイ」について、西日本高速道路会社(NEXCO西日本)と日本政策投資銀行は2010/04/26、運営主体の芦有開発から共同出資で買い取る契約を結んだ、と発表した。現在の事業をそのまま引き継ぎ、料金も変更しない。売買金額は未定。今後、芦有開発は自動車道事業を分割して子会社を設立。その子会社をNEXCO西日本と日本政策投資銀行が2010/07にも買収する予定。

 高速道路3338kmの保全業務を営むNEXCO西日本は、維持管理のノウハウや新技術の応用、資機材の大量購入などによるコスト削減で、黒字転換が可能と判断し、財務管理などを行う日本政策投資銀行と検討を続けてきた。

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芦有ドライブウェイ:売却検討 <神戸新聞 2010/04/13>を添削

 有料道路「芦有ドライブウェイ」を運営する芦有開発が、芦有ドライブウェイを売却する方向で検討に入った。売却先は日本政策投資銀行と西日本高速道路で、売却額や時期は未定。

 芦有開発によると、自動車事業を切り離して子会社化し、株式を2社に売却する。2社とは昨年から交渉を始め、売却の方向で合意した。2010/04/17〜18に沿線住民への説明会を開く予定。
(後略)
新神戸トンネル 阪神高速道路網への組入れ要望 神戸市 <神戸新聞 2010/03/17>を添削

 国土交通省が高速道路の料金体系の抜本的見直しを検討しているのを受け、神戸市副市長の石井陽一は2010/03/16、(財)神戸市道路公社が管理する新神戸トンネルについて、阪神高速の道路網への組入れや、現在実施されている割引制度の継続を求める要望書を国土交通省政務官の長安豊に手渡した。

 新神戸トンネルは神戸市中央区と神戸市北区を結ぶ8.5km。2009/04、高速道路の休日上限1000円などを盛り込んだ前政権の利便増進事業に基づき、阪神高速7号北神戸線と連続利用する場合の割引制度が導入された。2010/04からは阪神高速3号神戸線との連続利用割引も実施予定となっている。
 要望書では、現行割引の継続に加え、3号神戸線との連続利用割引の早期実施も要望。阪神高速道路網への組入れは、阪神高速道路会社への移管を目指して神戸市が10年近く求めてきたが、政権交代後、国土交通省に要望書を提出したのは初めて。民主党にも同じ要望書を手渡した。
震災資料保管庫をリニューアルします。<阪神高速道路(株) 2009/12/16>

震災資料保管庫をリニューアルします。2009/12/18に、よりわかりやすくリニューアル

 この度、震災が発生して15年、震災資料保管庫開設10年を機に、阪神高速道路の沿道地域の皆様や、被災経験
のない「未来の技術者の卵」である子供たちにもわかりやすくご覧頂くため、震災資料保管庫をリニューアル
します。

【リニューアルのポイント】
 1.被災当時の阪神高速道路損傷状況や損傷メカニズムをはじめ、最新の耐震技術などをわかりやすく説明したパネルや模型を設置。
 2.未来の技術者となる子供たちや、技術専門家以外の方々にも損傷状況を深くご理解頂くため、見学台を2か所設置。
 3.プレゼンテーションルームに、震災当時の新聞や当社社員の復旧活動記録、復旧までの経緯などを示した。

【見学者受付方法】
 *事前予約制で、ホームページ上のみの受付(http://www.hanshin-exp.co.jp)とします。
 *開館日は、毎月第1・3水曜日の10:30、13:30、15:30(1日3回)。所要時間は約1時間。

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以下、神戸新聞を添削。

 これまでは行政や学校関係者、技術者ら限定だったが、開設から10年を迎えたのを機に、見学者を幅広く受け入れることにした。
 阪神高速は震災で3号神戸線が神戸市東灘区で倒壊するなど大きな被害を受け、16人が亡くなった。保管庫(平屋約1200平方メートル)は震災の経験を語り継ごうと、1999/10に開設。損壊した鋼鉄製の橋桁など34点を展示している。
 一般公開に当たり、新たに損傷状況などを解説するパネルや模型を展示。当時の新聞や復旧活動の記録なども並べる。
新名神高速道路:神戸〜高槻 2009/12/12着工へ <神戸新聞/NEXCO西日本など 2009/12/01>

 西日本高速道路(NEXCO西日本)は2009/11/30、新名神高速道路の高槻第一JCT(大阪府高槻市原)〜神戸JCT(神戸市北区八多町)の建設工事を着工すると発表した。起工式は2009/12/12に行われる。
 この区間は延長40.5km。設計速度は100km-h、暫定4車線で建設される。当初計画で2018年度としていた開通時期を2016年度中と2年前倒しできる見通しになったことも明らかにした。開通時期の前倒しは、用地の取得率が現時点で21%と比較的順調なことから、可能になった。
 事業総額は7746億円。主に山地部を通過し、橋梁33橋、トンネル11本と構造物比率が65%を占める。川西、箕面、茨木北の3カ所にIC、宝塚にSAを設ける予定。
 この開通により、並行する既存の中国自動車道と名神高速道路の渋滞緩和を図る。
2008/10から無料、西神戸有料道路 <2008/09/30>

 西神戸有料道路は、2008/10/01 0:00から無料開放される。
 西神戸有料道路は、夢野(神戸市兵庫区)〜車(神戸市須磨区)の8.7km。1969年に開通した。建設時の借金償還が終わったため、無料開放される。夢野〜車の現行料金は普通車で200円。
 神戸市道路公社は、夢野〜車にある鵯料金所(神戸市北区)を廃止し、鵯料金所に13基ある料金ブースの撤去や区画線の引き直しなどの工事を12月末まで実施する。舗装工事は23時〜06時に行なわれる。道路幅が狭くなったり、大型車両が通れなかったりする場合もある。また、神戸市道長田箕谷線から合流する二輪車専用道路は廃止する。三宮方面行き車線につながる「ひよどり台トンネル」は1車線に変更し、歩行者や軽車両も通行できるようになる。
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