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予算特別委員会資料 令和2年度予算説明書 <神戸市交通局>を要約

令和2年度主要事業

1.地域における交通利便性の確保 247億5240万円

(1)北神急行線の市営化
令和2年6月1日から、北神急行線の市営化を行う。

(2)神戸北町地区と谷上駅を結ぶ市バス路線の新設等
北神急行線の市営化に合わせて、神戸北町地区と谷上駅を結ぶ新たな市バス路線を設ける。
あわせて市バス近郊区における市バス・地下鉄連絡定期割引を拡大する。(バス5%・地下鉄10%→バス10%・地下鉄10%)

2.駅周辺のリノベーション 5億8590万円
・名谷駅:駅ビルのリニューアルに向けた設計に着手する。
・西神中央駅:西神中央駅付近の交通局所有地の売却のための準備を行う。


3.市バス事故を受けた対策 4397万円


4.人口減少・高齢化社会に対応した持続可能な交通体系の実現

(1)市バスICカード2タッチ化と乗車ポイントシステムの構築 11億7050万円
令和2年度末から市バス普通区においても乗車時にICカードをかざす2タッチ方式に変更。
磁気定期券・磁気カードについては今後廃止。乗車ポイントシステムを導入する。
バス車内の停名表示器を更新し、複数先までの停留所名の表示を可能にする。

(スケジュール)
・令和元年度末~令和2年度 システム構築
・令和2年度中 バス料金箱更新、乗車口IC読取り機設置
・令和2年度末 ICカードの2タッチ化を実施。乗車ポイントシステム運用開始(バス)
・令和3年度 取得データを活用した路線の見直しの検討

(2)市バス配置基準の策定に向けた検討 450万円
輸送力の配分基準を定めた「市バス配置基準」の策定に向けた検討を行う。
(スケジュール)
・令和2年~3年度 有識者会議の設置および基準検討
・令和3年度上半期 市バス配置基準策定

5.市バス運行情報の充実 2711万円
検索サイトでも市バスのリアルタイムの運行情報(遅延時間等)をスマートフォン等で確認できるようにシステムを改修する。
(スケジュール)
・令和2年度 システム改修
・令和3年度中 サービス運用開始

6.海岸線の活性化 2000万円
令和3年度中に、神戸市総合児童センター(子ども家庭センター・こべっこランド)が地下鉄和田岬駅北部に移転を予定していることから和田岬駅のトイレ改修等を行う。
また、ストリートピアノの設置を促進する。

7.西神・山手線ホームドアの設置(債務負担限度額 52億6483万円)
令和2年度は、谷上駅を含む16駅のホームドア設置に向け、設計・施工・監理を実施する事業者を決定する。
令和5年度中に西神・山手線全駅にホームドアを設置完了させる。

8.新型車両の導入 53億1293万円(債務負担限度額42億1905万円)

西神・山手線車両全編成の更新を行う。
既に契約済みの28編成については令和4年度までに順次導入する。令和2年度は6編成を導入する。
また、北神線車両については、令和5年度を目途に全編成を更新する。

9.地下鉄駅施設のユニバーサル対応の推進 6億8309万円

湊川公園駅のエレベーター増設工事に着手。
新神戸駅の改札内下りエスカレーター設置工事の完了。
長田駅のエレベーター更新.
西神・山手線三宮駅では、バリアフリー経路を確保する東西連絡通路の整備を進め、令和2年度中に供用を開始する。

10.乗客増対策の推進 1226万円
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北神急行、市営化10年で黒字基調 神戸市が収支見通し <2019/10/24 06:40神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市は2019/10/23、2020/06から市営地下鉄西神・山手線との一体的運行を目指す北神急行電鉄について、市営化後の収支見通しを示した。市営化当初は多額の減価償却費を計上するため赤字となるが、約10年後から黒字基調で推移し、40年目で累積損益が黒字に転じるとしている。

 2019/10/23の神戸市会企業建設委員会で明らかにした。北神急行は谷上と新神戸の2駅を結び、2020年の市営化後、谷上~三宮の運賃は現在の550円のほぼ半額の280円になる見込み。

 2021~2028年度の純損益は期間平均で4億2500万円の赤字だが、2029~2038年度は期間平均で6100万円の黒字に転じ、市営化40年目の2059年度は3億2400万円の黒字を確保できると予測。累積損益は2028年度、33億3900万円の赤字だが、徐々に改善し、2059年度に黒字に転じる見通し。
 現在、北神急行の乗降客数は1日約2万4500人。市営化後は、運賃値下げの影響で1日約3万3400人まで増えるとしている。その後は人口減少に伴い漸減するが、2059年度まで1日約3万人を維持すると見込む。

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# バス路線(市バス64系統)の短縮を行わない限り、そんなに増えないと思うけど。
神戸空港へのアクセス強化へ 道路、ポートライナー改善 <2019/2/17 06:30 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市は2019年度、市街地から神戸空港方面への交通アクセスの強化に着手する。
 新神戸駅付近と空港方面を直結する都市計画道路「生田川右岸線」(約1.5km)の車線拡張や、空港までつなぐポートライナー三宮駅のホーム延伸工事を設計し、早ければ2020年度に実施する。神戸空港は2019/02/16で開港から13年。民営化に伴う3空港一体運用による利用増を見据え、本格的な交通網の改善に乗りだす。

 生田川右岸線は、神戸空港が開港した2006/02に全面開通。片側2車線で布引交差点と磯上通1交差点を結び、付近には新神戸トンネル、山麓バイパス、阪神高速3号神戸線の出入口がある。途中の新生田川橋交差点から浜手幹線の一部などと連絡し、港島トンネル経由でポートアイランドにつながる。
 結節点のため交通量が多く、朝夕ラッシュ時などの渋滞が課題に。神戸空港の利用者増や三宮の再整備などで交通量のさらなる増加が見込まれることから、神戸市は片側3車線を基本に拡張する方針。右左折レーンを増やすなど交差点も改良し、渋滞解消を図る。
 工事実施に向けた設計のため、2019年度当初予算案に約1億3000万円を計上した。拡張によって、新神戸~神戸空港で連節バスを導入する場合にも対応しやすくなるという。

 ポートライナーでは、三宮駅の朝夕の混雑緩和へ、三宮駅ホームを東へ約20~30m延伸する方針。補完機能として、ポートアイランド方面へのバス路線の再編や増便なども検討する。2019年度当初予算案に計約1億1000万円を盛り込んだ。
 また、神戸市は2018年度、ポートライナーの輸送力増強へ、現在の6両編成を8両編成へ増やす場合の手法や費用などを調査。2019年度はさらに検討を進めるといい、担当者は「公共交通の在り方を総合的に考える」と話す。

 一方、神戸市は2019年度、神戸空港利用者へのリムジンバスのPRも強化。神戸市空港推進課は「新神戸駅、三宮駅の両駅から22分。スーツケースなど大きな荷物のある人には特に便利で、利用促進を図りたい」としている。
神戸市は2018/07/11、北神急行(谷上~新神戸)で通学する高校生に、2学期開始の9月から通学費を一部助成すると発表した。
 助成対象は2017年度実績で約1,000人。2018年度当初予算で広報費なども含む1,800万円を計上している。
 北神急行谷上駅の定期券発売所で購入する場合に限り、助成金を差し引いた額で購入できる。
 助成額は1カ月定期で1,500円、3カ月は5,000円、6カ月は10,000円、北神急行独自の学期ごとの定期は一律5,000円。
 3カ月定期の場合、24,600円が19,600円になる。2018/08/18から購入可能。

 通学利用者の大半は神戸市営地下鉄(初乗り210円)と神戸電鉄(初乗り170円)を乗り継いでおり、路線ごとに初乗り運賃が発生する。北神急行は運賃が360円と、利用者から高額との指摘があることに加え、県立高校の学区再編で遠距離通学者が増え、生徒や保護者から助成の要望が多く寄せられたという。

ホームドア全駅設置へ 神戸市営地下鉄西神・山手線 <2018/07/05 06:30 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市交通局は2018/07/04、神戸市営地下鉄西神・山手線の全16駅に転落防止用のホームドアを設置する方針を神戸市会企業建設委員会で明らかにした。既設の三宮駅も含め、費用は総額約50億円。神戸市の一般会計からの拠出や国の補助金も絡むため時期は流動的だが、交通局は2023年度の設置完了を目指す。初導入された三宮駅では、転落事故だけでなく駆け込み乗車もなくなるなど効果が表れているという。

 交通局によると、既設の三宮駅に続き、先行的に新長田、名谷、西神中央の3駅について2018年度から設計を開始し、2020年度に設置する計画。残る12駅については、2021~2022年度に設計し、2023年度の設置を見込む。2022年度までに西神・山手線を走る全車両を新型(6000型)に更新する予定で、現在手動で開け閉めしているホームドアが、車両ドアの開閉と連動するようになるという。

 設置費用は、約半分が神戸市の一般会計、約1/4が国の補助金、残る1/4を交通局が負担する方針といい、国や神戸市の財政状況によっては設置が遅れる可能性もある。

 2018/03/03にホームドアの稼働が始まった三宮駅では、ドア18枚を2ホーム分設置するのに計約2億4000万円かかった。車両ドアと別にホームドアを開閉するため10秒ほど長くかかるが、停車時間内で調整し、ダイヤに影響は出ていないという。西神・山手線全線で年間十数件あったという転落事故も、ドア設置後の三宮駅ではゼロ。整列乗車が徹底されるなど副次的な効果も出ているという。

 2017年度の駅別乗降客数(1日)は、三宮=約12.2万人、新長田=約4.2万人、名谷=約5.4万人、西神中央=約5万人。

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地下鉄より安全に 可動式ホーム柵稼働 神戸・三宮 <2018/3/3 22:46神戸新聞NEXT>を編集

 ホームからの転落を防止するための可動式ホーム柵が2018/03/03、神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅で稼働を始めた。神戸市営地下鉄では初めて。
 三宮駅は1日平均の乗降客が約12万人と、神戸市営地下鉄の駅で最も多い。上下線の両ホームに設置された。

神戸地下鉄と阪急乗り入れ 新神戸、長田駅など候補 <2017/11/24 06:00 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市営地下鉄西神・山手線(新神戸~西神中央)と阪急神戸線(梅田~神戸三宮)の相互直通構想で、神戸市と阪急電鉄が接続地点として三宮駅に加え、新神戸駅や長田駅なども候補として検討していることが2017/11/23、関係者への取材で分かった。
 本年度から両者の幹部級で本格協議を始め、神戸市長の久元喜造が2017/10の神戸市長選で相互直通の検討を公約に掲げ再選し、協議加速の機運が高まった。両者は年度内にも、実現可能な2~3案に絞り込む。

 両線の接続ルートについて、阪急側はこれまで「王子公園駅の西側から地下に潜って三宮駅でつなぐ」案を公表してきたが、両者はその他にもさまざまな案を検討している。

 有力案の一つとして、阪急王子公園駅と地下鉄新神戸駅の間を地下で結ぶ案が検討されている。阪急の乗客が新幹線を利用しやすくなる他、新神戸駅一帯の賑わいづくりにつながる。また、市道の地下にトンネルを掘るため用地を確保しやすい上、三宮に比べて地下空間が広く取れるという。

 一方、三宮の西側では、地下鉄の長田駅や板宿駅が候補に挙がる。既にある神戸高速線を利用するので工事費が抑えられるほか、神戸市が再開発に注力する新長田地区の活性化も期待できるという。西側を接続地点とした場合、阪急に加えて阪神電車とも相互直通が可能になる利点がある半面、阪神電気鉄道、神戸高速鉄道、山陽電気鉄道とも協議が必要になる。

 阪急電鉄社長の杉山健博は2017/11/14の記者会見で「(神戸市と)スピード感を持って協議していくことになる」と述べた。神戸市長の久元も2017/11/20の会見で「(阪急電鉄との)協議のスピードをアップしたい」と応じた。
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神戸地下鉄と阪急乗り入れ 1000億円超の費用課題 <2017/11/24 06:00 神戸新聞NEXT>を編集

 阪急神戸線と神戸市営地下鉄西神・山手線の相互直通は、阪急側が長年唱え続けた悲願ともいえる構想で、人口の維持・増加に力を入れる神戸市と思惑が重なったため、協議が一気に加速している。ただ、最低でも1000億円に上ると見込まれる事業費など乗り越えなければならない課題は多く、実現までの道のりは平坦ではない。

 相互直通構想が浮上したのは2004年にさかのぼる。近畿圏の交通の在り方を審議する近畿地方交通審議会に、既存施設の改良を検討すべき事業として阪急が提案し、近畿運輸局長への答申に盛り込まれたのがきっかけだ。阪急にとっては地下鉄の乗客を取り込めるほか、神戸三宮駅を地下化することで地上を有効活用できることが利点とされる。しかし、神戸市側はまちの中心である三宮が通過駅になることを懸念し、話し合いに応じてこなかった。

 転機となったのは2013年、久元喜造の神戸市長就任だ。従来の神戸市の姿勢に「あまりにも後ろ向きではないか」と疑問を投げ掛ける久元は、相互直通によってまちのにぎわいが増した他都市の事例は多いとして「沿線への定住を促進することで沿線各駅に人を呼び込める大きな可能性がある」との考えを示した。

 2014年度から実務者レベルで勉強会を開き、市内交通網の在り方や旅客動向の変動予測、まちづくりへの影響、接続のための技術・工事上の課題の検証などに取り組んでいる。

 最大のネックは、どの接続案でも1000億円は下回らないという巨額の事業費とその財源だ。神戸市側は急行運転による時間短縮など利便性向上の効果が、費用に見合うのかを検証する一方、阪急も乗客増加や再開発によって投資を回収できるのかを精査している。

 また三宮のターミナル機能低下についても、駅前の商業施設からは「乗り換えがあってこそ商業は成立する」と懸念の声が上がる。久元は2017/11/20の会見で「(相互直通による)懸念があることを踏まえながら、ターミナル機能が低下しないようにどうするかを検討しなければならない」と、本格的な検討を進める意向を示した。
神戸市営地下鉄 県庁前駅で火災 運休や遅れ相次ぐ <2017/07/30 12:05 神戸新聞NEXT>を編集

 2017/07/30 4:40頃、神戸市営地下鉄「県庁前駅」構内(神戸市中央区下山手通5)で、職員が電源を入れたエスカレーターから白煙が上がった。白煙は一時収まったが、業者が5:30頃に点検しようとした際、出火した。エスカレーター1基を焼いて、約40分後に消えた。

 神戸市消防局と生田警察署などによると、煙が出たのは改札と西行きホームを結ぶ下りエスカレーター。構内にいた客8人と駅係員3人が避難し、怪我人はなかった。生田消防署などが原因を調べている。

 構内には煙が立ちこめ、周辺に焦げた臭いが広がったという。駅構内のコンビニエンスストアに勤める男性は「5:30頃に出勤した。照明の消えた真っ暗な駅構内に煙が充満していた。すぐ西出口に向かって逃げた」と驚きを隠せない様子だった。

 この影響で、36本が運休し、最大で約2時間40分遅れ、5500人に影響した。
神戸の路面電車復活調査 次世代型 全市域対象に <神戸新聞 2014/1/3 06:30>を編集

 神戸市が2014年度から、次世代型路面電車LRT導入の可否について、全市域を対象に調査・検討に乗り出す方針であることが分かった。人口減少、超高齢化社会に対応した交通機関として可能性を探る。神戸では1971年まで市街地を走る市電が市民の足だったが、車社会の波に押され姿を消した。再び路面電車が優雅に走る光景がよみがえるか。(黒田勝俊、田中陽一)

 LRTについて、2013/11に就任した神戸市長の久元喜造(59)は市長選の公約で導入検討を掲げていた。阪神淡路大震災で悪化した神戸市の財政は、前市長・矢田立郎の行革により全国の政令市の平均程度まで回復。これを受け、久元は都心部の再整備とともに、新たな交通ネットワークの形成に意欲を見せている。

 久元は神戸新聞社の取材に対し「1年以内に策定を目指す都心再生プランにLRTを入れる可能性は排除しない」と言及。「都心の道路はかなり混雑している。LRTはあまり坂道に適さない。道幅が狭い場所も駄目」と課題点を指摘しつつも「全市の中でどこで走らせるのが一番効果的か、という観点から2014年度中には検討したい」としている。

 LRTは1980年前後から欧州などで普及。従来の路面電車と比べて高速運転ができる上、車両の床が低く振動・騒音も少ないため、高齢者や障害者らも乗りやすい。二酸化炭素排出量の削減にもつながり、地下鉄やモノレールなどに比べて建設コストも抑えられる、とされる。

 日本では富山市で2006年、車に依存しないコンパクトな街づくりの一環として全国初の本格的LRT「富山ライトレール」が導入された。岡山市、広島市などの路面電車も一部がLRT化されている。

 神戸市も2007年、路面電車に見立てたバスを都心部で走らせ、影響を調べる社会実験を実施。神戸市議会でもかねて「LRTそのものが観光資源になる」として要望する声があるが、自動車交通や既存交通機関への影響、採算性などの課題もある。
国語辞典が地下鉄を止める 戸袋に挟まれ 1.5万人影響 <MSN産経 2012/07/02 12:46>を編集

 2012/07/02 08:30頃、大阪市営地下鉄谷町線天満橋駅で、ホームに停車中の大日発八尾南行き車両の戸袋に、乗客の国語辞典が挟まり取れなくなった。駅職員が作業にあたったが撤去できず、谷町線は一時運転を見合わせ、この電車を回送とした。
 大阪市交通局によると、国語辞典は厚さ約3cm。ドア付近にいた男子高校生の辞典で、ドアが開く際に巻き込まれたとみられる。担当者は「傘や雑誌が挟まれるケースはあるが国語辞典は聞いたことがない」という。
 谷町線では、07時ごろにも車両故障があり、一連のトラブルで下り1本が運休、上下37本が最大約20分遅れ、約1.5万人に影響が出た。
神戸市営地下鉄でも駅員喫煙 三宮駅など全面禁煙後 <神戸新聞 2012/03/16 15:25>を編集

 神戸市営地下鉄の駅で勤務する神戸市交通局の職員が、駅構内が全面禁煙となった2011/05末以降、空き室や倉庫で喫煙していたことが神戸市への取材で分かった。駅業務を管理する課長級の男性職員2人が無断で許可していたという。神戸市交通局は2012/03/16付でこの課長級職員2人と、安全管理を統括する部長級の職員1人を厳重注意処分する方針。

 2012/02下旬の地下鉄梅田駅の火災を受けて大阪市が調査したところ、全面禁煙の駅構内で駅員が日常的に喫煙していたことが発覚。これを受けて、神戸市交通局は駅構内の禁煙徹底をあらためて通知したが、その後も職員の喫煙は続いていた。2012/03上旬、神戸市議のもとに情報が寄せられ、指摘を受けた神戸市交通局が内部調査し判明したという。
 神戸市では2011/05末、市役所、区役所、市営地下鉄の駅構内を全面禁煙に。しかし24時間交代で勤務する駅員から「地下にある駅では、終電後にシャッターを閉めた後、地上まで喫煙しに行くのは時間がかかる」などの訴えがあり、担当課長が独断で会議室や倉庫など特定場所での喫煙を認めたという。三宮駅では、空き室となった旧忘れ物取扱所が喫煙場所となっていた。
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# ダメゼッタイ。タバコ、麻薬、覚醒剤。
大阪地下鉄梅田駅火災:地下鉄梅田駅など6駅で駅員が喫煙 禁煙通知後も <MSN産経 2012/03/05 20:53>を編集

 大阪市営地下鉄梅田駅で2012/02/22に起きた火災に関連し、大阪市交通局内で禁煙徹底を促す通達が火災12日前に出されていたにもかかわらず、梅田駅を含む6駅で駅員の喫煙が続いていたことが2012/03/05、大阪市交通局の調査で分かった。通達を機に完全禁煙を徹底させていれば火災を防げた可能性もあるだけに、担当者は「身内に甘く、自らを律することができなかった。お恥ずかしい限り」としている。

 完全禁煙ができていなかったのは、梅田管区に属する6駅(梅田、中津、西中島南方、新大阪、東三国、江坂)。駅長室にあった分煙コーナーなどで喫煙していた。地下鉄鶴見緑地線の乗務員による車内喫煙が発覚したことを受け、2012/02/10に全面禁煙を指示する通達が出されていた。通達を受け、多くの駅では全面禁煙が実施されたが、6駅では喫煙が続けられていた。梅田管区駅長(55)は「軽率な判断をしてしまった」と話している。

 地下鉄の駅構内は1995年から終日禁煙を実施。駅長室や休憩室に限り職員の喫煙を認めていたが、受動喫煙防止の観点から2011年度末をめどに全ての駅で完全禁煙する方針を決めていた。

 また、今回の火災では、ごみの保管が認められていない倉庫がごみ置き場として使用されていたことが発覚しており、全駅調査をしたところ、7カ所の倉庫が本来の使用目的とは異なる目的で利用されていることが分かった。住之江公園駅では倉庫を乗務員の一時待機所として利用し、2011/03までは喫煙もしていたという。

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市営地下鉄御堂筋線梅田駅での火災に伴う各種点検・調査結果について <大阪市交通局 2012/03/05>を編集

 大阪市交通局は、2012/02/22の市営地下鉄御堂筋線梅田駅の火災及び大阪市北消防署からの立入検査結果通知を受け、市営地下鉄の全133駅で点検を実施し、その結果を取りまとめましたのでお知らせします。
 今回の点検・調査結果を真摯に反省し、改めて施設管理の徹底及び職員の防火意識の向上など再発防止に万全を期すことにより、お客さまに安心してご利用いただけるよう努めてまいります。

【駅構内の倉庫の点検について】
1 期間
 2012/02/23~02/28

2 場所
 市営地下鉄全駅の倉庫(133駅、811か所)

3 方法
 各駅長が倉庫の状況について、火気の使用や休憩室としての使用及び塵芥置場(一時保管を含む)としての使用等、倉庫の用途に合わない使用がないかを点検しました。

4 結果
 7駅7か所の倉庫で用途に合わない使用がありました。(別紙1-1参照)

5 当面の対策
 倉庫の用途に合わない使用については、2012/02/29までに全て是正しました。

別紙1-1

1.御堂筋線 中津駅 北南改札
 塵芥置場がなかったため、当局が倉庫を塵芥置場として使用させていた。
 →新たに塵芥置場を指定し使用を開始した。

2.御堂筋線 梅田駅 B階段下
 売店業者が当局の指定した倉庫を休憩室として使用していた。
 →中の物を全て移動し、使用を禁止した。

3.四つ橋線 四ツ橋駅 北中階
 塵芥置場がなかったため、当局がスチール物置を塵芥置場として使用させていた。
 →塵芥置場を地上部出入口横スチール物置に変更した。

4.御堂筋線 大国町駅 南中階
 駅清掃委託業者が駅構内のごみの一時保管置場として倉庫を使用していた。
 →一時保管を禁止し塵芥置場に移動させた。

5.四つ橋線 住之江公園駅 B階段下
 車内清掃委託業者が休憩室及び車内ごみの一時保管場所として使用していた。
 →用途に合わない使用を禁止した。

6.千日前線 南巽駅 A階段下
 乗務員が一時待機場所として使用していた。
 →用途に合わない使用を禁止した。

7.御堂筋線 なかもず駅 C階段下
 車内清掃委託業者が休憩室及び車内ごみの一時保管場所として使用していた。
 →用途に合わない使用を禁止した。

【エスカレーター併設階段下倉庫の点検について】
1 期間
 2012/02/27~02/28

2 場所
 エスカレーター併設階段下倉庫(地上駅を除く20駅、27か所)

3 方法
 エスカレーターと壁との間に隙間が生じていないかを、職員が目視により点検しました。

4 結果
 15駅19か所で隙間を確認しました。(別紙1-2参照)

5 当面の対策
隙間のあった倉庫は、隙間処理が終了するまでの間、中の物を全て移動し使用を禁止しました。

別紙1-2
エスカレーター併設階段下倉庫で隙間のあった駅

御堂筋線:3駅6か所(梅田 4か所、動物園前、昭和町)
谷町線:8駅9か所(大日、守口、天神橋筋六丁目 2か所、中崎町、天満橋、天王寺、駒川中野、喜連瓜破)
四つ橋線:2駅2か所(西梅田、肥後橋)
千日前線:2駅2か所(なんば、小路)
合計:15駅19か所

【防災盤と非常放送盤との間の渡り配線の調査について】
 梅田駅において、防災盤(火災報知器)と非常放送盤との間の渡り配線が接続されていない状況であったことを受け、設備を設置した2008年度以降の、梅田駅の火災対策関連工事及び点検を行った業者に対して、次のとおり調査しました。

1 期間
 2012/02/24~03/04

2 対象
 駅長室関連工事及び点検を行った22業者(29件)

3 方法
 防災盤(火災報知器)と非常放送盤との間の渡り配線の工事内容及び接続されていない状況であった点について、聞き取り調査を行いました。

4 結果
 防災盤(火災報知機)と非常放送盤との間の渡り配線を取り替える際に、梅田駅の改良工事による埃が端子に入ることを避けるため、2010/01頃に防災盤(火災報知器)の端子から渡り配線を外さずに端子近辺で切断し、その箇所を圧着端子で接続していたことが確認できました。
 また、その状況で2010/09/30に連動試験を行い、非常放送が正常に流れたことも確認できましたが、連動試験後、圧着端子部分で渡り配線が外れたことについては原因究明に至りませんでした。

5 今後の対策
 何らかの原因により圧着端子部分において接続されていない状況が発生したことから、今後は防災盤(火災報知器)と非常放送盤との渡り配線の途中で圧着端子を使用せずに1本の配線で接続します。
 また、点検にあたっては、防災盤(火災報知器)との連動を行っている非常放送盤について、防災盤(火災報知器)を作動させて総合的に連動機能を確認していく予定です。

【駅長室、清掃作業員休憩所での喫煙に関する調査について】
 駅長室、駅清掃作業員の休憩所は、防火設備が整っており、従前は喫煙を認めていましたが、現在は全面禁煙としています。
 しかしながら今回の梅田駅構内での火災発生を受け、改めて発生日現在の駅長室、休憩所での喫煙状況を確認したところ、次のとおり喫煙を行っていたことが判明しました。
 なお、倉庫での喫煙については、すべての駅及び駅清掃業者から、行っていないことを確認しています。

1 喫煙の状況
 ・駅長室
  梅田管区駅(梅田、中津、西中島南方、新大阪、東三国、江坂の6駅)では、禁煙を徹底した管理課長通達(2012/02/10付)にもかかわらず、管区駅長が禁煙措置をとらずに分煙を行っており、火災発生後から禁煙措置をとっていました。
 ・駅清掃作業員休憩所
  駅清掃を委託している全9業者のうち5業者が、2011/05/09に駅務課の指示した休憩所での禁煙を徹底できておらず、うち2業者は火災発生当日まで喫煙を行っていました。なお、この2業者には今回の火災が発生した梅田駅倉庫での喫煙を認めた毎美エンジニアリング株式会社が含まれています。

2 対応
 管区駅長、駅務運輸長に厳重注意を行うとともに、防火管理者としての意識の徹底を行いました。
 駅清掃業者に対しては、厳重に注意を行うとともに、禁煙の徹底を再度指示しました。
 今後、それぞれ厳正に対処する予定です。

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非常放送不備、後絶たぬ喫煙…次々浮かぶ課題 <MSN産経 2012/02/29 10:21>を編集

 大阪市営地下鉄梅田駅で起きた火災から2012/02/29で1週間。火の手は約30分で消し止められたが、他路線や日本最大級の地下街に直結する一大ターミナルは混乱し、火災に対する脆弱さを露呈した。その後も、火元の倉庫で喫煙が常態化していたことや、自動で流れるはずだった非常放送が配線の不備で流れなかったことなど新たな問題も判明。都会の地下街で起きた火災は実際の被害以上にさまざまな課題を投げかけた。

■迅速な避難も…

 火災が発生したのは、通勤ラッシュが残る22日午前9時ごろ。ホーム北側の倉庫から火の手が上がり、たちまち煙が広がった。

 大阪市交通局によると、出火当時はちょうど上り電車(10両編成)が駅に進入するところで、運転士が煙を確認。前6両分を駅に入れて停車し、手動で扉を開けて乗客を降ろした。下り電車は出火直前に駅に到着。乗降中に火災が起きた。
 駅員の交代直後でたまたま職員数が多く、約40人の駅員が避難誘導に当たった。約3000人の利用客は10分ほどで改札外に避難。交通局の担当者は「大きな混乱はなく、スムーズに避難誘導できた」と話す。
 しかし、駅の上は混乱していた。煙が立ちこめた地下街「ホワイティうめだ」では、警察官や駅員らが地上への避難を呼びかけ、現場に近い約60店舗が一時営業を見合わせたほか、百貨店も開店を遅らせた。地上も、避難した人たちで混み合った。

■自動非常放送流れず

 火災から2日後、大阪市交通局側の不備が判明した。自動の非常放送が流れていなかった問題。構内の店舗からの指摘を受けて確認したところ、装置の配線が途中の接続部分で外れていた。大阪市交通局は、工事などの際に外れた可能性もあるとみて原因を調べているが、装置の定期点検では異常に気付かなかったという。大阪市交通局は、職員の肉声による構内放送が行われたため「誘導に問題はなかった」としている。しかし、消防局の立入検査では、委託先の清掃会社が火元の倉庫を基準に反してごみの仮置き場としていたことも判明。管理の甘さが浮かび上がった。

■後絶たぬ喫煙

 さらに、問題となりそうなのが出火原因だ。火元の倉庫では委託会社の作業員らの喫煙が常態化し、出火当日の朝には喫煙後、たばこの火を消さずに空き瓶に入れていたことが大阪市交通局の調査で発覚。出火原因は確定していないが、大阪市交通局はたばこの火の不始末と断定されれば業者への損害賠償請求も辞さない構えだ。

 地下鉄構内は2011/04以降、全面禁煙となっている。しかし、利用客の喫煙も後を絶たず、ホームで吸う人もいるという。大阪市交通局の担当者は「喫煙しているお客さんを見つければ注意するが、隠れて吸う人も少なくない」。清掃作業員の一人も「駅でたばこの吸い殻を拾うことはよくある。実際に吸って歩いている利用客も見かける」と打ち明ける。
 ホワイティうめだも、店舗内などを除き、共有部分は終日禁煙だが、通路やトイレなどで隠れて喫煙する人がいるという。管理者側は、防犯カメラなどで確認して警備員が注意するようにしているが、「抜本的な解決策にはなっていない」と頭を痛めている。
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# だってタバコは麻薬だもの。

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3割超が防火基準 不適合駅 大阪市営地下鉄 <MSN産経 2012/02/29 07:40>を編集

■36駅が不適合

 大阪市営地下鉄で、火災発生時に重要な避難経路となるホームとコンコースを結ぶ階段に、国土交通省の地下鉄火災対策基準で設置を求められている防火防煙シャッターを完備していない駅が、設置対象全体の3割超に上ることが2012/02/28、大阪市交通局への取材で分かった。
 2012/02/22に火災が発生した御堂筋線梅田駅でも1カ所で整備されていなかった。予算の問題が要因の一つで、大阪市交通局は「2013年度までに全駅で基準を満たせるようにしたい」としているが、防火基準に適合していない駅が当面存在し続けることになる。

 大阪市交通局によると、大阪市営地下鉄は全9路線で計133駅あり、うち防火防煙シャッターが必要な駅は、地上駅などを除く115駅となる。しかし2012/03末までにシャッターの整備が完了するのは79駅で、36駅はその後も未整備状態が続く。
 
■梅田駅の1カ所は着手できず

 火災が起きた梅田駅では計10カ所の階段のうち9カ所で整備が完了しているが、1カ所は未設置のまま。現在、当該の階段付近で別の工事を行っているため、設置に着手できない状況だという。

 国交省による地下鉄の火災対策基準は1975年、旧運輸省時代に作られたが、2003/02に韓国・大邱市で起きた地下鉄放火事件で、車両火災で発生した有毒ガスが防煙設備が十分でないため駅構内に充満し、煙に巻かれるなどして198人が死亡したことを受け、2004/12に基準を改正。ホームとコンコースを結ぶ階段に防火防煙シャッターを設置することなどが盛り込まれた。大阪市交通局は基準改正後、順次整備を続けているが、全駅での完備は約2年後になる見通しで、不安を残す形となっている。

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大阪地下鉄梅田駅火災:自動非常放送流れず 配線解除か <2012/02/24 23:46 共同通信>を編集

 地下鉄梅田駅の火災で、大阪市交通局は2012/02/24、火災を自動的に知らせる非常放送が流れないミスがあったと明らかにした。配線の接続を解除したまま放置していたとみられ、大阪市交通局が詳しい経緯を調べている。

 大阪市交通局によると、火災を感知すると駅長室の火災報知機のランプが点灯。駅員が現場確認に向かうと同時に、報知機と配線でつながった非常放送盤から火災の危険性を呼び掛ける自動音声の放送がホーム、改札、周辺のテナントに流れる仕組みになっている。

 しかし2012/02/22の火災では配線が外れており、自動音声が流れなかった。

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# 2012/01/21から梅田駅は改装工事中で、天井を剥いでいる。

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市営地下鉄御堂筋線梅田駅での火災及び再発防止について <大阪市交通局 2012/02/24>を編集

 大阪市交通局は、2012/02/22に市営地下鉄御堂筋線梅田駅ホーム階倉庫において発生した火災について、大阪市北消防署から立入検査結果通知書を受領しました。また、2012/02/22の火災発生時に梅田駅構内で非常放送が流れなかった事実が判明しました。
 これらを受け、市営地下鉄における火気管理を徹底するため、駅施設の巡視の強化、管理状況の点検、各清掃委託業者への指導など、火災の再発防止に努めます。

【大阪市北消防署からの立入検査結果通知書について】
通知された不備欠陥事項
地下鉄梅田駅
1 駅舎全体の火気管理の徹底を図り、火災の再発防止に努めること
2 出火した階段下倉庫の区画については、「地下鉄道の火災対策に係る設計基準」平成22年2月10日消設第923号第4.1.(3)に適合させること(可燃物を置くなど倉庫の用途に合わない使用をしないこと及びエスカレーターと壁との隙間を生じさせないこと)

【火災発生時に非常放送が流れなかった事実について】
1 概要
 2012/02/22 09時頃の梅田駅での火災発生時に、感知器の発報により、火災の発生した旨を知らせる非常放送が流れなかった事実が判明しました。調査の結果、防災盤(火災報知器)と非常放送盤との間の渡り配線が接続されていない状況であることを確認しました。

2 処置
 2012/02/22 20:17復旧作業を完了し、2012/02/23深夜に非常放送が流れることを確認しました。

3 対策
 全駅(133駅)の非常放送について直ちに点検を実施します。

4 原因
 現在調査中

5 点検状況
 自動火災報知器点検 2011/11/16
 非常放送法定点検 2012/02/03

【火気管理の徹底と再発防止について】
 今回通知された不備欠陥事項や新たに判明した事実について真摯に受け止め、速やかに対処するとともに、駅舎全体の火気管理の徹底を図り、再発防止に努めます。

1 全駅長に「駅施設の管理の徹底について」の通知
 ・全職員、関係者への事態の周知
 ・職員一人一人の防火意識の更なる高揚
 ・ホーム等を含めた巡視の強化
 ・管理しているすべての倉庫の点検と管理の徹底

2 各駅長による施設の使用及び管理状況の点検と是正
 管理しているすべての倉庫を点検し、次の事項について、不適切な使用を漏れなく調査する。
 ・倉庫の用途が正しく使用されているか、
 ・火種となるものは置いていないか、
 ・休憩室として使用していないか、
 ・塵芥置き場として使用していないか(ごみの仮置きも含む。)等
 問題が認められた倉庫については、駅長が直ちに適正な使用状況に是正し、駅施設の管理の徹底に努めていく。

3 各清掃委託業者への指導
 全社(9社)に対し、下記事項を、再度教育及び周知徹底を図るように申し伝えた。
 ・塵芥置き場以外に清掃用具入れとして使用している倉庫等に、塵芥を一時的に保管している駅があれば、早急に塵芥を塵芥置き場へ移し、今後、塵芥置き場以外に保管しないこと。
 ・作業員室の全面禁煙について、再度全作業員に教育し、周知徹底すること。
 ・塵芥置き場の施錠は確実に行うこと。
 ・回収したごみ袋内に吸殻等による火種がないかの確認。

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大阪地下鉄梅田駅火災:作業員の喫煙常態化 <MSN産経 2012/02/23 15:07>を編集

 大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅の火災で、火元の倉庫を清掃する業者の男性従業員(67)が大阪府警と大阪市交通局の聴取に対し「倉庫でたばこを吸い、空き瓶に捨てて放置した」と説明していることが2012/02/23、捜査関係者への取材で分かった。

 現場に他に火の気はなく、大阪府警は火の不始末が原因とみて捜査。従業員は大阪市交通局に「2011/12ごろから日常的に倉庫で吸っていた」とも説明、大阪府警は倉庫での喫煙が常態化していたとみている。大阪市交通局は駅構内での喫煙を禁止している。

 大阪府警と大阪市交通局によると、駅構内の清掃は大阪市福島区の警備会社に委託。男性従業員は07:00すぎに出勤し、ごみを回収したり倉庫で仕分け作業をしたりした後、08:30ごろから約15分間、倉庫で喫煙したと説明。控室からインスタントコーヒーの空き瓶を持ち出し灰皿代わりにし、たばこを入れたまま放置したとも話しているという。
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# ダメ絶対。タバコ、麻薬、覚醒剤。

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大阪地下鉄梅田駅火災:作業員のたばこ不始末原因か <MSN産経 2012/02/23 01:26>を編集


火災現場となった倉庫の内部。焼けた掃除用具などが残っていた=2012/02/22 16:35 大阪市北区(彦野公太朗撮影)

 大阪市営地下鉄梅田駅の火災で、一時、梅田駅を通過して運行していた御堂筋線は2012/02/22 16:30に通常運行を再開し、発生から7時間半後に全面復旧した。捜査関係者によると、清掃作業員が「倉庫内でたばこを吸った」と説明しているといい、大阪府警曽根崎警察署は、火の不始末で火災が起きた可能性もあるとみて、詳しく事情を聴いている。

 大阪市交通局によると、搬送された運転士ら2人の他、駅職員ら15人が煙を吸うなどし、病院で手当てを受けた。いずれも軽症で、利用客に怪我はなかった。

 一方、倉庫には出火の約1時間前、清掃作業員が駅構内で回収したごみを運び込み、扉を施錠していたという。消火活動後、火元となった倉庫には焼けた掃除用具などが残り、倉庫上のエスカレーターにも黒い煤が広がっていた。
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# ダメ絶対。タバコ、麻薬、覚醒剤。

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大阪地下鉄梅田駅火災:警察は火元倉庫の施錠状況など調べる <MSN産経 2012/02/22 12:42>を編集

■御堂筋線は運転再開も梅田には止まらず

 2012/02/22 09:00頃に大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(大阪市北区角田町)のホーム北側倉庫で起こった火災のため運転を見合わせていた御堂筋線は、10:40頃に運転を再開した。ただし13:30時点で梅田駅には止まらず、通過している。

 大阪市交通局などによると、御堂筋線は火災のため33本が遅れ、約11.8万人に影響が出た。ホームや地下街などにいた利用客約3000人が地上に避難。他に、梅田駅周辺の地下街が一時封鎖されるなど、駅周辺は避難客らで混雑した。


 大阪府警曽根崎警察署などによると、倉庫は床面積約30平方メートルでほぼ全焼。ホーム北側のエスカレーターの下にあり、掃除用具や収集されたごみが保管されている。清掃の委託業者が管理しているが、通常は鍵がかかっているという。曽根崎警察署が施錠状況や出火原因を調べている。

■タクシー、地下街、地上も大混乱

 乗客らが避難した地上も大混乱。周辺のタクシー乗場は、タクシーに乗り換えようという通勤客らの長蛇の列ができ、周辺の商業施設も営業を一時見合わせたり、開店時間を遅らせるなどの対応に追われた。

 地下街「ホワイティうめだ」は、約200店舗のうち火災現場に近い約60店舗が一時、営業を見合わせ。買い物客らに向けて「火災が発生し、御堂筋線と阪神方面のシャッターは閉鎖されてます」などと放送を流していた。

 阪神百貨店は、10時の開店を30分遅らせた。開店前には地下1階の食料品売場の社員らを店外に避難させるなどの措置も取った。

 阪神百貨店理容室の従業員は「開店準備をしていたら、火事だから逃げろといわれ、地上に逃げたら、排気口から煙がもくもく上がっていた」と話していた。 

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御堂筋線梅田駅で火災、客3000人避難 地下街60店舗営業見合わせ <MSN産経 2012/02/22 11:59>を編集

 立ちこめる白煙が通勤ラッシュを襲った。
 2012/02/22朝に発生した大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(大阪市北区)の火災。煙と焦げ臭いにおいに包まれた梅田駅は乗客らであふれかえり、駅員らは「危険です。地上に避難して」と大声を張り上げた。タクシー乗場は長蛇の列ができ、近くのデパートも開店時間を遅らせるなど、周辺も混乱した。

■立ち込める煙、焦げ臭いにおい

 「ホームから出てください」

 火災発生直後の梅田駅。駅構内では、駅員や大阪府警曽根崎警察署員らが乗客を誘導。乗客ら3000人は煙を気にしながら、足早に改札の外へ避難した。

 入場が規制された改札の前では、運行の復旧を待ったり、火災の状況を確認しようとしたりする人たちでごった返したが、駅員らは「煙が立ちこめています。危険ですので地上に上がってください」と呼びかけた。

 梅田駅で止まった上り電車の乗客によると、「火災を感知、調査中」との車内アナウンスがあった直後、「火災が発生」との説明があり、乗客が一斉に降り始めた。ホームの下から白煙が上がっているのが見え、ボンベを背負った救急隊員が到着して、乗客は慌てて地上に向かったという。

 消火活動を目撃した20代男性は「エスカレーターの辺りから白い煙が漏れ出しており、駅員が周辺に消火器を噴射していた。焦げ臭いにおいもした」と驚いた様子だった。

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大阪地下鉄梅田駅で火災 ホームに煙、客ら避難 <MSN産経 2012/02/22 09:42>を編集

 2012/02/22 09:00頃、大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(大阪市北区角田町)のホーム北側付近から煙が発生、駅構内や付近の地下街に煙が立ち込めた。火災報知機が作動し、大阪市交通局はホームや地下街にいる利用客ら約3000人を地上に避難させた。大阪市消防局などによるとホームに止まっていた電車の男性運転士(39)と男性車掌(36)が避難誘導などの際に煙を吸い、病院に搬送されたが軽症。

 大阪市交通局によると、この火災で御堂筋線は全線で約1時間40分にわたって運行を見合わせ、計33本が遅れ、約11.8万人に影響。梅田駅の地下街は防火シャッターを使うなどして一時封鎖され、駅周辺は避難客らで混雑した。

 梅田駅は、大阪市営地下鉄で最多の1日約20万人が利用。JR大阪駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄四つ橋線西梅田駅、地下鉄谷町線東梅田駅とも連絡している。地下街は日本最大級で、周辺の百貨店やオフィスビルが立ち並ぶ梅田の各地区に延びている。

 煙が発生した当時、ホームにいた20代男性は「電車に乗ろうとしてホームに降りたら、すでに煙が充満していて、そのまますぐに退避した。会社に間に合うか心配だ」と驚いた様子で話していた。
神戸市営地下鉄海岸線:開通10年赤字770億円 <神戸新聞 2011/07/08 10:26>を添削

 2001年に開業した神戸市営地下鉄海岸線(新長田~三宮・花時計前、7.9km)が、2011/07/07で10周年を迎えた。神戸市南部の住民の足として定着したとはいえ、乗客数の伸び悩みは深刻。累積赤字は約770億円(2010年度末見込み)と開業当初の10倍に膨らむなど、収支計画の見通しの甘さは否めない。赤字脱却の特効薬は見当たらないが、神戸市などは2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」関連イベントや大規模用地の活用に期待をかける。

 海岸線は、人口流出や高齢化が進む兵庫区、長田区の臨海部活性化のため、神戸市が総事業費約2400億円を投じた。
 沿線地域では、神戸市が地下鉄事業と同時に進める住宅整備や大型施設の誘致などで人口減少に一定の歯止めがかかった。しかし、神戸市が当初1日平均8万人、5年後には13万人と見込んでいた乗客数は、2010年度で4万2000人にとどまる。
 単年度の赤字幅は縮小傾向にあるが、神戸市は「営業収益の黒字転換は当面難しい」とする。神戸市は2007年、2020年度の乗客予測数を5万3000人に下方修正。西神山手線を含めた地下鉄全体で赤字解消のめどを2043年度に先送りした。

 そんな中、神戸市が沿線で進めてきた兵庫運河周辺の遊歩道整備事業に思わぬ援軍が現れた。2012年放送される大河ドラマ「平清盛」。沿線には清盛の供養塔などが立つ清盛塚(兵庫区)などゆかりの地が数多くあり、神戸市は「地域の魅力を発信できるチャンス」と意気込む。

 また、新たな利用者が見込める事業として、中央卸売市場西側跡地(約6ha)と中部下水処理場跡地(約2.4ha)の活用構想がある。いまのところ計画は具体化していないが、大学関連施設の誘致などで若者を中心とした集客や人口増を狙う。

 神戸市交通局長の吉武準一は「沿線は大きな可能性を秘めた地域が多い。住民と連携し、乗客増につなげたい」と話している。
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 「風見鶏」の柳の下のドジョウを狙っても、期待は薄そうですね。
新型車両30000系を御堂筋線に導入します <大阪市交通局 2011/04/26>を添削
http://www.kotsu.city.osaka.jp/news/news/h23/110426-midousuji-30000.html

大阪市交通局は、御堂筋線に新型車両「30000系」(10両×1編成)を導入し、2011/12(予定)から運行を開始します。
御堂筋線への新型車両の導入は、1991年に運行を開始した新20系車両以来20年ぶりとなります。

今回導入の新型車両は、市営地下鉄の主力車種として活躍している新20系車両をベースに最新の車両技術を取り入れ、また、2009年に谷町線で運行を開始した30000系車両を御堂筋線用としてさらに改良しました。

この車両は、車両の低床化、優先座席の明確化など、より一層のバリアフリー化を進め、また、車内の乗降口上部にワイド液晶ディスプレイを設置し、乗換案内や駅設備案内等をわかりやすく表示するとともに、4か国語による運行案内を行えるようにしました。

この他にも、一部の乗降口横のスペースを拡大して大きな荷物を持ったお客さまにもご利用いただきやすくするなど、様々な特徴を随所に取り入れた御堂筋線仕様の車両にしています。

今後は、現在御堂筋線で運行しています10系車両を順次30000系車両に置き換えていきます。

■御堂筋線30000系車両の特徴(○:新20系車両との違い ☆:谷町線30000系との違い)

【外観デザイン】
 ○先頭は曲面ガラスを採用し、丸みのあるやわらかなデザインとしました。
 ○側面は御堂筋線のラインカラーである赤色の帯を窓の上下に配し、縦方向にもラインカラーを追加して号車表示をデザインとして取り入れました。

【車内快適性の向上】
 ○天井を全体に高くし、床を座席下まで延ばすことで車内の開放感を広げました。
 ○座席は、バケットシートを採用し、一人当りの座席幅を30mm広げました。
 ☆座席の配置を工夫することで、一部の乗降口横のスペースを拡大(1両に4か所)しました。
 ☆御堂筋をイメージする銀杏の柄を内装パネルに採用しました。

【車内利便性の向上】
 ☆乗降口上部の車内案内表示器に、ワイド液晶ディスプレイを採用し、乗換案内や駅設備案内等、よりきめ細かな情報を提供できるようにしました。
 ○車内案内表示器では、日本語、英語に加え、中国語、韓国・朝鮮語の4か国語で運行案内を行えるようにしました。
 ○縦の手すりやつり革を増やしました。つり革は標準的な高さのものと少し低いものを配置しました。
 ☆荷棚高さを40mm下げました。
 ☆座席の形状を工夫し、座られた状態から立ち上がりやすくしました。

【バリアフリーの取り組み】
 ○床面高さを40mm下げ、ホームとの段差を縮小しました。
 ○ドア部の床に黄ラインを入れ、乗降口を識別しやすくしました。
 ○ドアの開閉をチャイムとドア上部のランプの点滅で知らせます。
 ○優先座席部のつり革をオレンジ色とし、優先座席をより識別しやすくしました。

【新技術・新仕様の採用】
 ○車体は骨組みの最適化により、重量の増加を最小限に抑えながら、車体四隅の柱や外板を厚くして強度アップを図りました。
 ○新しい台車を採用しました。
 ○LED式行先表示器を採用し、視認性を向上させました。
 ○車両の構造・材料ともに最新の火災対策基準を満たしています。
 ○連結部の通路幅を200mm拡大し、緊急時の避難をしやすくしました。
 ○冷房装置の配置を見直し、車内の温度バランスを向上させました。

【省エネの取組】
 ○最新のVVVF制御方式を採用し、旧型の省エネ車両である10系車両と比べて更に約10%の消費電力量の削減を見込んでいます。10系車両を30000系車両に1列車置き換えることで1年間に削減できる消費電力量に相当するCO2量は、甲子園球場約4個分(15ha)の森林が1年間に吸収する量に相当します。
 ※なお、大阪市営地下鉄は昭和48年から省エネ車両を導入し、現在では全車両の96%が省エネ車両です。2013年度中には省エネ車両率100%になる予定です。
健全化団体:京都市営地下鉄、増客出だし良好 1日3800人増 <京都新聞 2010/11/22>を添削

 京都市交通局は、京都市営地下鉄の上半期(2010/04~09)実績をまとめた。健全化計画策定後の半年で、1日平均乗客数は昨年同期に比べ約4000人増の約33万6000人と計画値を3000人上回り、目標の5万人増へ向け順調な滑り出しとなった。京都市のイベントを沿線で集中開催するなど増客対策の効果が出たとみられる。

 地下鉄は1日3200万円の赤字が発生するなど厳しい経営が続き、2009年度に自主再建が義務付けられる健全化団体に指定された。これを受け、2018年度までに1日平均乗客数5万人増を中心とした健全化計画を2010/03に策定した。

 2010年度の1日平均乗客数の目標を新型インフルエンザなどの影響で振るわなかった2009年度より1000人増の32万8000人に設定。上半期実績は33万5800人で、昨年度同期比で3800人増加し、上半期は目標を超えた。

 特に増客策を強化した「キックオフ月間」の2010/05の1日平均乗客は、昨年比1万5000人増の34万5210人に伸びた。京都市交通局では、烏丸線開業の05/29を「地下鉄の日」に定め地下鉄グッズの即売会を開催するなど沿線で京都市主催の33イベントを開催したことも増客につながったとみている。

 また、2010/05下旬に国立京都国際会館であった京都中央信用金庫の創立70周年記念式典では、京都中央信用金庫が役員を含め職員3000人に地下鉄利用を徹底した。健全化団体指定で厳しい経営実態が周知され民間の協力が得られたことも一因となった。

 しかし、下半期の見通しは不透明で、計画で2013年度まで前年度比1000人増の低い目標を設定しているが、2014年度以降に前年度比8000~1万人増の高い目標を掲げる。2010年度目標をクリアしても5万人増への道のりは険しい。

 2010/10に烏丸線四条駅に商業施設「コトチカ四条」がオープンしたほか、右京区の山ノ内浄水場への大学誘致の方針がまとまるなど増客に向けた試みを相次いで打ち出している。京都市交通局公営企業管理者の葛西宗久は「いいスタートが切れたが、抜本改革に向けて取り組みは始まったばかり。今後も油断せず新たな増客策を展開する」と話している。
ATC急ブレーキ、大阪地下鉄御堂筋線3.3万人影響 <MSN産経 2010/09/28>を添削

 2010/09/28 08:45頃、大阪市営地下鉄御堂筋線 西中島南方~新大阪を走行中の電車(天王寺発新大阪行き)の運転士が、停止信号を見落とし、自動列車制御装置(ATC)が作動。運転士も急ブレーキをかけ、新大阪駅の約155m手前で停止した。乗客約680人に怪我はなかった。
 駅員が安全確認のため誘導しながら通常の停車位置まで移動。電車は信号の手前で時速40kmまで減速する必要があった。
 大阪市交通局によると、運転士(36)は「運転中に雑念にとらわれ信号を見落とした」と説明している。
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 そういう人はもう電車を運転しないで下さい。
神戸市営地下鉄 新長田駅(西神山手線、海岸線)に、「鉄人28号前」という副駅名が付きます。神戸市記者発表

次は、新長田、新長田、鉄人28号前です。

地下鉄新長田駅に副駅名(鉄人28号前)を命名
大阪市営地下鉄の信号無視・見落とし、3年間だけで21件。うち20件公表せず <MSN産経 2010/04/07>を添削

 人為的ミスによるトラブルが相次いでいる大阪市営地下鉄で、2007〜2009年度に赤信号の無視や見落としが21件に上り、大阪市交通局がうち20件について公表していなかったことが2010/04/07、分かった。大阪市役所のホームページに掲載されている。
 信号無視のケースでは、いずれも自動列車制御装置(ATC)が作動して緊急停止。うち1件は国土交通省近畿運輸局から是正勧告を受けていた。

 大阪市交通局によると、3年間に国土交通省近畿運輸局に報告したミスや人身事故などのトラブルは127件、報告しなかったトラブルは5件あった。大阪市交通局は、うち59件について「乗客にけがはなく、遅れが少ない」などとして公表していなかった。

 近畿運輸局から是正勧告を受けたのは、谷町線八尾南駅で2007/05、回送電車の運転士が赤信号を無視して引込み線から本線に進入し、緊急停止したトラブル。また、御堂筋線天王寺駅で2009/12、待機線からホームに入る電車が信号を無視して進み緊急停止したトラブルでは、運転士が運転指令所に無断でATCを解除して車両を後退させ、指令所にミスを報告しないまま再出発していた。
 大阪市交通局は「今後、安全上問題があるケースは公表したい」としている。

 また市営バスでも近畿運輸局に報告したトラブルが48件あったが、「過失割合がはっきりしない」などの理由で45件を公表していなかった。

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◇運転士と車掌、逆に乗り込み逆走20m

 大阪市営地下鉄谷町線で2009/09、始発の大日駅(大阪府守口市)を出発する電車が、行止りの壁に向かって約20m逆走していたことが明らかになった。自動列車制御装置(ATC)が作動したため、壁から約200mの位置で緊急停止し、けが人などはなかったが、運転士と車掌がそれぞれ本来と逆の運転室に乗り込み、進行方向を勘違いした初歩的ミスが原因。

 大阪市交通局によると、2009/09/03 07:25頃、大日発八尾南行き電車(6両編成)の運転士(37)が、本来とは逆の最後尾の運転室に乗車。信号が赤だったのに確認せず、壁に向かって発車させた。先頭車両の運転室には車掌(37)が乗り込んでいた。先頭車両には、運転を指導する役目の助役(44)も乗っていたが、異常に気付かなかった。電車は定位置に戻ったうえで、11分遅れで出発した。
 大阪市交通局の調査に対し、運転士と車掌は「出発が遅れ気味で、焦って間違えた」と話している。

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地下鉄が壁に向かって逆走=運転士反対に乗り信号無視 <時事通信 2010/04/03>

 大阪市営地下鉄谷町線終点の大日駅(守口市)で2009/09、大日駅発八尾南行き電車(6両編成)が逆走、壁に向かって約20m走行していたことが2010/04/03、大阪市交通局への取材で分かった。運転士(37)と車掌(37)がそれぞれ進行方向と逆の運転室に乗り込んだ上、運転士は赤信号も無視。上司の大日駅助役(44)も指導のため添乗していたが、ミスに気付かなかった。
 大阪市交通局によると、2009/09/03 07:24頃、遅刻した運転士らがあわててそれぞれ逆の運転室に乗り込み、前方と信号の確認をせずに電車を発進させた。
 指導のために進行方向側の運転室に乗車していた助役もミスに気付かず、信号が赤だったため自動列車制御装置(ATC)がすぐに作動、約20m進んだところで非常ブレーキがかかった。壁までは約200mの距離だった。電車は11分遅れで再出発。通勤時間帯だったため、車内には多数の乗客がいたとみられるが、けが人はいなかった。
 翌2009/09/04、大阪市交通局は国土交通省近畿運輸局にミスを報告。現在この運転士は乗務から外れており、車掌は復帰している。
 大阪市交通局は「衝突の恐れはなく、公表もしなかった。」としている。
大阪市営地下鉄谷町線 ケーブル損傷で不通 <2010/03/29 読売新聞>

 2010/03/29 01:45頃、大阪市営地下鉄谷町線の阿倍野〜文の里で、阿倍野駅から南へ約100mの上り線(大阪市阿倍野区)で、撤去したレールを回収していた保守作業車のクレーンの先端が、誤って高さ4.6mの所にある電気ケーブルの束に接触し、ケーブル6本を損傷させた。この影響で、谷町線はポイントや電車の制御ができなくなり、始発から、谷町九丁目〜八尾南の上下線が運行をストップ。09:10に復旧したが、178本が運休し、15万2000人に影響が出た。

 大阪市交通局によると、現場では当時、交通局職員4人が作業。線路脇の撤去レールを吊るしたクレーンを旋回した際、天井下のケーブルを切断、損傷した。高所の作業だったため、復旧に時間がかかった。

 ケーブルは電車の走行位置を伝えたり、ポイントの切替信号を送ったりするもので、損傷すると運転指令所にある指令台に電車の位置が表示されなくなり、運行状況を把握できなくなる。クレーンを操作していた職員は「ケーブルに注意して作業していたが、操作を間違えた」とミスを認めている。
地下鉄・市バスの増便・等間隔運行と地下鉄最終列車の全方向乗り継ぎ「シンデレラクロス」の実施について <市長会見 2010/01/20>を基に再構成

 京都市では、地下鉄については夜間、市バスについては河原町通の運行を充実させます。

 地下鉄については、夜間時間帯において、通勤客の帰宅の足や、観光客の宿への足の確保のため、烏丸線で1往復、東西線で3往復増便を行う。車両増は伴わない。増便は、2000年以来、実に10年ぶりとなる。
 増便と合わせたダイヤの見直しも行い、烏丸線、東西線ともに、21時台と22時台は10分間隔運行となる。
 さらに、烏丸御池駅において、等間隔運行の列車を烏丸線と東西線で交互に到着させることにより、乗継時間を5分程度に均等化する。23時以降についても、乗継ぎに現在平均10分程度かかっているものを6分に短縮する。

 また、「シンデレラクロス」と命名した烏丸御池駅での地下鉄最終列車の全方向一斉発車を実施する。これは,烏丸線、東西線の上下線4列車全ての最終列車を烏丸御池駅にしばらく停車させ、23:55に一斉に発車させるというもので、最終列車間での東西南北全方向への乗り継ぎを可能とする。
 この「シンデレラクロス」の実施により、例えば、三条京阪付近から北大路や岩倉方面に帰宅する場合、これまでは23:28発の東西線に乗車し、烏丸御池駅で19分間待って烏丸線に乗継ぐ必要があったが、ダイヤ改正後は20分以上遅い23:49発の最終列車に乗車し、3分で乗継いで、ほぼ同時刻に帰宅できるようになる。

 市バスについては、JR京都駅から今出川までの河原町通を走る各系統において、平日昼間の時間帯に9本の増便とダイヤの見直しを行う。河原町通周辺は各方面からの系統が集まっていて、運行本数は非常に多い反面、その間隔はばらつき、長い場合は最大8分間隔となっているが、新ダイヤでは3〜4分の等間隔運行とする。
神戸市交1000形
・西神山手線、北神急行線
・上半分が淡いグリーン、下半分が濃いグリーン。
・1977年(西神・山手線開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・電機子チョッパ制御。
・6両編成×18本=108両。
・1989年増備終了。
・1997年から順次改造、VVVF化。

神戸市交2000形
・西神山手線、北神急行線
・上半分が淡いグリーン、下半分が濃いグリーン。
・1988年(北神急行電鉄開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・電機子チョッパ制御。
・6両編成×4本=24両。

神戸市交3000形
・西神山手線、北神急行線
・淡いグリーン地に、濃いグリーンの帯。
・1993年(西神南駅開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・VVVFインバータ制御。
・6両編成×6本=36両。
・1994年増備終了。

北神急行電鉄7000系
・北神急行線、西神山手線
・アイボリー地に窓周りが淡茶色。
・1988年(北神急行電鉄開業時)登場。
・アルミ製19m車3扉。
・VVVFインバータ制御。
・6両編成×5本=30両。

神戸市交5000形
・海岸線
・白地にグリーンとブルーの帯。
・2001年(海岸線開業時)登場。
・アルミ製15m車3扉。
・ATOワンマン運転に対応。
・VVVFインバータ制御、鉄輪式リニアモーター。
・4両編成×10本=40両。
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