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健全化団体:京都市営地下鉄、増客出だし良好 1日3800人増 <京都新聞 2010/11/22>を添削

 京都市交通局は、京都市営地下鉄の上半期(2010/04~09)実績をまとめた。健全化計画策定後の半年で、1日平均乗客数は昨年同期に比べ約4000人増の約33万6000人と計画値を3000人上回り、目標の5万人増へ向け順調な滑り出しとなった。京都市のイベントを沿線で集中開催するなど増客対策の効果が出たとみられる。

 地下鉄は1日3200万円の赤字が発生するなど厳しい経営が続き、2009年度に自主再建が義務付けられる健全化団体に指定された。これを受け、2018年度までに1日平均乗客数5万人増を中心とした健全化計画を2010/03に策定した。

 2010年度の1日平均乗客数の目標を新型インフルエンザなどの影響で振るわなかった2009年度より1000人増の32万8000人に設定。上半期実績は33万5800人で、昨年度同期比で3800人増加し、上半期は目標を超えた。

 特に増客策を強化した「キックオフ月間」の2010/05の1日平均乗客は、昨年比1万5000人増の34万5210人に伸びた。京都市交通局では、烏丸線開業の05/29を「地下鉄の日」に定め地下鉄グッズの即売会を開催するなど沿線で京都市主催の33イベントを開催したことも増客につながったとみている。

 また、2010/05下旬に国立京都国際会館であった京都中央信用金庫の創立70周年記念式典では、京都中央信用金庫が役員を含め職員3000人に地下鉄利用を徹底した。健全化団体指定で厳しい経営実態が周知され民間の協力が得られたことも一因となった。

 しかし、下半期の見通しは不透明で、計画で2013年度まで前年度比1000人増の低い目標を設定しているが、2014年度以降に前年度比8000~1万人増の高い目標を掲げる。2010年度目標をクリアしても5万人増への道のりは険しい。

 2010/10に烏丸線四条駅に商業施設「コトチカ四条」がオープンしたほか、右京区の山ノ内浄水場への大学誘致の方針がまとまるなど増客に向けた試みを相次いで打ち出している。京都市交通局公営企業管理者の葛西宗久は「いいスタートが切れたが、抜本改革に向けて取り組みは始まったばかり。今後も油断せず新たな増客策を展開する」と話している。
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