安全配慮義務違反でJR西日本を提訴 保線作業員ら <神戸新聞 2012/04/19 12:14>を編集
JR西日本が保線業務などの現場に携帯用防護無線機を配備しないのは、労働契約法に定める安全配慮義務違反に当たるとして、JR西日本の社員6人が2012/04/19、JR西日本に、防護無線機の配備と1人当たり200万円の損害賠償などを求め、大阪地裁に提訴した。
6人は40代~60代で、天王寺保線区や姫路電気区に勤務。訴状によると、原告らは2009~2011年、京都や岡山などの在来線で、赤色旗などで列車に停止信号を送ったがそのまま通過することが3回あったなどと主張。所属するJR西日本労働組合が、防護無線機の携帯をJR西日本に要請したが拒否された、としている。
JR西日本労働組合などによると、防護無線機はボタンを押すと半径約1km以内を走行する列車に異常の発生を伝えられる。JR西日本は「触車事故防止についてさまざまな対策を実施しており、安全配慮義務違反に当たる事実はないと認識している」などとコメントした。
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