山電全線停止:通信施設で不具合確認 <神戸新聞 2012/05/29 12:57>を編集
2012/05/28午前、山陽電鉄の列車無線装置が故障し、全線で約2時間半にわたって運転を見合わせたトラブルで、山陽電鉄は2012/05/29、神戸市須磨区の通信施設で不具合があったことを明らかにした。
通常、各列車との無線のやりとりは、運転指令室(明石市)が一括して行う。2012/05/28は、列車からは連絡できるものの、指令室からの無線が届かなくなり、09:40~12:10頃、上下線で計69本が運転を取りやめた。
不具合は、無線装置など通信システムが集まる神戸市須磨区の電気局舎で確認され、山陽電鉄では、さらに詳細な原因について調べている。
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列車無線が故障 山陽電鉄、運転見合わせ2時間半 <神戸新聞 2012/05/28 20:40>を編集
2012/05/28 09:40頃、山陽電鉄の運転指令室(明石市)と運転士が連絡を取り合う列車無線装置が故障し、本線の西代~山陽姫路と、網干線の飾磨~山陽網干の上下線全線で、約2時間半にわたり運転を見合わせた。
山陽電鉄はJRと神戸市営地下鉄で振替輸送を実施。12:10頃から順次運転を再開したが、本線の上り25本と下り26本、網干線の上り9本と下り9本の計69本で運転を取りやめ、約1.4万人に影響が出た。
山陽電鉄によると、無線は徐行やダイヤの遅れなど、運転の指示を出す際に使用し、毎朝、始発電車の出庫前に全車両と通じるかどうかを点検している。2012/05/28朝も異常は見つからなかったが、突然、指令室から運転士に無線が返せなくなったという。山陽電鉄は乗務中の携帯電話持込みを禁止しており、指令と電車は無線でしか連絡ができないという。山陽電鉄は走行していた上下計24本の電車を信号操作で停車させた後、最寄り駅まで誘導。無線の発信基地を神戸市須磨区の別の施設に変更し、運転士との連絡が取れるようになった。
山陽電鉄は、指令室の無線装置か沿線の通信設備に何らかの不具合が起きたとみて、故障の原因を調べている。
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