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JR函館線特急部品脱落:ボルト破損が原因 <asahi.com 2011/07/07>を添削

■金属疲労か
 岩見沢市のJR函館線で2011/07/05、特急「スーパー宗谷2号」(稚内発札幌行き、4両編成)の補機駆動軸などが走行中に脱落した事故は、駆動軸につながるボルト4本すべてが破損したためだったことが2011/07/06、分かった。石勝線事故を受け、推進軸や駆動軸が落ちないよう国から点検を指示されていたが、今回のボルトは点検していなかった。

 落ちたのは先頭車両の4号車の部品で、エンジンから油圧装置に動力を伝える鋼鉄製の補機駆動軸の一部やオイルの量を示す表示器付きの給油口など計3つ。

 2011/07/05会見したJR北海道 運輸部長 藤原一夫らによると、岩見沢駅の札幌寄り1km先から200mにわたって落ちていた。4号車のエンジンオイルのタンク底部は落ちた部品が当たって穴が開いたとみられており、部品が見つかった付近から約9.3km、油漏れの跡が続いていた。

 JR北海道が事故車両を調べたところ、補機駆動軸につながるボルトが4本すべて破損していた。藤原は「ボルトが折れたために駆動軸が不安定となり、脱落した」と話した。うち3本の破断面には金属疲労で広がったとみられる縞状の筋が見つかったが、「なぜボルトが折れたかは調査中」と言うにとどめた。

 JR北海道は2011/07/05、脱落した車両と同一構造の23両について、補機駆動軸につながるボルトを一斉点検し、取り換える作業を始めた。

 2011/05下旬にあった石勝線特急の脱線炎上事故では、落下した推進軸が線路に乗り上げて脱線した。今回、脱線する可能性があったかについて、藤原は「ケース・バイ・ケースだが、他社ではあった」と述べ、否定しなかった。

 JR北海道によると、補機駆動軸が落下したのは1993年以降、(1) 2005/03の函館線・深川駅構内、(2)2009/11の根室線・芽室駅構内、(3)2011/04の函館線 国縫~北豊津、の3例ある。ただ、いずれもボルト破損が原因ではなかったという。

■見えぬ部分、点検対象外 石勝線事故後
 国土交通省は2011/05末、石勝線事故を受けて推進軸や補機駆動軸の脱落を未然に防ぐよう、JR北海道に点検を指示していた。なぜ今回、大事故の教訓は生かされなかったのか。

 JR北海道は指示を受けてから2011/06/07まで、該当する487両について目視や打音でボルトの緩みがないかを点検した。しかし、対象は目に見えるボルトに限られた。今回破損したボルトは外から見えず、こうしたボルトは点検対象から外していた。

 運輸部長の藤原は「見えない部分の点検までは、要らないだろうと判断した。誠に申し訳ない」と釈明した。ただ、JR北海道によると、今回破損したボルトを最近点検したのは2002年。油圧装置周辺のトラブルが道内で相次ぎ、メーカーに不具合がないかチェックしたのが最後だという。

 JR北海道は4年に1回、もしくは50万km走行した時点で部品の検査をし、8年に1回の割合では詳細な検査もしている。車両床下を外し、必要に応じて交換する大がかりな検査だが、まとまった部品ごとにチェックするため、一つ一つの部品の状況は把握できないという。幹部の一人は「これまでの検査のあり方を見直さないとならない」と語った。

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JR北海道特急:函館線で駆動軸が脱落 タンクにも穴、油漏れ <共同通信 2011/07/05 16:57>を添削

 2011/07/05 11:45ごろ、北海道岩見沢市のJR函館線を走行中の特急「スーパー宗谷2号」(稚内発札幌行き、4両編成)で、異常を知らせる表示が出たため、運転士が幌向駅で緊急停車した。点検した結果、先頭4号車床部にある発電用の駆動軸などが落下した他、エンジンオイルのタンクに穴が開き、油漏れが起きていた。

 JR北海道は幌向駅で運行を取りやめ、乗客165人は後続の特急に乗り換えた。

 JR北海道によると、脱落した駆動軸はエンジンから発電装置に動力を伝える部品で、長さ約34cm。他に油圧装置の部品も落ちていた。詳しく原因を調べる。
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