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ホットニュース : 神戸支部山陽バス分会 職場環境の改善へ向けたたかう <全日本港湾労働組合 2013/05/21 11:12>を編集

 全日本港湾労働組合関西地方神戸支部(全港湾神戸支部)は、2013/05/15、山陽バス(株)(本社:神戸市垂水区)においてストライキを決行した。
 山陽バスでは、労働基準法や「自動車運転者の労働時間等の改善の基準」(改善基準告示)に違反する働き方が常態化しており、神戸西労働基準監督署からも改善指導を受けていた。それでも改善を進めなかったため、2013/03には「事務員・助役に4カ月にわたって月100時間超の時間外労働を行わせ、運転手に119日間連続で勤務させた」などの労働基準法違反の容疑で、神戸西労働基準監督署に書類送検されていた。
 また、山陽バスでは、運転手の年間休日は73日(事務員は104日、助役は93日)で、そのうえ公休出勤もあるために、実際に休める日数はさらに少ない。長時間拘束(年間の1/3が14~15時間拘束)と交代制勤務のなか、身体的・精神的負担の大きいバス運転手は、「疲れが取れない」、「いつか大きな事故を起こすのではないかと常に不安がある」という状態になっていた。 

 このことから、全港湾神戸支部は「輸送の安全確保」の根幹であるバス運転手の労働環境改善のため、「年間休日104日」をはじめとする緊急要求を掲げて山陽バスと交渉を行ってきた。しかし、会社側はこれを受け入れず、2013/04/04に交渉は決裂した。
 ストライキ中は、組合員たちの説得でバスを降りる企業内労組の運転手が何人もおり、そのたびに拍手が起こった。しかし、会社の通報で駆け付けた垂水警察署の警察官が不当に介入し、説得活動を行っていた支援の仲間を「威力業務妨害」の現行犯として不当逮捕した(警察の勾留延期は認められず、翌日釈放)。
 10:30ごろになって、ようやく会社が「組合と話す場を設ける」ことを受け入れ、11時から交渉が始まった。そして、約1時間後、会社が「組合の年間104日休日に向けた案を交渉のテーブルに乗せて検討する」と述べことを受け、12:35、ストライキを解除した。なお、会社との交渉は、2013/05/29 09:30から行うこととなっている。
 ストライキの結果、会社はバス運転手の実態に向き合うほかなくなった。支援に駆けつけていただいた皆さんの熱い連帯に感謝するとともに、このストライキで培った力を糧として、早期に職場環境の改善を勝ち取りたい。

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山陽バス 労組がストライキの構え 年間休日めぐり会社と対立 <MSN産経 2013/05/12 06:40>を編集

 神戸市西部で路線バスなどを運行する山陽バス(神戸市垂水区)の一部労働組合が休日増を求め、会社にストライキを通告し、緊迫した状況が続いている。実施されれば利用客への大きな影響が予想される。

 山陽バスは、山陽電気鉄道のバス事業部門だったが、2011/03に子会社化。垂水区を中心に走る路線バス、神戸と淡路島や東京を結ぶ高速バスなどを運行している。

 2012/11、既存の組合とは別に、全日本港湾労働組合関西地方神戸支部山陽バス分会が発足。全運転手のほぼ半分の約140人が加入した。

 組合側は、子会社化前と比べ、年間休日が30日以上減った、拘束時間が14~15時間に及ぶ勤務が年間1/3以上を占める、と指摘し、「疲労は限界。安全に支障をきたす」と、年間休日104日を求めている。会社は2013/04上旬に「年間休日87日」を提案したが、組合はこれを受け入れず、交渉は決裂した。
 山陽バスによると、朝からストが決行された場合、垂水と三宮を結ぶ高速バスを全便運休するほか、一部系統で間引き運転し、利用客への影響は避けられないという。山陽バスは「回避したいが、『年間休日87日』が最大限の提案だ」と説明する。
 山陽バスをめぐっては神戸西労働基準監督署が2013/03、運転手に連続100日を超える勤務をさせたとして、山陽バス幹部を神戸地検に書類送検している。
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