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神戸で公共交通を考えるsclaps
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株式会社OMこうべ 代表取締役社長 山本朋廣
(運航受託者)加藤汽船株式会社 代表取締役 加藤琢二

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高速船事故「目視のみの操船が原因」 国交省運輸安全委員会 <2018/12/20 10:00神戸新聞NEXT>を編集

 2017/07、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」が神戸空港沖の灯台に衝突し、乗客ら27人が負傷した事故で、運輸安全委員会は2018/12/20、船長がレーダーや衛星利用測位システム(GPS)を使わず、目視のみで操船していたことが原因だった可能性が高い、との報告書を公表した。

 事故を起こしたのは神戸市の外郭団体「OMこうべ」が運航する高速船「そら」(84トン)。船長と機関長で運航に当たっていた。

 報告書によると、事故が起きた夜間は灯台の光が背後にあるポートアイランドのコンテナターミナルの照明と重なり見えにくい状況だったが、船長はレーダーを見ずに操船し、決められた航路の外にある灯台に接近していることに気付かなかった。船は関空出港後、前を横切る2隻を避けるため基準航路より神戸空港に近い西側を運航していた。

 船長は出港直後、操船を機関長に交代し、スマートフォンを操作しながら2人で雑談していた。神戸空港に近づいて船長に操船を代わった後、機関長は別の作業をして見張りを怠った。報告書は「操舵室内の規律が守られていなかった」ことも事故につながった、と指摘した。

 また、事故後も灯台に接近して航行する船が確認されたため、OMこうべに対し、計器を適切に利用した見張りの重要性など乗組員に対する教育、訓練を徹底するよう勧告した。

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海上アクセス株式会社は、1988年、民間からの出資を得て、1988年に発足。
1994年より、関西国際空港開港にあわせて神戸~関空間の航路を開設。「神戸マリンルート」(K-JET)としてジェットフォイルで運航開始。2002年航路休止。累積損失は約152億円。
2006年の神戸空港開港にあわせ、高速船「神戸ー関空ベイ・シャトル」として運航再開。2012年2月に民事再生法の適用を申請。2013年1月より神戸市が100%出資する会社に再編。2013年10月に株式会社OMこうべに吸収合併された。
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加藤汽船株式会社は、もともとはジャンボフェリー等を運行していた会社。
2006年7月14日より海上アクセスから神戸-関空ベイ・シャトルの運航を受託。
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株式会社OMこうべは、神戸市みなと総局が99.58%を出資する第三セクター。
2012年10月1日、財団法人神戸市開発管理事業団と株式会社神戸ニュータウン開発センターが経営統合。
メイン事業は神戸市須磨区・西区のニュータウン内にあるショッピングセンターの開発・管理・運営。
2013年10月1日、海上アクセス株式会社を吸収合併。
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ベイシャトル事故:高速船衝突事故 運航団体OMこうべに行政処分 国交省 <2017/9/7 19:27神戸新聞NEXT>を編集

 高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」が海上の誘導灯に衝突し、乗客15人が負傷した事故で、国土交通省神戸運輸監理部は2017/09/07、運航する神戸市の外郭団体 株式会社OMこうべ に対して、海上運送法に基づき、安全教育計画の提出などを求める行政処分を行った。

 神戸運輸監理部によると、事故後の立入検査や関係者の聞き取り調査で、
 1.レーダーを使用していない
 2.船に見張りを付けていない
 3.救命胴衣の着用を伴う避難指示を徹底できていない
 4.事故後の状況について乗客への説明が不十分
などを確認。適切な操船の実施や「安全管理規程」の順守をしていなかったと判断した。

 神戸運輸監理部は株式会社OMこうべに、全従業員に対する安全教育計画を2017/09/21までに提出し速やかに実施、報告することを求めるとともに、レーダーなどで自船の位置を把握する適切な操船を行うよう命じた。株式会社OMこうべは「真摯に受け止め、安全運航の周知徹底をする。速やかに安全教育計画を作成し、取り組みたい」とした。

 事故については、運輸安全委員会が事故原因を調査しているほか、神戸海上保安部などが業務上過失傷害の疑いで調べている。






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ベイシャトル事故:高速船衝突事故で再発防止策 音声警報装置導入へ <2017/08/22 18:50神戸新聞NEXT>を編集

 「神戸-関空ベイ・シャトル」が海上の誘導灯に衝突し、乗客15人が負傷した事故で、運航する神戸市の外郭団体 株式会社OMこうべ が2017/08/22、事故の再発防止策として航路離脱時などに音声警報が鳴る装置を9月初旬にも導入することを明らかにした。同日開かれた神戸市議会の外郭団体に関する特別委員会で説明した。

 事故は2017/07/26夜に発生。高速船が通常ルートから約500m西側にずれて運航し、神戸空港東約600mにある航空機用の誘導灯に衝突した。

 特別委員会に出席した株式会社OMこうべの幹部は、事故原因について「船舶の計器、エンジンなどに異常はなく、船長の操船ミスと推定される」と説明。新たに導入する装置については航路離脱時以外に、事前に登録した誘導灯などに接近した際にも作動する仕組みで、全船舶に取り付けるとした。
 他に、株式会社OMこうべ役員らによる事故調査委員会を設置し、再発防止や事故処理の改善について検証する。社内規定に盛り込まれている営業運航中の衝突事故を想定した訓練がこれまで実施されたことがなかったことも明らかにし、今後取り組む方針を示した。
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# 人間の注意力には限界があるので、ミスをしても事故が起きない対策が必要。機械に頼るのが一番。

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ベイシャトル事故 運営会社記者会見一問一答 <2017/07/27 15:26 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」が神戸空港沖の誘導灯に衝突した事故で、運営する神戸市の外郭団体 株式会社OMこうべ が2017/07/27、本社(神戸市中央区)で会見した。主なやり取りは次の通り。

-船長から聞き取った内容は。
「船長は基準航路上を走っていると認識していたが、突然衝突して、自分が走っているコースが認識と違っていたと気付いた、と聞いている」

-従業員の労務状況は。
「ルールでは、休日は月7~10日。この航路は、月9日の休日で神戸運輸管理部から許可を得て運航している。7月も通常と特に違った勤務態勢とはなっていなかった。月9日の休み。原則では4日働き2日休み。7月もおおむねこの勤務形態で運航している」
「当日は13:50から21:50までの8時間の労働。この最後の運航で事故が発生した。基本的に勤務態勢については、『4労2休』『1日8時間労働』『9日休み』という通常勤務だった」

-船長のキャリアは。
「就航時から乗っており11年になる。機関長として乗っており、今年4月から船長として勤務している。関西空港と神戸空港の間を1日4往復、8便運航している。船長は計7人いる」

-船長の説明は?
「『進入灯の間を通っていると自分は認識していたが、突然、橋脚が現れた』という内容」

-当日の船長に健康状況など変わったところは?
「乗船前にアルコールチェッカーで計測し、機関長と船長同士で互いに体調を確認させている。アルコールチェッカーに異常はなかった」

-アナウンスなど衝突前の対応は?
「特にない」

-衝突後の対応は?
「救命胴衣の着用をお願いし、お客さまの怪我の状況や船体の損傷を確認した」

-いま考えられる衝突の原因は?
「分からないが、昨日は視界が良好で、目視で自らの船位を把握していたと思う。結局、目視が間違っていた」

-機器は活用していなかったのか?
「レーダー、GPSで位置を確認することは当然お願いしている」

-目視の比率が高かったという予想か?
「そうだ」

-どんな機器がある?
「レーダー、GPS、コンパスなど色んなもので把握している」

-GPS確認などはやっていたか?
「衝突した時点ではやっていなかった」

-自分の庭のように把握している場所で、そこの誘導灯に全速力で突っ込むのは想像がつかないが、なぜ機器を使わなかった?
「海上保安部の取調べが行われていて、私がやっていなかった理由を答えるのは難しい」

-機関長の船長に対するサポートは?
「昨日はサポートできなかったということ」

-事故を起こした船の整備状況は?
「車の車検にあたる検査を07/04に受けた。1年1回受ける検査」

-船長と機関長とも視界がいい中で気付かなかった。業務に関係ないことをしていたのか。
「それはない。通常業務をしていた」

-高速船の最高速度と事故時の速度は?
「34ノット。営業運航の最高速度は27ノットに設定している。事故の位置や時間帯から事故直前は27ノットで走っていたとみられる」

-船の位置を把握するにはGPSやレーダー、コンパスがあると思うが、空港近くでは目視を含めて何で判断するのか。

「出航する船や大阪から航行する船が交差する。避けて戻ってというのを繰り返すので、レーダーで今の位置を確認しても舵を切ったら場所がすぐ変わる。いろんなものを確認する」

-事故現場近くはレーダーに頼る位置なのか。
「浮きなどを見て自分の位置が分かる。それが目視の仕方。レーダーよりは位置を確認できる。広いところでは基準になるものが遠くにあるので見つけにくいが、近くにものがあるので分かりやすいはず」

-夜間航行ならレーダーを使うべきか。
「いろんなものを活用したらこんなことにはならなかったと思う。高速船のため早く自分の位置を確かめないといけない。レーダーやGPSなどの中から、船長が何を選択したかは分からない」

-事故現場は本来の走行位置とはどのぐらいずれていたのか。
「500mぐらい西にずれていた」

-船長が操舵を握るのか。
「そうだ。もしくは指示を出す。機関長は双眼鏡やレーダーを確認する役割になる」

-ぶつかる前に回避措置はとったのか。
「一瞬とった。シルエットが目の前にきたときに、一瞬避けたが、間に合ってない。避けた瞬間ぶつかった」

-誘導灯は船から見て光っているのが分かるのか。
「分かる。普通は気付く。気付かないといけない。なぜ見えなかったのかは分からない。離れていても気付くものだ」

-これまでベイシャトルの航行中の事故はあるのか。
「航行中の事故はない。船に乗り込む際につまずくなどして怪我をしたという報告あるが、運航中、動いている間の事故はない」

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# この内容だと、船長の居眠りか意識落ちとしか考えられませんね。。。

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神戸-関空ベイシャトル事故 負傷者は15人に <2017/7/27 09:13神戸新聞NEXT>を編集

 高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」が神戸空港沖の誘導灯に衝突した事故で、乗客の怪我人は15人に上ることが2017/07/27、第五管区海上保安本部(神戸市中央区)の調べで分かった。

 神戸海上保安部によると、高速船には29人が乗っており、80歳の女性が意識不明の重体、53歳の女性が肋骨骨折の重傷、2人が胸や背中の骨折で入院中。この他、12~63歳の11人が捻挫や打撲などの軽傷を負った。

 船には男性船長(40)と男性機関長(22)が乗り組んでいたが、2人に怪我はないという。運行会社 株式会社OMこうべによると、船長は「自船の位置を見失い、衝突した」と話しており、第五管区海上保安本部は業務上過失傷害の疑いで調べる。
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高速船1人重体m13人重軽傷 船長「位置見失った」 <2017/7/26 23:59神戸新聞NEXT>を編集

 2017/07/26 21:30ごろ、神戸市中央区の神戸空港近くの海上で、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」が、航空機用の誘導灯とみられる構造物に衝突する事故があった。
 神戸海上保安部や神戸市消防局によると、乗客は29人で、うち80歳の女性が意識不明の重体、55歳の女性が重傷、40歳の船長を含む12人が軽傷を負った。船長は「自船の位置を見失い、何かに衝突した」と話しており、第五管区海上保安本部は業務上過失傷害の疑いで調べている。

 神戸海上保安部によると、事故を起こしたのは、神戸市の外郭団体「OMこうべ」所有の高速船「そら」(84トン、小西弘之船長)。関西空港を21時に出港し、神戸空港に21:30ごろ到着予定だった。

 神戸空港東側の海上にある航空機用の誘導灯に衝突したとみられる。その衝撃で、船の左前面の上部と底部が損傷し、一部浸水しているという。

 OMこうべの運航管理部長によると、船長の小西は2006/07の就航時から機関長で、2017/04から船長に就いていた。運航管理部長は「事故当時、霧などは発生しておらず、天候は悪くなかった」と話し、出発前の点検でも船に異常はなかったという。「そら」には衝突予防装置があるが、通常の運航時は使っていなかったという。

 神戸関空ベイ・シャトルは1日32便で、定員は110人。片道所要時間は約30分。

 乗客によると、事故の衝撃で車椅子に乗っていた高齢者が前に飛ばされ転倒。客室内の椅子が倒れて人が下敷きになり、割れた窓ガラスが飛び散って顔から血を流す乗客もいたという。

 同日夜、報道陣に対応したOMこうべ社長の山本朋広(65)は「大変な事故を起こして乗客の皆さまに心からお詫び申し上げる。事故原因を追究し、真摯に対応していきたい」と謝罪した。

 明日は予備船を用いて、2隻で5:30の始発から通常通り運航を行うという。
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