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堺・ヘリ墜落:無資格の乗客が軽飛行機も操縦 <毎日新聞東京 2009/02/09>を添削

 堺市で2007/10、南海高野線上に「大阪航空」(大阪府八尾市)の小型ヘリコプターが墜落して2人が死亡した事故で、大阪航空が事故当日、ヘリとは別に軽飛行機でも無資格の乗客に操縦させていたことが大阪府警堺警察署捜査本部の調べで分かった。こうした体験飛行は20年以上前から常態化していた。

 捜査本部は2010/02/09、大阪航空社長の糸井俊之(70)ら大阪航空幹部4人を航空法違反と業務上過失致死容疑で大阪地検堺支部に書類送検。法人としての大阪航空も航空法違反容疑で書類送検した。
 他の幹部は、当時の運航部長(59、現安全推進部長)、営業部長(46)、死亡した機長(当時40)。
 ヘリなどの事故で運航会社の幹部が送検されるのは異例。

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堺ヘリ事故、大阪航空が謝罪 <2009/01/30>

 堺市で2007/10、2人が死亡したヘリコプター墜落事故で、運輸安全委員会による調査結果の公表を受け、大阪航空(大阪府八尾市)は2009/01/30、取材に応じ、社長の糸井俊之が「事故報告書の内容を真摯に受け止め、絶対に事故を起こさないよう努める」と述べた。報告書で、男性乗客(当時44)が誤って操縦した可能性を指摘したことについては、「初めて乗る人は(自分の意思で)操縦することはできない」との認識を示した。

 大阪航空では、体験飛行として乗客に右側の機長席に座らせるサービスを10年以上前から実施。事故機の操縦桿は、左右どちらの席に座っても操縦可能で、糸井は「隣にいても(機長は)操縦桿を握ることができる。安全性に問題はないと認識していた」と釈明した。大阪航空では事故直後から体験飛行は取りやめている。

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日頃から無資格乗客に操縦桿握らせる 大阪ヘリ事故で最終報告書 <2009/01/30>

 2007/10、大阪府堺市の南海電鉄の線路に大阪航空(大阪府八尾市)所属の小型ヘリコプターが墜落、男性操縦士(当時40)と乗客(当時44)の計2人が死亡した事故で、国土交通省運輸安全委員会は2009/01/30、操縦資格のない乗客が強風の中で急激な操縦を行ったことが原因の可能性がある、との最終報告書をまとめた。

 報告書によると、大阪航空では資格取得希望者の体験搭乗の際、日ごろから無資格の乗客を本来操縦資格者が座る主操縦席(右席)に座らせたり、実際に上空で操縦桿を操作させるなどしていた。また、体験飛行は航空運送事業にあたるのに、同航空は許可を取得していなかったなどの航空法違反があったとも指摘した。

 その上で、墜落事故は当時、強風波浪注意報が出される中、事故機が後方から強い突風を受けた際、右席の乗客が操縦桿を急激に引いたとみられ、傾斜した主回転翼の一部が尾翼部分にぶつかり、回転数が低下して墜落したと結論づけた。

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堺のヘリ2人墜落死、乗客が機長席で体験操縦…安全委報告へ <読売新聞 2009/01/13>を添削

 堺市で2007/10、大阪航空(大阪府八尾市)所属のヘリコプターが南海電鉄の線路上に墜落し、操縦士と乗客の2人が死亡した事故を調査してきた運輸安全委員会は、無資格で飛行経験のない乗客が、機長席で体験操縦していたことが事故につながったとする事故報告書をまとめる方針を固めた。

 乗客が操縦桿を急激に操作した結果、主回転翼が下方に撓んで機体尾部を切断してしまい、制御不能となって墜落したと推定している。事故機に乗っていた操縦士は、操縦指導のための資格を持っていなかった。会社側も、乗客が操縦練習をする際に必要な手続きを行っておらず、航空法上は遊覧飛行だった。運輸安全委員会では、無資格の乗客に安易にヘリを操縦させていた会社側の安全意識の低さも指摘する方針。

 事故が起きたのは2007/10/27 15:05頃。八尾空港(八尾市)を離陸したヘリが南海電鉄高野線の線路上に墜落し、乗っていた男性操縦士(40)と男性乗客(44)が死亡した。機体は大破しており、原因を特定する有力な物証が少なく、運輸安全委員会の調査は難航していた。

 これまでの調査で運輸安全委員会は、大阪航空関係者から「乗客は八尾空港で事故機右側の機長席に乗り込んだ」との目撃証言を得た。大阪航空はこの事故以前にも、体験飛行の乗客を機長席に乗せて操縦させていた。墜落したロビンソン式R22Beta2型ヘリ(2人乗り)の操縦桿は、右側の機長席と左側席のどちらからでも操縦できるよう、T字形になっている。乗客が誤って操縦桿を触ることがないよう、左側席の操縦桿は取り外すことができるが、事故機は取り外されていなかった。
 一方、事故当時、現場周辺は強風注意報が出ており、上空では時折突風が吹いていたとみられる。航空管制レーダーの航跡記録によると、八尾空港を離陸してから墜落するまでの約15分間の飛行経路は、不自然なジグザグの線を描いていた。
 これらの事実から運輸安全委員会は、
(1)操縦経験のない乗客が機長席で操縦桿を握っていた
(2)強い追い風で機首が下がり、乗客がヘリの姿勢を回復させようと急激に操縦桿を手前に引くなどした
(3)この操作で、主回転翼が大きく撓んで機体尾部を切断し、操縦不能に陥って墜落した
と事故原因を推定した。

 この機種は、機体価格や運航コストが安いため、個人所有者や事業者の間で広く使われている。その一方で急激な操縦桿操作による事故も起きており、国土交通省が、突風時の急激な操縦操作を避けるよう求める耐空性改善通報を出していた。
 この事故で死亡した操縦士は、視力障害などが生じるサルコイドーシスという難病にかかっていたが、運輸安全委員会は病気と事故との因果関係は不明としている。
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