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名古屋臨海高速鉄道(株)事業再生ADR手続申請へ 負債総額約460億円 <東京商工リサーチ倒産速報 2010/07/06>を添削

~第3セクター「あおなみ線」運営会社~ 

 名古屋臨海高速鉄道(株)(名古屋市港区十一屋1-46、設立1997/12、資本金157億円、社長 齋藤圭三、従業員159名)は2010/07/05、私的整理の一つである事業再生ADR(裁判外紛争処理手続き)を2011/07/06に申請すると発表した。

 2010/03期決算時点の負債総額は約460億円。

 名古屋市、愛知県、JR東海など19社が出資する第3セクター、国際港湾名古屋港と名古屋都心部15.2kmを結ぶ旅客路線あおなみ線を2004/10開業した。

 しかし、1日あたりの乗車人員は当初見込みの6万6000人に対して半分以下の2万7000人にとどまり、初期工事費用750億円の借入金や償却負担は重く、設立当初から連続赤字を計上。2010/03期は営業収益18億9244万円に止まり、鉄道事業用資産の減損損失を特別損失(413億円)に計上、最終赤字は436億円と巨額に達し、債務超過(414億円)に陥った。

 今後は、資本金157億円の全額減資、愛知県と名古屋市からの借入金計307億円は債務の株式化、日本政策投資銀行が債権放棄する約120億円は名古屋市が損失補填する予定。さらに減資後の増資、資産圧縮、人件費削減を行うことで再建を図り早期の黒字化を目指す。

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名古屋・あおなみ線脱線事故:調査報告書が公表される <2009/06/22>

 2008/10/23に起きた、あおなみ線(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線)名古屋駅構内の列車脱線事故について、国土交通省運輸安全委員会より、鉄道事故調査報告書が公表された。

 列車脱線の原因については、「本件運転士が手歯止めを撤去しないで、本件列車を出発させたため、手歯止めに車輪が乗り上げ、4両目の後台車第2軸が右に脱線したことにより発生したものと考えられる。」(中略)「本件運転士が手歯止めを撤去しなかったことについては、運転士作業要領によらず、自身の経験による判断で出区点検作業を行ったことにより、撤去を失念した可能性があると考えられる。」としている。

 名古屋臨海高速鉄道では「既に運転士への再教育の実施、全社員への安全最優先意識の周知徹底、手歯止め撤去確認の運転士と運輸社員による二重チェックの実施など、再発防止策に努めている」としている。

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名古屋・あおなみ線脱線:業過往来危険容疑、運転士を書類送検 <毎日新聞 2009/02/06>

 名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)名古屋駅で2008/10に起きた脱線事故で、愛知県警捜査1課と中村警察署は2009/02/06、男性運転士(64)を業務上過失往来危険容疑で名古屋地検に書類送検した。
 容疑は、2008/10/23 05:30ごろ、最後尾車両の車輪にかけていた木製車輪止めを外さず走行し、この車両を脱線させた。中村警察署によると、男性運転士は「他のことを考えていて外すのを忘れた」と話している。

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車輪止め外し忘れたまま発車 名古屋駅で始発電車脱線 <asahi.com 2008/10/23>を添削

 2008/10/23 05:30ごろ、あおなみ線名古屋駅構内で、普通電車(名古屋発金城ふ頭行き、4両編成)が脱線した。乗客約25人に怪我はなかった。中村警察署は業務上過失往来危険の疑いで男性運転士(64)から事情を聴いている。
 名古屋臨海高速鉄道と国土交通省によると、脱線したのは最後尾車両の後ろ側の台車の全車輪。電車はこの日の始発電車で、前夜から最後尾車両の車輪に木製の車止めをかませて名古屋駅のホームに止めていた。運転士がこの車輪止めを外さないまま発車、約230m走ったところで乗り上げて脱線した。乗客は電車を降り、歩いて名古屋駅に戻った。
 この事故で、あおなみ線は22:30まで運休。隣接する線路をJR東海名古屋車両区からの車両の出入庫で使うため、JR武豊線とJR関西線の一部電車でも運休や遅れが出た。
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