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JR神戸駅「夢見鶏」待合せに人集まらず <神戸新聞 2012/02/27 15:40>を編集

 JR神戸駅中央口の「待合せスポット」神戸夢見鶏(ゆめみどり)が、設置から約3年になるのに知名度が低く、人が集まらない。高さ約2.5m。風見鶏の装飾にきらめく積層ガラス。設置費用は約500万円という豪華なオブジェで、待合せ場所とはっきり書いてもいるのだが…。

 2009/03末、JRグループの観光企画「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」に合わせてJR西日本が設置した。神戸駅に不慣れな人の目印にというもてなしの施策だったという。

 しかし、思惑通りに人が待ち合わせない。

 休日の昼下がり。改札前の案内図付近には、待合せとみられる若者や家族連れらが常時10人近く集まっている。一方、50mほど離れた夢見鶏の周りは閑散とした状態。
 夢見鶏は改札口を出て湊川神社側の隅にある。両側をドアに挟まれ、人の往来は多い。風も入り込んでくるため、「寒そうで(待ち合わせに)使う気にならない」という声も聞かれる。
 近くの売店で夢見鶏の場所を尋ねる人もいるそうで、時々は活用されているようだが、女性店員(63)は「あまり人が集まっている感じはしませんね。オブジェ自体も、置かれている場所も目立たないですし…」と話す。

 設置から、間もなく3年。ぽつんとたたずむ姿を見ていると、六甲山と神戸港を表現したという緑色の輝きも、どこか寂しげに映る。JR西日本近畿統括本部広報グループは「改札前に置くことも検討したが、通勤時間帯は人の流れの妨げにもなり、端に置かざるを得なかった」と説明。移設などの予定はないといい、「(夢見鶏の)認知度が上がるのを待ちます」としている。

【人気の場所の条件は】
 全国の待合せスポットをみると、自然と人が集まるようになり、結果として有名になった場所が多い。心理学の専門家は「詳しい説明が不要」「一目瞭然で、とにかく目立つ」などと条件を挙げる。
 「人間は数少ない言葉で効率的に情報を伝えようとするもの」と話すのは、関西学院大学文学部教授(認知心理学)の浮田潤。待ち合わせ場所を決めるやりとりにも通じ、分かりやすい場所や物を選ぶ傾向にある。
 東京・JR渋谷駅前 忠犬ハチ公像などがその典型例。京都・京阪三条駅前 高山彦九郎像も独特の姿勢から土下座像という通称で学生らに知られている。

 神戸大学文学部准教授(社会心理学)の大坪庸介は「待ち合わせスポットをつくるなら、徹底的にPRするか、PRが不要なくらい目立たせることだ」と指摘する。後者に当てはまるのが阪急西宮北口駅構内にあるカリヨンの鐘。5mを超える高さに17個の鐘と3個の時計を備える。元は新駅舎の完成記念オブジェだったが、いつしか待ち合わせ場所となり、気を利かせた阪急がベンチやミストシャワーを取り付けた。
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