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JR西日本社員横領事件:暴力団組長ら4人を起訴 <神戸新聞 2012/09/10 21:45>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、神戸地検明石支部は2012/09/10、有価証券虚偽記入の罪で4人を起訴した。
 ・指定暴力団山口組系組長 細田利和(44、明石市魚住町)
 ・元妻 徳岡裕子(43、明石市魚住町)
 ・当時の明石駅駅員 宇留島剛(50、明石市魚住町、詐欺罪などで公判中)
 ・当時の明石駅駅員 東郷護靖(25、加西市王子町、詐欺罪などで公判中)
 起訴状などによると、4人は共謀し、2011/12/05、購入の実態がないのに、姫路~京都の6カ月定期券2枚(約63万円)に細田らの名前を不正に記入し定期券を発行した、とされる。

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JR西日本社員横領事件:山口組系組長ら2人逮捕 暴力団資金源の可能性 兵庫県警 <MSN産経 2012/08/21 12:53>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、兵庫県警暴力団対策課などは2012/08/21、共謀して定期券を不正発行したとして有価証券虚偽記入容疑で、指定暴力団山口組系組長 細田利和(44、明石市魚住町)と、同居の元妻 徳岡裕子(43)を逮捕した。いずれも「こんな事実はない」などと容疑を否認しているという。

 兵庫県警によると、細田は2006年ごろ、一連の事件で2012/05に逮捕された明石駅員の宇留島剛(50、詐欺罪などで公判中)と明石市内の飲食店で知り合ったといい、宇留島は「換金した現金の一部は細田にも渡した」と供述。兵庫県警は暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて調べる。
 逮捕容疑は、宇留島らと共謀して2011/12、JR朝霧駅で、姫路~京都間の6カ月定期券2枚(計約63万円相当)を細田らが購入していないのに不正に発行したとしている。

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JR西日本社員横領事件:当時の駅員2人を追起訴、1人を起訴 <神戸新聞 2012/06/27 21:01>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、神戸地検明石支部は2012/06/27、有価証券虚偽記入・同行使、業務上横領罪で宇留島剛(50、明石市魚住町長坂寺)と、東郷護靖(25、加西市王子町)の当時の駅員2人を追起訴した。2人は詐欺罪などで起訴済み。
 他に同罪で当時の駅員 横井孝祐(24、姫路市)を起訴した。

 起訴状などによると、3人は共謀の上、2012/01/24~01/27、明石駅で定期券発行や売上金管理に従事する立場を利用し、架空定期券の情報をIC乗車券ICOCAに印字。3度にわたり職場で払い戻して計40万円を横領した、とされる。

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不正定期、知人が換金か <神戸新聞 2012/05/15 09:54>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、定期券は詐欺容疑などで逮捕された西田和史(42、明石市魚住町西岡、清掃会社社員)の名義で、西田がJR土山駅の窓口を訪れて払戻しを受けていたとみられることが2012/05/14、明石警察署への取材で分かった。
(中略)
 また、捜査関係者によると、宇留島はJR西日本に対し、着服した金の一部を指定暴力団山口組系組員に渡したという趣旨の説明をしていたといい、明石警察署が裏付けを進める。
(後略)

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定期券不正発行の疑い JR明石駅員ら4人逮捕 <神戸新聞 2012/05/14 12:38>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、明石警察署は2012/05/14、詐欺などの疑いで計4人を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。明石警察署は2012/05/14、4人の自宅を家宅捜索した。

逮捕
 ・不正を主導していた当時の駅員 宇留島剛(50、明石市魚住町長坂寺、懲戒解雇)
 ・当時の駅員 東郷護靖(25、加西市王子町、懲戒解雇)
 ・当時の駅員 宇垣貴裕(24、明石市西明石南町)
 ・宇留島の知人の会社員 西田和史(42、明石市魚住町西岡)

 4人の逮捕容疑は、2012/01、宇留島らが勤務していたJR明石駅などで、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行し、データをIC乗車券ICOCAに移した上で、土山駅の窓口で払い戻すなどして約15万円を詐取した疑い。
 JR西日本によると、宇留島は2006/06~2012/02、同様の不正行為を計659回繰り返していた。2009/02以降は若手駅員ら7人に再発行や払戻しを指示し、うち6人に各40万~90万円の謝礼を渡すなどしていたという。社内調査に対し、宇留島は着服した約8600万円の使途について、旅行やギャンブルなど遊興費の他、「知人に渡していた」と説明。具体的な相手については「答えられない」と明言を避けたという。

 JR西日本は2012/05/14午前、本社で会見し、近畿統括本部神戸支社長の金平英彦が(中略)した。

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定期乗車券の不正再発行に関する管理者などの処分について <JR西日本 2012/03/26>を編集

 定期乗車券の不正再発行および払い戻しによる現金着服に関して、この度職場管理者をはじめとする関係者の処分を行いました。

詳細

1.管理者などの処分

近畿統括本部 神戸支社 明石駅
 管理駅長、駅長 減給1名 戒告3名
 係長 訓告6名
 一般社員(不正と知らず取扱いをした社員)厳重注意8名、注意指導6名

近畿統括本部 神戸支社
 担当課長 厳重注意1名

近畿統括本部 大阪支社 天満駅
 管理駅長 訓告1名

近畿統括本部 大阪支社 新三田駅
 管理駅長、駅長 厳重注意2名

近畿統括本部 大阪支社
 課長、担当課長 厳重注意3名

広島支社 五日市駅
 管理駅長、駅長 訓告3名

広島支社
 課長、担当課長 厳重注意2名

本社
 課長、担当課長 厳重注意3名

2.役員の報酬返上

○「月額報酬の1割×2カ月」1名
 執行役員 近畿統括本部神戸支社長 金平英彦

○「月額報酬の1割×1カ月」5名
 取締役 兼 専務執行役員 近畿統括本部長 山本章義
 取締役 兼 常務執行役員 営業本部長 柴田信
 常務執行役員 近畿統括本部大阪支社長 川上優
 執行役員 財務部長 松浦克宣
 執行役員 広島支社長 杉木孝行

その他、駅業務部長 戒告

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明石駅員着服:関与の7人懲戒解雇 <神戸新聞 2012/03/22 19:53>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、JR西日本は2012/03/22、既に退職した元契約社員(27)を除く駅員7人を懲戒解雇とした、と発表した。処分は2012/03/21付。処分を受けたのは、不正行為を主導した男性(50)と、協力して現金を受け取るなどした22~27歳の6人。

 この問題をめぐっては、明石駅や本社のチェック体制の杜撰さも明らかになっており、JR西日本は明石駅の管理職の他、関係する支社・本社の社員についても近く処分する方針。

 JR西日本によると、8人は2006年以降、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行して払戻すなどの不正行為を659回にわたって繰り返していたという。現金は主犯が集め、他の7人の旅行代や飲食代を負担。うち6人は主犯から40~90万円を受け取っていたという。JR西日本は主犯を詐欺などの疑いで明石警察署に告訴した。全員を懲戒解雇とした理由について、JR西日本は「不正と知りながら上司に申告せず、着服に関与した」と説明。(後略)

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定期乗車券の不正再発行などに関する処分について <JR西日本プレスリリース 2012/03/22>を編集

懲戒解雇:大阪支社天満駅1名(2012/02/22付)、広島支社五日市駅1名(2012/02/23付)、神戸支社明石駅7名(2012/03/21付、既に退職した者1名を除く)、大阪支社新三田駅1名(2012/03/21付)

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明石駅員着服:JR西日本が記録照合怠る「職場管理に問題」 <神戸新聞 2012/03/20 07:15>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、JR西日本取締役営業本部長の柴田信らが2012/03/19、JR西日本本社(大阪市北区)で会見し「お客さまの信頼を裏切り、深くお詫びします」と謝罪した。5年8カ月にわたって不正が繰り返されていたにもかかわらずチェック機能が働かなかった上、同僚らから告発する声も出なかった。柴田は「職場管理体制に大きな問題があった」と反省の弁を述べた。

 柴田は長年、不正を許した原因について、駅で記録の照合作業をしていなかった、駅の管理職の点検が不十分、本社でもチェックが漏れていたと説明した。「重大な問題」として、不正を管理職が見抜けず、社員からも通報がなかった点を強調。明石駅には助役と係長3人の管理職がいたが、柴田は「社員から全く信用されず、情報が入ってこなかった」と述べ、社員管理の不備を認めた。
 一方、不正を主導した男性駅員(50)は旧国鉄に入社後、ほぼ一貫して駅の営業係を担当。明石駅には2004年に配属され、業務に精通していた。若手社員は「相談に乗ってもらうなど頼りにしていた。不正行為と分かっていたが、嫌われてはいけないと思った」などと話しているという。
 明石駅は管理職を除けば40~50代が4人、10~20代が33人。JR民営化前後の採用凍結の影響で中堅の30代がいない典型的な二層構造で、JR西日本関係者は「不正が起きた背景の一つ」と指摘する。
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# ○○していないだけ。

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JR明石駅員が8600万円着服 定期不正再発行で <神戸新聞 2012/03/19 21:49>を編集

 JR西日本は2012/03/19、JR明石駅の駅員8人が、不正に再発行した定期券を払い戻す手口で、約5年8カ月の間に計約8600万円を着服していたと発表した。ベテランの男性駅員(50)が中心となり、指示を受けた20代の駅員7人が協力。明石駅と朝霧駅(明石市)で不正行為を繰り返していた。JR西日本は2012/03/16日付で50歳の駅員を詐欺容疑などで明石警察署に告訴した。JR西日本は「当事者や管理職、支社・本社社員を含め、厳正に処分する」としている。

 JR西日本によると、50歳の駅員らは2006/06~2012/02、所属する明石駅と勤務で訪れる朝霧駅のみどりの窓口で、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行し、データをIC乗車券ICOCAに移した上で払い戻すなどの不正行為を659回にわたって繰り返していた。
 2006~2009年は50歳の駅員が単独で朝霧駅で不正を働き、2009年以降は窓口業務に就くことが少なくなったため、若手駅員7人に再発行や払戻しを指示。7人は不正と認識しながら協力していた。
 着服した現金は50歳の駅員が手に入れ、不正に関与した残る駅員7人の旅行代や飲食代を負担。さらに、6人は1回の払戻しに付き1万円程度、合計で各40万~90万円を受け取っていた。残る現金の使い道について、50歳の駅員は「旅行やギャンブルなど遊興費に使った」と話しているという。
 定期券の発行については、両駅とも毎日と月3回、記録を照合するなどして不正がないか確認後、本社の審査・清算センターがチェックする仕組みだったが、実際はノーチェックだった。

 また、新三田駅でも2008/04、2008/08の2回、似たような手口で男性駅員(28)が計16万円を着服していたことも判明した。
 JR西日本では2012/02、天満駅(大阪市)の男性駅員(31)が同様の手口で計約2400万円を着服。五日市駅(広島市)でも男性契約社員(24)が計約870万円を着服しており、JR西日本が社内調査を進めていた。
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北陸新幹線の新型車両E7系&W7系は"和"のデザイン - グランクラスも導入 <マイナビ 2012/09/05>を編集

 JR東日本とJR西日本は2012/09/04、北陸新幹線の金沢開業に向けて新型新幹線車両を共同開発することを発表した。北陸新幹線 長野~金沢間は2014年度末の開業を予定している。

 新型車両E7系(JR東日本)・W7系(JR西日本)は12両編成で、北陸新幹線における営業最高速度は時速260km。車両のトータルコンセプトは「大人の琴線に触れる『洗練さ』と心と体の『ゆとり・解放感』」で、「洗練さ」「ゆとり・解放感」に共通するキーワード"和"をもとに、車両デザインのコンセプトを「"和"の未来」とした。

 先頭形状は「ワンモーションライン」とネーミングされたシンプルな流線形で構成され、スピード感と精悍さを表現している。環境性能も考慮し、空気力学的な最適形状とするデザインを採用した。一方、車体上部に空色、車体色にアイボリーホワイト、帯に銅色・空色と、日本の伝統的な色使いも取り入れた。

 東北新幹線E5系に続き、北陸新幹線用新型車両にもグランクラスを導入。12号車がグランクラス(定員18名)車両となり、フルアクティブサスペンションを採用して乗り心地も向上している。11号車はグリーン車(定員63名)、1~10号車は普通車(定員853名)となり、グランクラスとグリーン車の全席、普通車の窓側および車端部に電源コンセントを設置する。

 すべての洋式トイレに温水洗浄機能付便座を設置し、改良型ハンドル形電動車いすに対応した多目的室や大型洋式トイレも設けるなど、サービス設備やバリアフリー設備も充実。地震発生時の安全対策として、ブレーキ性能の向上などブレーキ距離を短縮する対策も施された。北陸新幹線の新型車両に関して、JR東日本は2013年秋、JR西日本は2014年春にそれぞれ第1編成が落成予定となっている。
神戸空港運営一体化も前向き 新関空社長一問一答 <神戸新聞 2012/09/04 07:35>を編集

 新関西国際空港会社社長の安藤圭一は2012/09/03のインタビューで、大阪(伊丹)空港の有効活用を明言する一方、発着枠規制の緩和には時間がかかるとの見通しを示した。また、将来的な神戸空港との運営一体化に前向きな考えをあらためて示した。一問一答は次の通り。

-2空港の2014年度の発着回数を現状の30%増の30万回、売上高を26%増の1500億円にする経営目標を打ち出した。
「アジアと行き来するなら関空と言われるようにしたい。今秋、国内空港初の格安航空(LCC)専用ターミナルが完成するが、LCC需要は予想以上に増えており、増設の検討も年内にはしたい。シンガポールなどアジアの国際空港は既に第2期のLCCターミナル整備を進めている。対抗するには倍のスピード感が必要だ」

-大阪空港について、運営方針に「廃港検討」の文言が入ったが。
「将来はともかく、早期に運営権を売却するために、伊丹を有効活用する方向性はむしろ明確になった。関空だけでなく伊丹も伸ばす。利用者目線でターミナルビルを改修し、遊休地に体験型施設を検討するなど地元の雇用にも貢献したい」

-規制緩和への道筋は。
「国は、羽田空港の発着枠拡大に追われ、伊丹に関する議論は止まっている。関西の自治体とも調整が必要で、プロペラ枠の低騒音ジェット機への振替えは早くても来夏2013ダイヤ以降だろう。国内長距離便も、2空港周辺の合意が得られた時点で入れていきたい」

-環境対策は。
「低騒音の機体ほど安い着陸料金を来春2013には導入したい。地元自治体、住民向けの環境対策事業は従来通り。新会社になっておろそかになってはいけない」

-神戸空港との関係は。
「すぐには難しいが、首都圏空港に対抗してアジアの需要を取り込んでいくには、関西3空港の運営権は一体が望ましい」

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新関空社長「将来は(神戸含め)3空港一緒に」 <神戸新聞 2012/08/31 20:36>を編集

 関西国際空港と大阪(伊丹)空港が経営統合し発足した新関西国際空港会社社長の安藤圭一は2012/08/31、伊丹市内での講演で「やはり将来は関西3空港が一緒になって海外の空港と競わないといけない」と述べ、関空、大阪に加えて、将来的に神戸空港を含めた一体運用に言及した。

 新関空会社が2012/07/01に発足して以降、安藤が公式の場で関西3空港の在り方に言及したのは初めて。
 新関空会社は今後、2年後をめどに空港運営権の民間売却を目指している。安藤は、神戸空港を加えた一体運用の時期については民間売却実現後の段階との見方を示した。

 関西の航空需要の活性化をめぐっては、関係自治体や経済界でつくる「関西3空港懇談会」(事務局・関西経済連合会)が2010年に3空港の一元管理で合意。その後、国が関空、大阪2空港の統合を決めた経緯がある。
 一方、安藤は大阪空港の有効活用策について「(新関空会社の企業価値の向上へ)伊丹が起爆剤となる。環境(騒音対策)と利便性を両立する」と強調した。経営戦略に盛り込んだターミナルビルの改修では、JALとANAで分かれている搭乗窓口の一本化や、需要拡大が見込まれる中小型機の発着設備の充実などを検討しているとした。

 講演会は、伊丹市、伊丹商工会議所、池田泉州銀行(大阪市)による産業振興連携協定の締結記念として開かれた。
JR神戸線で人身事故 通勤・通学7.5万人直撃 <神戸新聞 2012/09/03 12:18>を編集

 2012/09/03 05:30ごろ、JR神戸線 立花~甲子園口の武庫川東踏切(尼崎市稲葉荘4)近くの路上で、通行人から「人の手のようなものが落ちている」と110番通報があった。尼崎北警察署の調べによると、踏切付近で成人男性とみられる遺体(の一部)が見つかった。2012/09/02 23:10頃に踏切を通過した普通電車(松井山手発西明石行き)が接触し、即死したとみられる。

 尼崎北警察署から連絡を受け、JR西日本は05:50頃から、京都~姫路の上りで約40分、下りで約1時間半運転を見合わせ、88本が運休、17本に最大84分の遅れが生じた。通勤時間帯に当たり、約7.5万人に影響した。
 運転見合わせに伴い、阪神、阪急などで振替輸送を実施。しかし、山陽電鉄は「朝のラッシュ時で混乱が生じかねない」として受け付けず、通勤客から苦情があったという。
# 阪神電車の輸送力が不足しているため、08:00に阪神電車・六甲ライナーの振替輸送は終了しました。
# 順次運転を行っているため、振替輸送は12:30に終了します。

 JR西日本によると、男性に接触したとされる普通電車には約200人が乗車。2012/09/02 23:15頃、さくら夙川駅で降りた乗客から「立花~甲子園口で列車の揺れを感じた」との通報があった。JR西日本は運転終了後、2012/09/03 03:00頃から車両を点検。午前6時前、先頭車両などの床下に血痕がある電車が見つかり、同じ頃、尼崎北警察署から連絡が入ったという。
 JR西日本は「車庫に入っていたため車両を特定するのに時間がかかった。すぐに現場に行かなかったのは、後続から報告がなかったため」としている。また、運転士は「衝撃をまったく感じなかった」と話しているという。
「燕京」8月で航路廃止 神戸‐天津結ぶ国際フェリー <神戸新聞 2012/09/02 08:15>を編集

 友好都市の神戸と中国・天津を結ぶ国際フェリー「燕京(えんきょう)」(定員399人)が2012/07に突然休航し、そのまま2012/08下旬で航路を廃止したことが、2012/09/01分かった。
 天津と日本をつなぐ唯一のフェリーだったが、収益の柱となる天津からの貨物が減り、採算が悪化していた。友好都市の提携40周年を来年2013年に控え、神戸市は「お祝いムードが盛り上がる矢先に…」と落胆している。

 燕京は1990/03、官民挙げた友好都市記念プロジェクトとして就航。中国の合弁会社が週1往復運航し、神戸~天津を50~60時間で結んでいた。だが2012/07/02、日本側の総代理店チャイナエクスプレスライン(CEL、神戸市中央区)から、取引先に「2012/07/03に神戸を出発する便をもって、当面休航する」と突然通知があった。出港後に一斉メールで知らされた業者もあり、港湾管理者の神戸市も出港当日に知ったという。運航会社は結局、2012/08/20に「収益改善を見込めない」と廃止を決定。現在、船は天津に係留されている。22年間で2265回航海を重ねた。
 チャイナエクスプレスラインによると、年間の乗客数は1万人程度で推移し、売上げの8割は貨物が占めていた。だが近年は燃料費が高騰。中国の物流ルートの変化などで天津から日本への輸出品は減り続け、東日本大震災が追い打ちをかけた。2011/07からは山東省にも寄港して集荷拡大を図ったが、採算が回復できなかったという。
 廃止の知らせに、神戸市みなと総局の担当者は「貴重な航路を失い、神戸港の大きな損失」と肩を落とす。来年に向け、さまざまな記念行事を計画する神戸市国際交流推進部も「阪神淡路大震災や鳥インフルエンザ流行を乗り越え、日中友好のシンボルだった。非常に残念」と意気消沈気味だ。

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燕京号運行終了のお知らせ(チャイナエクプレスライン) <2012/08/21>
たこフェリー可動橋撤去 明石側でスタート <MSN産経 2012/08/28 02:16>を編集

 経営難から解散することが決まった明石淡路フェリー(明石市)の明石市側の港湾施設(明石市中崎)の解体工事が2012/08/27、始まった。
 明石淡路フェリーは2010/11から運航を休止しており、2012/05の臨時株主総会で解散を決定。約6億円と見積もられていた桟橋や可動橋などの撤去費用が問題となっていたが、兵庫県、明石市、淡路市との協議を行った結果、桟橋は緊急時の救助船などの着岸用に残し、可動橋のみを撤去することで費用は約2000万円まで圧縮されたという。
 撤去工事は約2カ月で完了し、跡地は明石市に寄付する。

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明石淡路フェリー http://www.taco-ferry.com/index2.html を編集

平成24年5月29日解散となりました。
長年のご愛顧、ご利用いただきありがとうございました。

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たこフェリー再開断念 運営の3セク解散へ <神戸新聞 2012/05/21 19:04>を編集

 明石海峡大橋を含む高速道路値下げ政策のあおりを受け、2010/11から運航を休止している明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)について、運営会社の第3セクターは2012/05/21、明石市内で臨時取締役会を開き、運航再開を断念し、会社を解散する方針を決めた。株主は明石市、淡路市、洲本市、南あわじ市、淡路ジェノバライン社(淡路市岩屋)で、2012/05/29の株主総会で正式決定する。
 運航休止後、3セクは早期再開を模索したが、新たなフェリー船の購入費用や明石海峡大橋との競合による採算の厳しさなどから難航。2011/10、筆頭株主のジェノバラインと淡路市が二輪車と旅客のみを運ぶ小型フェリー船を購入して運航を再開させる計画を進めたが、明石市などの反対で立ち消えになった。
 その後、2011/12に明石市、淡路市、洲本市、南あわじ市、兵庫県が事務レベル協議で「再開断念と3セク解散」の方針で一致し、淡路ジェノバラインとの調整を進めていた。淡路ジェノバライン社長の吉村静穂はこの日、「2年後には明石海峡大橋の通行料が一般高速道路並みに引き下げられる。太刀打ちできないと判断した」と説明した。今後は株主総会を経て、残余資金や財産の清算作業を進める。
 明石海峡大橋を通行できず、明石海峡を渡れない状況が続く125cc以下の単車について、明石市は「淡路市と白紙の状態から議論し直したい」としている。
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# 出資(資本金1億円):淡路ジェノバライン(56%)、明石市(17%)、淡路市(11%)、南あわじ市(4%)、洲本市(2%)
【JR京都線】 線路状態確認 一部運転見合わせ <JR西日本 2012/08/15 17:40>を編集

 JR京都線では、昨日の大雨による線路災害のため、高槻駅~長岡京駅間の特急・新快速電車が走行する線路の運転を見合わせています。このため、JR京都線・琵琶湖線内の新快速列車は全て運転を取り止めています。
 なお、本日中には復旧工事を終え、最終的な確認をした上で、明日8月16日の始発列車より平常通り運転する計画です。

特急はるか号
全区間運転取り止め:はるか1号、5号、9号、41号、はるか34号、42号
新大阪~京都・草津・米原で運転取り止め:その他のはるか号

特急くろしお号
新大阪~京都で運転取り止め:くろしお3号、7号、25号、くろしお6号、20号、28号、

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【全線】 大雨 運転見合わせ・列車の遅れ <JR西日本 2012/08/14 07:20>を編集

 京阪神の各線では大雨の影響により、運転見合わせや列車の遅れが発生しています。影響のある路線は以下の通りです。

【JR京都線】高槻~摂津富田駅間 土砂流出のため、京都~吹田駅間で運転見合わせています。
【学研都市線】津田~河内磐船駅間 線路冠水のため、四条畷~京田辺駅間で運転見合わせています。
【大和路線】加茂~郡山駅間 雨量計が規制値に達したため、速度を落として運転を行っています。
【奈良線】城陽~黄檗駅間で線路陥没と線路冠水が発生したため、全線で運転を見合わせています。
【桜井線】奈良~帯解駅間 雨量計が規制値に達したため、速度を落として運転しています。

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宇治で民家流され2人不明 豪雨で高速寸断 鉄道乱れ <京都新聞 2012/08/14 12:50>を編集

 京都府南部や大津市で2012/08/14、猛烈な雨が降り、宇治市の弥陀次郎川が氾濫するなど宇治市を中心に広範囲に民家が床上、床下浸水した。京都府知事の山田啓二は自衛隊に出動要請し、自衛隊が救助活動に当たっている。

 京滋バイパスは宇治トンネル東側付近の土砂崩れで上り車線をふさぎ、西側付近も道路冠水で少なくとも4台が水没した。宇治西IC~瀬田東JCTは上下線とも13時現在通行止め。新名神高速の草津田上~甲賀土山などが通行止めになったほか、名神高速の京都南~茨木が一時不通となった。

 JR西日本によると、13時現在、JR奈良線は宇治駅構内で線路が陥没したため全線で運転を見合わせている。京阪神で14万人に影響が出た。東海道新幹線は東京~新大阪で少なくとも28本が運休、遅れも出ている。
 私鉄では京阪電鉄が宇治線の黄檗~三室戸で軌道の法面が崩れ、徐行運転している。阪急と近鉄は一時運転を見合わせた。

■精華町で1時間107ミリ

 京都地方気象台によると、レーダー解析で2012/08/14朝、八幡市と城陽市で1時間当たり90ミリの雨が降ったとみられる。
 京都府によると、06:40までの1時間に、精華町107ミリ、京田辺市98ミリ、井手町97ミリ、宇治市74ミリを観測。城陽市と宇治市では2012/08/13 21時ごろから2012/08/14 06時の累積雨量が300ミリを超えた。
 京都地方気象台は、近畿中部に前線が南下して山城中部に発達した雨雲が停滞したため、大雨になったとみている。
鉄道インフラ輸出で日本勢が快進撃 <MSN産経 2012/08/13 08:46>を編集

 日本が成長戦略の柱と位置づけ、官民で受注強化に取り組んできた鉄道インフラ輸出が実を結ぶケースが出始めている。
 日立製作所がイギリス高速鉄道の車両製造など総額5500億円の事業を受注したほか、川崎重工業と東芝も台湾に高速鉄道を納入。丸紅と住友商事もアジアで鉄道工事の受注にこぎつけた。ドイツ・シーメンス、フランス・アルストム、カナダ・ボンバルディアの御三家が圧倒的なシェアを握る世界の鉄道市場に風穴を開けた国内鉄道勢の快進撃は、発電所や下水道施設など他のインフラ輸出にも弾みをつけるとの期待が高まっている。

◇3年半の紆余曲折

 2012/07/25。秋葉原ダイビル23階にある日立の交通システム部門のスタッフたちが、拍手喝采に沸いた。イギリス高速鉄道の更新計画で、イギリス運輸省が同日、596両の車両製造などの契約を日立と交わすと正式表明したからだ。
 事業総額は日本のインフラ輸出としては過去最大。その大半の事業を日立が担う計画で、日立の鉄道輸出としても最大の案件となる。ブラジル出張中に吉報を耳にした社長の中西宏明は「大変うれしい。グローバルな成長をめざす上で、非常に大きな一歩だ」と手放しに喜んだ。
 約3年半にわたる正式受注までの道のりには紆余曲折があった。日立は2009/02にイギリス運輸省から優先交渉権を獲得したものの、リーマン・ショックに加え、2010/05に発足したキャメロン首相率いる新政権が大幅な歳出削減を打ち出したことで、計画が一時凍結する事態に追い込まれた。事業性の見直しなどを経て、2011/03に交渉が再開され、そこから1年以上を経て、ようやく契約にこぎつけた。

 日立の正式受注で、苦労を共にしてきた日本政府の関係者も歓喜の声を上げた。国際協力銀行(JBIC)を通じた協調融資を実施するなど、官民一体で支える態勢を整えるなど、受注獲得を全面的にバックアップしてきたからだ。
 官房長官の藤村修は「我が国の鉄道技術の高さや政府も含めたオールジャパンの取組みが評価された結果」と話し、経済産業相の枝野幸男は「インフラの海外展開の観点から大変意義がある」と声を弾ませた。

◇実績積み重ねて

 海外への鉄道インフラ輸出を果たしたのは、日立だけではない。

 丸紅は、マニラ首都圏北部の高架式都市鉄道(MRT7号線)事業を現地企業と共同で約800億円で受注。

 住友商事も、ベトナム最大都市のホーチミンで計画されている都市鉄道の高架部分などの建設工事を、現地の国営建設会社CIENCO6と626億円で受注した。

 川崎重工業と東芝は台湾高速鉄道(台湾新幹線)から高速鉄道車両4編成計48両を受注。2012/12からの3年間で順次納入する。受注総額は合計190億円。受注した車両は東海道・山陽新幹線の700系をベースに台湾向けに開発した700T型で、東芝が変圧器や空調設備を供給し、川重が兵庫工場(神戸市)で組み立てる。
 今回、両社の共同受注につながったのは、過去の納入実績が評価されたため。両社は、2000/12、三菱重工業など国内7社の連合体で、台湾高速鉄道に対し360両の新幹線とシステムを納入。この時の実績が評価されたという。「過去の実績が次の受注につながったケース。海外での受注拡大には、実績を重ねることが欠かせない」と、川崎重工幹部は話す。

 鉄道の新設計画は今後も米国や新興国を中心にめじろ押しだ。鉄道インフラ関連の世界市場は2016年には11兆円規模に拡大するとの試算もある。
 JR東日本や川崎重工などを中心とする企業連合は、アメリカ・カリフォルニア州の高速鉄道計画での受注を狙い、JR東海や東芝などもテキサス州の高速鉄道事業への参加を検討する。さらに、新興国でも、高速鉄道の建設計画があるブラジル、ベトナム、インドなどでも日立、川崎重工、三菱重工が受注を目指している。

 日本勢は、次の大型受注獲得に向け、性能の売り込みなどを強化している。しかし、ドイツ・シーメンスなどの御三家は、首脳が先頭に立った強烈なトップセールスで巻き返しを図っており、今後も入札での御三家との激突は避けられない。それだけに、日立が鉄道発祥の地・イギリスで御三家に勝った意義は大きい。日本企業が世界のトップ企業と互角に戦えることを証明し、他のインフラ輸出の関係者にも勇気を与えたことは間違いない。

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日立 イギリス高速鉄道を正式受注 事業規模5500億円 <MSN産経 2012/07/25 19:23>を編集

 日立製作所は2012/07/25、イギリス運輸省から高速鉄道車両596両の製造と27年半の間の保守業務を正式に受注したと発表した。事業総額は45億ポンド(約5500億円)とイギリス鉄道市場最大規模となる。日立が鉄道発祥の地、英国で大型案件を受注したことで、日本の成長戦略の柱であるインフラ輸出にも弾みがつきそうだ。

 日立がイギリス大手ゼネコンと共同で受注したのは、ロンドンとスコットランドのエディンバラなどを結ぶ都市間高速鉄道。グループ企業を通じて約30年間、車両リース事業も手がける。
 日立は今後、8000万ポンド(96億円)を投じてイギリス北部ダラム州ニュートン・エイクリフに車両生産工場を建設。2016年から月35両の鉄道車両を生産し、ヨーロッパ本土も含めた市場開拓に本腰を入れる構えだ。

 イギリス高速鉄道をめぐっては、日本政府も国際協力銀行(JBIC)や日本貿易保険など公的金融を通じて支援。官民一体の取り組みで世界の鉄道市場を席巻するドイツ・シーメンス、フランス・アルストム、カナダ・ボンバルディアの鉄道ビッグ3に競り勝った。

 正式受注を受け、日立社長の中西宏明は「大変うれしく思う。非常に大きな一歩だ」とコメント。官房長官の藤村修も同日午後の会見で「わが国の鉄道技術の高さや、政府も含めたオールジャパンの取り組みが評価された結果。今後ともインフラの海外展開に官民連携しながら取り組んでいきたい」と述べた。

 日立は2009/02に今回受注した事業の優先交渉権を獲得。2010/05に発足したイギリス新政権が大幅な歳出削減を打ち出し、一時は、事業が白紙撤回される可能性も浮上したが、3年越しで契約にこぎつけた。

 イギリスでの受注をテコに、日立では2015年度までに鉄道システムの連結売上高を2011年度比2.3倍の3200億円に引き上げる計画だ。
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英国の都市間高速鉄道計画に関する契約締結について <日立製作所 2012/07/25>を編集

 株式会社日立製作所は、このたび、英国運輸省(DfT : Department for Transport)の都市間高速鉄道計画(IEP : Intercity Express Programme)につき、日立が出資する特別目的会社 アジリティ・トレインズ(Agility Trains)社を通じ、正式契約を締結しました。本契約に基づき、アジリティ・トレインズ社は、約30年にわたり英国主要幹線であるEast Coast Main Line 及び Great Western Main Lineを走行する車両のリース事業を展開します。また日立は、アジリティ・トレインズ社より同社のリース事業向けに、合計596両におよぶ車両の製造、並びに27年半にわたる保守事業につき一括受注する事となります。

 なお、本プロジェクトは英国運輸省が主導するPPP(Public Private Partnership)スキームで実施されており、株式会社国際協力銀行および、独立行政法人日本貿易保険による金融支援を受けています。

 アジリティ・トレインズ社は、2009/02/12、英国運輸省から本件に関する優先交渉権を獲得し、正式契約に向けた交渉を実施してきました。2010/02には、2010/05に実施された英国総選挙への影響回避を理由として、契約交渉が凍結されたものの、2011/03より契約交渉を再開し、最終契約締結の運びとなったものです。

また、日立は、IEPを含む今後の英国および欧州における鉄道システム事業強化に向け、欧州における鉄道車両の生産拠点として、英国・イングランド北東のダーラム州ニュートン・エイクリフ(Durham County Newton Aycliffe)を第一候補として、新たな拠点を設立する予定です。現在、設立に向けた最終調整を進めており、2016年にはフル生産を開始する予定です。新拠点は、1カ月あたり35両の鉄道車両を生産できる能力を保有する予定です。新拠点がフル生産を開始する時点では、研究開発スタッフも含めて約730人を新規に採用する見込みです。

日立製作所執行役社長 中西 宏明のコメント
「長い交渉期間を経て、本プロジェクトの正式契約の締結に至ったことを大変うれしく思っています。本件は、日立が社会イノベーション事業を通じてグローバルな成長をめざす上で、非常に大きな一歩です。長きにわたって本プロジェクトの実現に向けて精力的に交渉を進めてこられた英国政府のご努力に深く敬意を表します。これまで強力にご支援いただいた日本国政府をはじめとする関係各位に対して、心より感謝を申し上げます。今後日立は、高信頼・低環境負荷かつ快適な旅客サービスの提供と、世界トップクラスの生産設備を備えた新拠点の設立を通じて、日英両国の良好な互恵関係構築に貢献すべく努力して参ります。」

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丸紅などマニラの鉄道建設を受注 約800億円 <MSN産経 2012/05/15 14:42>を編集

 丸紅とフィリピンの大手建設会社D.M.コンサルジ社は2012/05/15、マニラ首都圏北部の高架式都市鉄道(MRT7号線)の建設契約を受注したと発表した。金額は約10億ドル(約800億円)で、2016/06頃の全線開通を見込む。

 日本の鉄道技術が評価され、車両は総合車両製作所、信号など電気品は東芝と日本信号が供給し、日本連合を支援しようと国際協力銀行(JBIC)が融資を検討している。

 MRT7号線は、既存の1号線と3号線が乗り入れる既存線からさらに北部のサンホセデルモンテ駅までの全長約23kmを14駅で結ぶ。開業すれば北部に建設予定の住宅地や商業施設を結ぶ利便性が高まり、マニラ市内の渋滞緩和にも期待されている。

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東芝、韓国鉄道公社から貨物車両部品を30億円で受注 <MSN産経 2012/03/07 14:10>を編集

 東芝は2012/03/07、韓国の大手車両メーカーの現代ロテムから、貨物電車31両分のモーターや電源システムなどの主要部品を受注したと発表した。韓国鉄道公社の車両向けで、受注総額は約30億円。東芝は、2010年にも貨物車両56両分の部品を現代ロテムに納入した経緯があり、導入実績が評価されたと見ている。

 東芝は、海外での部品や車両の売り込み強化で、鉄道関連事業の売上高を2015年度には2010年度に比べ2倍の2000億円に引き上げることを目標にしている。
西明石駅構内トラック・特急衝突事故:印刷会社社員の男を書類送検 <神戸新聞 2012/08/07 15:00>を編集

 JR神戸線 西明石駅構内にある社員専用踏切で2012/02、特急列車とトラックが衝突し乗客6人が負傷した事故で、兵庫県警捜査1課と明石警察署は2012/08/07、過失往来危険と自動車運転過失傷害の疑いで、トラックを運転していた男(25、印刷会社社員、大阪府摂津市)を書類送検した。
 男の送検容疑は2012/02/17 16:50頃、この踏切で、列車の接近を知らせる警報機が鳴り、踏切前でトラックを一時停止させたのに、安全確認を怠ったまま踏切内に進入。走行中の倉吉発京都行き特急「スーパーはくと10号」(乗客146人)の先頭車両とトラックを衝突させ、割れた車両の窓ガラスなどで乗客6人に軽傷を負わせた疑い。
 兵庫県警捜査1課によると、男は「一時停止後、考え事をしながら踏切に入ってしまった」と供述。兵庫県警は検察庁に起訴を求める厳重処分の意見を付けた。

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過失往来危険容疑で兵庫県警が捜査 明石・特急衝突事故1カ月 <神戸新聞 2012/03/17 08:20>を編集

 2012/02、JR神戸線西明石駅構内にある社員専用踏切で特急列車とトラックが衝突し、乗客ら計9人が負傷した事故は、2012/03/17で発生から1カ月となる。
 事故を受け、JR西日本は現場の踏切に遮断機の設置を決め、管内で同様の駅構内踏切の実態調査に乗り出す。兵庫県警はトラックを運転していた男性(25)について、過失往来危険と自動車運転過失傷害容疑で捜査を進めている。

 2012/03/17 16:50頃、特急「スーパーはくと10号」(乗客146人)と、踏切に進入したトラックが衝突。トラックは横転し、運転の印刷会社の男性社員が顔などを軽傷、特急の窓ガラスが割れて先頭車両内に飛び散り、20~60代の乗客8人も軽傷を負った。
 踏切はJR西日本社員や出入りする業者らの専用で、警報機はあったが、遮断機や障害物検知装置はなかった。2003年と2006年にも電車と車などが接触する事故があった。

 JR西日本は事故を受け、管内の駅構内踏切で危険性がないかを調査する方針を固めた。社長の佐々木隆之は2012/03/14の定例会見で「大変残念」と述べ、事故現場の踏切に2012/05末までに遮断機の設置を決め、現在、日中は2人の警備要員が安全確認に当たっている。

 一方、トラックを運転していた男性は、兵庫県警の調べに「警報音は聞こえていたが、電車が接近していると思わず、踏切に入った」などと供述。兵庫県警捜査1課と明石警察署などは男性がトラックの運転で注意義務を怠り特急と衝突させたとみて、過失往来危険と自動車運転過失傷害の疑いで事情を聴いている。JR西日本の踏切の管理状況なども調べ、男性の過失の程度を見極める方針。

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JR西明石駅踏切事故:現場踏切に遮断機設置へ <神戸新聞 2012/03/15 07:50>を編集

 2012/02、JR神戸線西明石駅構内にある社員専用踏切で特急列車とトラックが衝突し、乗客ら計9人が負傷した事故で、JR西日本は2012/03/14、2012/05末までに現場に遮断機を設置する方針を明らかにした。
 事故前に社員から危険性を指摘する意見が挙がり、2012年度中に遮断機を取り付ける予定だったことも分かった。

 事故現場の踏切では、2003年と2006年にも電車と車などが衝突。警報機はあるが、遮断機や障害物検知装置はなかった。JR西日本によると、2011/06、現場の社員が危険性を近畿統括本部に報告。JR西日本は2011/09、2012年度中の遮断機の設置を決めたという。

 JR西日本は、社員を置くなどして再発を防止するとともに、2012/05末までの遮断機の設置を決定。
 取り付け前に事故が発生したことについて、社長の佐々木隆之は定例会見で「大変残念」とし、「当面は人の力で(遮断機の)完成を待ちたい」と述べた。

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JR西明石駅踏切事故:踏切の門扉施錠せず 誤進入の危険性 <神戸新聞 2012/02/20 15:05>を編集

 JR神戸線西明石駅構内踏切事故で、踏切近くにある構内進入用の門扉が数年前から施錠されておらず、誰でも出入りできる状態だったことが2012/02/20、JR関係者への取材で分かった。門扉には電子式の鍵が付けられていたが、無施錠のままだった。
 今回事故を起こしたトラックの運転手もこの門扉から入り、商品を納品した帰りに特急と衝突した。JR西日本は「電子式の鍵は壊れており、改良修理中だった」としている。

 JR西日本によると、現場の踏切は西明石駅構内の車両基地などに出入りする社員や業者専用で、線路と並行する国道2号線から入ることができる。
 門扉は国道と踏切との間にあるスライド式の鋼鉄製で、2003/03に一般の軽乗用車が誤って踏切内に入り、電車と衝突する事故が起きたのを機に設けられた。
 関係者らによると、門扉には電子鍵があり、インターホンで社員に所属と用件を伝えると遠隔操作で解錠される仕組みだった。しかし、数年前から鍵は使われなくなった。
 踏切周辺には、関係者以外の立入禁止や左右の確認などを知らせる看板があったが、誤って進入する場合に備えた遮断機や障害物検知装置はなかった。

 踏切をよく使っていたというJR西日本の元社員は「遮断機のない(社員専用の)踏切は他にもあったが、ここは本線を通るため危険だった。構内に入る時、なぜ遮断機がないのだろうと思っていた」と話している。

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JR西明石駅踏切事故:運輸安全委、踏切の状況など調査 <神戸新聞 2012/02/19 08:00>を編集

 JR神戸線西明石駅構内踏切事故で、国土交通省運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が2012/02/18、事故現場や、特急車両が移されたJR西日本宮原総合運転所(大阪市淀川区)などで、踏切や車両の状況などを調べた。
 調査官は、現場をビデオカメラなどで撮影しながら約1時間、踏切や警報機の状況などを確認。JR西日本社員に見取り図を示されてやり取りしたり、線路に立って見通しを調べたりした。
 その後、西明石駅の会議室で特急の運転士らから事故当時の状況を聞き取った後、宮原総合運転所に移動して、事故車両の状況を調べた他、トラックを運転していた印刷会社社員の男性(25)からも新大阪駅で聞き取りした。

 取材に応じた鉄道事故調査官の金沢学。
・「事故現場の配置、状況、駅構内の自動車が通れるルートを確認した」。
・特急車両について「車体やガラスが、全車両にわたって所々損傷していた」。
・「データや資料を整理して調査し、半年から1年をめどに報告書を出したい」。
・同じ踏切で過去に起きた事故2件について「形態やJR西日本の再発防止策などを確認し、同様の事故なら調査の参考にする」。

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JR西明石駅構内踏切事故:警報音認識し踏切進入 <神戸新聞 2012/02/18 16:10>を編集

 JR神戸線西明石駅構内の社員専用踏切で2012/02/17、特急列車とトラックが衝突し、特急の乗客ら計9人が負傷した事故で、トラックを運転していた印刷会社社員の男性(25)が「警報機の音は聞こえていたが、電車が接近しているとは思わず踏切に入った」と話していることが2012/02/18、捜査関係者への取材で分かった。

 JR西日本によると、現場の踏切はJR社員や西明石駅近くの車両基地に出入りする業者ら専用で、警報機はあるが、遮断機や障害物検知装置はない。事故当時、警報機は正常に作動していたことが確認できているという。
 捜査関係者によると、男性は「踏切に進入するまで特急の接近に気付いていなかった」などと話し、「危ないと思ってアクセルを踏み込んだが、衝突してしまった」と過失を認めているという。明石警察署は業務上過失致傷の疑いで、男性から引き続き事情を聴く。

 また、明石警察署は2012/02/18午前、特急の車両が移されたJR西日本の宮原総合運転所(大阪市淀川区)に署員ら約20人を派遣し、車両の検証を始めた。

 一方、運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が2012/02/18午前、現場を訪れ、踏切の位置関係など事故の詳しい状況を調べた。調査官の金沢学は「特急の運転士や車掌、トラックを運転していた男性から事情を聴き、特急とトラックの損傷状況も詳しく見たい」と話した。

 現場の踏切では2003年と2006年にも、電車と車などが衝突する事故が起きており、運用方法に問題がなかったどうかについても調べるとみられる。

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JR西明石駅構内踏切事故:響く悲鳴「もう怖くて乗れない」 <神戸新聞 2012/02/18 07:00>を編集

 突き上げるような衝撃の後、粉々に割れた窓ガラスの破片が乗客に降り注いだ。2012/02/17夕、JR神戸線西明石駅構内で発生した特急列車とトラックの衝突事故。「何が起きたか分からなかった」と乗客らは青ざめた。神戸~姫路の運転は3時間以上ストップ。週末のラッシュ時を直撃した事故は夜になっても混乱が続いた。

 時速100kmで走行する特急列車「スーパーはくと10号」(5両編成)とトラックが衝突。列車内は激しい衝撃に見舞われ、2、3両目左側の窓ガラスが粉々に割れた。
 2両目の窓側にいた50代男性は「『ドーン』という衝撃音と同時に窓ガラスが割れ、後ろの車両では、手から血を流している男性もいた。JR西日本からは何の説明もなく、長時間待たされた」と憤った。
 「車内はパニックだった」。飛び散った破片でまぶたを切った30代女性は、茫然とした表情で救急車に乗り込んだ。
 自宅がある和歌山市へ母親と向かう途中だった40代女性は「激しい音と衝撃で何が起きたか分からなかった。もう電車には怖くて乗れない」と声を震わせた。
# あの、それ、「電車」じゃありませんよ。そんなレベルの方の発言。

 乗客約140人は、JR西日本の係員の誘導で車外へ脱出。寒さに震えながら、線路に沿って西明石駅に向かった。

 一方、神戸~姫路は快速電車が最大約4時間遅れるなど上下線とも夜遅くまでダイヤが乱れ、約8.3万人に影響した。
# 情弱の方々の混乱ぶりは省略。

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特急とトラックが衝突、JR西明石駅構内踏切 9人怪我 <神戸新聞 2012/02/18 00:30>を編集

 2012/02/17 16:50頃、JR神戸線 西明石駅構内(明石市和坂)の社員専用踏切で、特急列車「スーパーはくと10号」(倉吉発京都行き、乗客146人)とトラックが衝突した。
トラックは横転し、運転していた印刷会社社員の男性(25)が顔などを打ち軽傷。特急は窓ガラスが割れて車両内に飛び散るなどし、乗客8人が軽傷を負った。

 事故を受け、国土交通省運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を2012/02/18に現地に派遣する。

 JR西日本によると、踏切は西明石駅ホームから東へ約800mにあり、幅5.1m、長さ18.5m。JR西日本の社員や西明石駅近くの車両基地に出入りする業者ら専用で、警報機はあるが遮断機や障害物検知装置はない。この踏切では2003年と2006年にも、電車と車などが衝突する事故が起きている。

 明石警察署などによると、男性は勤務先のトラックで、JR西日本の子会社から発注された路線図を車両基地に納品した帰りで、踏切を南から北に渡っていた。この踏切を通るのはこの日が初めてだった。

 トラックの側面に特急が衝突。さらに弾みでトラックが特急の側面に接触し、先頭車両から3両目までの窓ガラス計8枚が割れ、1枚にひびが入った。明石警察署は業務上過失致傷の疑いもあるとみて、男性から事情を聴いている。

 特急は鳥取県内の大雪の影響で、予定より約7分遅れで現場付近を時速約100kmで走行。運転士は「踏切内に入ってくるトラックに気づいて非常ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話している。

 事故後、特急の乗客は線路上などを歩いて西明石駅まで移動。JR神戸線は神戸~姫路で上下線とも約3時間20分にわたって運転を見合わせ、計136本が運休、計17本が最大約4時間遅れ、約8.3万人に影響した。
 また、神戸市内など不通区間となった複数の踏切で遮断棒が下りたままとなり、一時通行できなくなった。
尼崎市バス:民営化へ審議会答申、尼崎市は時期など検討 <毎日新聞 2012/07/07 阪神版>を編集

 約5億円の累積赤字を抱える尼崎市営バスの今後のあり方を考える尼崎市の諮問機関 尼崎市公営企業審議会が2012/07/06、尼崎市総合文化センター(尼崎市昭和通2)で開かれ、審議会は「このままの形で運営を維持していくことは困難」として、民営化を提言する答申書を尼崎市に提出した。尼崎市は答申を受け、2012年度中に民営化の時期や方式を決める方針。

 尼崎市営バスは1948年から運行を開始し、現在は29路線。利用者は1967年の約4676万人をピークに減少し続け、2010年度の利用者は約1500万人にとどまっている。2007年度からは赤字に転落し、2010年度決算では4億9795万円の累積赤字を計上している。

 有識者や市民らでつくる審議会は2011/11から現在の路線を維持することを前提に審議を進めてきた。審議では、料金を現在の200円から250円に値上げして市営を続けることや、尼崎市が出資して民間が運営する第3セクター方式の導入などが検討されたが、いずれも路線の維持が難しいなどとして、「完全民営化が望ましい」と結論づけた。

 尼崎市は答申を踏まえ、民営化の時期などを検討する。また、民間に委譲する際には、協定を結んで民営化後数年間は現在の路線の維持を求める方針。尼崎市は「他市の民営化を参考にし、市民サービスの低下を招かないようにして速やかに進めていきたい」としている。
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# 分限免職、分限免職。

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尼崎市バス:民間委託見送り 検討は続行 労使で意見対立 <毎日新聞 2009/01/08>を編集

 尼崎市交通局が、尼崎市バス武庫営業所の運営を民間の阪急バスに委託する計画を見送っていたことが明らかになった。2009/04に委託を開始し、2009年度からは年間約1900万円の経費削減ができるなどと試算していたが、経営改善計画は振出しに戻る。

 尼崎市バスは2007年度決算で約1億5800万円の赤字を出すなど経営が悪化している。計画では、経営改善策の一つとして2008/09に尼崎市交通局が計画。2008/12/05、経済性や安全性などを総合的に評価するコンペ方式で、阪急バスを選出し、2009/04から移行するための準備を進めていた。
 だが、尼崎市交通局によると、民間委託には国交省に労組の合意を示す「管理の受委託に係る確認書」を提出しなくてはならない。交通局は、運転手らでつくる尼崎交通労働組合との合意を得た上で阪急バスとの契約をする予定だったが、民間委託によって職場がなくなる41人の処遇をめぐり労使で意見が対立。労組の合意を得ることができなかった。
 このため交通局は「2009/04からの阪急バスへの委託は難しい」と移行を見送った。一方、労組は「経費削減につながることから民間委託には了承している」と話す。しかし「余剰人員に関し希望退職者の数など具体的な計画書を提出するよう交通局に求めていたが、得られなかったため、2008年末の時点では組合として機関決定できず、確認書に押印するわけにはいかなかった」と説明している。交通局は、「内部の話し合いで行き詰まったことは、努力不足だった」と話す。2009/04からもこれまで通り武庫営業所の運営を続ける予定だが「民間委託は効果的な改善策なので、検討を続けたい」としている。
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# 自分達のお金という意識があればこうはならんでしょう。
国語辞典が地下鉄を止める 戸袋に挟まれ 1.5万人影響 <MSN産経 2012/07/02 12:46>を編集

 2012/07/02 08:30頃、大阪市営地下鉄谷町線天満橋駅で、ホームに停車中の大日発八尾南行き車両の戸袋に、乗客の国語辞典が挟まり取れなくなった。駅職員が作業にあたったが撤去できず、谷町線は一時運転を見合わせ、この電車を回送とした。
 大阪市交通局によると、国語辞典は厚さ約3cm。ドア付近にいた男子高校生の辞典で、ドアが開く際に巻き込まれたとみられる。担当者は「傘や雑誌が挟まれるケースはあるが国語辞典は聞いたことがない」という。
 谷町線では、07時ごろにも車両故障があり、一連のトラブルで下り1本が運休、上下37本が最大約20分遅れ、約1.5万人に影響が出た。
神戸電鉄車両に落書き 器物損壊容疑で捜査 <神戸新聞 2012/06/11 11:59>を編集

 2012/06/11 06:50頃、神戸電鉄志染駅(三木市志染町中自由が丘)東の線路上で、停車していた4両編成の電車の先頭車両が落書きされているのを神戸電鉄社員が見つけ、三木警察署に通報した。三木警察署が器物損壊事件として調べている。
 三木警察署によると、先頭車両の右側面に幅約15m、高さ約2mにわたり、黒や銀色のスプレーのようなもので、人の顔、電車の模型、線路、トンネルなどが描かれていた。
 神鉄によると、電車は2012/06/10 22:43に志染駅に到着後、2012/06/11 07:25発新開地行きとして運行するため、本線脇の線路に止められていた。
 神鉄は、志染駅に代わりの車両が無く、発車時刻が迫っていたため、落書きされたままの車両を鈴蘭台駅までダイヤ通り運行した。約400人が乗車したという。
神姫バス 空席で野菜運ぶ 郊外農家 姫路駅バスターミナルで直売

バス使い野菜持参して 姫路駅前で直売会開催へ <神戸新聞 2012/06/06 09:15>を編集

 神姫バス(姫路市)が、バスの空席を活用した新たな地産地消事業を2012/06/07から始める。姫路市郊外から農家に野菜持参でバスに乗ってもらい、駅前のターミナルで直売する仕組み。野菜は神姫バスが買い取るため売れ残る心配はなく、運賃も実質的に初乗り分しかかからない。出品には事前登録が必要で、参加する農家を募集している。
 直売所に出荷する交通手段のない農家や、新規就農者の販路開拓を支援しようと、姫路市が神姫バスに提案。神姫バスも姫路市内でトマト栽培を手掛けるなど農業分野に参入しており、活性化に一役買おうと事業化を決めた。
 直売会は毎週木曜の12:30~17:30。最寄りの停留所から野菜とともに姫路駅行きのバスに乗り、ターミナルの特設コーナーに並べる。販売は神姫バスのスタッフに任せることもできる。運賃は初乗り分を除いて還元。出荷量、品目、価格は事前に協議する。ターミナルでの販売分以外にも、神姫バス出資の卸会社を通じて流通させることもできる。
 事前PRのための直売会が2012/05下旬にあり、新鮮なトマト、イチゴ、水菜などが並んだ。キュウリを出品した男性(34)は「味に自信があっても、消費者に分かってもらえなければ売れないと実感した。独立を目指して経験を積みたい」と張り切っていた。
 神姫バスの担当者は「生産者と消費者が交流する場にもしたい」とし、参加農家が増えれば開催日を拡充することも検討する。神姫バス「地産直送便」係

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神姫バス 空席で野菜運ぶ 郊外農家 姫路駅バスターミナルで直売 <神戸新聞 2012/03/22 23:27>を編集

 バスの空席を有効活用するため、姫路市郊外から農家に野菜持参で乗ってもらい、姫路駅バスターミナルで直売する取組みを神姫バス(姫路市)が計画している。運賃は必要だが、出荷手数料として神姫バスが農家に還元。神姫バスによる野菜の買い上げもある。2012/03/23には姫路駅バスターミナルで販売イベントを開き、2012/06からの本格実施を目指す。

 姫路市香寺町でトマト栽培などにも取り組む神姫バスが、農業振興に一役買おうと企画した。姫路駅発着の全路線で実施する予定で、姫路市もPRや運営面で支援する。
 農家は最寄りのバス停から農作物とともに乗車し、姫路駅バスターミナルの販売スペースで直売する。希望に応じて神姫バスが野菜などを買い取り、グループ会社の保育所で利用したり、姫路駅周辺の飲食店に販売したりもする。
 PRイベントは2012/03/23正午から、近郊で生産された野菜や果物を販売。希望する農家の意向を踏まえ、今後の開催頻度や時間帯などを決める。
 神姫バスは「農家と消費者が交流する機会にもなる。新たな地産地消のモデルとして成功させたい」としている。
山電全線停止:通信施設で不具合確認 <神戸新聞 2012/05/29 12:57>を編集

 2012/05/28午前、山陽電鉄の列車無線装置が故障し、全線で約2時間半にわたって運転を見合わせたトラブルで、山陽電鉄は2012/05/29、神戸市須磨区の通信施設で不具合があったことを明らかにした。

 通常、各列車との無線のやりとりは、運転指令室(明石市)が一括して行う。2012/05/28は、列車からは連絡できるものの、指令室からの無線が届かなくなり、09:40~12:10頃、上下線で計69本が運転を取りやめた。
 不具合は、無線装置など通信システムが集まる神戸市須磨区の電気局舎で確認され、山陽電鉄では、さらに詳細な原因について調べている。

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列車無線が故障 山陽電鉄、運転見合わせ2時間半 <神戸新聞 2012/05/28 20:40>を編集

 2012/05/28 09:40頃、山陽電鉄の運転指令室(明石市)と運転士が連絡を取り合う列車無線装置が故障し、本線の西代~山陽姫路と、網干線の飾磨~山陽網干の上下線全線で、約2時間半にわたり運転を見合わせた。
 山陽電鉄はJRと神戸市営地下鉄で振替輸送を実施。12:10頃から順次運転を再開したが、本線の上り25本と下り26本、網干線の上り9本と下り9本の計69本で運転を取りやめ、約1.4万人に影響が出た。

 山陽電鉄によると、無線は徐行やダイヤの遅れなど、運転の指示を出す際に使用し、毎朝、始発電車の出庫前に全車両と通じるかどうかを点検している。2012/05/28朝も異常は見つからなかったが、突然、指令室から運転士に無線が返せなくなったという。山陽電鉄は乗務中の携帯電話持込みを禁止しており、指令と電車は無線でしか連絡ができないという。山陽電鉄は走行していた上下計24本の電車を信号操作で停車させた後、最寄り駅まで誘導。無線の発信基地を神戸市須磨区の別の施設に変更し、運転士との連絡が取れるようになった。
 山陽電鉄は、指令室の無線装置か沿線の通信設備に何らかの不具合が起きたとみて、故障の原因を調べている。
摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー(まやビューライン)のアクセス向上に向けたバス運行社会実験(山上・山麓)の検討を開始しました <神戸市記者資料提供 2012/04/25>を編集
神戸市企画調整局企画調整部調整課、神戸市都市計画総局計画部計画課、神戸市灘区役所まちづくり推進部まちづくり課

 神戸市では、六甲山・摩耶山のさらなる魅力向上と活性化に向けた取り組みの一環として、摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー(まやビューライン)を挟む山上部と山麓部において、今年秋頃を目途にシャトルバス運行の社会実験を行う予定です。この社会実験に向け、このたび、2012/04/24に、それぞれの関係者等による検討体制として「六甲・摩耶山あちこち回遊推進委員会」と「まやビューラインアクセス向上実行委員会」を発足しました。
 今後、夏頃を目途にそれぞれの社会実験の実施計画をまとめるべく検討を進めていきますので、お知らせします。

【1.山上における社会実験】
1.概要:神戸の代表的観光地である「六甲・摩耶山」をモデルエリアとして、山上施設間の回遊性を高め、地域観光の活性化を図るため、現在公共交通路線の無い、六甲山牧場から森林植物園間のシャトルバス運行を含めた社会実験を実施する。
2.実施時期:秋頃の2か月程度(予定) ※土・日・祝日の実施を想定
3.ルート案:掬星台(摩耶ロープウェー山上駅)~六甲山牧場~森林植物園
4.実施主体:神戸市、六甲・摩耶山あちこち回遊推進委員会(一般財団法人神戸市都市整備公社(まやビューライン)、オテル・ド・摩耶、市立自然の家、市立森林植物園、市立六甲山牧場、阪急バス(株)、阪神総合レジャー(株)、摩耶山再生の会、摩耶山天上寺、六甲摩耶鉄道(株)、(事務局)都市計画総局計画部計画課)
5.今後の予定:「六甲・摩耶山あちこち回遊推進委員会」において、バス運行計画や広報・イベントの連携等について意見を聴取し、2012年夏頃を目途に山上における社会実験の実施計画をまとめる予定

【2.山麓における社会実験】
1.概要:主要駅から摩耶ケーブル下駅までのアクセス向上と灘山麓部での望ましい交通のあり方について検討を進めるため、JR灘駅を基点として、阪急王子公園駅、灘山麓部を通り、摩耶ケーブル下駅を結ぶシャトルバス運行の社会実験を実施する。
2.実施時期:秋頃の1か月程度(予定) ※平日、土・日・祝日の実施を想定
3.ルート案:JR灘駅~阪急王子公園駅~灘山麓部~摩耶ケーブル下駅
4.実施主体:神戸市、まやビューラインアクセス向上実行委員会(岩屋連合町会、上野地区自治連合会、灘中央自治会、原田住民自治会、摩耶自治会、上野婦人会、五毛婦人会、灘中央婦人会、原田婦人会、摩耶婦人会、岩屋ふれあいのまちづくり協議会、摩耶山再生の会、水道筋商店街協同組合、灘区民まちづくり会議企画運営委員会、(事務局)灘区役所まちづくり推進部まちづくり課
5.今後の予定:「まやビューラインアクセス向上実行委員会」において、バス運行計画等について協議を行い、2012年夏頃を目途に山麓における社会実験の実施計画をまとめる予定

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まやビューライン運行継続へ 車体更新、赤字を神戸市が負担 <MSN産経 2011/11/23 02:02>を編集

■摩耶山全体の活性化に

 神戸市は2011/11/22、利用低迷で赤字が続く「まやビューライン」(神戸市灘区)について、設備の更新費用や今後の赤字分を負担することで運行を継続する方針を表明した。神戸市長の矢田立郎は記者会見で「重要な公共交通手段で、神戸市の支援で安定的に運営する必要がある」と説明した。

 山頂からの眺望が1000万ドルの夜景として知られる摩耶山(標高698m)と市街地を結ぶ公共交通機関で、摩耶ケーブルと摩耶ロープウエーを乗り継ぐ。大正14年に摩耶山天上寺の参詣客を運ぶ路線としてケーブルカーの運行がスタートし、1955(昭和30)年にロープウエーが開通した。2001年から神戸市の外郭団体 財団法人神戸市都市整備公社が運営しているが、利用低迷から毎年1~2億円の赤字が続き、老朽化した設備の更新には約17億円の費用負担が予想されたことから公社が今年度末で撤退を表明。神戸市が存続のための支援策を検討していた。

 神戸市によると、公社が来年度以降も引き続き事業主体となって運行。設備全体を更新するのではなく、ケーブルカーの車体など必要部分に限定することで費用を約7億円に圧縮。運行経費についてもできる限り削り、更新費と赤字分を神戸市が負担する。神戸市は、必要額を2012年度の予算案に盛り込み、更新工事に踏み切る方針。神戸市は「費用面での支援と合わせて、鉄道とのアクセスの改善などで利便性を向上させ、摩耶山全体の活性化につなげたい」と強調している。

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まやビューライン存続目指す 摩耶山再生の会設立 <神戸新聞 2011/10/24 09:15>を編集

 摩耶山(神戸市灘区)と市街地をケーブルとロープウエーで結ぶ「まやビューライン」の存続活動に取り組む住民団体「摩耶山再生の会」の設立総会が2011/10/23、摩耶山のホテル「オテル・ド・摩耶」であった。イベント企画や土産物開発でまやビューラインの利用客を増やし、摩耶山の活性化を目指す。

 まやビューラインは、利用者低迷などによる経営難で財団法人神戸市都市整備公社が2011年度末での撤退を表明。存続を願う住民有志が2010/07に摩耶山再生会議を結成し、議論を重ねて神戸市に提案書を提出した。神戸市は2011/02、存続を決めた。

 摩耶山再生の会は摩耶山再生会議で出たアイデアを具体化するために設立。灘区内の婦人会、摩耶山を守ろう会、灘百選の会など7団体の代表ら26人が参加する。
 総会では、歴史好きの女性 歴女や山好きの女性 山ガールを呼ぶ企画、摩耶山案内人の導入、資金集めの仕組みづくりなどの事業計画案を発表。会長の玉田はる代(65)は「ビューラインを存続できるような活動を一つずつ実行し、市民に説明したい」と語った。また山上でのフリーマーケット リュックサックマーケットを始めた山納洋(40、芦屋市、会社員)が講演し、日替わりマスターのバーや六甲山でカフェを企画した活動を紹介。「とにかく楽しいから集まるという感覚を生かした仕掛けが活性化につながるのでは」と呼び掛けた。

 すでにPRバッジを3種類製作し、事務局長の慈憲一(45、神戸市灘区)は「要望だけでなく、住民側からできることを具体化していきたい」と話している。
気仙沼線、BRT決定 JRと自治体が合意 <岩手日報 2012/05/08>を編集

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線の第5回復興調整会議は2012/05/07、仙台市で開かれ、不通となっている気仙沼~柳津(55.3km)について、沿線の2市1町とJR東日本がバス高速輸送システム(BRT)による仮復旧で正式合意した。JR東日本は、気仙沼~本吉(21.3km)で2012年内の一部区間供用を目指し、2012/05中にもバス専用道の工事に着手する方針を示した。

 会議は一部非公開で、気仙沼市、登米市、南三陸町、JR東日本などから約40人が出席。座長の岸谷克己(国土交通省東北運輸局鉄道部長)によると、鉄道復旧の確約をBRT容認の条件としていた気仙沼市が、JR東日本からBRTはあくまで仮復旧との確約を得られ、(鉄道復旧への)課題解決に向け、前向きに検討していく姿勢を確認できたとして、BRTを了承、合意に至ったという。

 JR東日本復興企画部担当部長の山口保幸はBRTの今後の日程について「できる箇所から走らせ、2012年内には運行したい」と説明。全線運行は「最初の運行開始から1年程度でできれば」とした。

 鉄道復旧については防潮堤整備などによる安全確保や費用面の課題を挙げ「まちづくりと合わせ、安全が確保された鉄道復旧への課題解決のため議論していきたい」と述べた。岩手県の山田線、大船渡の復旧についても「同様の考えだ」とした。

 気仙沼市副市長の峯浦康宏は会議終了後、記者団に対し「BRTは振替バスよりも利用しやすく整備してほしい」と述べた。安全な鉄道復旧に向け、内陸部へのルート変更が必要だという認識も示した。
安全配慮義務違反でJR西日本を提訴 保線作業員ら <神戸新聞 2012/04/19 12:14>を編集

 JR西日本が保線業務などの現場に携帯用防護無線機を配備しないのは、労働契約法に定める安全配慮義務違反に当たるとして、JR西日本の社員6人が2012/04/19、JR西日本に、防護無線機の配備と1人当たり200万円の損害賠償などを求め、大阪地裁に提訴した。
 6人は40代~60代で、天王寺保線区や姫路電気区に勤務。訴状によると、原告らは2009~2011年、京都や岡山などの在来線で、赤色旗などで列車に停止信号を送ったがそのまま通過することが3回あったなどと主張。所属するJR西日本労働組合が、防護無線機の携帯をJR西日本に要請したが拒否された、としている。
 JR西日本労働組合などによると、防護無線機はボタンを押すと半径約1km以内を走行する列車に異常の発生を伝えられる。JR西日本は「触車事故防止についてさまざまな対策を実施しており、安全配慮義務違反に当たる事実はないと認識している」などとコメントした。
市バス路線161系統の新設 <神戸市交通局 2012/03/27>を編集

神戸市 交通局 自動車部 市バス運輸サービス課

 神戸市交通局では、この度、垂水区舞多聞地域・小束台地域と学園都市駅とを結ぶ新しいバス路線として、山陽バスとの共同運行により、161系統の運行を開始します。
 学園都市駅を起点として、概ね14時までを左回り(小束台地域へ先行)、14時以降は右回り(舞多聞地域へ先行)に循環運行することにより、同地域にお住まいの方々の利便性向上を図ります。

実施日:2012/04/01(日)

運行経路:

始発~14時頃
学園都市駅前~小束台西(新)~小束台(新)~舞多聞西7丁目(新)~舞多聞西5丁目(新)~学園南公園前(新)~舞多聞東2丁目(新)~舞多聞口~小束山6丁目~学園都市駅前(約8.4km)

14時頃~終発
学園都市駅前~小束山6丁目~舞多聞口~舞多聞東2丁目(新)~学園南公園前(新)~舞多聞西5丁目(新)~舞多聞西7丁目(新)~小束台西(新)~小束台(新)~学園都市駅前(約7.8km)

運行本数
平日:32本、土日祝:30本(毎日6時台~22時台)
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# 残念、コストコにはちと遠い。舞多聞東2はブルメール舞多聞の裏に、小束台西は意外と北西に出張った。

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神戸市交通局発表「舞子・朝霧線のバス定期券が共通化され便利になります」内のPDFに、161系統新設の図がある。舞多聞ニュータウン向け新路線のようだ。 <2012/03/19>

認可申請中161系統:学園都市駅前~小束山6丁目~舞多聞口~舞多聞東2丁目~学園南公園前~舞多聞西5丁目~舞多聞西7丁目~小束台西~小束台~学園都市駅前。多分、片回り路線です。
舞多聞東2はケーズデンキ、ブルメール舞多聞、関西スーパー。小束台は第二神明北線学園南IC近辺の店(コストコ、コーナン、ニトリ等)が使えそう。
※正確には上記記事を参照
# 神戸電鉄粟生線:2011年記載
 実際に乗ってみると、西鈴蘭台でほとんどの乗客が降りてしまう。新開地方向への需要は西鈴蘭台でほぼ終わり、その先はむしろ三木市方向への需要が大。いまや、三宮方面に通勤してる人はあまりいない。
 だから、極端な話、粟生~木津(or西鈴蘭台)を北条鉄道なりに譲渡しても問題はない。まあ、西鈴蘭台なり鈴蘭台なりで廃止しても問題はない。

三ノ宮~押部谷:バス39分610円、電車38分660円(神鉄510円+神戸高速150円)
 バス:通勤1ヶ月2万5620円、3ヶ月7万3020円、6ヶ月13万8350円
 電車:通勤1ヶ月2万4110円、3ヶ月6万8720円、6ヶ月13万0200円
三ノ宮~緑が丘:バス47分640円、電車41分690円(神鉄530円+神戸高速150円)
三ノ宮~恵比須:バス68分670円、電車50分720円(神鉄570円+神戸高速150円)
三ノ宮~三木(福有橋、西脇線):バス52分670円、電車53分740円(神鉄590円+神戸高速150円)

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神鉄粟生線:志染~粟生の運行本数大幅削減 2012/05ダイヤ改正 <神戸新聞 2012/03/19>を編集

 神戸電鉄粟生線(鈴蘭台~粟生)について、神戸電鉄は2012/03/19、10時台~16時台の志染~粟生の運行本数を、上り下りともに1時間2~4本から1本に削減するなどのダイヤ改正を発表した。神鉄粟生線では3年ぶりの変更で、2012/05中旬から実施する方針。

 神鉄粟生線は利用客減少に伴い、2001年度以降10年連続で10億円以上の赤字が続いている。2012/02、兵庫県などは2012年度から5年間、神鉄に計40億円を融資する方針を決めた。

 ダイヤ改正は、融資の前提条件となった神鉄の年間3億円という経費削減策の一環。利用者が特に少ない志染~粟生の昼間時間帯で、現行の1時間当たり普通2~4本を急行1本に減らす。さらに、最終列車を約15~30分繰り上げるほか、志染発新開地行きなどの初発を24~28分繰り下げる。朝夕のラッシュ時は現行ダイヤを維持する。
 神鉄は「ダイヤ改正なしでは再建が難しいと判断した」とし、改正で神鉄粟生線の平日走行キロ数が11.9%減り、人件費などで数千万円規模の削減が見込めるという。

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ダイヤ変更の実施について <神戸電鉄ニュースリリース 2012/03/19>を編集
http://www.shintetsu.co.jp/release/2011/120319.pdf

 神戸電鉄では、2012/05中旬に、粟生線を中心としたダイヤ変更を実施します。
 今回のダイヤ変更は、2009/03に実施した現行ダイヤ以降のお客様の利用状況や需要の動向に応じた列車の運行とすることにより、輸送の効率化と利便性向上による新たな需要喚起を図るものです。
 粟生線に関しては、維持・存続のた「収支改善計画」の一環として実施するもので、平日・土休日の昼間時間帯において急行列車の新設による速達性の向上を図るとともに、利用率の低い一部列車の運行を見直します。朝・夕ラッシュ時間帯における列車運行については、基本的に現行ダイヤを踏襲し、利便性の維持に努めます。


1.実施日:2012/05中旬
2.主な変更点
【粟生線】
 長距離をご利用いただくお客様の利便性向上を図るため、昼間時間帯に急行列車を新たに運行するとともに、ご利用者の少ない志染駅以遠の昼間時間帯における列車の運行を見直します。

〈平日・土休日共通〉
(1)昼間時間帯における急行列車の新設
 昼間時間帯(10時台~16時台)において急行列車を新設し、粟生~新開地間の所要時間の短縮を図ります。これにより上り・下り列車とも粟生~新開地間で約4分、粟生~鈴蘭台間で約2分の短縮となります。急行列車本数は、粟生~新開地間上下各7本、志染~新開地間上下各4本です。(現行では、昼間時間帯の急行列車運行はありません。)

(2)昼間時間帯における一部列車の運行見直し
 昼間時間帯において、ご利用者数の少ない志染駅以遠の列車運行を、現行の15分間隔(小野~志染間)から30分または1時間間隔といたします。
 志染駅から小野・粟生方面への列車運行間隔は、10時台後半から14時台前半までは1時間間隔。また、小野駅(粟生駅)から新開地方面への列車運行間隔は、11時台前半から15時台前半までは1時間間隔となります。
(志染~新開地間においては現行とほぼ同様に15分間隔の運行となります。ただし、藍那駅、木津駅については急行列車が通過するため、昼間時間帯においては30分間隔の運行となります。)

(3)最終列車の繰り上げ
 新開地発の粟生行、小野行、三木行、志染行の最終列車を15分から31分繰り上げます。また、粟生発の志染方面行、小野発の新開地行最終列車を約15分繰り上げます。

(4)その他の変更
・10時台後半~17時台前半までの間、鈴蘭台駅における有馬線から粟生線への乗換え時間を、3分~4分に改善します。
・小野発粟生行および粟生発新開地行の初発列車を24分~28分繰り下げます。
・22時から23時台の小野発新開地方面行普通列車2本を削減します。
〈平日〉
・7時台後半の志染発新開地行準急列車1本を削減します。
・17時台の新開地~西鈴蘭台間普通列車上下各1本を削減します。
・20時台前半の新開地発粟生行快速列車1本を準急列車へ変更し、新開地発押部谷行普通列車1本を削減します。
〈土休日〉
・6時台前半の西鈴蘭台発新開地行普通列車1本を約15分繰り下げます。

【有馬線・三田線・公園都市線】
 有馬線・三田線・公園都市線においては、基本的に現行ダイヤを踏襲し、三田駅でのJR線との接続改善、および一部の列車の削減と最終列車の繰り上げを実施します。

〈平日・土休日共通〉
(1)JR線との接続改善
 夜間時間帯の三田駅でのJR福知山線から公園都市線への接続時間を改善します。

(2)一部列車の運行見直し
 新開地発の鈴蘭台方面および鈴蘭台発の谷上方面の最終列車を15分から20分繰り上げます。

〈平日〉
・6時台、8時台、18時台の三田発新開地行急行列車3本を、普通列車または準急列車に変更し、後続の有馬口~新開地(鈴蘭台)間上り普通列車3本を削減します。
・10時台前半の新開地発有馬温泉行準急列車1本を削減します。
・8時台、21時台の鈴蘭台~有馬口間下り普通列車2本を削減します。
・17時台の新開地発三田行急行列車1本を準急列車に変更し、鈴蘭台~有馬口間下り普通列車1本を削減します。

〈土休日〉
・6時台、8時台の鈴蘭台~有馬口間普通列車上下各2本を削減します。

 なお、ダイヤ変更の実施日については、決定次第お知らせいたします。また、変更ダイヤによる各駅時刻表については、4月上旬頃に公表する予定です。

3.その他
 今回の粟生線におけるダイヤ変更は、粟生線の維持・存続を図るための諸施策の一環として実施するものです。現在、ダイヤ変更を含めた粟生線の維持・存続を図るための「収支改善計画」を策定中ですが、定期券の新規購入・買い替えが最も多いこの時期にお客様へ必要な情報を的確に提供するため、ダイヤ変更の内容に関して、先行的にご案内させていただきました。
 なお、「収支改善計画」の内容については、まとまり次第、適切な時期に発表させていただく予定です。

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ワンコインで三宮へ 神戸電鉄粟生線で切符発売 <神戸新聞 2012/02/22 09:15>を編集

「粟生線~三宮 平日昼間&土休日お得きっぷ」をPRするチラシ=神戸電鉄志染駅

 神戸電鉄は、粟生線の各駅から阪急三宮駅、阪神三宮駅、西代駅まで片道500円で行ける乗車券を2012/02/25から試験発売する。「昼間にワンコイン(500円)で三宮に出掛けたい」という沿線住民からの多数の要望に応え、存続の危ぶまれる粟生線の利用促進につなげたい考え。平日10時~16時と土日祝日の終日に利用できる切符4枚セット(2往復分、2000円)を2012/05末まで販売する。

 三木市自由が丘地区自治会連合会が2011/05に実施した住民アンケート(全5484世帯中4507世帯が回答)では、神鉄の運賃について88%が高いと回答。48%が、昼間の料金(志染~三宮で通常片道720円)が500円に値下げされることを望んだ。また、兵庫県、沿線市、神鉄などでつくる粟生線活性化協議会が2011/09に沿線住民を対象に実施したアンケートでも、運賃の高さを指摘する意見が多く寄せられていた。

 粟生線活性化協議会で「ワンコイン切符」の導入を要望してきた三木市自由が丘地区自治会連合会会長の安福恵子(65)は実現を喜ぶ一方で「神鉄に要望だけしておいて結局乗らなければ意味がない」と話し、積極的な利用を呼び掛けている。
 神鉄は「試験発売の実績が一般の運賃に影響を与えることはないが、利用客数や収入の増加につながれば、継続を検討する」としている。

 切符の発売・有効期間は、2012/02/25~03/31、03/25~04/30、04/25~05/31。志染駅窓口、栄駅、緑が丘駅、恵比須駅、三木駅、小野駅に設置している企画乗車券自動販売機などで販売する。

# 粟生線沿線の委託発売所でも販売。木幡駅:ショップさの、栄駅:桜が丘ジョイフル(たばこ販売店)、サロン ド モア、押部谷駅:財田酒店、三木上の丸駅:三木市役所内福祉コンビニ たんぽぽ、三木駅:三木市観光協会、大村駅:ヘアーサロン シバタ

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神鉄粟生線:兵庫県が支援策詳細発表 3年後に効果検証 <神戸新聞 2012/02/08 20:21>を編集

 兵庫県は2012/02/08、神戸電鉄粟生線(鈴蘭台~粟生、29.2km)の支援策の詳細を発表した。

 神戸電鉄が年3億円の経営改善を図ることを前提に、2012年度から5年間、神戸電鉄に無利子で40億円を融資し、安全施設の整備費用などを補助。粟生線を含む全線の2014年度の経常黒字化を目標に、利用が低迷すれば沿線の三木市と小野市が最大で計約1億円を補填する案も盛り込んだ。

 無利子貸付けの内訳は、兵庫県が36億円、神戸市が4億円。兵庫県は三木市、小野市の融資相当分(三木市7.3億円、小野市8.7億円)を肩代わりし、三木市と小野市は兵庫県に金利分を支払う。これにより、神戸電鉄の支払利息が年約0.7億円軽減される。
 安全施設の整備などへの補助は、国の制度を活用。自動制御装置の更新や車両の修繕などに国、兵庫県、沿線3市(神戸市、三木市、小野市)で年約3億円を補助する。
 神戸電鉄の年3億円の経営改善策は、人件費削減の他、乗客の少ない駅のトイレの撤去や昼間時間帯の減便など。

 三木市と小野市が最大約1億円を追加負担する案は、沿線自治体の利用促進策を促す狙いがある。毎年の全線の収入の減少幅が0.7%より悪化した場合、三木市と小野市が粟生線の固定資産税に相当する額を出す。

 一連の施策で見込む収益改善効果は全線で年9億円。2010年度の経常損益は3.75億円の赤字だが、2014年度には1億円の黒字に転じる見込み。ただ、2010年度に12.2億円だった粟生線の赤字は、2014年度も約10億円と微減にとどまる見込み。2014年度に効果を検証し、支援策を見直す。

 兵庫県は、線路や駅などを自治体が買い取る上下分離を採用しなかったが、兵庫県 県土整備部 県土企画局長 松田直人は「上下分離をしても経営は改善しない」と強調。神戸電鉄常務の三津澤修は「今後も上下分離の必要性について、関係自治体の理解を得るよう努力を続ける」と述べた。
神戸市営地下鉄でも駅員喫煙 三宮駅など全面禁煙後 <神戸新聞 2012/03/16 15:25>を編集

 神戸市営地下鉄の駅で勤務する神戸市交通局の職員が、駅構内が全面禁煙となった2011/05末以降、空き室や倉庫で喫煙していたことが神戸市への取材で分かった。駅業務を管理する課長級の男性職員2人が無断で許可していたという。神戸市交通局は2012/03/16付でこの課長級職員2人と、安全管理を統括する部長級の職員1人を厳重注意処分する方針。

 2012/02下旬の地下鉄梅田駅の火災を受けて大阪市が調査したところ、全面禁煙の駅構内で駅員が日常的に喫煙していたことが発覚。これを受けて、神戸市交通局は駅構内の禁煙徹底をあらためて通知したが、その後も職員の喫煙は続いていた。2012/03上旬、神戸市議のもとに情報が寄せられ、指摘を受けた神戸市交通局が内部調査し判明したという。
 神戸市では2011/05末、市役所、区役所、市営地下鉄の駅構内を全面禁煙に。しかし24時間交代で勤務する駅員から「地下にある駅では、終電後にシャッターを閉めた後、地上まで喫煙しに行くのは時間がかかる」などの訴えがあり、担当課長が独断で会議室や倉庫など特定場所での喫煙を認めたという。三宮駅では、空き室となった旧忘れ物取扱所が喫煙場所となっていた。
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# ダメゼッタイ。タバコ、麻薬、覚醒剤。
大阪地下鉄梅田駅火災:地下鉄梅田駅など6駅で駅員が喫煙 禁煙通知後も <MSN産経 2012/03/05 20:53>を編集

 大阪市営地下鉄梅田駅で2012/02/22に起きた火災に関連し、大阪市交通局内で禁煙徹底を促す通達が火災12日前に出されていたにもかかわらず、梅田駅を含む6駅で駅員の喫煙が続いていたことが2012/03/05、大阪市交通局の調査で分かった。通達を機に完全禁煙を徹底させていれば火災を防げた可能性もあるだけに、担当者は「身内に甘く、自らを律することができなかった。お恥ずかしい限り」としている。

 完全禁煙ができていなかったのは、梅田管区に属する6駅(梅田、中津、西中島南方、新大阪、東三国、江坂)。駅長室にあった分煙コーナーなどで喫煙していた。地下鉄鶴見緑地線の乗務員による車内喫煙が発覚したことを受け、2012/02/10に全面禁煙を指示する通達が出されていた。通達を受け、多くの駅では全面禁煙が実施されたが、6駅では喫煙が続けられていた。梅田管区駅長(55)は「軽率な判断をしてしまった」と話している。

 地下鉄の駅構内は1995年から終日禁煙を実施。駅長室や休憩室に限り職員の喫煙を認めていたが、受動喫煙防止の観点から2011年度末をめどに全ての駅で完全禁煙する方針を決めていた。

 また、今回の火災では、ごみの保管が認められていない倉庫がごみ置き場として使用されていたことが発覚しており、全駅調査をしたところ、7カ所の倉庫が本来の使用目的とは異なる目的で利用されていることが分かった。住之江公園駅では倉庫を乗務員の一時待機所として利用し、2011/03までは喫煙もしていたという。

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市営地下鉄御堂筋線梅田駅での火災に伴う各種点検・調査結果について <大阪市交通局 2012/03/05>を編集

 大阪市交通局は、2012/02/22の市営地下鉄御堂筋線梅田駅の火災及び大阪市北消防署からの立入検査結果通知を受け、市営地下鉄の全133駅で点検を実施し、その結果を取りまとめましたのでお知らせします。
 今回の点検・調査結果を真摯に反省し、改めて施設管理の徹底及び職員の防火意識の向上など再発防止に万全を期すことにより、お客さまに安心してご利用いただけるよう努めてまいります。

【駅構内の倉庫の点検について】
1 期間
 2012/02/23~02/28

2 場所
 市営地下鉄全駅の倉庫(133駅、811か所)

3 方法
 各駅長が倉庫の状況について、火気の使用や休憩室としての使用及び塵芥置場(一時保管を含む)としての使用等、倉庫の用途に合わない使用がないかを点検しました。

4 結果
 7駅7か所の倉庫で用途に合わない使用がありました。(別紙1-1参照)

5 当面の対策
 倉庫の用途に合わない使用については、2012/02/29までに全て是正しました。

別紙1-1

1.御堂筋線 中津駅 北南改札
 塵芥置場がなかったため、当局が倉庫を塵芥置場として使用させていた。
 →新たに塵芥置場を指定し使用を開始した。

2.御堂筋線 梅田駅 B階段下
 売店業者が当局の指定した倉庫を休憩室として使用していた。
 →中の物を全て移動し、使用を禁止した。

3.四つ橋線 四ツ橋駅 北中階
 塵芥置場がなかったため、当局がスチール物置を塵芥置場として使用させていた。
 →塵芥置場を地上部出入口横スチール物置に変更した。

4.御堂筋線 大国町駅 南中階
 駅清掃委託業者が駅構内のごみの一時保管置場として倉庫を使用していた。
 →一時保管を禁止し塵芥置場に移動させた。

5.四つ橋線 住之江公園駅 B階段下
 車内清掃委託業者が休憩室及び車内ごみの一時保管場所として使用していた。
 →用途に合わない使用を禁止した。

6.千日前線 南巽駅 A階段下
 乗務員が一時待機場所として使用していた。
 →用途に合わない使用を禁止した。

7.御堂筋線 なかもず駅 C階段下
 車内清掃委託業者が休憩室及び車内ごみの一時保管場所として使用していた。
 →用途に合わない使用を禁止した。

【エスカレーター併設階段下倉庫の点検について】
1 期間
 2012/02/27~02/28

2 場所
 エスカレーター併設階段下倉庫(地上駅を除く20駅、27か所)

3 方法
 エスカレーターと壁との間に隙間が生じていないかを、職員が目視により点検しました。

4 結果
 15駅19か所で隙間を確認しました。(別紙1-2参照)

5 当面の対策
隙間のあった倉庫は、隙間処理が終了するまでの間、中の物を全て移動し使用を禁止しました。

別紙1-2
エスカレーター併設階段下倉庫で隙間のあった駅

御堂筋線:3駅6か所(梅田 4か所、動物園前、昭和町)
谷町線:8駅9か所(大日、守口、天神橋筋六丁目 2か所、中崎町、天満橋、天王寺、駒川中野、喜連瓜破)
四つ橋線:2駅2か所(西梅田、肥後橋)
千日前線:2駅2か所(なんば、小路)
合計:15駅19か所

【防災盤と非常放送盤との間の渡り配線の調査について】
 梅田駅において、防災盤(火災報知器)と非常放送盤との間の渡り配線が接続されていない状況であったことを受け、設備を設置した2008年度以降の、梅田駅の火災対策関連工事及び点検を行った業者に対して、次のとおり調査しました。

1 期間
 2012/02/24~03/04

2 対象
 駅長室関連工事及び点検を行った22業者(29件)

3 方法
 防災盤(火災報知器)と非常放送盤との間の渡り配線の工事内容及び接続されていない状況であった点について、聞き取り調査を行いました。

4 結果
 防災盤(火災報知機)と非常放送盤との間の渡り配線を取り替える際に、梅田駅の改良工事による埃が端子に入ることを避けるため、2010/01頃に防災盤(火災報知器)の端子から渡り配線を外さずに端子近辺で切断し、その箇所を圧着端子で接続していたことが確認できました。
 また、その状況で2010/09/30に連動試験を行い、非常放送が正常に流れたことも確認できましたが、連動試験後、圧着端子部分で渡り配線が外れたことについては原因究明に至りませんでした。

5 今後の対策
 何らかの原因により圧着端子部分において接続されていない状況が発生したことから、今後は防災盤(火災報知器)と非常放送盤との渡り配線の途中で圧着端子を使用せずに1本の配線で接続します。
 また、点検にあたっては、防災盤(火災報知器)との連動を行っている非常放送盤について、防災盤(火災報知器)を作動させて総合的に連動機能を確認していく予定です。

【駅長室、清掃作業員休憩所での喫煙に関する調査について】
 駅長室、駅清掃作業員の休憩所は、防火設備が整っており、従前は喫煙を認めていましたが、現在は全面禁煙としています。
 しかしながら今回の梅田駅構内での火災発生を受け、改めて発生日現在の駅長室、休憩所での喫煙状況を確認したところ、次のとおり喫煙を行っていたことが判明しました。
 なお、倉庫での喫煙については、すべての駅及び駅清掃業者から、行っていないことを確認しています。

1 喫煙の状況
 ・駅長室
  梅田管区駅(梅田、中津、西中島南方、新大阪、東三国、江坂の6駅)では、禁煙を徹底した管理課長通達(2012/02/10付)にもかかわらず、管区駅長が禁煙措置をとらずに分煙を行っており、火災発生後から禁煙措置をとっていました。
 ・駅清掃作業員休憩所
  駅清掃を委託している全9業者のうち5業者が、2011/05/09に駅務課の指示した休憩所での禁煙を徹底できておらず、うち2業者は火災発生当日まで喫煙を行っていました。なお、この2業者には今回の火災が発生した梅田駅倉庫での喫煙を認めた毎美エンジニアリング株式会社が含まれています。

2 対応
 管区駅長、駅務運輸長に厳重注意を行うとともに、防火管理者としての意識の徹底を行いました。
 駅清掃業者に対しては、厳重に注意を行うとともに、禁煙の徹底を再度指示しました。
 今後、それぞれ厳正に対処する予定です。

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非常放送不備、後絶たぬ喫煙…次々浮かぶ課題 <MSN産経 2012/02/29 10:21>を編集

 大阪市営地下鉄梅田駅で起きた火災から2012/02/29で1週間。火の手は約30分で消し止められたが、他路線や日本最大級の地下街に直結する一大ターミナルは混乱し、火災に対する脆弱さを露呈した。その後も、火元の倉庫で喫煙が常態化していたことや、自動で流れるはずだった非常放送が配線の不備で流れなかったことなど新たな問題も判明。都会の地下街で起きた火災は実際の被害以上にさまざまな課題を投げかけた。

■迅速な避難も…

 火災が発生したのは、通勤ラッシュが残る22日午前9時ごろ。ホーム北側の倉庫から火の手が上がり、たちまち煙が広がった。

 大阪市交通局によると、出火当時はちょうど上り電車(10両編成)が駅に進入するところで、運転士が煙を確認。前6両分を駅に入れて停車し、手動で扉を開けて乗客を降ろした。下り電車は出火直前に駅に到着。乗降中に火災が起きた。
 駅員の交代直後でたまたま職員数が多く、約40人の駅員が避難誘導に当たった。約3000人の利用客は10分ほどで改札外に避難。交通局の担当者は「大きな混乱はなく、スムーズに避難誘導できた」と話す。
 しかし、駅の上は混乱していた。煙が立ちこめた地下街「ホワイティうめだ」では、警察官や駅員らが地上への避難を呼びかけ、現場に近い約60店舗が一時営業を見合わせたほか、百貨店も開店を遅らせた。地上も、避難した人たちで混み合った。

■自動非常放送流れず

 火災から2日後、大阪市交通局側の不備が判明した。自動の非常放送が流れていなかった問題。構内の店舗からの指摘を受けて確認したところ、装置の配線が途中の接続部分で外れていた。大阪市交通局は、工事などの際に外れた可能性もあるとみて原因を調べているが、装置の定期点検では異常に気付かなかったという。大阪市交通局は、職員の肉声による構内放送が行われたため「誘導に問題はなかった」としている。しかし、消防局の立入検査では、委託先の清掃会社が火元の倉庫を基準に反してごみの仮置き場としていたことも判明。管理の甘さが浮かび上がった。

■後絶たぬ喫煙

 さらに、問題となりそうなのが出火原因だ。火元の倉庫では委託会社の作業員らの喫煙が常態化し、出火当日の朝には喫煙後、たばこの火を消さずに空き瓶に入れていたことが大阪市交通局の調査で発覚。出火原因は確定していないが、大阪市交通局はたばこの火の不始末と断定されれば業者への損害賠償請求も辞さない構えだ。

 地下鉄構内は2011/04以降、全面禁煙となっている。しかし、利用客の喫煙も後を絶たず、ホームで吸う人もいるという。大阪市交通局の担当者は「喫煙しているお客さんを見つければ注意するが、隠れて吸う人も少なくない」。清掃作業員の一人も「駅でたばこの吸い殻を拾うことはよくある。実際に吸って歩いている利用客も見かける」と打ち明ける。
 ホワイティうめだも、店舗内などを除き、共有部分は終日禁煙だが、通路やトイレなどで隠れて喫煙する人がいるという。管理者側は、防犯カメラなどで確認して警備員が注意するようにしているが、「抜本的な解決策にはなっていない」と頭を痛めている。
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# だってタバコは麻薬だもの。

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3割超が防火基準 不適合駅 大阪市営地下鉄 <MSN産経 2012/02/29 07:40>を編集

■36駅が不適合

 大阪市営地下鉄で、火災発生時に重要な避難経路となるホームとコンコースを結ぶ階段に、国土交通省の地下鉄火災対策基準で設置を求められている防火防煙シャッターを完備していない駅が、設置対象全体の3割超に上ることが2012/02/28、大阪市交通局への取材で分かった。
 2012/02/22に火災が発生した御堂筋線梅田駅でも1カ所で整備されていなかった。予算の問題が要因の一つで、大阪市交通局は「2013年度までに全駅で基準を満たせるようにしたい」としているが、防火基準に適合していない駅が当面存在し続けることになる。

 大阪市交通局によると、大阪市営地下鉄は全9路線で計133駅あり、うち防火防煙シャッターが必要な駅は、地上駅などを除く115駅となる。しかし2012/03末までにシャッターの整備が完了するのは79駅で、36駅はその後も未整備状態が続く。
 
■梅田駅の1カ所は着手できず

 火災が起きた梅田駅では計10カ所の階段のうち9カ所で整備が完了しているが、1カ所は未設置のまま。現在、当該の階段付近で別の工事を行っているため、設置に着手できない状況だという。

 国交省による地下鉄の火災対策基準は1975年、旧運輸省時代に作られたが、2003/02に韓国・大邱市で起きた地下鉄放火事件で、車両火災で発生した有毒ガスが防煙設備が十分でないため駅構内に充満し、煙に巻かれるなどして198人が死亡したことを受け、2004/12に基準を改正。ホームとコンコースを結ぶ階段に防火防煙シャッターを設置することなどが盛り込まれた。大阪市交通局は基準改正後、順次整備を続けているが、全駅での完備は約2年後になる見通しで、不安を残す形となっている。

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大阪地下鉄梅田駅火災:自動非常放送流れず 配線解除か <2012/02/24 23:46 共同通信>を編集

 地下鉄梅田駅の火災で、大阪市交通局は2012/02/24、火災を自動的に知らせる非常放送が流れないミスがあったと明らかにした。配線の接続を解除したまま放置していたとみられ、大阪市交通局が詳しい経緯を調べている。

 大阪市交通局によると、火災を感知すると駅長室の火災報知機のランプが点灯。駅員が現場確認に向かうと同時に、報知機と配線でつながった非常放送盤から火災の危険性を呼び掛ける自動音声の放送がホーム、改札、周辺のテナントに流れる仕組みになっている。

 しかし2012/02/22の火災では配線が外れており、自動音声が流れなかった。

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# 2012/01/21から梅田駅は改装工事中で、天井を剥いでいる。

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市営地下鉄御堂筋線梅田駅での火災及び再発防止について <大阪市交通局 2012/02/24>を編集

 大阪市交通局は、2012/02/22に市営地下鉄御堂筋線梅田駅ホーム階倉庫において発生した火災について、大阪市北消防署から立入検査結果通知書を受領しました。また、2012/02/22の火災発生時に梅田駅構内で非常放送が流れなかった事実が判明しました。
 これらを受け、市営地下鉄における火気管理を徹底するため、駅施設の巡視の強化、管理状況の点検、各清掃委託業者への指導など、火災の再発防止に努めます。

【大阪市北消防署からの立入検査結果通知書について】
通知された不備欠陥事項
地下鉄梅田駅
1 駅舎全体の火気管理の徹底を図り、火災の再発防止に努めること
2 出火した階段下倉庫の区画については、「地下鉄道の火災対策に係る設計基準」平成22年2月10日消設第923号第4.1.(3)に適合させること(可燃物を置くなど倉庫の用途に合わない使用をしないこと及びエスカレーターと壁との隙間を生じさせないこと)

【火災発生時に非常放送が流れなかった事実について】
1 概要
 2012/02/22 09時頃の梅田駅での火災発生時に、感知器の発報により、火災の発生した旨を知らせる非常放送が流れなかった事実が判明しました。調査の結果、防災盤(火災報知器)と非常放送盤との間の渡り配線が接続されていない状況であることを確認しました。

2 処置
 2012/02/22 20:17復旧作業を完了し、2012/02/23深夜に非常放送が流れることを確認しました。

3 対策
 全駅(133駅)の非常放送について直ちに点検を実施します。

4 原因
 現在調査中

5 点検状況
 自動火災報知器点検 2011/11/16
 非常放送法定点検 2012/02/03

【火気管理の徹底と再発防止について】
 今回通知された不備欠陥事項や新たに判明した事実について真摯に受け止め、速やかに対処するとともに、駅舎全体の火気管理の徹底を図り、再発防止に努めます。

1 全駅長に「駅施設の管理の徹底について」の通知
 ・全職員、関係者への事態の周知
 ・職員一人一人の防火意識の更なる高揚
 ・ホーム等を含めた巡視の強化
 ・管理しているすべての倉庫の点検と管理の徹底

2 各駅長による施設の使用及び管理状況の点検と是正
 管理しているすべての倉庫を点検し、次の事項について、不適切な使用を漏れなく調査する。
 ・倉庫の用途が正しく使用されているか、
 ・火種となるものは置いていないか、
 ・休憩室として使用していないか、
 ・塵芥置き場として使用していないか(ごみの仮置きも含む。)等
 問題が認められた倉庫については、駅長が直ちに適正な使用状況に是正し、駅施設の管理の徹底に努めていく。

3 各清掃委託業者への指導
 全社(9社)に対し、下記事項を、再度教育及び周知徹底を図るように申し伝えた。
 ・塵芥置き場以外に清掃用具入れとして使用している倉庫等に、塵芥を一時的に保管している駅があれば、早急に塵芥を塵芥置き場へ移し、今後、塵芥置き場以外に保管しないこと。
 ・作業員室の全面禁煙について、再度全作業員に教育し、周知徹底すること。
 ・塵芥置き場の施錠は確実に行うこと。
 ・回収したごみ袋内に吸殻等による火種がないかの確認。

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大阪地下鉄梅田駅火災:作業員の喫煙常態化 <MSN産経 2012/02/23 15:07>を編集

 大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅の火災で、火元の倉庫を清掃する業者の男性従業員(67)が大阪府警と大阪市交通局の聴取に対し「倉庫でたばこを吸い、空き瓶に捨てて放置した」と説明していることが2012/02/23、捜査関係者への取材で分かった。

 現場に他に火の気はなく、大阪府警は火の不始末が原因とみて捜査。従業員は大阪市交通局に「2011/12ごろから日常的に倉庫で吸っていた」とも説明、大阪府警は倉庫での喫煙が常態化していたとみている。大阪市交通局は駅構内での喫煙を禁止している。

 大阪府警と大阪市交通局によると、駅構内の清掃は大阪市福島区の警備会社に委託。男性従業員は07:00すぎに出勤し、ごみを回収したり倉庫で仕分け作業をしたりした後、08:30ごろから約15分間、倉庫で喫煙したと説明。控室からインスタントコーヒーの空き瓶を持ち出し灰皿代わりにし、たばこを入れたまま放置したとも話しているという。
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# ダメ絶対。タバコ、麻薬、覚醒剤。

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大阪地下鉄梅田駅火災:作業員のたばこ不始末原因か <MSN産経 2012/02/23 01:26>を編集


火災現場となった倉庫の内部。焼けた掃除用具などが残っていた=2012/02/22 16:35 大阪市北区(彦野公太朗撮影)

 大阪市営地下鉄梅田駅の火災で、一時、梅田駅を通過して運行していた御堂筋線は2012/02/22 16:30に通常運行を再開し、発生から7時間半後に全面復旧した。捜査関係者によると、清掃作業員が「倉庫内でたばこを吸った」と説明しているといい、大阪府警曽根崎警察署は、火の不始末で火災が起きた可能性もあるとみて、詳しく事情を聴いている。

 大阪市交通局によると、搬送された運転士ら2人の他、駅職員ら15人が煙を吸うなどし、病院で手当てを受けた。いずれも軽症で、利用客に怪我はなかった。

 一方、倉庫には出火の約1時間前、清掃作業員が駅構内で回収したごみを運び込み、扉を施錠していたという。消火活動後、火元となった倉庫には焼けた掃除用具などが残り、倉庫上のエスカレーターにも黒い煤が広がっていた。
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# ダメ絶対。タバコ、麻薬、覚醒剤。

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大阪地下鉄梅田駅火災:警察は火元倉庫の施錠状況など調べる <MSN産経 2012/02/22 12:42>を編集

■御堂筋線は運転再開も梅田には止まらず

 2012/02/22 09:00頃に大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(大阪市北区角田町)のホーム北側倉庫で起こった火災のため運転を見合わせていた御堂筋線は、10:40頃に運転を再開した。ただし13:30時点で梅田駅には止まらず、通過している。

 大阪市交通局などによると、御堂筋線は火災のため33本が遅れ、約11.8万人に影響が出た。ホームや地下街などにいた利用客約3000人が地上に避難。他に、梅田駅周辺の地下街が一時封鎖されるなど、駅周辺は避難客らで混雑した。


 大阪府警曽根崎警察署などによると、倉庫は床面積約30平方メートルでほぼ全焼。ホーム北側のエスカレーターの下にあり、掃除用具や収集されたごみが保管されている。清掃の委託業者が管理しているが、通常は鍵がかかっているという。曽根崎警察署が施錠状況や出火原因を調べている。

■タクシー、地下街、地上も大混乱

 乗客らが避難した地上も大混乱。周辺のタクシー乗場は、タクシーに乗り換えようという通勤客らの長蛇の列ができ、周辺の商業施設も営業を一時見合わせたり、開店時間を遅らせるなどの対応に追われた。

 地下街「ホワイティうめだ」は、約200店舗のうち火災現場に近い約60店舗が一時、営業を見合わせ。買い物客らに向けて「火災が発生し、御堂筋線と阪神方面のシャッターは閉鎖されてます」などと放送を流していた。

 阪神百貨店は、10時の開店を30分遅らせた。開店前には地下1階の食料品売場の社員らを店外に避難させるなどの措置も取った。

 阪神百貨店理容室の従業員は「開店準備をしていたら、火事だから逃げろといわれ、地上に逃げたら、排気口から煙がもくもく上がっていた」と話していた。 

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御堂筋線梅田駅で火災、客3000人避難 地下街60店舗営業見合わせ <MSN産経 2012/02/22 11:59>を編集

 立ちこめる白煙が通勤ラッシュを襲った。
 2012/02/22朝に発生した大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(大阪市北区)の火災。煙と焦げ臭いにおいに包まれた梅田駅は乗客らであふれかえり、駅員らは「危険です。地上に避難して」と大声を張り上げた。タクシー乗場は長蛇の列ができ、近くのデパートも開店時間を遅らせるなど、周辺も混乱した。

■立ち込める煙、焦げ臭いにおい

 「ホームから出てください」

 火災発生直後の梅田駅。駅構内では、駅員や大阪府警曽根崎警察署員らが乗客を誘導。乗客ら3000人は煙を気にしながら、足早に改札の外へ避難した。

 入場が規制された改札の前では、運行の復旧を待ったり、火災の状況を確認しようとしたりする人たちでごった返したが、駅員らは「煙が立ちこめています。危険ですので地上に上がってください」と呼びかけた。

 梅田駅で止まった上り電車の乗客によると、「火災を感知、調査中」との車内アナウンスがあった直後、「火災が発生」との説明があり、乗客が一斉に降り始めた。ホームの下から白煙が上がっているのが見え、ボンベを背負った救急隊員が到着して、乗客は慌てて地上に向かったという。

 消火活動を目撃した20代男性は「エスカレーターの辺りから白い煙が漏れ出しており、駅員が周辺に消火器を噴射していた。焦げ臭いにおいもした」と驚いた様子だった。

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大阪地下鉄梅田駅で火災 ホームに煙、客ら避難 <MSN産経 2012/02/22 09:42>を編集

 2012/02/22 09:00頃、大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(大阪市北区角田町)のホーム北側付近から煙が発生、駅構内や付近の地下街に煙が立ち込めた。火災報知機が作動し、大阪市交通局はホームや地下街にいる利用客ら約3000人を地上に避難させた。大阪市消防局などによるとホームに止まっていた電車の男性運転士(39)と男性車掌(36)が避難誘導などの際に煙を吸い、病院に搬送されたが軽症。

 大阪市交通局によると、この火災で御堂筋線は全線で約1時間40分にわたって運行を見合わせ、計33本が遅れ、約11.8万人に影響。梅田駅の地下街は防火シャッターを使うなどして一時封鎖され、駅周辺は避難客らで混雑した。

 梅田駅は、大阪市営地下鉄で最多の1日約20万人が利用。JR大阪駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄四つ橋線西梅田駅、地下鉄谷町線東梅田駅とも連絡している。地下街は日本最大級で、周辺の百貨店やオフィスビルが立ち並ぶ梅田の各地区に延びている。

 煙が発生した当時、ホームにいた20代男性は「電車に乗ろうとしてホームに降りたら、すでに煙が充満していて、そのまますぐに退避した。会社に間に合うか心配だ」と驚いた様子で話していた。
明石市のJR新駅整備構想、事業化見送りに <神戸新聞 2012/03/13 08:10>を編集

 JR西日本が明石市に提案していたJR神戸線 明石~西明石の新駅整備構想について、明石市は2012/03/12、「新駅よりも優先すべき事業があり、今後の課題に位置付けたい」として、当面の事業化を見送る方針を明らかにした。
 構想をめぐっては、地元住民から生活環境の悪化を懸念する声が相次いでいた他、巨額の事業負担もネックになっていた。

 新駅構想は2004/12、JR西日本が明石市に打診した。2006/12に新駅設置の覚書を交わした両者は、明石市硯町1丁目を候補地とし、1日当たりの乗降客を約1.7万人と見込んで2011年度の開業を目指していた。
 だが、地元では、明石市が頭越しに計画を進めたことへの反発に加え、放置自転車の問題などを懸念する声が続出。さらに、総事業費40億円の1/3とされた明石市負担金もネックとなり、2008年以降、計画は棚上げにされていた。

 事態打開に向け、明石市は2010年度に有識者や地元住民による研究会を設置。地元からの要望が強かった大久保~魚住も含め、新駅の必要性などを議論した。しかし、いずれも賛否が分かれ、研究会は2012/02末、明石~西明石は「今後の課題」、大久保~魚住は「将来の課題」とする報告書をまとめた。

 明石市は「新たな事業については、今後の社会情勢や財政状況を見ながら、選択と集中による事業展開を図る必要がある」などと説明している。
連節バス協議会が発足 神姫バスなど路線案協議 <神戸新聞 2012/03/09 07:51>を編集

 関西初の連節バスを三田市内で導入する事業に向けた協議会が2012/03/08発足し、三田市内で初会合が開かれた。神姫バス、三田市、兵庫県、国などの関係者約20人が出席。JR新三田駅を発着点に、関西学院大学神戸三田キャンパス、テクノパークなどを結ぶ路線案が示された。

 会合では、会長に三田市企画財政部長の入江貢、副会長に神姫バス三田営業所長の高原浩三を選出した。JR新三田駅~関西学院大学、テクノパークとJR三田駅~関西学院大学等の路線を盛り込んだ事業計画案も示され、ダイヤや実現性について話し合われた。

 次回の会合で大枠の計画書を策定し、2012/04上旬にも、国の地域公共交通確保維持改善事業による助成を申請するという。

 連節バスは全長約18m、定員131人。神姫バスが通勤通学時の輸送力強化のため、2012年度中に2台の導入を計画している。

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関西初 神姫バス、三田で連節バス導入へ <神戸新聞 2012/02/26 07:30>を編集

 神姫バス(姫路市)は、三田市内の路線で通勤通学時の混雑緩和に向け、車両を2台連結した連節バスを2012年度に導入する方針を決めた。車両の長さなどが基準を超え、原則として日本の公道を走行できないため、今春にも国土交通省近畿運輸局などに認可を申請する。国土交通省によると、実現すれば関西の自治体では初めてとなる。

 申請へ向け、神姫バスは近く、道路管理者の兵庫県、三田市、三田警察署などと準備協議会を立ち上げる。神姫バス、三田市などによると、ウッディタウン、カルチャータウン、JR三田駅周辺を中心に人口が依然増加傾向にあり、大阪方面への通勤通学客も多いため、輸送力アップにつなげたいという。関西学院大学神戸三田キャンパスや、産業団地・テクノパークも大量輸送のニーズがある。

 連節バスは車両間を幌でつなぐ低床構造で、車内を自由に行き来できる。定員131人。全長約18mで、道路運送車両法に基づく保安基準(全長12m未満)を超えるため、運行には運輸局のほか、三田市、兵庫県警などの認可が必要となり、定められたルートしか走れない。

 神姫バスは、メルセデス・ベンツ製2台の購入を検討。神姫バスは購入費約1億2000万円のうち、約7000万円を負担し、残りは国などの助成を見込む。三田市は、購入費助成として約1000万円を2012年度当初予算案に計上した。

 国内では、千葉市、藤沢市、厚木市の3自治体の他、2011/03から、首都圏外で初めて岐阜バスが岐阜市内で運行している。
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# どれも市営交通ではない。市が援助するだけ。
 千葉市……京成バスが運行。幕張本郷駅~海浜幕張駅~幕張メッセ・千葉マリンスタジアム。
 藤沢市……神奈川中央交通が運行。ツインライナー。湘南台駅~慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス。
 厚木市……神奈川中央交通が運行。ツインライナー。松蓮寺(神奈中厚木営業所)~厚木バスセンター~厚木アクスト。
 岐阜市……岐阜バスが運行。清流ライナー。岐阜駅~岐阜大学・病院。
JR神戸駅構内の商業施設「PLiCO(プリコ)」に <神戸新聞 2012/03/02 19:27>を編集

 JR西日本傘下でショッピングセンター運営の神戸SC開発株式会社(神戸市東灘区)は2012/03/02、JR神戸駅構内で改装中の商業施設「ビエント神戸」を「PLiCO(プリコ)神戸」に名称を変更し、2012/03/31に新装開店すると発表した。通勤客や周辺住民を主要顧客に、半数の店舗を入れ替え、計26店舗をそろえる。
# PLiCOとは、「PLEASURE(楽しみ)」と「CONVENIENCE(便利)」の中心に「i(私)」がいる。お客様にとって、楽しく、便利で「あって良かった」と思われるSCを目指しています。(JR西日本プレスリリース)

 ビエント神戸は1997年、ハーバーランドを訪れる観光客向けの土産物店を主体に開業。観光客の減少に伴って、売上高は1999年度の27億円をピークに2010年度は20億円弱に減少していた。
 今回の新装開店は20~30代の女性を意識するとともに、駅を利用する通勤客や周辺住民を主要顧客とする。スーパー「成城石井」が神戸で初出店するほか、服飾雑貨店や化粧品店など14店舗が新規出店する。初年度の売り上げは25億円以上を目指す。

 一方、神戸SC開発が運営するJR駅隣接の商業施設で、ジェイモール六甲道(神戸市灘区)、ビエント三宮(神戸市中央区)、ビエント垂水(神戸市垂水区)、ステーションプラザ西明石(明石市)の4カ所を2012/04から順次、名称を「PLiCO」に統一する。
JR神戸駅「夢見鶏」待合せに人集まらず <神戸新聞 2012/02/27 15:40>を編集

 JR神戸駅中央口の「待合せスポット」神戸夢見鶏(ゆめみどり)が、設置から約3年になるのに知名度が低く、人が集まらない。高さ約2.5m。風見鶏の装飾にきらめく積層ガラス。設置費用は約500万円という豪華なオブジェで、待合せ場所とはっきり書いてもいるのだが…。

 2009/03末、JRグループの観光企画「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」に合わせてJR西日本が設置した。神戸駅に不慣れな人の目印にというもてなしの施策だったという。

 しかし、思惑通りに人が待ち合わせない。

 休日の昼下がり。改札前の案内図付近には、待合せとみられる若者や家族連れらが常時10人近く集まっている。一方、50mほど離れた夢見鶏の周りは閑散とした状態。
 夢見鶏は改札口を出て湊川神社側の隅にある。両側をドアに挟まれ、人の往来は多い。風も入り込んでくるため、「寒そうで(待ち合わせに)使う気にならない」という声も聞かれる。
 近くの売店で夢見鶏の場所を尋ねる人もいるそうで、時々は活用されているようだが、女性店員(63)は「あまり人が集まっている感じはしませんね。オブジェ自体も、置かれている場所も目立たないですし…」と話す。

 設置から、間もなく3年。ぽつんとたたずむ姿を見ていると、六甲山と神戸港を表現したという緑色の輝きも、どこか寂しげに映る。JR西日本近畿統括本部広報グループは「改札前に置くことも検討したが、通勤時間帯は人の流れの妨げにもなり、端に置かざるを得なかった」と説明。移設などの予定はないといい、「(夢見鶏の)認知度が上がるのを待ちます」としている。

【人気の場所の条件は】
 全国の待合せスポットをみると、自然と人が集まるようになり、結果として有名になった場所が多い。心理学の専門家は「詳しい説明が不要」「一目瞭然で、とにかく目立つ」などと条件を挙げる。
 「人間は数少ない言葉で効率的に情報を伝えようとするもの」と話すのは、関西学院大学文学部教授(認知心理学)の浮田潤。待ち合わせ場所を決めるやりとりにも通じ、分かりやすい場所や物を選ぶ傾向にある。
 東京・JR渋谷駅前 忠犬ハチ公像などがその典型例。京都・京阪三条駅前 高山彦九郎像も独特の姿勢から土下座像という通称で学生らに知られている。

 神戸大学文学部准教授(社会心理学)の大坪庸介は「待ち合わせスポットをつくるなら、徹底的にPRするか、PRが不要なくらい目立たせることだ」と指摘する。後者に当てはまるのが阪急西宮北口駅構内にあるカリヨンの鐘。5mを超える高さに17個の鐘と3個の時計を備える。元は新駅舎の完成記念オブジェだったが、いつしか待ち合わせ場所となり、気を利かせた阪急がベンチやミストシャワーを取り付けた。
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