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神戸で公共交通を考えるsclaps
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【京阪神地区】 大雨 運転状況 <第一報 2015/07/18 04時30分>2015/07/18 08時50分更新
昨日、台風11号に引き続き、近畿エリアの大雨の影響により、運転を見合わせている線区があります。
現在、運転を見合わせている線区は可能な箇所から順次、線路点検を開始しています。
午前中の運転再開の見込みは立っていません。
大雨による運転見合わせのため、関係鉄道会社で振替輸送を実施しています。
なお、阪急線・阪神線・山陽電鉄線では振替輸送を実施しません。

運転している線区については、列車の本数が少なくなっており、かつ遅れがでています。
また、雨のため、一部区間で徐行運転している線区があります。

影響線区
北陸線・琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・山陽線
 敦賀 から 近江塩津 まで 運転見合わせ
 近江塩津 から 米原 まで 本数わずか、徐行
 米原 から 京都 まで 遅延
 京都 から 吹田 まで 運転見合わせ
 吹田 から 大阪 まで 本数わずか、徐行
 大阪 から 神戸 まで 本数わずか、徐行
 神戸 から 上郡 まで 運転見合わせ
湖西線
 近江塩津 から 近江今津 まで 運転見合わせ
 近江今津 から 京都 まで 遅延
赤穂線
 相生 から 播州赤穂 まで 運転見合わせ

学研都市線・JR東西線・JR宝塚線
 木津 から 京橋 まで 運転見合わせ
 京橋 から 尼崎 まで 運転見合わせ
 尼崎 から 篠山口 まで 運転見合わせ
おおさか東線
 放出 から 久宝寺 まで 運転見合わせ

奈良線
 京都 から 奈良 まで 運転見合わせ
嵯峨野線
 京都 から 園部 まで 運転見合わせ

大阪環状線
 全線 運転見合わせ
JRゆめ咲線
 西九条 から 桜島 まで 運転見合わせ

大和路線
 加茂 から JR難波 まで 遅延

阪和線
 天王寺 から 和歌山 まで 遅延
関西空港線
 日根野 から 関西空港 まで 遅延

和田岬線
 兵庫 から 和田岬 まで 運転見合わせ
加古川線
 加古川 から 谷川 まで 運転見合わせ
姫新線
 姫路 から 上月 まで 運転見合わせ

振替輸送実施情報
JR京都線
 京阪 本線(京阪三条から京阪淀屋橋まで)
 京阪 中之島線(京阪京橋から中之島まで)
 近鉄 京都線(京都から丹波橋まで)
 大阪市営地下鉄(全線)

学研都市線
 京阪 本線(京阪淀屋橋から東福寺まで)
 京阪 宇治線(中書島から京阪宇治まで)
 京阪 交野線(枚方市から河内森まで)
 京阪 中之島線(中之島から京阪京橋まで)
 近鉄 奈良線(大阪難波から近鉄奈良まで)
 近鉄 京都線(京都から大和西大寺まで)
 近鉄 大阪線(大阪上本町から長瀬まで)
 近鉄 けいはんな線(長田から生駒まで)
 大阪市営地下鉄(全線)

大阪環状線
 京阪 本線(京阪淀屋橋から京阪京橋まで)
 京阪 中之島線(中之島から京阪京橋まで)
 南海 高野線(南海新今宮から難波まで)
 大阪市営地下鉄(全線)

大和路線
 近鉄 奈良線(大阪難波から近鉄奈良まで)
 近鉄 大阪線(鶴橋から桜井まで)
 近鉄 生駒線(生駒から王寺まで)
 近鉄 南大阪線(大阪阿部野橋から橿原神宮前まで)
 近鉄 道明寺線(柏原から道明寺まで)
 近鉄 橿原線(大和西大寺から橿原神宮前まで)
 近鉄 吉野線(橿原神宮前から吉野口まで)
 近鉄 天理線(天理から平端まで)
 近鉄 御所線(近鉄御所から尺土まで)
 近鉄 田原本線(新王寺から西田原本まで)
 近鉄 けいはんな線(生駒から長田まで)
 大阪市営地下鉄(全線)

阪和線
 近鉄 南大阪線(大阪阿部野橋から河堀口まで)
 南海 本線(難波から和歌山市まで)
 南海 空港線(泉佐野から南海関西空港まで)
 南海 高野線(難波から中百舌鳥まで)
 南海 汐見橋線(汐見橋から岸里玉出まで)
 大阪市営地下鉄(全線)
 泉北高速(中百舌鳥から和泉中央まで)

奈良線
 京阪 本線(京阪三条から中書島まで)
 京阪 宇治線(中書島から京阪宇治まで)
 近鉄 京都線(京都から大和西大寺まで)
 近鉄 奈良線(大和西大寺から近鉄奈良まで)
 京都市営地下鉄(太秦天神川から六地蔵まで)
 京都市営地下鉄(京都から烏丸御池まで)

嵯峨野線
 京都市営地下鉄(太秦天神川から六地蔵まで)
 京都市営地下鉄(京都から烏丸御池まで)
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JR線線路脇の不審物は業者の忘れ物 敷設工事で使用の光ファイバーケーブル 大津 <産経WEST 2015.3.24 13:56>を編集

 2015/03/24 午前4時ごろ、大津市大萱のJR琵琶湖線 瀬田~南草津の線路脇路上で、クーラーボックス(約30cm四方)のような箱が置かれているのを、巡回中の滋賀県警大津警察署員が発見した。爆発物の恐れがあるとみて機動隊員が調べたところ、中身は光ファイバーケーブルと判明。大津警察署の調べで、2015/03/23に付近で敷設工事をしていた業者が置き忘れた物と分かった。
 安全が確認できるまでの間、JR線は京都~米原で一時運転を見合わせ、上下19本が運休、20本が最大1時間23分遅れ、約1.9万人に影響した。
酔って線路に一直線 ホーム転落事故の9割 JR西日本が調査 <神戸新聞 2015/3/24 15:00>を編集

 酔った客が駅のホームから線路に転落する事故が増える中、JR西日本安全研究所が過去2年の事故映像を調べた結果、「突然線路に向かって転落する」傾向が約9割に上ることが分かった。千鳥足でふらふらと落ちるイメージとは違い、担当者も驚きの結果に。JR西日本は結果をもとに、ベンチの位置を変えるなど防止策に本腰を入れる。

 ホームでの鉄道人身障害事故は全国的に増加。国土交通省によると2003年度の106件に対し、2013年度は221件と倍増している。そのうち酔客による事故は132件で、10年で4倍に激増している。

 酔客の事故を科学的に分析できないか。尼崎JR宝塚線脱線事故を教訓に設立され、ヒューマンファクター(人的要因)を研究する安全研究所が2年前から調査に乗り出した。JR西日本の京阪神エリアと大阪市交通局の路線に設置された防犯カメラの映像を収集。酔客の線路転落や電車接触の様子などが写った映像を2015年1月までで136件抽出し、事故に至る直前の行動を分析した。
 その結果、「ホーム上の酔客が突然線路に向かってまっすぐ歩き始め、そのまま転落する」が約6割を占めた。「立った状態から突然バランスを崩して転落する」が約3割。当初、多いと思われていた「ホーム端を線路と平行にふらふら歩き、足を踏み外す」は約1割にとどまり、意外な傾向が浮き彫りになった。
 「想定外の結果。大半が動きだして数秒で転落している」と安全研究所研究員の辻野直良(37)。駅業務部企画課担当課長の川上賢介(45)も「漫然と注意するだけでなく、新たな対応が必要と分かった」と話している。

 JR西日本は手始めに、新大阪駅ホームのベンチの向きを、座った時に線路と平行になるよう置き換えた。ベンチで座ったり、寝込んだりした酔客が突然立ち上がっても、線路までの距離を遠くすることで、事故を未然に防ぐ狙いだ。

 また、転落の傾向などを記した「見守りハンドブック」を作成して駅員に配布。三ノ宮駅など乗降客の多い京阪神の10駅には警備員を配置し、声かけや見守りを強化している。
JR湖西線「立ち往生」3時間、乗客300人 架線凍結で 滋賀・高島 <産経west 2015/01/01 17:19>を編集

 2015/01/01 09:50頃、JR湖西線 マキノ~永原 間にある峰山トンネル西側(滋賀県高島市マキノ町海津)で起きた架線凍結により、普通電車(2両編成、近江今津発福井行き)の運転士が、運転席の架線電圧計に異常を認めたため停車。電車はその場で立ち往生となり、乗客約300人は車内で約3時間にわたって待機を強いられた。
 JR西日本によると、架線の凍結によって一時的に電流がストップしたことが原因とみられ、後続の臨時普通電車(4両編成)を連結し、12:40に運転を再開した。
 このトラブルで、湖西線は近江今津~近江塩津で7時間以上にわたって運転を見合わせた。
JR神戸線 御着-姫路 新駅、2016年春開業へ <MSN産経 2013/02/23 02:01>を編集

 JR神戸線 御着~姫路駅間に2016年春の開業を目指し、新駅ができることが明らかになった。設置されるのは、両駅のほぼ中間に当たる姫路市市之郷。姫路市は2013年度当初予算案に駅前広場や周辺道路の設計費4700万円を計上。早ければ2013年度から工事に着手する。名称は2015年内に決まる予定。

 住民側の要望を受け、JR西日本が2010/07、姫路市に新駅設置を提案。姫路市も前向きに協議を重ねてきた。総事業費29億円のうち、駅の整備費27億円は国の補助を含めて姫路市が2/3を、JR西日本が残りを負担する。

 予定地は姫路駅の東1.9km。周辺には兵庫県立ものづくり大学校、姫路警察署などがある。駅南側の阿保地区では5500人の居住を見込む土地区画整理事業が進められている。姫路市によると、新駅には普通(明石から・まで快速)電車が停車し、1日の乗降数を6000人と試算。駅前広場は市有地約3000平方メートルを使い、車の乗降場や駐輪場を整備するという。予算案が可決されれば、2013/03にも姫路市とJR西日本が工事協定を正式に結ぶ。

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姫路〜御着に新駅構想 JR西日本、姫路市に提案 <神戸新聞 2010/09/11>を編集

 JR神戸線 御着~姫路で、新駅設置に向けた姫路市とJR西日本の協議が始まったことが、2010/09/10の姫路市議会で明らかになった。現時点では両者の費用負担などが決まっておらず、実現にはいくつかの課題はあるが、姫路市は「周辺住民の理解を得ながら、前向きに検討したい」としている。

 姫路市によると、2010/07上旬にJR西日本から提案があった。候補地は市川の西側で、姫路市営市之郷住宅(姫路市市之郷)の東側。姫路〜御着は約4.3kmあり、姫路駅から約1.9km東の地点。
 候補地南側の阿保地区では現在、姫路市が約90haに及ぶ土地区画整理事業を進めており、今後、3000人以上の人口増が見込まれている。さらに、兵庫県が2011/04に開校する「ものづくり大学校(仮称)」や、姫路市すこやかセンター、姫路警察署などの公的施設も近くにある。こうした立地条件から、JR西日本は「一定の利用が見込める」と判断。姫路市議の梅木百樹の質問に対する答弁で、姫路市長の石見利勝も「アクセス道路の整備など課題はあるが、地域住民や施設利用者の利便性向上につながる」と意欲を示した。

 姫路市とJR西日本は今後、新駅設置の是非も含め、費用負担や時期について具体的な協議を進める。
JR西日本社員横領事件:暴力団組長ら4人を起訴 <神戸新聞 2012/09/10 21:45>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、神戸地検明石支部は2012/09/10、有価証券虚偽記入の罪で4人を起訴した。
 ・指定暴力団山口組系組長 細田利和(44、明石市魚住町)
 ・元妻 徳岡裕子(43、明石市魚住町)
 ・当時の明石駅駅員 宇留島剛(50、明石市魚住町、詐欺罪などで公判中)
 ・当時の明石駅駅員 東郷護靖(25、加西市王子町、詐欺罪などで公判中)
 起訴状などによると、4人は共謀し、2011/12/05、購入の実態がないのに、姫路~京都の6カ月定期券2枚(約63万円)に細田らの名前を不正に記入し定期券を発行した、とされる。

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JR西日本社員横領事件:山口組系組長ら2人逮捕 暴力団資金源の可能性 兵庫県警 <MSN産経 2012/08/21 12:53>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、兵庫県警暴力団対策課などは2012/08/21、共謀して定期券を不正発行したとして有価証券虚偽記入容疑で、指定暴力団山口組系組長 細田利和(44、明石市魚住町)と、同居の元妻 徳岡裕子(43)を逮捕した。いずれも「こんな事実はない」などと容疑を否認しているという。

 兵庫県警によると、細田は2006年ごろ、一連の事件で2012/05に逮捕された明石駅員の宇留島剛(50、詐欺罪などで公判中)と明石市内の飲食店で知り合ったといい、宇留島は「換金した現金の一部は細田にも渡した」と供述。兵庫県警は暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて調べる。
 逮捕容疑は、宇留島らと共謀して2011/12、JR朝霧駅で、姫路~京都間の6カ月定期券2枚(計約63万円相当)を細田らが購入していないのに不正に発行したとしている。

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JR西日本社員横領事件:当時の駅員2人を追起訴、1人を起訴 <神戸新聞 2012/06/27 21:01>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、神戸地検明石支部は2012/06/27、有価証券虚偽記入・同行使、業務上横領罪で宇留島剛(50、明石市魚住町長坂寺)と、東郷護靖(25、加西市王子町)の当時の駅員2人を追起訴した。2人は詐欺罪などで起訴済み。
 他に同罪で当時の駅員 横井孝祐(24、姫路市)を起訴した。

 起訴状などによると、3人は共謀の上、2012/01/24~01/27、明石駅で定期券発行や売上金管理に従事する立場を利用し、架空定期券の情報をIC乗車券ICOCAに印字。3度にわたり職場で払い戻して計40万円を横領した、とされる。

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不正定期、知人が換金か <神戸新聞 2012/05/15 09:54>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、定期券は詐欺容疑などで逮捕された西田和史(42、明石市魚住町西岡、清掃会社社員)の名義で、西田がJR土山駅の窓口を訪れて払戻しを受けていたとみられることが2012/05/14、明石警察署への取材で分かった。
(中略)
 また、捜査関係者によると、宇留島はJR西日本に対し、着服した金の一部を指定暴力団山口組系組員に渡したという趣旨の説明をしていたといい、明石警察署が裏付けを進める。
(後略)

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定期券不正発行の疑い JR明石駅員ら4人逮捕 <神戸新聞 2012/05/14 12:38>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、明石警察署は2012/05/14、詐欺などの疑いで計4人を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。明石警察署は2012/05/14、4人の自宅を家宅捜索した。

逮捕
 ・不正を主導していた当時の駅員 宇留島剛(50、明石市魚住町長坂寺、懲戒解雇)
 ・当時の駅員 東郷護靖(25、加西市王子町、懲戒解雇)
 ・当時の駅員 宇垣貴裕(24、明石市西明石南町)
 ・宇留島の知人の会社員 西田和史(42、明石市魚住町西岡)

 4人の逮捕容疑は、2012/01、宇留島らが勤務していたJR明石駅などで、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行し、データをIC乗車券ICOCAに移した上で、土山駅の窓口で払い戻すなどして約15万円を詐取した疑い。
 JR西日本によると、宇留島は2006/06~2012/02、同様の不正行為を計659回繰り返していた。2009/02以降は若手駅員ら7人に再発行や払戻しを指示し、うち6人に各40万~90万円の謝礼を渡すなどしていたという。社内調査に対し、宇留島は着服した約8600万円の使途について、旅行やギャンブルなど遊興費の他、「知人に渡していた」と説明。具体的な相手については「答えられない」と明言を避けたという。

 JR西日本は2012/05/14午前、本社で会見し、近畿統括本部神戸支社長の金平英彦が(中略)した。

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定期乗車券の不正再発行に関する管理者などの処分について <JR西日本 2012/03/26>を編集

 定期乗車券の不正再発行および払い戻しによる現金着服に関して、この度職場管理者をはじめとする関係者の処分を行いました。

詳細

1.管理者などの処分

近畿統括本部 神戸支社 明石駅
 管理駅長、駅長 減給1名 戒告3名
 係長 訓告6名
 一般社員(不正と知らず取扱いをした社員)厳重注意8名、注意指導6名

近畿統括本部 神戸支社
 担当課長 厳重注意1名

近畿統括本部 大阪支社 天満駅
 管理駅長 訓告1名

近畿統括本部 大阪支社 新三田駅
 管理駅長、駅長 厳重注意2名

近畿統括本部 大阪支社
 課長、担当課長 厳重注意3名

広島支社 五日市駅
 管理駅長、駅長 訓告3名

広島支社
 課長、担当課長 厳重注意2名

本社
 課長、担当課長 厳重注意3名

2.役員の報酬返上

○「月額報酬の1割×2カ月」1名
 執行役員 近畿統括本部神戸支社長 金平英彦

○「月額報酬の1割×1カ月」5名
 取締役 兼 専務執行役員 近畿統括本部長 山本章義
 取締役 兼 常務執行役員 営業本部長 柴田信
 常務執行役員 近畿統括本部大阪支社長 川上優
 執行役員 財務部長 松浦克宣
 執行役員 広島支社長 杉木孝行

その他、駅業務部長 戒告

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明石駅員着服:関与の7人懲戒解雇 <神戸新聞 2012/03/22 19:53>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、JR西日本は2012/03/22、既に退職した元契約社員(27)を除く駅員7人を懲戒解雇とした、と発表した。処分は2012/03/21付。処分を受けたのは、不正行為を主導した男性(50)と、協力して現金を受け取るなどした22~27歳の6人。

 この問題をめぐっては、明石駅や本社のチェック体制の杜撰さも明らかになっており、JR西日本は明石駅の管理職の他、関係する支社・本社の社員についても近く処分する方針。

 JR西日本によると、8人は2006年以降、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行して払戻すなどの不正行為を659回にわたって繰り返していたという。現金は主犯が集め、他の7人の旅行代や飲食代を負担。うち6人は主犯から40~90万円を受け取っていたという。JR西日本は主犯を詐欺などの疑いで明石警察署に告訴した。全員を懲戒解雇とした理由について、JR西日本は「不正と知りながら上司に申告せず、着服に関与した」と説明。(後略)

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定期乗車券の不正再発行などに関する処分について <JR西日本プレスリリース 2012/03/22>を編集

懲戒解雇:大阪支社天満駅1名(2012/02/22付)、広島支社五日市駅1名(2012/02/23付)、神戸支社明石駅7名(2012/03/21付、既に退職した者1名を除く)、大阪支社新三田駅1名(2012/03/21付)

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明石駅員着服:JR西日本が記録照合怠る「職場管理に問題」 <神戸新聞 2012/03/20 07:15>を編集

 JR明石駅員不正再発行定期券払戻8600万円着服事件で、JR西日本取締役営業本部長の柴田信らが2012/03/19、JR西日本本社(大阪市北区)で会見し「お客さまの信頼を裏切り、深くお詫びします」と謝罪した。5年8カ月にわたって不正が繰り返されていたにもかかわらずチェック機能が働かなかった上、同僚らから告発する声も出なかった。柴田は「職場管理体制に大きな問題があった」と反省の弁を述べた。

 柴田は長年、不正を許した原因について、駅で記録の照合作業をしていなかった、駅の管理職の点検が不十分、本社でもチェックが漏れていたと説明した。「重大な問題」として、不正を管理職が見抜けず、社員からも通報がなかった点を強調。明石駅には助役と係長3人の管理職がいたが、柴田は「社員から全く信用されず、情報が入ってこなかった」と述べ、社員管理の不備を認めた。
 一方、不正を主導した男性駅員(50)は旧国鉄に入社後、ほぼ一貫して駅の営業係を担当。明石駅には2004年に配属され、業務に精通していた。若手社員は「相談に乗ってもらうなど頼りにしていた。不正行為と分かっていたが、嫌われてはいけないと思った」などと話しているという。
 明石駅は管理職を除けば40~50代が4人、10~20代が33人。JR民営化前後の採用凍結の影響で中堅の30代がいない典型的な二層構造で、JR西日本関係者は「不正が起きた背景の一つ」と指摘する。
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# ○○していないだけ。

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JR明石駅員が8600万円着服 定期不正再発行で <神戸新聞 2012/03/19 21:49>を編集

 JR西日本は2012/03/19、JR明石駅の駅員8人が、不正に再発行した定期券を払い戻す手口で、約5年8カ月の間に計約8600万円を着服していたと発表した。ベテランの男性駅員(50)が中心となり、指示を受けた20代の駅員7人が協力。明石駅と朝霧駅(明石市)で不正行為を繰り返していた。JR西日本は2012/03/16日付で50歳の駅員を詐欺容疑などで明石警察署に告訴した。JR西日本は「当事者や管理職、支社・本社社員を含め、厳正に処分する」としている。

 JR西日本によると、50歳の駅員らは2006/06~2012/02、所属する明石駅と勤務で訪れる朝霧駅のみどりの窓口で、磁気部分に異常があったとして架空の定期券を再発行し、データをIC乗車券ICOCAに移した上で払い戻すなどの不正行為を659回にわたって繰り返していた。
 2006~2009年は50歳の駅員が単独で朝霧駅で不正を働き、2009年以降は窓口業務に就くことが少なくなったため、若手駅員7人に再発行や払戻しを指示。7人は不正と認識しながら協力していた。
 着服した現金は50歳の駅員が手に入れ、不正に関与した残る駅員7人の旅行代や飲食代を負担。さらに、6人は1回の払戻しに付き1万円程度、合計で各40万~90万円を受け取っていた。残る現金の使い道について、50歳の駅員は「旅行やギャンブルなど遊興費に使った」と話しているという。
 定期券の発行については、両駅とも毎日と月3回、記録を照合するなどして不正がないか確認後、本社の審査・清算センターがチェックする仕組みだったが、実際はノーチェックだった。

 また、新三田駅でも2008/04、2008/08の2回、似たような手口で男性駅員(28)が計16万円を着服していたことも判明した。
 JR西日本では2012/02、天満駅(大阪市)の男性駅員(31)が同様の手口で計約2400万円を着服。五日市駅(広島市)でも男性契約社員(24)が計約870万円を着服しており、JR西日本が社内調査を進めていた。
北陸新幹線の新型車両E7系&W7系は"和"のデザイン - グランクラスも導入 <マイナビ 2012/09/05>を編集

 JR東日本とJR西日本は2012/09/04、北陸新幹線の金沢開業に向けて新型新幹線車両を共同開発することを発表した。北陸新幹線 長野~金沢間は2014年度末の開業を予定している。

 新型車両E7系(JR東日本)・W7系(JR西日本)は12両編成で、北陸新幹線における営業最高速度は時速260km。車両のトータルコンセプトは「大人の琴線に触れる『洗練さ』と心と体の『ゆとり・解放感』」で、「洗練さ」「ゆとり・解放感」に共通するキーワード"和"をもとに、車両デザインのコンセプトを「"和"の未来」とした。

 先頭形状は「ワンモーションライン」とネーミングされたシンプルな流線形で構成され、スピード感と精悍さを表現している。環境性能も考慮し、空気力学的な最適形状とするデザインを採用した。一方、車体上部に空色、車体色にアイボリーホワイト、帯に銅色・空色と、日本の伝統的な色使いも取り入れた。

 東北新幹線E5系に続き、北陸新幹線用新型車両にもグランクラスを導入。12号車がグランクラス(定員18名)車両となり、フルアクティブサスペンションを採用して乗り心地も向上している。11号車はグリーン車(定員63名)、1~10号車は普通車(定員853名)となり、グランクラスとグリーン車の全席、普通車の窓側および車端部に電源コンセントを設置する。

 すべての洋式トイレに温水洗浄機能付便座を設置し、改良型ハンドル形電動車いすに対応した多目的室や大型洋式トイレも設けるなど、サービス設備やバリアフリー設備も充実。地震発生時の安全対策として、ブレーキ性能の向上などブレーキ距離を短縮する対策も施された。北陸新幹線の新型車両に関して、JR東日本は2013年秋、JR西日本は2014年春にそれぞれ第1編成が落成予定となっている。
JR神戸線で人身事故 通勤・通学7.5万人直撃 <神戸新聞 2012/09/03 12:18>を編集

 2012/09/03 05:30ごろ、JR神戸線 立花~甲子園口の武庫川東踏切(尼崎市稲葉荘4)近くの路上で、通行人から「人の手のようなものが落ちている」と110番通報があった。尼崎北警察署の調べによると、踏切付近で成人男性とみられる遺体(の一部)が見つかった。2012/09/02 23:10頃に踏切を通過した普通電車(松井山手発西明石行き)が接触し、即死したとみられる。

 尼崎北警察署から連絡を受け、JR西日本は05:50頃から、京都~姫路の上りで約40分、下りで約1時間半運転を見合わせ、88本が運休、17本に最大84分の遅れが生じた。通勤時間帯に当たり、約7.5万人に影響した。
 運転見合わせに伴い、阪神、阪急などで振替輸送を実施。しかし、山陽電鉄は「朝のラッシュ時で混乱が生じかねない」として受け付けず、通勤客から苦情があったという。
# 阪神電車の輸送力が不足しているため、08:00に阪神電車・六甲ライナーの振替輸送は終了しました。
# 順次運転を行っているため、振替輸送は12:30に終了します。

 JR西日本によると、男性に接触したとされる普通電車には約200人が乗車。2012/09/02 23:15頃、さくら夙川駅で降りた乗客から「立花~甲子園口で列車の揺れを感じた」との通報があった。JR西日本は運転終了後、2012/09/03 03:00頃から車両を点検。午前6時前、先頭車両などの床下に血痕がある電車が見つかり、同じ頃、尼崎北警察署から連絡が入ったという。
 JR西日本は「車庫に入っていたため車両を特定するのに時間がかかった。すぐに現場に行かなかったのは、後続から報告がなかったため」としている。また、運転士は「衝撃をまったく感じなかった」と話しているという。
安全配慮義務違反でJR西日本を提訴 保線作業員ら <神戸新聞 2012/04/19 12:14>を編集

 JR西日本が保線業務などの現場に携帯用防護無線機を配備しないのは、労働契約法に定める安全配慮義務違反に当たるとして、JR西日本の社員6人が2012/04/19、JR西日本に、防護無線機の配備と1人当たり200万円の損害賠償などを求め、大阪地裁に提訴した。
 6人は40代~60代で、天王寺保線区や姫路電気区に勤務。訴状によると、原告らは2009~2011年、京都や岡山などの在来線で、赤色旗などで列車に停止信号を送ったがそのまま通過することが3回あったなどと主張。所属するJR西日本労働組合が、防護無線機の携帯をJR西日本に要請したが拒否された、としている。
 JR西日本労働組合などによると、防護無線機はボタンを押すと半径約1km以内を走行する列車に異常の発生を伝えられる。JR西日本は「触車事故防止についてさまざまな対策を実施しており、安全配慮義務違反に当たる事実はないと認識している」などとコメントした。
明石市のJR新駅整備構想、事業化見送りに <神戸新聞 2012/03/13 08:10>を編集

 JR西日本が明石市に提案していたJR神戸線 明石~西明石の新駅整備構想について、明石市は2012/03/12、「新駅よりも優先すべき事業があり、今後の課題に位置付けたい」として、当面の事業化を見送る方針を明らかにした。
 構想をめぐっては、地元住民から生活環境の悪化を懸念する声が相次いでいた他、巨額の事業負担もネックになっていた。

 新駅構想は2004/12、JR西日本が明石市に打診した。2006/12に新駅設置の覚書を交わした両者は、明石市硯町1丁目を候補地とし、1日当たりの乗降客を約1.7万人と見込んで2011年度の開業を目指していた。
 だが、地元では、明石市が頭越しに計画を進めたことへの反発に加え、放置自転車の問題などを懸念する声が続出。さらに、総事業費40億円の1/3とされた明石市負担金もネックとなり、2008年以降、計画は棚上げにされていた。

 事態打開に向け、明石市は2010年度に有識者や地元住民による研究会を設置。地元からの要望が強かった大久保~魚住も含め、新駅の必要性などを議論した。しかし、いずれも賛否が分かれ、研究会は2012/02末、明石~西明石は「今後の課題」、大久保~魚住は「将来の課題」とする報告書をまとめた。

 明石市は「新たな事業については、今後の社会情勢や財政状況を見ながら、選択と集中による事業展開を図る必要がある」などと説明している。
JR神戸駅構内の商業施設「PLiCO(プリコ)」に <神戸新聞 2012/03/02 19:27>を編集

 JR西日本傘下でショッピングセンター運営の神戸SC開発株式会社(神戸市東灘区)は2012/03/02、JR神戸駅構内で改装中の商業施設「ビエント神戸」を「PLiCO(プリコ)神戸」に名称を変更し、2012/03/31に新装開店すると発表した。通勤客や周辺住民を主要顧客に、半数の店舗を入れ替え、計26店舗をそろえる。
# PLiCOとは、「PLEASURE(楽しみ)」と「CONVENIENCE(便利)」の中心に「i(私)」がいる。お客様にとって、楽しく、便利で「あって良かった」と思われるSCを目指しています。(JR西日本プレスリリース)

 ビエント神戸は1997年、ハーバーランドを訪れる観光客向けの土産物店を主体に開業。観光客の減少に伴って、売上高は1999年度の27億円をピークに2010年度は20億円弱に減少していた。
 今回の新装開店は20~30代の女性を意識するとともに、駅を利用する通勤客や周辺住民を主要顧客とする。スーパー「成城石井」が神戸で初出店するほか、服飾雑貨店や化粧品店など14店舗が新規出店する。初年度の売り上げは25億円以上を目指す。

 一方、神戸SC開発が運営するJR駅隣接の商業施設で、ジェイモール六甲道(神戸市灘区)、ビエント三宮(神戸市中央区)、ビエント垂水(神戸市垂水区)、ステーションプラザ西明石(明石市)の4カ所を2012/04から順次、名称を「PLiCO」に統一する。
JR神戸駅「夢見鶏」待合せに人集まらず <神戸新聞 2012/02/27 15:40>を編集

 JR神戸駅中央口の「待合せスポット」神戸夢見鶏(ゆめみどり)が、設置から約3年になるのに知名度が低く、人が集まらない。高さ約2.5m。風見鶏の装飾にきらめく積層ガラス。設置費用は約500万円という豪華なオブジェで、待合せ場所とはっきり書いてもいるのだが…。

 2009/03末、JRグループの観光企画「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」に合わせてJR西日本が設置した。神戸駅に不慣れな人の目印にというもてなしの施策だったという。

 しかし、思惑通りに人が待ち合わせない。

 休日の昼下がり。改札前の案内図付近には、待合せとみられる若者や家族連れらが常時10人近く集まっている。一方、50mほど離れた夢見鶏の周りは閑散とした状態。
 夢見鶏は改札口を出て湊川神社側の隅にある。両側をドアに挟まれ、人の往来は多い。風も入り込んでくるため、「寒そうで(待ち合わせに)使う気にならない」という声も聞かれる。
 近くの売店で夢見鶏の場所を尋ねる人もいるそうで、時々は活用されているようだが、女性店員(63)は「あまり人が集まっている感じはしませんね。オブジェ自体も、置かれている場所も目立たないですし…」と話す。

 設置から、間もなく3年。ぽつんとたたずむ姿を見ていると、六甲山と神戸港を表現したという緑色の輝きも、どこか寂しげに映る。JR西日本近畿統括本部広報グループは「改札前に置くことも検討したが、通勤時間帯は人の流れの妨げにもなり、端に置かざるを得なかった」と説明。移設などの予定はないといい、「(夢見鶏の)認知度が上がるのを待ちます」としている。

【人気の場所の条件は】
 全国の待合せスポットをみると、自然と人が集まるようになり、結果として有名になった場所が多い。心理学の専門家は「詳しい説明が不要」「一目瞭然で、とにかく目立つ」などと条件を挙げる。
 「人間は数少ない言葉で効率的に情報を伝えようとするもの」と話すのは、関西学院大学文学部教授(認知心理学)の浮田潤。待ち合わせ場所を決めるやりとりにも通じ、分かりやすい場所や物を選ぶ傾向にある。
 東京・JR渋谷駅前 忠犬ハチ公像などがその典型例。京都・京阪三条駅前 高山彦九郎像も独特の姿勢から土下座像という通称で学生らに知られている。

 神戸大学文学部准教授(社会心理学)の大坪庸介は「待ち合わせスポットをつくるなら、徹底的にPRするか、PRが不要なくらい目立たせることだ」と指摘する。後者に当てはまるのが阪急西宮北口駅構内にあるカリヨンの鐘。5mを超える高さに17個の鐘と3個の時計を備える。元は新駅舎の完成記念オブジェだったが、いつしか待ち合わせ場所となり、気を利かせた阪急がベンチやミストシャワーを取り付けた。
JR神戸線新長田駅:高架橋に重機が接触 <神戸新聞 2012/02/17 00:20>を編集

 2012/02/16 17:30頃、JR神戸線 新長田駅 西側(神戸市長田区松野通2)で、高架橋をくぐろうとしたトラックの荷台に積んでいたショベルカーのアーム部分が橋桁(高さ3.7m)に接触した。JR西日本は安全確認のため新長田~鷹取で運転を見合わせ、30分後に再開。計9本が部分運休し計23本が最大31分遅れ、約1.6万人に影響が出た。

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# 1か月1回くらいのレベルで衝突している。
「はまかぜ」海渡り再出発 ミャンマーに車両譲渡 <神戸新聞 2012/02/02 07:34>を編集

 JR西日本は2012/02/01、大阪、神戸、姫路と但馬を結ぶ特急「はまかぜ」として2010/11まで走っていたディーゼル車両を、ミャンマー鉄道省に譲渡すると発表した。40年以上にわたって活躍した旧国鉄車両だが、新天地で第二の人生を歩む。

 譲渡するのはキハ181系気動車15両で、1969~1972年に製造された。500馬力の大出力エンジンは山岳地帯に強く、山陰、東北、四国などで活躍した。「はまかぜ」が国内最後の運用だったが、2010/11に新型車両キハ189系に交代した。
 2011/06にミャンマー政府から「車両を譲ってほしい」との申し出があり、有償での譲渡が決定。金額は非公開だが、「かなり安価」(JR西日本)。JR西日本は2004年にもミャンマーにキハ58系気動車12両を譲渡したことがある。

 2012/02/06、02/08に山口県下関市のコンテナ基地から下関港まで陸送し、その後、船で運ぶ。外観デザインや内装は「はまかぜ」当時のまま使用するが、レール間隔(軌間)がJR在来線より67mm短いため、現地で足回りなどを改造する。

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茜色 播但駆ける 特急はまかぜに新型車両 <神戸新聞 2010/11/07>を添削

 神戸、姫路を経由して大阪と但馬を結ぶJR西日本の特急「はまかぜ」の新型ディーゼル車両キハ189系による営業運転が2010/11/07から始まり、姫路や豊岡など兵庫県内の各駅で記念式典が開かれた。茜色のラインが入ったステンレス製の車体が特徴で、それぞれの駅で鉄道ファンらが熱心にカメラに収めていた。

 「はまかぜ」はJR播但線を通る唯一の特急。約40年前に製造されたキハ181系が1982年から用いられてきたが、老朽化に伴い引退が決定。2010/11/06のマツバガニ漁解禁に合わせ、新製のキハ189系が投入された。

 新型車両は3両編成で計21両を製造。沿線の豊かな自然に映え、温かみが感じられるように茜色のラインを選んだ。最高時速は130kmで10kmアップ。また、車体強度を高めたほか、エンジンへの燃料噴射を電子制御にし、排ガス中の窒素酸化物を減らすなど環境に配慮した仕様になっている。
(以下略)

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さよならキハ181系「はまかぜ」 最後の定期運転 <神戸新聞 2010/11/06>を編集

 大阪、神戸、姫路と但馬を結ぶ特急「はまかぜ」のディーゼル車 キハ181系が2010/11/06、最後の定期運転を迎えた。旧国鉄時代に製造され、現役で走るディーゼル特急では最古参だった。ラストランを一目見ようと、多くの鉄道ファンが駅や沿線に集まり、引退を惜しんだ。2010/11/07の始発からは新型車両キハ189系が導入される。

 キハ181系は1968年に初号車が製造され、1982年に「はまかぜ」として運行が始まった。JR西日本は1970~1972年に造られた計26両を保有する。老朽化が目立つため、「かにカニはまかぜ」などの臨時列車に用いた後、2011/03末までに全車両を引退させる。
(以下略)

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新生「はまかぜ」利便性アップ <2010/03/19 読売新聞>を編集

 JR播但線経由で大阪と鳥取を結ぶ特急「はまかぜ」が2011春、新型車両キハ189系でデビューする。新型車両は現在、新潟トランシスの新潟事業所(新潟県聖籠町)で製造中だ。

 車体はステンレス製で、側面の窓ガラスの周辺に茜色のラインを施した。車内には、多目的室や一部の座席にモバイル用コンセントを設置するなどして乗客の利便性も高める。

 新型車両は計21両を製造する予定で、2010/03/19、1編成分(3両)を南福井(貨物駅)へ納入するための輸送が行われる。

 国鉄時代から主に山間部を走る特急用の車両として活躍し、現在は、はまかぜしか使われていない旧型のキハ181系は、キハ189系の導入に伴って、定期列車から姿を消す。

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「はまかぜ」新車両でホーム改修など支援 兵庫県と沿線市町 <2009/04/07>

 JR西日本が2011年春、特急「はまかぜ」に新型車両を導入するのに合わせ、兵庫県や沿線市町は駅ホームや信号の改良などで同社を支援する。
 山陰線や播但線の踏切や信号機の改良、新型車両に合わせた停車駅のホームかさ上げなどが必要になるため、総事業費9億3000万円のうち、8割を助成する。事業期間は2009~2013年度で、2009年度分の内訳は兵庫県が約4300万円、但馬5市町と神河町が計2100万円。

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JR西日本:特急「はまかぜ」に新車投入(2011年春) <JR西日本3月定例社長会見 2009/03/26>を基に

 JR西日本は、特急「はまかぜ」(大阪~浜坂・鳥取)に新製車両を投入すると発表した。2011年春頃に営業運転を開始予定。
 車両数は3両×7編成=21両。新製車両の車体はステンレス製、車両前頭部分は鋼製。
JR和田岬線:車両不具合で午前中運休 <神戸新聞 2011/12/27 09:21>を編集

 2011/12/27 07:00すぎ、JR和田岬駅(神戸市兵庫区和田宮通4)で、普通電車(兵庫発和田岬行き)の運転士から、「ブレーキの状態がおかしい」とJR西日本大阪総合指令所に連絡があった。JR西日本によると、到着の際に運転士が不具合を感じ、非常ブレーキを使って停止した。
 和田岬線はJR兵庫駅から分岐する単線で、このトラブルによる車両点検のために折返し運転ができず、JR西日本は午前中の運転(計12本)をすべて取りやめた。神戸市営地下鉄海岸線への振替輸送を行い、約3500人に影響した。
# 和田岬線の午前の運転は09:25で終了するので、振替輸送も09:30で終わり。

 和田岬線は朝夕のラッシュ時に1日17往復し、運休は通勤時間帯を直撃。和田岬駅では会社員男性(27)が「兵庫駅から20分ほどかけて歩いた」と足早に会社へ向かった。(後略)
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# 103系電車6両編成に鞭打って使ってます。

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利用客3割減 JR和田岬線の廃止検討 <神戸新聞 2011/02/15 15:15>を編集

 JR西日本が、神戸市兵庫区の和田岬線を廃止する方向で検討を始めることが分かった。神戸市営地下鉄海岸線の開通などで利用客が約3割減った上、「地域を分断している」として地元から廃止を求める声が上がっていた。JR西日本と神戸市は2011年度、地元団体を交えた協議の場を設け、廃止を前提に地域の活性化策を検討する。

 和田岬線はJR兵庫駅から分岐する支線の通称で長さ2.7km。終点の和田岬駅は1890(明治23)年に貨物駅として開業し、1911(明治44)年に旅客駅となった。

 和田岬駅の2009年度の乗降客数は1日約1万人。平日は朝夕のラッシュ時に計17往復を運行し、三菱重工業や三菱電機などで働く通勤客が主に利用している。だが、2001年開通の神戸市営地下鉄海岸線に乗客の一部が流出し、三菱の従業員の減少で乗客は約3割減っている。

 一方、神戸市は2009年度に兵庫運河活性化協議会を設立し、地元住民らと議論。第5次神戸市基本計画(2011~2025年度)で臨海部を重点活性化エリアと位置づけ、兵庫運河を生かしたまちづくりを進めている。

 兵庫運河活性化協議会では、運河を巡る船の運航や歩行者が回遊できるルートの整備を検討したが、その際に「和田岬線が地域を分断している」と指摘が出ていた。これを受け神戸市は2011/02/04、和田岬線の廃止を求める要望書をJR西日本に出した。

 和田岬線と競合する地下鉄海岸線の利用者数は、1日4万人(2009年度)と当初予測の13万人を大幅に下回っている。神戸市が廃止を求める背景には、約830億円の累積赤字を抱える海岸線の利用促進を図る狙いもあるとみられる。JR西日本は「まちづくりに協力する観点から存廃を検討する」と、廃止の方向で協議する。
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# 遠くからJRで来たら、和田岬線の分はたった3km増だから下手すれば「0円」増ですむ。地下鉄に乗ったら200円以上するじゃないか。バカらしい。

# ここも参照するとよい:http://mikkagashi.cocolog-nifty.com/kasukadari/2011/02/post-afd6.html

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JR西日本 和田岬線廃止検討 <2010/12/04 読売新聞>を添削

 JR西日本が、神戸市の市街地と臨海部を結ぶ和田岬線(兵庫~和田岬、2.5km)を早ければ2012年度にも廃止する方向で地元と協議に入ったことが分かった。JR西日本幹部は、線路が地域を分断して街づくりの妨げになっているという地元の意向があった、としている。
 和田岬線は1890年に開通し、臨海部にある工場への通勤の足として、現在は朝と夕方以降の計17往復(平日)が運行している。
 臨海部では、運河を生かした街づくりが進んでおり、船の運航や散策のルート設定をする際に、和田岬線が障害になっているという。
 JR西日本関係者は、「和田岬線の1日の乗降客数は約1万人あり、廃線にする差し迫った事情にないが、正式に地元の総意が示されれば、大事にしたい」としている。
 近くには、利用客が伸び悩む神戸市営地下鉄海岸線(新長田~三宮・花時計前)が走っており、和田岬線が廃線になれば、客は地下鉄に流れると見られる。
JR西日本 尼崎駅の駅舎増設へ <神戸新聞 2011/12/20 19:58>を編集

 JR西日本は2011/12/20、尼崎駅の混雑を緩和するため、駅舎の東側に新しい駅舎を増設すると発表した。駅舎の延床面積は現行の約2.6倍に広がる。2012/05ごろに着工し、2015年春ごろから利用を始める予定。

 尼崎駅はホームの上に改札口がある橋上駅で、新しい駅舎は現駅舎(約1700平方メートル)と通路を挟んだ東側に建設する。増設部分は延べ約2800平方メートルで、4本あるホームへの上り下りにはエスカレーターと階段をそれぞれ設置。店舗スペースを3カ所(計850平方メートル)設け、ホーム上の屋根も12、10両編成の電車に対応して延伸する。工事費は約50億円。

 尼崎駅はJR神戸線、JR宝塚線、JR東西線の結節駅で、1995年に橋上駅になった。乗降客は1995年度は1日約5万人だったが、新快速電車が停車するなどして利用客が伸び、2010年度には1日約8万人に増えている。乗換え客も1日約4万人に上ることから、ラッシュ時に既存の駅舎やホーム上で混雑が目立っていた。

JR西日本2012春ダイヤ改正 みずほ・さくら増発 <神戸新聞 2011/12/16 23:11>を編集

 JR西日本は2011/12/16、2012/03/17実施のダイヤ改正を発表した。
 利用が好調な山陽・九州新幹線の直通列車「みずほ」「さくら」を1日15往復から23往復に増やすとともに、所要時間を短縮。東海道・山陽新幹線では、東京から新神戸、姫路に向かう最終列車の出発時間を20分遅くするなど、航空便に対抗する。

 「みずほ」は1往復増の5往復、「さくら」は7往復増の18往復に。従来の「ひかり」の一部を「さくら」に置き換えるのに伴い、姫路駅の「さくら」停車が上下計8本から上下21本に増える。
 「みずほ」「さくら」の時間短縮は、新八代駅(熊本県)の通過速度が速くなるため。「みずほ」の最速ダイヤで、新神戸~鹿児島中央が3分縮め3時間29分、新神戸~熊本は1分縮め2時間45分になる。

 東京発の新幹線では、新神戸、姫路行き「のぞみ」の最終列車の出発時刻を20分繰り下げ、20:50発とする。20:30に東京を出る岡山行き「のぞみ」が西明石に停車する。新幹線では初代の0系車両に続いて投入された100系、300系車両が引退する。

 在来線では、播但線や山陰線の踏切などを改良し、特急「はまかぜ」(大阪~香住・浜坂・鳥取)を高速化。大阪発香住行き「はまかぜ3号」の所要時間が15分短い3時間17分になるなど、平均で7分以上短縮する。福知山線では、旧国鉄時代に製造された113系を新型225系や223系に置き換える。

 姫新線では、沿線自治体の負担で実施している増発の実験が2012/03で終わるのに伴い、運行本数を見直す。姫路~播磨新宮は利用増の効果が見られたため1往復減にとどめるが、播磨新宮~上月は1時間に1本から2時間に1本程度に減らす。

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2012年春ダイヤ改正について <JR西日本 2011/12/16>を編集

 JR西日本では、2012/03/17(土)にダイヤ改正を実施します。
 新幹線では、ご利用の好調な山陽・九州新幹線直通列車「みずほ」「さくら」の増発、在来線特急では、京都・大阪と南紀方面を結ぶ特急「くろしお」への新型車両の投入、アーバンネットワークでは、JR宝塚線・阪和線への新型車両の投入などを中心とした輸送改善を実施します。
 このたび、その内容がまとまりましたので、お知らせします。

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I. 新幹線
1. 「みずほ」「さくら」を増発し、九州へのご利用をさらに便利にします。
 山陽・九州新幹線直通列車「みずほ」「さくら」を朝夕時間帯を中心に増発します。「みずほ」は1往復増の5往復、「さくら」は7往復増の18往復、合わせて23往復となり、朝夕時間帯は概ね1時間あたり2本の運転となります。
 また、九州新幹線内の所要時間短縮により、新大阪~鹿児島中央は最速3時間42分(3分短縮)、新大阪~熊本は最速2時間58分(1分短縮)となります。

2. 「のぞみ」の運行体系を一部変更します。
 (1) 東京~新大阪間の「のぞみ」を岡山まで延長し、朝夕時間帯の東京~岡山運転の「のぞみ」を増発します。また、新たに西明石駅に下り「のぞみ」が1本停車します。
 (2) 姫路・徳山の「のぞみ」の停車回数が増加します。
 (3) 東京~博多の「のぞみ」のうち、1往復を東京~広島の設定とします。

3. 通勤・通学に便利な、停車駅の多い「ひかり」を設定します。
 新大阪~博多、岡山~広島で停車駅の多い「ひかり」を設定します。

4. その他
 (1) 100系車両、300系車両がダイヤ改正をもって運転を終了します。これにより、山陽新幹線を運転する列車はN700系、700系、500系の3種類となります。
 (2) 山陽新幹線内の「ひかりレールスター」「こだま」で運転している700系8両編成の6号車が禁煙となり、全車禁煙となります。なお、車内に喫煙できるスペースはありません。
 (3) 東京~岡山の「ひかり」を東京~新大阪の運転とするなど、「ひかり」「こだま」の設定を見直します。

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II. 在来線特急

1. 京都・新大阪と南紀方面を結ぶ特急「くろしお」に新型車両を投入します。また、列車名を特急「くろしお」に統一します。
 京都・新大阪~紀伊田辺・白浜を運転する特急「くろしお」に、新型車両(287系)を投入します(改正時は4往復、7月までに7往復)。
 また、京都・新大阪~南紀方面の列車名「オーシャンアロー」・「スーパーくろしお」・「くろしお」の3種類(合計16往復)を「くろしお」に統一します。

2. 特急「はまかぜ」の所要時間を短縮します。
 播但線、山陰線の高速化工事が完了することから、189系特急気動車の性能を活かした運転を行い、特急「はまかぜ」の所要時間を大阪~城崎温泉で平均6分短縮します。

3. 夜行列車の運転を見直します。
 寝台特急「日本海」(大阪~青森)、夜行急行「きたぐに」(大阪~新潟)の運転を取りやめます。なお、お客さまの多い時期に臨時列車として運転します。

4. 特急列車の停車駅を見直します
 (1) 京都・新大阪と南紀方面を結ぶ特急「くろしお」の停車駅を見直します。(日根野・海南・箕島・藤並・湯浅・南部)
 (2) 山陽地区と山陰地区を結ぶ特急「やくも」の停車駅を拡大します。(安来)
 (3) 関西空港特急「はるか」の停車駅を見直します。(山科)

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III. アーバンネットワーク

 新型車両(225系)をJR宝塚線・阪和線に投入します

1. JR宝塚線・福知山線
 JR宝塚線・福知山線(大阪~福知山)に新型車両(225系)を投入します。これにより、JR宝塚線の113系の運転を終了します。

2. 阪和線
 阪和線に新型車両(225系)を追加投入します。これにより、阪和線の「快速」は、225系・223系で運転します。(朝通勤時間帯の一部の「区間快速」を除く)

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IV. その他
 今回の改正において、一部線区の普通列車で設定見直しを実施します。これに伴い、列車の削減や行き先変更等が発生します。


2012年春ダイヤ改正について <2011/12/16 JR西日本 近畿統括本部>を編集

上記以外の内容
(1) 大阪環状線・JRゆめ咲線
1) 福島駅に快速が終日停車します
 すべての関空・紀州路快速、大和路快速が福島駅に終日停車します。

2) 12~15時台に大阪環状線とJRゆめ咲線を直通する列車を取り止めます
 大阪駅・ユニバーサルシティ駅発12~15時台に大阪環状線とJRゆめ咲線を直通運転する列車の運転を取り止め、JRゆめ咲線内のシャトル列車として運
転します。ユニバーサルシティ方面へは西九条駅でお乗換えとなります。

3) JRゆめ咲線を運転するすべての列車を8両編成に統一します
 現在6両編成で運転している西九条~桜島を結ぶシャトル列車を8両編成にします。これにより、直通列車を含めJRゆめ咲線を運転するすべての列車を8両編成に統一します。
 朝通勤時間帯の一部列車の運転を取り止めます。

(2) 北陸線
(省略)

(3) 琵琶湖線
 夜間時間帯の米原行特急「はるか」の新大阪・京都から草津・米原方面の所要時間を短縮します。これにより、新大阪・京都から草津・米原方面へのお帰りが便利になります。
 はるか3号(山科06:16発)・びわこエクスプレス(山科06:56発、22:12着)を除き、山科駅は通過します。

(4) 関西線
 伊賀上野・柘植方面から亀山方面への朝通勤時間帯の列車の運転間隔を見直し、約40分間隔します。

(5) 草津線
 貴生川方面から草津方面へ朝通勤時間帯に最大約30分開いている運転間隔を見直し、概ね15分間隔とすることによりご利用しやすいダイヤにします。
 関西線の列車ダイヤの見直しにあわせて、昼間時間帯の柘植駅での関西線との接続を維持するために、草津線の行先を変更します。このため、貴生川~柘植の時刻が大幅に変更となります。
 午前中及び夜間時間帯の一部列車の貴生川~柘植の運転を取り止めます。

(6) 学研都市線
 京橋方面から京田辺行最終電車を繰り下げ、京田辺発京橋方面行の始発電車を繰り上げます。昼間時間帯の普通の長尾~松井山手の運転を取り止めます。

(7) 奈良線
 木津駅での奈良線「みやこ路快速」から大和路線加茂方面、学研都市線京田辺方面への接続時間を拡大するため、奈良線のダイヤを終日にわたり変更します。

(8) 姫新線
 姫新線では、高速化工事が完了した2010/03から2年間試行的に列車増発を行っておりましたが、お客様のご利用状況にあわせて見直しを行います。
 【区間別運転本数の比較】試行増発前→現行→改正後
 姫路~余部:79本→90本→88本
 余部~本竜野:66本→68本→66本
 本竜野~播磨新宮:50本→68本→66本
 播磨新宮~佐用:26本→34本→28本
 佐用~上月:23本→35本→29本
撮り鉄警戒 特急救出作戦 JR新宮駅留置、京都まで385km <MSN産経 2011/11/12 22:50>を編集

 台風12号による紀伊半島豪雨のため、和歌山県新宮市のJR紀勢線新宮駅に留め置かれたままだった特急車両を機関車で牽引し、名古屋方面から京都へ回送する作業が2011/11/12夜、鉄道ファンが熱い視線を送る中で始まった。話題を呼んでいるのはJR西日本の車両がJR貨物の機関車に引かれJR東海の線路を走る、という光景が極めて珍しいためだ。過去には行きすぎたファンによるトラブルが問題化したことがあり、3社は警戒を強めている。

■ダイヤ流出

 2011/11/12 20時、「オーシャンアロー」として使われる283系1編成(6両)が機関車と牽引車に引っ張られ新宮駅を出発。駅のホームが見渡せる道路脇には約30人の撮り鉄が全国から駆け付け、車両をカメラで追った。
 出発時間は非公表だったが、鉄道ファン向けのインターネットサイトには、詳細なダイヤが流出。JR西日本の申入れにより情報は削除されたが、情報は口コミで広がり、夕方には脚立や三脚を置いて場所取りをするファンも。和歌山県警新宮警察署は線路内にファンが侵入することを警戒、パトカーを出して署員数人が目を光らせた。
 神戸市の男性会社員(24)は「機関車がオーシャンアローを牽引するのは珍しい。何としても撮りたいと思った」と興奮気味だった。

■話題に拍車

 和歌山県内の紀伊勝浦~新宮は橋梁が流され不通になり、三重県内の区間も非電化区間で走行できないため、新宮駅には特急「スーパーくろしお」2編成と特急「オーシャンアロー」1編成が取り残された。2011/12/03の紀勢線全線開通に向けて紀伊勝浦~新宮は橋梁の架替え工事が続いており、現在も不通のままだ。
 そのため、JR西日本は名古屋経由でJR西日本京都総合運転所(京都府向日市)に至る約385kmの区間を回送する計画を立案。JR東海、JR貨物に協力を依頼した。京都総合運転所では紀勢線の全面復旧に向け、車両を点検する。
 ファンが関心を寄せるのは、機関車が車両を牽引するのが新造車両の納品ぐらいに限られているため。しかも名古屋経由になったことに伴い、新宮駅以北の非電化区間を電車が走ることや、伊勢鉄道などの線路を走ることも珍しく、話題に拍車をかけているという。

■沿線にも…

 撮り鉄をめぐっては2010/02に大阪府柏原市のJR大和路線で、お座敷列車「あすか」を撮影しようと、約10人が線路内に侵入。大阪府警が鉄道営業法違反(鉄道地内立入)容疑で捜査する事態が起きた。
 回送日時を非公表としたのは、ファンが殺到しないよう混乱を防ぐためだったが、ダイヤがネットに掲載されたことについて、JR西日本関係者は「内部の人間しか知り得ないはずの情報なのに…」と困惑を隠せない。
 JR西日本はこれまで、沿線で撮影ポイントを探したり、回送を待ったりするファンの姿も確認。今後も残る2編成を順次回送する予定で、JR西日本社員は「トラブルが起こらなければいいが」と気をもんでいる。

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JRのドクター列車を救出、紀勢線再開で <MSN産経 2011/10/10 18:48>を編集

 台風12号の影響で不通になっていたJR紀勢線 熊野市~新宮の運転が2011/10/11に再開されることになり、新宮駅構内の留置線で孤立状態だった特急車両や在来線設備の安全を守る特殊車両が救出されることになった。
 この車両は、在来線の線路や信号通信設備などに異常がないか調べる特殊車両キヤ95系気動車(軌道・電気総合試験車、3両編成)で、安全を診断するという意味で、ドクター東海の愛称で呼ばれている。JR東海管内に2編成しかない貴重な車両だが、線路が寸断され、回送して他の路線で使えない状態が続いていた。

 JR東海によると、紀勢線では豪雨による増水で熊野市駅近くの井戸川橋梁の橋脚が流失、不通になったほか、新宮駅から和歌山寄りの区間でも橋梁が流され、線路が寸断。新宮駅構内に止めてあったドクター東海や特急車両など計15両が取り残されていた。
 特急車両が取り残されたことで車両不足に陥り、特急「ワイドビュー南紀」号は1日4往復から2往復に減便を余儀なくされていたが、熊野市~新宮が開通したことで車両の救出が可能になり、2011/10/11からは通常通りの4往復に戻るという。

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復旧しても「特急電車足りない」JR紀勢線 流された橋の向こうに3編成 <MSN産経 2011/09/26 14:00>を編集

 台風12号による紀伊半島豪雨で、半島を一周するJR紀勢線の複数の橋梁が流されたことから、新宮駅(和歌山県新宮市)の留置線にJR西日本とJR東海の特急列車が閉じ込められ、車両のやりくりがつかない状態となっている。特にJR西日本では影響が大きく、紀伊勝浦まで復旧したものの、運行本数は災害前の半分以下となる。

 JR西日本によると、紀勢線の特急には、京都・新大阪~白浜・新宮の「スーパーくろしお」「くろしお」「オーシャンアロー」があり、災害以前は白浜~新宮でも1日7往復が走っていた。だが、豪雨で那智川にかかる那智川橋梁(那智勝浦町)が流失したため、橋より東側にある新宮駅では、止めてあった「スーパーくろしお」2編成(12両)と「オーシャンアロー」1編成(6両)の計3編成が取り残されたため、特急3編成はしばらく使用不能だ。さらに白浜に止まっていた「オーシャンアロー」1編成も冠水で機器類が故障し、修理に手間取っている。計4編成が使えなくなったため、災害前と同規模での運行は難しいといい、2011/09/26に橋の手前にある紀伊勝浦まで復旧したものの、特急は2往復に減便する。

 一方、JR東海では、熊野市駅(三重県熊野市)構内の橋梁設備の一部が流されたことから、熊野市~新宮が不通となり、ディーゼル特急「ワイドビュー南紀」(名古屋~紀伊勝浦)2編成(8両)がやはり新宮駅に取り残された。熊野市駅の設備は2011/10には復旧する見込みというが、JR西日本が管理する新宮駅で冠水によるポイント故障もあり、JR東海では「駅のポイントが戻らなくては、不通は解消できない」としている。

 JR西日本の状況はさらに厳しい。紀勢線の特急は全て電車のため、非電化の熊野市~新宮を復旧させ、三重県経由で大回りをさせようとしても、自宅のある日根野電車区(大阪府泉佐野市)まで自力では戻れないからだ。解決に向けた具体的な計画や方法について両社とも「今の段階では何とも言えない」としており、問題の解決までにはまだ時間が必要という。

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紀勢線120km不通「復旧めど立たず」 <MSN産経 2011/09/13 11:29>を編集

 台風12号の豪雨に見舞われた和歌山県沿岸部の鉄道網の復旧が滞っている。和歌山県南部のJR紀勢線が約120kmにわたって運休。被害状況の把握すらままならない場所もあり、全線復旧の見通しは立っていない。

■バスで三重県に…強いられる大回り

 和歌山県那智勝浦町を流れる那智川の氾濫で崩落した那智川橋梁は、全長約40mのうち約25mが流失した。変電所の浸水や踏切への土砂の流入といった被害もあり、JR紀勢線は白浜~新宮の95.2km、新宮~熊野市の22.6kmが不通となっている。

 JR西日本は京都・新大阪~新宮の特急「オーシャンアロー」「スーパーくろしお」の一部などの運転をとりやめ、住民の足を確保するため代替バスの運行を始めたが、利用者の不便は解消されていない。

 那智勝浦町の住民(41)は「通勤で列車を利用しているが、車がないのでバスを使うしかない」。和歌山県新宮市の住民(58)は「バスで三重県に向かい、そこから大阪を目指すしかない」と話し、不通の影響で出張ルートの変更を余儀なくされたという。

 南海高野線も、和歌山県橋本市の紀ノ川橋梁(全長約217m)で橋脚の一部が最大約6cm、線路も約1.2cmずれていることが判明。橋本~紀伊清水の3.1kmが運休となっている。

 運行再開の見通しについて、JR西日本和歌山支社は「相当な時間を要するとみられるが、めどは立っていない」と説明。復旧の遅れは、秋の行楽シーズンを迎える南紀の観光地にも影響を与えるのは必至だ。

 ホエールウオッチングやダイビングスポットとして人気が高い串本町では、宿泊予約のキャンセルが相次いでおり、串本町観光協会の女性職員(24)は「影響がどれくらい広がるのか、想像もつかない」と表情を曇らせている。

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<JR西日本 社長会見 2011/09/14>を編集

1.台風12号に関する今後の取り組みについて
 台風12号により白浜駅および新宮駅の冠水や、橋梁の流失、車両が一部使用不能となるなどの被害が発生し、2011/09/14現在、白浜~新宮駅間において運転を見合わせております。
 まず、現在使用不能になっております紀伊日置~周参見駅間の橋梁を2011/09/17より使用再開します。現在、関西方面からは白浜駅まで運行しておりますが、使用再開後は串本駅までの運行が可能となります。
 次に、現在使用不能になっております紀伊浦神~下里駅間の橋梁を2011/09/26より使用再開します。これにより、串本~紀伊勝浦駅間において運行が可能となります。
 これにあわせ、京都・新大阪~紀伊勝浦駅間において特急列車を2往復運行させます。関西方面からは、京都駅08:36発で紀伊勝浦駅12:42着、および新大阪駅13:00発で紀伊勝浦駅16:38着の2本を設定します。観光のお客様が旅館にちょうどよい時間帯に到着することができるよう、時刻を設定しております。
 2往復しか設定できないのは、大雨の影響により、現在使用できない車両があるためです。白浜駅に留置中のオーシャンアロー編成については、床下への浸水のため当分の間使用不可能です。新宮駅に留置中のオーシャンアロー1編成およびスーパーくろしお2編成については、線路寸断の影響により回送ができない状態です。線路復旧後はこれらを早く回送させ、特急列車の運行本数を増やしたいと考えております。
 紀伊勝浦~新宮駅間約15kmの区間においては、現在被害状況を調査中です。今後、和歌山県とも協議し、できるだけ早い復旧を目指し取り組みたいと考えております。しかし、調査、設計、着工という手順が必要である以上、復旧までは時間を要すると考えております。復旧まではバスによる代行輸送を行います。
JR神戸線 朝霧 でATS誤作動 <神戸新聞 2011/10/15 09:14>を編集

 2011/10/15 06:40頃、JR神戸線朝霧駅(明石市大蔵谷)で、普通電車(西明石発高槻行き)が発車直後、自動列車停止装置(ATS)が作動し、停車した。特に異常はみられず、3分後に運転を再開したが、再びATSが作動。次の舞子駅まで徐行運転し、車両を確認したが異常は見つからなかった。
 JR西日本によると、2度の作動はいずれも加速時で、速度超過のためではなく誤作動とみられる。JR西日本は終点の高槻駅で電車を検査し、詳しい原因を調べる。
 このトラブルで、8本が運休。この電車が33分遅れるなどし、約9300人に影響した。

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西明石駅のATS設備に不具合 JR神戸線で遅れ <神戸新聞 2011/09/16 11:45>を編集

 2011/09/16 05:18頃、JR神戸線 西明石駅で、下り普通電車(西明石発播州赤穂行)が発車した直後に自動列車停止装置(ATS)が作動、緊急停止した。運転士が調べたが電車には異常がみられず、約5分後に運転を再開した。その後も普通電車と快速電車が発着する5、6番の下りホームで電車のATSが次々に作動、JR神戸線を中心に23本が運休、25本に遅れが生じ、1.9万人に影響した。いずれも電車には異常がなく、JR西日本は駅構内のATS設備に不具合があるとみて調べている。

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【JR神戸線】信号トラブル 列車の遅れ <JRおでかけネット 2011/09/10>を編集
 2011/09/10 09:16頃、JR神戸線 西明石駅で発生した信号トラブルのため、大阪方面の快速電車は運転線路を変更して運転しています。JR神戸線・JR京都線の列車に10~30分の遅れや運転取り止めがでています。なお、大阪方面の快速電車はしばらくの間、舞子駅・垂水駅・須磨駅は停車いたしません。

【JR神戸線】信号の確認 列車の遅れ <JRおでかけネット 2011/09/14>を編集
 2011/09/14 04:25頃、JR神戸線 西明石~明石の普通・快速電車が通る線路で信号の確認のため、神戸、大阪方面行きの普通電車は速度を落として運転していましたが、04:51に通常速度で運転を再開しました。そのためJR神戸線の一部列車に15分前後の遅れが出ています。

【JR神戸線】信号の確認 列車の遅れ <JRおでかけネット 2011/09/14>を編集
 2011/09/14 08:52頃、JR神戸線 大久保駅付近の信号の確認を行っていたため一部の区間で速度を落として運転していましたが、処置が完了し、現在は通常速度で運転しています。信号の確認を行った影響で、JR神戸線・JR京都線の一部の列車に5~15分の遅れや運転取り止めがでています。

【JR神戸線】信号の確認 列車の遅れ <JRおでかけネット 2011/09/16>を編集
 2011/09/16 05:18頃、JR神戸線 西明石駅で信号の確認を行っています。このため、JR神戸線・JR京都線一部電車に10~30分の遅れや運転取り止めがでています。
JR西日本9月定例社長会見 <JR西日本 2011/09/14>を編集

2 最近の営業・輸送状況
(集計表省略)
(1) 運輸取扱収入の状況
(省略)

(2) 新幹線・在来線特急・アーバンネットワークのご利用状況
(省略)

(3) 山陽・九州新幹線直通運転開始半年のご利用状況について
(集計表省略)
(一部省略)
 2011/04~2011/06の航空機による輸送人員と、新幹線の輸送人員(自動改札機の入場実績)を合算すると、京阪神~熊本方面において対前年比137%、京阪神~鹿児島方面において126%となっており、旅行のお客様のパイが約3割拡大していると考えられます。私どもも各種キャンペーンを行うことにより九州地区の魅力を訴求してまいりましたが、その効果が新幹線のみならず航空機においても現れ、旅行のお客様全体のパイが拡大したものと考えております。

# <神戸新聞記事 2011/09/14 20:46>を編集
 JR西日本は2011/09/14、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業後、京阪神から鉄道か航空機で南九州に移動する人のうち、鉄道の占める割合が熊本行きで約6割(開業前約3割)、鹿児島行きで約4割(開業前1割)に拡大したことを明らかにした。社長の佐々木隆之が会見で述べた。来春、新大阪~鹿児島中央の「みずほ」「さくら」を増便させる考えも示した。
 鉄道は2011/04~2011/06、京阪神~熊本が前年比2.4倍、京阪神~鹿児島が4.5倍と急増、航空機は約15%減った。佐々木は「航空と鉄道の全体でほぼ3割増え、パイが拡大した」と強調した。
 来春のダイヤ改正までに直通車両10編成を加える予定で、現在1日15往復の直通運転を増やす方針。ただ、京阪神から九州への乗客に比べて九州から来る人は半分程度といい、佐々木は「九州で関西の魅力をPRしていきたい」と述べた。
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3 「熊本・宮崎・鹿児島デスティネーションキャンペーン」の開催について
(省略)

4 JR京都線、JR神戸線における列車折り返し設備の新設について
 安定輸送対策として、JR京都線、JR神戸線において列車折返し設備を新設し、ダイヤの乱れを局所化する取組を行います。整備箇所は尼崎駅、吹田駅、灘駅です。整備完了予定は、尼崎駅が2012/01、吹田駅が2012/02、灘駅が2012/03です。
 整備により輸送がどのように改善されるかについて吹田駅を例に説明します。京都~吹田において大規模な輸送障害が発生した場合、大阪駅以西における運行について、これまでは普通列車と快速列車を大阪駅で折返し運転させ、これにより新快速列車は折返しができず1本も運転させることができませんでした。
 そこで、吹田駅に折返し設備を新設することにより、普通列車の大阪~吹田の運転が可能となり、快速列車も吹田駅折返しとして大阪~新大阪における運転を確保し、新快速列車については大阪~姫路の運転を確保することが可能になります。このような設備を尼崎駅と灘駅にも設置します。


# <神戸新聞記事 2011/09/15 08:21>を編集
 JR西日本は2011/03/14、JR神戸線、JR京都線で人身事故などでダイヤが乱れたときの影響範囲を小さくするため、2012/03までに尼崎、吹田、灘の3駅構内に電車の折返し設備を設けると発表した。
 尼崎駅では、12両編成でも下り線から上り線に折り返せるよう、引上線を延長。吹田駅、灘駅では上り線から下り線に移る渡り線を各2本設ける。投資額は約17億円。
 この整備で、吹田~京都で事故があれば京都~姫路で止めていた新快速の運転が大阪~姫路で可能に。大阪~灘の事故では全電車が西明石~大阪で運転できなかったが、普通は西明石~灘で運転できるようになる。「最低限、姫路方面から三ノ宮への輸送は確保できる」という。
 JR西日本によると、京阪神では運休や30分以上の遅れが出るトラブルが年間約300件起き、JR神戸線、JR京都線では、事故の影響が広範囲に及ぶことが課題になっている。
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5 節電の取り組みについて
(省略)
JR姫新線:播磨新宮駅 油漏れについて <JR西日本 2011/09/01>を編集

1 発生日時
 2011/08/31(水)23:59頃

2 場所
 姫新線 播磨新宮駅構内

3 列車名
 姫路23:16発 播磨新宮23:45行 下り普通列車 4両編成 乗客数約10名

4 概況
 2011/08/31 23:59頃、当該列車の運転士は、播磨新宮駅到着後に列車の点検をしたところ、2号車の床下から燃料が漏れているのを発見しました。その後、検査係員が検査を行ったところ、燃料タンクからエンジンへ燃料を送るパイプの継ぎ目のボルトが緩んでおり、そこから燃料(軽油)が漏れていることが判明しました。
 当該車両の走行経路を確認した結果、姫路駅と播磨新宮駅の線路上に油の付着を発見しています。

※注釈 燃料は軽油、約200Lが漏れたと推定されます。
※注釈 燃料が漏れた走行区間は22.1km。
※注釈 車両の他の床下機器には異常は認められず、また、漏れた軽油の発火などはありませんでした。
※注釈 お客様に怪我などはありませんでした。

5 原因
 燃料タンクからエンジンへ燃料を送るパイプの継ぎ目のボルトが緩んでいたため。

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JR姫新線:特急列車の油漏れについて <JR西日本 2011/06/11>を編集

1 発生日時
 2011/06/10(金)23:00頃

2 場所
 西鳥取車両支部

3 列車名
 大阪18:05発 鳥取22:33行(播但線経由)下り特急列車「はまかぜ5号」6両編成

4 概況
 2011/06/10 23:00頃、西鳥取車両支部で係員が、当該列車の4号車の燃料計が、ゼロを表示しているのを認めました。このため列車の点検をしたところ、4号車床下にある燃料フィルターに亀裂(1カ所、長さ25mm)が入っており、そこから燃料(軽油)が漏れていることがわかりました。
 当該車両の走行経路を確認した結果、姫路駅と豊岡駅の線路上に油が付着していました。また、寺前駅、生野駅の線路上に油が付着しているのを確認しました。

※注釈 燃料フィルターは、燃料タンクからエンジン本体へ燃料を供給する経路の途中に取り付けられており、燃料の不純物を取り除く装置です。
※注釈 燃料は軽油、約400Lが漏れたものと推定されます。
※注釈 車両の他の床下機器には異常は認められず、また、漏れた軽油の発火などはありませんでした。
※注釈 お客様に怪我などはありませんでした。 

5 原因その他
 燃料フィルターに亀裂が入り、油漏れが発生しましたが、亀裂の原因については調査中です。
JR西日本:普通電車、加速区間を短縮し26%節電 <読売新聞 2011/08/18 17:34>を編集

 JR西日本の明石電車区(明石市)が、消費電力を最大で26%削減できる普通電車の運転法を開発、酷暑で関西電力の綱渡りの電力供給が続くなか、JR神戸線で節電に貢献している。JR西日本では2011/07、他の全ての電車区にも同様の運転法の開発を指示、全社的にエコ運転を行う準備を始めた。

 電車は、駅を発車してモーターをフル回転させ最高速度に加速するまでの間に最も電気を使う。明石電車区では2008年の夏、若手運転士7人が、加速区間を短くして最高速度も低く抑え、ダイヤも厳密に守れるエコ運転法を探った。その結果、時速75km/hまで加速すると決められている鷹取~須磨海浜公園では、60km/hで加速をやめて惰行運転しても、ダイヤ通りの1分22秒で走れることがわかった。モーターを回す時間を10秒短くできた。
 西明石~大阪の他の25駅間で同様の運転法を開発し、消費電力を計測した。最新型の321系電車で走ると、通常運転で最大516kWhの電気を使うが、エコ運転だと354kWhまで削減できた。上り下りの列車14本で比較すると、8~26%の節電率だった。
 全ての321系電車が西明石~大阪で1年間エコ運転した場合の最大の見積りでは、299万kWhの節電、1095tのCO2削減に貢献でき、電気代も3900万円安くできるという。
JR西日本がミリング式レール削正車を公開 <MSN産経 2011/08/10 21:59><神戸新聞 2011/08/11 08:33>を基に

 JR西日本は国内の鉄道事業者で初めて、レールの表面を削って整えるミリング式レール削正車を導入し、2011/08/10、報道陣に公開した。2011/09以降、京阪神の在来線のレールの保守作業で使用する。

 車両(全長21.5m、重さ68t)はオーストリアのリンジンガー製。ディーゼルエンジンで動き、合金製超硬カッター刃を装備した車輪状のミリングホイールが、レールの表面を0.3~1.0mm削り取る仕組み。1時間に最大約1kmの作業が可能。従来の砥石式の車両では作業区間を何度も往復しないと削れなかったが、新型車は1回の走行で削ることができ、作業時間を1/6に短縮。削りかすは吸引装置で回収し、粉塵を出さない。価格は約12億円。

 この日は、御着基地(姫路市四郷町山脇)でデモ運転と安全祈願式が催され、オーストリア大使館職員やリンジンガー社社長らが出席。オーストリア式の式典もあり、モーツァルトの曲を流し、シャンパンで祝った。
大阪駅ホーム屋根をガラス張りに 雨防止と眺望確保 <共同通信 2011/07/01 20:00>を添削

 JR西日本は2011/07/01、大阪駅のホーム上にある屋根の一部をガラス張りにすると発表した。雨の吹き込み防止と眺望の確保が目的で、2011/03末の完成を目指す。3~10番線までの4つのホームが対象。2011/08下旬から工事を始め、既存の屋根は随時撤去する。

 2011/05に全面開業した新しい大阪駅に設置されたドーム屋根は、各ホームから吹き抜けの構造で開放感が売り。ホーム上の屋根は両端を除いて撤去する予定だったが、雨天時に風向きや風速によって雨が吹き込むケースがあることが判明。一部の屋根をガラスに取り換えることにした。
新型特急電車「287系」の概要について <JR西日本 2011/08/04>を添削

 京都・大阪地区から和歌山・南紀地区を結ぶ特急「くろしお」に使用する新型特急形電車を投入しますので、その概要についてお知らせします。

新型特急電車「278系」

詳細

1.形式:287系特急形直流電車

2.投入車両数:51両(6両編成6本、3両編成5本)

3.最高運転速度:時速130km

4.安全性向上のための対策
 さらなる安全性向上のため、287系「こうのとり」と同様に車体の構造強化を行います。
 ・オフセット衝突対策
 ・衝撃吸収構造の採用

5.デザイン
 ・先頭形状については、287系「こうのとり」などと同様に、「サンダーバード」などJR西日本の特急のデザインを踏襲しつつ、新たなデザインとしました。
 ・現行の283系「オーシャンアロー」、381系「くろしお」でも馴染みのあるオーシャングリーン色のラインを採用しました。

6.客室設備
 287系「こうのとり」などと同様に、新型「サンダーバード」のコンセプトを踏襲した客室設備とし、車内での居住性、快適性を向上させます。

【快適な車両】
 ・座席の座り心地を向上するとともに、足元のスペースを広げます。
 ・女性のお客様が安心、快適にご利用いただけるよう、女性専用トイレを設定します。

【バリアフリー対応】
 ・急病のお客様や、授乳など幅広くご利用いただける多目的室を設けます。
 ・車イス対応トイレを設置し、誰もが快適にご利用いただけるようにします。
 ・グリーン車の全座席、普通車の車両最前部・最後部座席にモバイル用コンセントを設置します。
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